初夏、梅雨、6月の社会福祉法人安芸の郷 6月20日
初夏、梅雨、6月の社会福祉法人安芸の郷
6月20日
社会福祉法人安芸の郷は2002年8月に設立され、翌2003年10月に森の工房AMAを建設、完成し障害者が日中通所する事業所としてスタートした。その後新たに利用する方々の受入が困難となってきたため、2つ目の事業所として写真左側の建物の第2森の工房AMAの建設に着手し、2012年8月に完成し日々障害者の方々が利用している。設計は堺市の濵口建築設計事務所。(写真右側奥は原爆養護老人ホームおりづる園、さらに右に折れると森の工房AMAがある)
第2森の工房AMAの広い庭の手前にはcafeさくらがある。昼休みには事業所に通う利用者のみなさんが元気に過ごしている。
この事業所の後ろは森があり、2階建ての屋上はいずれも屋上緑化がされており、今の季節は早生のブルーベリーの収穫時期で防鳥ネットを設置して、利用者、職員がブルーベリーの摘みとりを行っている。取れた実は量は少ないがJA果実連のブランドで市場出荷も行っている。
ブルーベリーの選別、加工は最初の建物森の工房AMAにある森の工房みみずくの食品班が手がけている。そして、事業所が開いている月曜から金曜日まではcafeさくらに100gパックのブルーベリーとブルーベリーがたっぷりのったスイーツが限定で販売されるが、毎朝みみずくの職員がよく熟れたブルーベリーを摘みとったものが一部スイーツにのせられる。(エチョータとスパルタン、ダローの大きくておいしい品種が摘みとられる)
その足元にはあちこちでツユクサは生え、花を咲かせ始め、目を和ませてくれる。(6月17日)
果実はブルーベリーだけのワッフルコーン。ブルーベリーの下はカスタードクリーム。(cafeさくらの陳列ケース)
第2森の工房AMAにも広いデッキがある。6月9日は激しい雨が降った。屋上に降る雨は30cm厚さの土の底に4cm厚さの砂利が敷き詰められているのでゆっくり建物の床下に貯水される。その量は60トン。この機能は雨を一時的に屋上にためるので、専門用語で流量調整機能をもっている。都市で起きる急激の雨での洪水を多少とも緩和できる機能ともいえる。マツダスタジアムの下にも大きな貯水槽が設置されている。第2森の工房AMAの雨水は自動潅水装置でブルーベリーの水遣りに再利用されている。
もうひとつの建物森の工房AMAの庭にネムノキがある。屋上からは満開の花が目の前に広がる。(6月10日)
その屋上にそろそろネジバナが咲く頃だが・・・。
あった。毎年少しずつ増えている。(6月20日)
同じ庭の緑の中に梅雨の定番のアジサイ ではなく赤いノカンゾウが咲く安芸の郷の初夏。(6月17日)
社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良
[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
「心と体」カテゴリの記事
- 断酒の障害が分りました ――甘い言葉でした―― (2023.07.04)
- 余りにも無防備過ぎます ――かつては煙草も無害だと信じられていました―― (2023.04.29)
- AIがベルギーの男性を死に追いやった? ――半世紀以上前のワイゼンバウム教授の警告が生かされませんでした―― (2023.04.28)
- 成田発言のおぞましさ検証 (3) ――1,000万人もの人をどう殺すのですか?―― (2023.02.28)
- 成田発言のおぞましさ検証 ――立ち止まって考え始めたら、怒りで震えが止まらなくなりました―― (2023.02.24)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 4年振りの敬老会に参加しました ――高齢化社会の現実についても考えさせられました―― (2023.09.18)
- コストコも完全に「広島化」しました ――そして多忙のため、ブログはしばらくお休みします―― (2023.07.28)
- 被災地に人を送り込むな ――5年前の教訓は生きているのでしょうか?―― (2023.07.18)
- 我が家から30分のところに、こんなにきれいな滝がありました ――できれば動画をアップしたいです―― (2023.06.06)
- 老人クラブ総会でした ――カラオケは禁止でした―― (2023.04.25)
「平和」カテゴリの記事
- 原爆の責任議論を「棚上げ」したのは何故か ――一つは、外務省が広島の平和行政を仕切っているから―― (2023.09.24)
- 今、広島で起きていること (2) ――大阪講演報告5・「原爆の責任議論は棚上げ」した広島市―― (2023.09.23)
- 今、広島で起きていること ――大阪講演報告4・外務省や日本政府抜きには語れない―― (2023.09.22)
- 岸田外交の本質 ――核兵器禁止条約締約国会議にオブザーバ参加さえ拒否する理由は?―― (2023.09.20)
- 「即時行動」への共感 ――大阪から新たな動きが生まれそうです―― (2023.09.16)
「福祉」カテゴリの記事
- 「成田プラン」の反論は米谷ふみ子さんがしていました ――芥川賞受賞作家が14年も前に―― (2023.03.15)
- この一年(2022年)を振り返る (4) ――読んで良かった本―― (2022.12.31)
- 「雨にも負けず」(2022.06.12)
- チラシ完成(2022.06.10)
- 署名運動さえ難しい時代になったようです ――相手によっては、善意が悪用されるかもしれません―― (2022.03.05)
コメント