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2016年8月13日 (土)

伊方原発3号機は直ちに停止を

伊方原発3号機は直ちに停止を

 

四国電力は12日午前、多くの反対の声を無視し、伊方原発3号機の再稼働を開始しました。

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              四国電力伊方原発:左奥ブルーの円形が3号機

広島県原水禁と広島県平和運動センターは、これに抗議し12日午後0時15分から30分間、石畳が焼け付くような厳しい暑さの中、50名が参加し平和公園慰霊碑前で座り込みを行いました。

座り込みの始めにあいさつした金子県原水禁代表委員は、「福島事故の終息もままならない中で、福島を忘れたかのごとく、原発が再稼働されている。原発事故がひとたび起これば、多くの放射線被害者を作り出す。放射能被害の恐ろしさを最もよく知る広島は、どの原発であれ、再稼働を絶対に認めることはできない」ことを強調するとともに、地元住民への世論調査で「地震への不安が非常に大きい」ことが明らかになっていることを紹介しながら、「4月の熊本地震で深刻な被害が発生した。伊方原発のすぐ近くには、中央構造線が走り、地震による影響が極めて深刻であるにもかかわらず、地震との関係が十分に検証されていない」と厳しく批判しました。さらに「万が一事故が発生した時の避難計画も、地震に因るがけ崩れなどによる道路の寸断などへの対策は不十分であり、この点からも住民の安全を考えたものとなっていない」ことを指摘しました。

広島県原水禁・平和運動センターは、「原発再稼働に抗議するとともに停止を求める」文書を、四国電力佐伯勇人社長あてに、FAXで送付しました。

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安倍政権は、なし崩し的に「原発再稼働」を強行しようとしていますが、高浜原発の「再稼働を差し止める」大津地裁判決や、参議院選挙の投票日と同日で行われた鹿児島県知事選挙の結果にも示されているように「原発再稼働を認めない」という声は、依然として根強く広がっています。

この夏も厳しい暑さが続いていますが、どこでも「電力不足」を危惧する声は上がっていません。原発に頼らなくても電力を十分に賄うことできることは、証明されています。

企業論理だけを優先させて、これほど危険な原発再稼働への道を進むことは絶対に認められません。ひとたび事故が起れば、どんなに悲惨な事態を招くかは、残念なことですが福島が証明しています。

5年前、「福島の事故」を体験して多くの人たちが、「核と人類は共存できない」ことを実感したはずです。今改めて「福島で何が起きているのか」に向き合うことが求められています。福島を決して忘れてはなりません。過去を忘れた時、再び過ち繰り返すことを肝に銘じなければならないと思います。

 

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ところで、座り込みのため平和公園を訪れたとき、ビックリする光景に出会いました。オバマ大統領の広島訪問後、平和公園を訪れる人たちが、増えたことは聞いていました。それを実感することになりました。入館を待つ人たちの列が、資料館東館の入り口から資料館下へと延び、一番長い時には、資料館本館の西の端まで続いていました。また慰霊碑にお参りする人たちの列も、まったく日差しを遮るものもない中ですが、慰霊碑前の階段下を超えるほど続いていました。オバマ効果の一つといってよいでしょう。

 

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