ないものねだり
ないものねだり
憲法記念日の集会は全国で開かれましたので、私が参加した神戸の様子をお知らせする積りだったのですが、メモを取れませんでしたので、中途半端な報告しかできません。急遽、別のトピックをと考えてみたのですが、このところ時間の掛かる仕事を抱えているため、続編をお約束しているいくつかのテーマも未消化な状態です。そこで、最近、私がはまっている食べ物、飲み物を紹介させて頂きたいと思います。
とは言っても、「広島ブログ」で多くの皆さんがアップしていらっしゃる、写真入りのしかも詳しく役に立つおいしそうなレポートはとてもできそうにもありません。では、このエントリーに何のメリットがあるのかと言えば、人間は昔食べたものの記憶を持ち続けていて、それも歳とともに変わっているらしいという感想くらいしか思い付きません。
昔、アメリカにまだ日本食のレストランも少なく、あっても値段が高く頻繁には行けなかった頃のボストンなのですが、それでもうどんやそばはありましたし、新鮮な魚も手に入りましたので、刺身くらいは食べられました。肉は豊富にありますし、醤油も手に入りましたので、すき焼きもできました。てんぷらは難しかったのですが、恐らくケンタッキー・フライド・チキン等、アメリカの食べ物を代用品として食べることで何とか満足していたような気がします。
一番食べたくて、食べられなかったのが、酢の物です。お酢はあっても、料理の知識のない私が作るのは無理でしたし、ピクルズ等で代用するには味が違い過ぎました。日本に戻ると美味しい酢の物が食べられて、ホッとしたことを覚えています。
でも、生活の本拠が日本に移ると、その酢の物に執着することが少なくなりました。今度は、アメリカで食べていて、なかなか日本では手に入らないもの、あるいは日本では高価なものを渇望するようになりました。
その一つが、マカデミア・ナッツです。下の写真はハワイからのお土産として貰いました。今、毎日数粒ずつ大切に食べています。ここで、変なカタカナ語との関連に気付いたのですが、日本では普通「マカダミア・ナッツ」と表記されます。元々の英語表記は「macadamia nuts」ですので、これをローマ字読みにして「マカダミア」にしたのだと思いますが、これでは恐らく通じません。より正確には「マカデイミア」に近いのです。略して「マカデミア」の方が通じるはずです。
一時オーストラリア産のものがかなり手に入ったのですが、最近はスーパーでもほとんど手に入りません。ということで「ないものねだり」。
次の好物はオートミールです。しかも「クエーカー」ブランドです。朝食には欠かせません。ヨーグルトやレーズンをかけて食べる人もいますが、私はお湯をかけるだけ。これで朝がすっきりします。これも普通のスーパーでは手に入りません。あるスーパーでどこにあるのかを聞いたら、隅っこの方に小さいパケッジがあって、200グラム500円でした。こんなものが好きなのですから「ないものねだり」と言われても仕方がないのかもしれません。
最後は、これです。コカ・コーラ。世界中で飲まれていますので「ないものねだり」には入りませんが、若かりし頃、アメリカで飲んで病み付きになりました。最近のことですが、「飲み物は」と聞かれて「コカ・コーラ」と言ったら、「えっ。あれは若い人の飲み物でしょう」と言われたました。「年寄りの冷や水」ならぬ「年寄りのコカ・コーラ」です。お後が宜しいようで。
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コメント
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まだ成り立ての前期高齢者ですが初めてコーラを飲んだ時は、まるで薬のように不味く飲めたものではないと思ったものです。
確かコカ・コーラも最初は広島の飲料メーカーに製造販売で提携しようと考えたものの、そのメーカーをはじめとする日本の飲料メーカーはどこも「こんなものを飲む日本人はいない」と断られて止む無く直接日本進出したとか聞いたことがあります。ところでアメリカではコークというのが一般的でしたっけ? あれは何かのキャンペーンでしたっけ?
投稿: 前期高齢者 | 2016年5月 7日 (土) 13時21分
「前期高齢者」様
コメント有難う御座いました。初めてコークを飲んだ時の「不味さ」とか「違和感」は、戦後世代には共通の経験だと思います。「薬のような」味というのも、その通りで、元々は薬として発売されていたものです。
「コーク」(Coke)もコカコーラの商標です。それに対抗する「ペプシ―」もありますし、テキサスあたりに行くと「Dr. Pepper」のシェアがかなりあります。「コーク」の方が短いので、良く使われているのだと思います。
投稿: イライザ | 2016年5月 7日 (土) 15時23分