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2016年5月 9日 (月)

 同じお題で書きましょう―――「ゴールデンウィーク」

 同じお題で書きましょう―――「ゴールデンウィーク」

 

By 木原省治 (「原発はごめんだヒロシマ市民の会」代表)

 

「毎日が日曜日」の立場にある僕ですが、やはりいつもとは違う10日間でした。小学校に入学したばかりの孫が、5月2日は遠足、6日は4月に行われた土曜日参観日の代休ということで、彼もゴールデンウィークでしたから。

 

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この10日間を振り返ってみました。4月29日は、山口県周東町(現・岩国市)に実家がある友人宅にタケノコ掘りに行きました。といっても、僕が山に入って掘る訳ではありません。「ここに生えているよ。先っちょが出ている」と言ったら、友人が掘ってくれます。もう30年くらい前からの、この時季の恒例行事です。友人から4月の半ばに「いつ来る~」という電話が掛かってくるのですが、どうも最近、その電話が少しずつ早くなるようです。温暖化のためでしょうか。

 

30日は、高校野球の春季大会を観戦しました。応援チームは勝ちましたが、残念ながら優勝にはなりませんでした。しかし、今から夏が楽しみです。プロ野球はほとんど観ないのですが、高校野球は好きです。

 

1日はニューズレター用の原稿を2本、ひたすら書いていました。「電力小売り完全自由化問題と原子力発電」というシリーズ物と、「コラム」です。コラムは「チェルノブイリから30年、フクシマから5年」というタイトルで書きました。コラムは字数というか行数が決まっているので、引くのも足すのも苦労です。

 

2日は中国電力に今年の株主総会への、株主提案議案の字句の最終調整のためです。株主提案議案は28日に提出済みでしたが、これまた「てにおは・句読点」を含め、提案理由文は400字という制限が在って、400字より少ないと「損」をした気持ちになりますし、多いと減らさなければならない代物です。

 

ちなみに、今年の中国電力株主総会は6月28日火曜日、午前10時から本店2階講堂で開催となっています。そして今年も9電力会社すべてで株主提案議案の提出ができました。しかし株主総会開催日は、全て6月28日となっていて、世の流れとは逆行して集中しています。

 

3日は義兄の3回忌法要のために、米子市に行きました。お寺でのお経の後は皆生温泉の旅館で食事、1泊しました。久しぶりに姉や甥・姪らの親戚と喋り飲み楽しい時間を過ごしました。翌4日は、横浜から来ていた甥らとともに、境港市の「妖怪ロード」と松江市内を観光、帰広しました。まあーなんと風の強かったこと。吹き飛ばされそうになりました。

 

5・6日は何をしていたのでしょうか。7日に上関原発問題で特に「埋め立て免許問題」を話してくれと頼まれていた関係で、調べたりレジュメを作ったりしていました。

 

7日は、その話しをしてくれと頼まれた本番でした。上関原発の埋め立て免許問題では、山口県当局の「いい加減・あいまい・県民無視・自主性無し」のために、山口県から中国電力への「補足説明要求」、それに対する中国電力から「回答」という猿も怒る「猿芝居」が続けられており、7度目の回答日が6月22日となっています。この問題については、後日詳しく書きたいと思っています。

 

そしてゴールデンウィークの最終日の今日は、廿日市市の洞雲寺(とううんじ)の花祭りに孫と二人で行きました。子どもの頃、母に連れられて行ったことのある、懐かしいお寺の祭りです。ビックリしたのは、周辺の変化でした。まず、ひと山無くなっていたのと、新しい道路が出来、住宅地に変貌していました。以前の山に囲まれた面影は無くなっていました。

 

ざっとこんな10日間でしたが、晴れた日には毎日のように近くの公園で孫とミニサッカーをして汗を流しました。「ご苦労さんです」とか、近所の方から励まされ?ますが、僕の方はまずはメタボ気味の腹のラード(固型油)を取りたいという思惑が働いています。しかし、効果は見えてきません。

 

そのことを友人に伝えたら、食事制限と激しいトレーニングをしないとダメ。ハリウッドスターが役作りでやるやつみたいな。もちろん彼らには大きな目的があるから頑張れるのだけどもね。

やる気を無くさせる友人です。

 

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コメント

イタリアでも国民投票で原発再開が否決されましたね。それも95%が反対票だということです。ドイツでもスイスでも原発廃止を決めていますが、過酷事故を起こして収束のめども立たない日本で原発が再開されることが信じられません。これが日本国民のレベルなのでしょうか。

日本が原発を止められないことについて、私は一つには、立地自治体というところが原発マネーに浸かれきっていること。二つには、経済界の力。そして三つ目には、対アメリカとの関係で、日本が世界の原発商人という存在にあることだと思っています。核兵器を持ってはいけない国である日本に、プルトニウムの所有が認められているというねじれた国です。しかし、3・11以降も各種の世論調査でも「原発反対、再稼働反対」の数字は減っていませんし、多くの国民世論は正しい判断をしていると思います。新聞投書を見ても、ほとんど原発反対、再稼働反対ですからね。

私は原発反対派ですが,義兄が中電に勤務しているのでお手柔らかにお願いします(笑)

中電は、この地方では大会社で、働いている人も多いし「中電がらみ」で仕事をしている方はたくさんおられますよ。もちろん僕の関係でも。しかし会社の中にも、原発推進を前面に打ち出している姿には、疑問を持っている人は、これまたそれなりにいます。会社の「原発進め」と働いている人の思いのギャップから、悩んでいる方も。私は、中電内部の方とも一緒になって、原発を止めさせたいと思っています。コメントありがとうございました。

中国電力は沖縄を除く大手電力会社の中では最も原発依存が低いのは木原さんなどの活動の影響もあるのだと思い感謝もしています。
私の知人の中国電力の社員などは「中国電力は脱原発どころか、水力をメインとした100%自然エネルギーでもやっていける」と言っていました。
オバマ大統領の広島訪問が決まりましたが、核兵器の廃絶にアメリカの意志が重要なように、脱原発のカギを握るのも電力会社だと思います。

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