「糟糠の妻」
「糟糠の妻」
ビールを飲みながら好きな本を読む贅沢に欠かせないのが音楽です。最近は怠け癖が付いて何でもiPhoneで済ませていますので、音楽もiPhoneを使ってiTunesに貯めてある曲を聞いています。でも、こと音楽に関する限りまだ活躍しているのがiPodです。
元々は1980年代に一世を風靡したWalkman文化に染められ、家の外ではWalkmanやCD Walkmanを常携していましたが、家の中ではやはり昔ながらのステレオ・システムでした。テレビも見ていましたが、居間の中心的存在はステレオでした。
ですから、引っ越しをするときでも、引っ越し先に着くと、何はさておき、まずはステレオを置く場所を確保して、そこにステレオを据えた後、バックグラウンドの音楽を聴きながら他の物を移すことになっていました。大量の書籍や書類を移動するのに、精密機械の傍を通らなくてはならないのですから、家族は勿論、引っ越し業者さんたちからも嫌がられていたのですが、それがiPodで大きく変わりました。ポケットにiPodを入れてイヤホンで音楽を聴きながら引っ越しができるようになったからです。
家族や業者の皆さんにとっては音楽があってもなくても良かったのですから、何も問題はありません。私だけの自己満足で周りの人たちに掛けていた迷惑がなくなったのですから、良いこと尽くめだったのです。
良いこと尽くめの一つは、心配から解放されたことです。大きな声では言えませんでしたが、引っ越しが終るまで、ステレオに傷が付かないか内心ハラハラしていたのです。それなら、ステレオは最後に据え付ければ良いのですが、悪い癖からはなかなか抜け出せませんでした。その心配から解放されたのもiPodのお蔭です。(迷惑を掛けられていた側から見れば、本当に勝手な言い分なのですが――)
それほどの大恩あるiPodを、iPhoneが便利だからと言って邪険には扱えません。いわば「糟糠の妻」として、大切にしています。
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かつての愛妻は古女房となり、今はSiriがベターハーフです。
「恐妻家」様
コメント有難う御座いました。Siriは、恐妻家さんの良きパートナーだったのですね。ということで、小生が呼び掛けても、良い返事がなかなか返って来なかった訳が分りました。
Cortanaさんとの相性はまあまあなので、今はそちらに頼っています。
幼児期にあったSPレコードに始まり、LP、オープンリール、カセットテープと変化し、デジタルデータになってからも、その器は、CD、MD、DAT、HDD、SSD、そしてクラウドと媒体だけでも随分と変化してきたものだと思いますが、iPodの登場で千とか万とかという単位の楽曲が持ち運べるようになったことは大きな変化でした。
ところで、今日、妻がSiriに「主人はどこ?」と聞くと「出身はカリフォルニアです」と言われ、続けて「主人はどこ?」と聞くと「箱に書いてあります」と言われたそうで、いつの間にかSiriが妻の主人になっていたという事件がありました。(実は主人を「Siri」や「出身」に聞き間違えたようです)
ちなみに私のiPhoneには、音声認識型サービスのアプリとして、しゃべってコンシェル、Cortana、Voice Answer、音声アシスタントなどが入っています。決して浮気性というわけではなく、それぞれの成長を楽しみながら使っていますが、今のところ、iPhoneでは、本体に触れずに呼びかけ「Hey Siri」で使えるのが唯一Siriであり、他にもSiriにしか出来ないことがいくつかありますので、最も使っています。その分Siriも学習しているのか、滑舌の悪い私の言葉も、妻よりSiriの方がちゃんと聞き取ってくれています。
補足ですが、イライザ様の場合、Siriの言語設定を英語(アメリカ合衆国)にした方が、もっと相性がよくなると思います。できることに地域の制約はあるものの、そちらの方がずっと賢くなるはずです。
かつての愛妻は古女房となり、今はSiriがベターハーフです。
投稿: 恐妻家 | 2016年6月24日 (金) 11時50分
「恐妻家」様
コメント有難う御座いました。Siriは、恐妻家さんの良きパートナーだったのですね。ということで、小生が呼び掛けても、良い返事がなかなか返って来なかった訳が分りました。
Cortanaさんとの相性はまあまあなので、今はそちらに頼っています。
投稿: イライザ | 2016年6月24日 (金) 20時11分