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2016年5月 5日 (木)

新緑の渓流は、空気もきれい

新緑の渓流は、空気もきれい

―釣りに誘われてー

 

私の友人は、解禁(川によるが3月か4月1日)になると休みの度、毎週と言ってよいほど、県西部や島根県六日市などに「フライフィッシング」に出かける。会うたびに、「先日の釣果は、・・・」と話を聞かされ、「いつか一緒に行こう」と誘われ続けていた。

 

その友人から朝電話が入り、「フライフィッシング」に同行して太田川の源流の一つ中津谷川の支流・小川川(廿日市市吉和)に行ってきた。もちろん?というのも変だが、私は釣りをしない。ただ同行するだけである。しかし、楽しい一日だった。

 

広島から車で約1時間半。国道186号線から左折して「対向車が来たらどうしよう」というような細い道を20分ぐらい車を走らせると現地に到着。

 

まず、釣りをしない私のために、山菜取りから始める。自然に生えたタラの芽摘み。高枝切りばさみを準備してくれていたので、たくさん収穫。次は、こごみ。蕨。柔らかそうなふき。とりあえず、私のための作業は終了。(我が家では、てんぷらにして美味しく食べた)

Photo

美しい渓流

 

何とも言えないほどきれいな渓流。水も川を形作っている岩も。そして空気も。丁度芽吹いたばかりの木々。白と言ってよい芽。薄黄緑色の葉。鮮やかな新緑の景色である。これだけでも、ここの来た甲斐があった気持ちになる。

 

いよいよ今日の目的釣りの開始である。ポイントにフライを投げ込みながら、渓流を川下から上っていく。川岸から見ている私の目にも、フライに食いつく魚影が見える。それほど水は澄んでいる。

 

最初に釣ったのは、アマゴ。この渓流は、「キャッチアンドリリース」のフライ専用の川。釣った魚はすぐ川に戻す。使用する針も、出来るだけ魚を傷めないよう返しのない針。だから、引っかかっても手元に引き上げるまでに逃げることもたびたびあるようだ。私も何度か目にすることになった。

 

逃げた魚は大きいとよく言われるが、今度のかなり大きいと思われるアマゴを一度は針にかけながら、逃げられてしまった。「あれは、大きかったぞ」とは私の声。

Photo_2

アマゴ

 

この川には、中国山地にだけ生息するという「ゴギ」が住み着いている。「ゴギ」も何度か、釣り上げられた。

 

最初は何の気なしに見ていたが、友人は獲物を釣り上げ、川に離すとき、必ず水に手を付けてから魚体に触る。そのまま触ると手のぬくもりで魚はやけどをするそうである。そうなれば、せっかく川に戻しても命を奪うことになってしまう。

Photo_3

ゴギ

 

昼食をはさんで、約2時間半ぐらい。あっという間に時間が過ぎた。

 

ところで、この釣り場に来る途中、、杉の倒木をたくさん目にした。今年は、雪の量は少なかったが、重たい雪が降ったようで、それに耐えかねた杉が倒れてようである。しかも、途中から折れたのではなく、根こそぎの倒木。初めて見る景色だった。あらためて、山の植樹ということを考えさせられた。

Photo_4

根こそぎ倒れた杉

 

友人のおかげで、釣りをしない私でも十分楽しい時間を過ごすことができた。感謝、感謝。

 

金子哲夫 (広島県原水禁代表委員・元衆議院議員)

 

 

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