2025年7月16日 (水)

#2035ビジョン #3人に伝える ―――#ネズミ算式に #増えると良いのですが―――

#2035ビジョン #3人に伝える

―――#ネズミ算式に #増えると良いのですが―――

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早く広まると嬉しいのですが

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35/45ビジョンを推進していますが、6月28日の原水禁のシンポジウムでもその概要をお話ししました。また、このブログでも何度かその趣旨については説明をしています。

その中でまず皆さんにお願いしているのは、2035年までに核の先制不使用(NFU)の考え方を、先ずは3人の人に伝えてほしいということです。その3人の人がそれぞれまた3人に話してくれれば、瞬く間にこの考え方が世の中に広まります。

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もちろんそんなにうまい具合には行かないかもしれませんが、まずは誰かに話をしてみるというところが大事です。

28日のシンポジウムでも、会場に来ていた高校生から、具体的に三人に話すというアイデアは分り易いし、自分たちでもできるというコメントを頂きました。

その後、私の友人たち何人かから、「3人に話したよ」という連絡を頂きました。

SNSの世界では、何百何千そして何万という人たちが情報を共有するのが当たり前のようです。それに比べると数は少ないですが、数学的に考えると、まず1があって、次に2があり、3になるという具合に、数はだんだん増えて行くものです。最初の1つが始まることで、それが次につながるのですから、その意味でとても大きな力を頂きました。

この傾向が今後も続いて行ってくれることを祈っています。

 

皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!

[2025/7/16    人間イライザ]

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2025年7月15日 (火)

#風の #記憶 ―――#千葉と #アメリカと―――

#風の #記憶

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視覚化できないのが残念ですが

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天候が不順だった昨日とは違い、今日は少し涼しくなりました。ちょっと横になった部屋に外から心地好い風が吹き込んできました。

その風で思い出したのですが、一つは小学生の頃、千葉の家でのことです。玄関を入ってすぐに三畳の部屋があったのですが、とても暑かった日に「昼寝をしなさい」と言われて横になりました。

三時過ぎだったように覚えているのですが、まだ暑さが残っていました。障子も雨戸も開け放った庭の方から吹いてきた風が、足の方から体を包むように吹き抜けていった記憶がいまだに鮮明です。畳の涼しさと一体になった気持好さは今でも感覚的に蘇ってきます。

もう一つは1959年9月7日の朝です。アメリカに留学して、初めて学校に行く日の朝でした。玄関は通りよりも高いところにありました。階段を何段も上がるのですが、家の中から外に出て玄関から通りを見たときでした。季節的にはまだ夏と言っても良かったのですが、シカゴの秋は早く来るのです。

半袖の腕にちょっと冷たいかなと感じる風が吹いてきました。外国での初めての登校日という不安もあったのかもしれませんが、これからの1年間への期待も混じった冷たさでした。

そして堀口大学が芸者さんの団扇に書いたという言葉も粋でした。

草の風 花の風 あなたの匂いを運ぶ風

 

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2025年7月14日 (月)

#雨後の #激流 ―――#普段は #清々しい #渓流―――

#雨後の #激流

―――#普段は #清々しい #渓流―――

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農業用水も怖いくらいに

 

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朝から雨が続いて、時には雷とともに「豪雨」と呼んでも良いくらいになりました。

午後には止んだので外に出てみると、普段は清らかに流れている近くの渓流が、ナイアガラの滝のように大暴れでした。数年前には、護岸が崩れたくらいですので、頭では分っていましたが、改めて自然の力を目の当たりにしました。

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農業用水も、その下流にありますので、勢いを増していました。

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政治や社会の動きについてどんな教訓が得られるのか、皆さんのお考えをお聞かせ下さい。

明日からはまた暑い毎日が続くのでしょうか。

 

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2025年7月13日 (日)

「#聞け国民」の次は 「#死ね国民」? ―――#成田悠輔の #解決策は「#死ね老人」―――

「#聞け国民」の次は 「#死ね国民」?

―――#成田悠輔の #解決策は「#死ね老人」―――

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「ジェノサイド」が大手を振って通用する社会の恐ろしさ

 

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参議院選挙の中で、日本社会の深層にある眠っている本音が表に出てきています。しかも、勢い余って「たまたま」出てきたというよりは、私たちが鈍感になっているために見過ごしてきた真実が、エゴとエゴとのぶつかりあいの中でメッキがはがれて表に出てきた、という表れ方です。

その典型が石丸伸二の「聞け、国民!」です。Yahoo Newsが産経新聞の記事を紹介しています。

上から目線で物を言う政治家たちの最悪の例だと思っていた岸信介でさえ、安保闘争の際、首相官邸に缶詰めにされて、次のように述べています。

「国会周辺は騒がしいが、銀座や後楽園球場はいつも通りだ。私には声なき声が聞こえる」

「傲慢」を絵に書いたような、時の宰相が、一方ではデモの声を無視し続けたのは問題ですが、それでも国民の声を聞いているのです。

太平洋戦争の開始時の総理大臣だった東条英機なら、国民に号令を掛けたのかもしれないと思い調べてみましたが、1941年12月8日、ラジオを通しての「戦争決意表明演説」では最後を次のように結んでいます。

「私は、ここに慎んで微衷を披歴し、国民とともに大業翼賛の丹心を誓う次第であります。終わり。」

ここでも、国民の上に立って国民に命令するのではなく、「国民とともに」と国民と同じレベルで戦争のために努力する決意を表明しています。

善悪の判断はさておいて、総理大臣という最高の権力者でさえ、(形だけかもしれませんが)、国民に命令はしていないにもかかわらず、普通は「清き一票を」と国民にお願いすることが当たり前の選挙戦の最中に、石丸伸二が「聞け、国民!」と命令形で、自分と国民との間の関係性を明確にしたのは、石丸が飛んでもない勘違いをしているとしか考えられません。自らを特別視していることが、ポロリと衣の下から見えただけかもしれません。

あるいは、日本社会の中には、自分たちこそ日本社会を動かす立場にあって、「下々は」(かつて麻生太郎が使って問題になった表現)、自分たちの意向に従って当然だと考える「エリート層」「支配者層」が存在していて、その人たちの価値観が滲み出ているのかもしれません。

となると、仮に石丸伸二が権力者の立場を手に入れると、「聞け、国民!」は「死ね、国民!」という掛け声に変って、戦争への道をまっしぐらに突き進むのかもしれません。

それ以上に問題の根は深いのかもしれません。権力者になるまでもなく、ほぼ「死ね、国民!」と同じ主張で持て囃された人物がいることからも、私たちは、石丸発言を問題視しなくてはならないのです。

それは、成田悠輔の「高齢化し老害化しないために『人は適切な時期に”切腹”すべし』」(2019年2月9日、グロービスが主催した社会保障制度改革のパネル討論)です。石丸流の表現に翻訳すると、「死ね、老人!」です。

高齢者が対象であるために、ごうごうたる非難にならなかったのかもしれませんが、これって政治問題の解決が「ジェノサイド」だという主張です。そんな言説が大手を振って社会に通用し、いまだに成田悠輔が持て囃され、そして石丸を生んでいるという事実を直視しないと、私たちが皆絡め取られる時が来てしまいますよ。

「高齢者は集団自決せよ」とまとめられる成田プランについては、三回にわたって取り上げましたので、御覧下さい。第一回はこちら第二回はこちら。そして第三回です

今回の選挙では、参政党がこれに呼応したかのように、「終末期の延命措置医療費の全額自己負担化」を公約として掲げています。

年齢、性別、国籍等々、どこかに境界線を引いて差別することが、大きな構造的問題に対する簡単な解決策であるかのような単純思考の嘘を見破って、私たち一人一人が抗議の声を上げ続けましょう。

[以上、敬称略]

 

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2025年7月12日 (土)

#大椿ゆうこ候補の #応援弁士 ―――#西広島駅前で #多くの皆さんに #聞いて頂きました―――

 #大椿ゆうこ候補の #応援弁士

―――#西広島駅前で #多くの皆さんに #聞いて頂きました―――

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私もマイクを握りました

 

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大椿ゆうこ候補は、今日岡山から広島入りして、一日中、広島の皆さんに政策を訴えました。一番聞き応えのあったのは、大局的な視点と、大椿候補自身のこれまでの経験を元にした具体的な日本の政治正常化案でした。

日本の政治を壊死させてはならない、そのためには彼女がどのような役割りを果せるのか、他の議員ではできないのは何故なのかを分り易く、説得力のある言葉で伝えてくれました。

久し振りでしたが、私も大椿候補を紹介しました。

二枚目の投票用紙には「大椿ゆうこ」と書いて下さい。

 

皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!

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2025年7月11日 (金)

#大椿ゆう子候補は #広電ファン ―――#広島から #国会に押し上げよう―――

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―――#広島から #国会に押し上げよう―――

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広電前の大椿ゆう子さん

 

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広電の路面電車がいよいよ広島駅に乗り入れます。長く掛りましたが、苦労した甲斐がありました。かつて、当時の広電大田哲也社長と広島駅乗り入れを決めた時のことを懐かしく思い出しています。

今回の参議院選挙でも広電の歴史と現在が生きています。3年前もそうでしたが、社民党の大椿ゆう子議員は、全国に先駆けて、非正規雇用を正規雇用化した広電を日本企業のお手本として高く評価しています。

Xへの投稿で、大椿さん自身が熱く語っていますので、御覧下さい。

その時の大椿候補の広島での街宣は、多くの人に感動を与えました。残念ながら、今回ネットで探したのですが、3年前の街宣の動画は見付かりませんでした。その代り、私のブログでは取り上げていますので、不十分ではありますが、御覧頂ければ幸いです。

また一票しか投じられないのが残念なのですが、社民党からはラサール石井さんも立候補しています。彼の応援も宜しくお願いします。

 

皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!

[2025/7/11    人間イライザ]

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2025年7月10日 (木)

#2035ビジョン #2045ビジョン #動画 ―――#昨2024年の #原水禁大会から―――

#2035ビジョン #2045ビジョン #動画

―――#昨2024年の #原水禁大会から―――

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一年早過ぎたかも知れません

 

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今年本格的に始動する、35/45ビジョンのお浚いです。被爆後100年になる2045年までの核兵器廃絶を目指し、2035年までには、核の先制不使用を実現しようとする行動計画です。昨年の被爆79年原水禁世界大会の広島大会開会式で、その概要を提案しました。ちょっと早過ぎたかも知れませんが、動画を見て頂くことでさらなる理解の進むことを願っています。

 

皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!

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2025年7月 9日 (水)

#2035ビジョン #2045ビジョン 後半 ―――#趣旨と #工程表―――

#2035ビジョン #2045ビジョン 後半

―――#趣旨と #工程表―――

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NPT再検討会議とアメリカ大統領選挙

 

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被爆後100年になる2045年までの核兵器廃絶を目指す、35/45ビジョンの概要をお浚いしています。今回はその後半です。

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20352045ビジョン 後半

さて、ここからが私たちの出番になるのですが、最終的に「核の先制不使用」を宣言するのは、核保有国です。私たちは、それらの国の市民でもありません。私たちの思いをどのような形で核保有国にまでつなげれば良いのでしょうか。

《市民運動のお手本》

それには、良いお手本があります。私たちがモデルにしているのは、国際司法裁判所の1996年勧告的意見を引き出すことに成功した「世界法廷プロジェクト」であり、2017年に国連総会で採択された核兵器禁止条約を実現したICANの運動です。

世界法廷プロジェクトは、ニュージーランド市民たちの台所での会話が発端になり、国連総会やWHOを動かして、最後には国際司法裁判所が勧告的意見を出すという結果になりました。

ICANの運動は、核戦争の結果が科学的にどのような人的被害をもたらすのかを、専門家と志を同じくする国々が中心になって、世界各地で大きな会議をいくつも開いて賛同国を増やして行った結果、市民団体も参加する協議体であるOEWGというメカニズムを国連総会が作り、そこで条約の基本形をまとめるというシナリオで進められました。しかし、このモデルを推進したのは、市民団体であるICANが中心になった世界の世論の力です。

これら二つのアプローチを生かし、今回の「35/45ビジョン」として力を入れたいのは、歴史的な積み重ねの力を最大限活用することです。今年2025年は、被爆後80年であるのみならず、原水爆禁止世界大会の第一回から70年後であるという節目の年なのです。

1955年、2025年、そして2035年》

この年、1955年は象徴的な一年でした。ラッセル・アインシュタイン宣言が発表され、当時「原爆乙女」と呼ばれた25人の被爆女性がアメリカでの治療のために渡米し、原爆資料館が開館した年です。また生きたいと願い、後には平和の象徴となった折り鶴を折り続けた佐々木偵子さんが亡くなり、原爆による家庭崩壊が元で17歳の少女が平和公園で服毒自殺した年でもありました。

その70年後、そして被爆80年、昭和100年という今年は、私たちがこのような歴史の重みと教訓を未来に活かすための行動を、新たな決意で始めるには相応しい年なのではないでしょうか。

2035年までにどのような活動に力を入れるのかについては次の工程表を御覧下さい。

2045ビジョン工程表・2035年までの概略

(それ以降は、それまでの10年間に作成) 

2025年  2035・2045両ビジョン作成・公表

2026年  世界の市民が立ち上がる。また世界の世論を結集する--世界のNGO ・マスメディア・ノーベル平和賞受賞者・オピニオンリーダー・志を同じくする国々を巻き込む

2028年  米大統領選挙での主要争点化

2029年  核保有国を含む世界の市民運動本格化---非核保有国・非被爆者の力を結集、かつ、NGO・オピニオンリーダー・マスメディア等との連携強化

2032年  米大統領選挙での再争点化

2033年  国連総会でNFU採択

2034年  核保有国に集中しての大大衆運動

2035年  NFU実現

この中でも特別なのは、2028年と2032年のアメリカ大統領選挙で核の先制不使用を争点化することです。その結果として、2033年には国連総会で、核の先制不使用を明示的に取り出した拘束力のある宣言または条約を採択して貰い、2035年には核保有国がそれを認めるというシナリオを描いています。

アメリカで核廃絶を大統領選挙の争点にするということは、難しいことです。その困難さを乗り越えるためには、日米を中心に世界市民の間での創造的なネットワークを作ることが重要です。

《「2045ビジョン」を合言葉に》

その最初のステップとして、世界中の市民が2045ビジョンあるいは2045年の核廃絶という言葉を「合言葉」として、それが世界の市民の共通目標だということを確認できれば素晴らしいと思います。そのために、平和団体、市民団体、自治体、志を同じくする国々等、核兵器禁止条約締結において有力なプレイヤーだった皆さんに、同じように「35/45ビジョン」を共有していただければ幸いです。具体的にどのような形でこれからの運動を進めて行くのかについては、皆さんのお知恵を拝借したいのですが、自治体ごとに定番の活動を始めることから、という手もあります。

例えば、非核都市宣言の採択や再確認決議、「核攻撃があったら風上に逃げる」が目玉の国民保護計画改正運動、35/45ビジョン推進決議または条例の制定を促すロビー活動、TPNW批准国の都市との姉妹都市提携、非批准国の都市と姉妹都市になって連携して批准を促す等々、簡単にできることから始めましょう。

そのためにも、ちょっと頑張って勉強してみましょう。一例として、国の方針でどの自治体にも「国民保護計画」作成が義務化されています。そして広島・長崎以外では、核攻撃の際に市民を守る対策として、「爆心地から離れる」といった非現実的レベルの行動が規定されています。全自治体がこれを「核攻撃があれば、市民を守ることはできない」と改訂することだけでも、日本政府には大きな衝撃になり、日本政府の核政策転換の第一歩になるかもしれません。

「2045ビジョン」を合言葉に8月6日から皆さんと一緒に具体的な行動が取れることを願っています。

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昨年、2024年の原水禁世界大会の開会式で、私は締めの挨拶をしたのですが、そこで、35/45ビジョンについての提案をしました。動画で見て頂いた方が届き易いかもしれませんので、次回は動画を紹介します。

 

皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!

[2025/7/9    人間イライザ]

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2025年7月 8日 (火)

#2035ビジョン #2045ビジョン 前半 ―――#原水禁のパンフレットに #寄稿しました―――

#2035ビジョン #2045ビジョン 前半

―――#原水禁のパンフレットに #寄稿しました―――

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表紙の絵は染裕之原水禁共同議長による

 

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今年の8月6日まで、もう一月を切りましたが、今年の世界大会では2035・2045ビジョン (35/45ビジョン) を正式に打ち出して、多くの皆さんとともに具体的な活動に移りたいと考えています。できれば、一人だけでも手の着けられるような具体的な行動を提案したいのですが、そのために、先ず、35/45ビジョンの概観をお浚いしておきます。

原水禁が6月28日のシンポジウムのための分り易いパンフレットを作成してくれましたので、その中での「35/45ビジョン」についての記述を二回に分けて、ここにアップしておきます。

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2035・2045ビジョン

「2035・2045ビジョン」(「35/45ビジョン」とも略記します)とは、被爆80周年を出発点として、2045年までに核兵器を廃絶するという目標を掲げた行動計画です。中間目標は2035年までの核先制不使用宣言です。

《なぜ2045年までなのか》

2045年までという期限を切っているのは、「期限のない目標は夢に過ぎない」という言葉が示すように、この計画に現実性を付与するためですし、被爆者のお元気な内に核兵器を廃絶するというもう一つの目的にぎりぎり間に合う年だからです。

「被爆者の存命中に」には、もう一つ大きな意味があります。それは、「核抑止力」を持つのは被爆者であるという真実です。

通常、「核抑止力」を持つのは核兵器だという言説が受け入れられています。ある国が核兵器を使えば、被害を受けた国が今度は自国の核兵器で報復をすることになり、それは避けたいから、元々の核兵器使用を断念するという、という理屈が受け入れられています。そして、1945年から今まで核兵器が使われてこなかったのは、この力が働いたからだというもっともらしい説明が付け加えられることもあります。

しかしこの考え方に対する反論は、1962年のキューバ危機を考えるだけで十分なのではないでしょうか。「危機」の中身は、核兵器を使うか否かという究極の選択を迫られ、それを米ソ両国が何とか回避した、ということなのですが、そもそも核兵器がなければ、使うかどうかという選択肢も危機も存在しなかったのですから。

《被爆者こそ「核抑止力」そのもの》

私たちが再確認すべきなのは、これまで核兵器が使われなかったのは、被爆者が自分たちの体験を世界に発信し、「絶対に使ってはいけない」ことを訴え続けたからという事実です。昨年のノーベル平和賞は、被爆者が「核のタブー」を創った功績を授賞理由として掲げています。「核のタブー」とは、核兵器を使ってはいけないという世界的合意を指しています。それこそ正に、被爆者が「核抑止力」を持つということに他なりません。

さらに、世界的ベストセラーだった『ヒロシマ』の著者、ジョン・ハーシー氏も同じ点を強調しています。1985年、『ヒロシマ』のアップデートを執筆するために広島を再訪問した氏は私に、「これまで核兵器が使われなかったのは、被爆者が世界に向って自らの体験を語り訴えてきたからだ」述べました。

ノーベル平和賞委員会と、20世紀最高のジャーナリストが口を揃えて、「核抑止力を持つのは被爆者だ」と明言しているのですから、これこそ真実であると考えて良いのではないでしょうか。

となると、別の問題が生じます。「抑止力」を持つ被爆者の高齢化です。被爆100周年の2045年までお元気な被爆者の数は限られているでしょうから、「抑止力」は弱くなり、それ以降は核兵器の使われる可能性が高くなるというのが論理的結論です。

核兵器の使用を阻止するためには、被爆者の皆さんの力がまだ強い間、2045年までに核兵器を廃絶することが合理的目標として浮かび上がります。

《核の先制不使用は実現可能です》

同時に、私たちもその年まで元気で活動できない可能性がありますので、2035年という期限を設けて、核保有国が核兵器の先制不使用を宣言する、という中間目標を掲げました。ここでは、十分条件的な考え方に基づいての目標設定であることがカギになります。それは、核兵器先制不使用宣言実現の可能性が高いことに注目したからです。

核の先制不使用宣言はなぜ実現可能なのか、六つの理由を挙げておきましょう。。

①  プーチンが核の脅迫を行ったことで、世界的に核の危険性が再認識されました。

②  中国とインドは核兵器の保有とともに先制不使用政策を採用しています。先制不使用宣言が9分の2は実現していることになります。核兵器禁止条約を批准している国が9カ国中ゼロであることとは対照的です。さらに、中国は最近、先制不使用路線を強化する動きを強めています。

③  アメリカはオバマ政権の時に先制不使用を宣言すべく努力をしました。アメリカ国内での世論の盛り上がりが期待できます。

④  非核地帯条約を締結して、すでに核の先制不使用が、限られた地域内ではあるものの実現しています。南アメリカそしてカリブ海地域がそれです

⑤  核の先制不使用は言葉だけで実現可能です。核保有国首脳の意志だけで実現します。対して、核兵器禁止条約の方は、核弾頭やミサイルの解体や核兵器を下支えする経済・技術システムの大変革等、批准に伴う義務を実行するためには膨大な時間もエネルギーも掛かります。取り敢えず、「使わない」という決定とその約束の遵守から始めるのは、現実的な選択肢です。

⑥  被団協がノーベル平和賞を受けたことを契機にして、核兵器を廃絶しなくてはならないという機運が世界で高まっています。

さて、ここからが私たちの出番になるのですが、最終的に「核の先制不使用」を宣言するのは、核保有国です。私たちは、それらの国の市民でもありません。私たちの思いをどのような形で核保有国にまでつなげれば良いのでしょうか。

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後半は次回。

 

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[2025/7/8    人間イライザ]

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2025年7月 7日 (月)

#詭弁を弄する #政治家リスト ―――#小児型強弁者リストは #増え続けています―――

#詭弁を弄する #政治家リスト

―――#小児型強弁者リストは #増え続けています―――

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参議院選挙についての報道が増えるにつれて、政治家の実像もはっきり見えてきています。

立派な政治家、是非、より大きなポジションを得て力を発揮して欲しい人もいます。例えば、弱い立場の人や虐げられている人、権力やお金の力によって歪んだ生活を強いられている人たち、こういう人たちを助け、政治を正すために仕事をしていることたちです。戦争を否定し平和のために日夜努力している人たちもその中に入ります。

その対極として、有名になりたいという自己顕示欲とか、権力を手に入れたい、金銭的な利益につなげたい等々の邪な目的で、政治の道を選んだ人も多くいるように見えるのですが、皆さんはどう感じられますか。

視点をハッキリさせるために、政治家の発言を論理的に考えてみるのも一つの方法です。一人の政治家の発言全てが非論理的だということはありませんが、大切な内容についての発言が、詭弁としか言いようのない人たちが何人もいます。

そんな人たちを分り易く部類してくれいるのが私の数学の先生で、尊敬する数学者の野崎昭弘さんです。名著『詭弁論理学』 (中公新書、1976年) の中でこのような人たちを小児型強弁だと分類しています。野崎先生の定義によると、小児型強弁とは次のような特徴を持った人たちを指します。

  1. 自分の意見がまちがっているかもしれないなどと、考えたことがない。
  2. 他人の気持がわからない。
  3. 他人への迷惑を考えない。
  4. 世間の常識など眼中にない。
  5. 自分が前に言ったことさえ忘れてしまう。

このような特徴を持った人を小児型強弁者と呼びましたが、最初のうちは一人か二人の政治家の特徴としてラベルのあった方が便利だと思って紹介したのですが、その内に、このリストに追加しなくてはならない人たちがどんどん増えてきてしまいました。

これまでこのリストにあげたのは、

石丸伸二元安芸高田市長、

斉藤元彦兵庫県知事、

ドナルド・トランプアメリカ大統領

そして今回の選挙で、このリストに追加しなくてはならないと思ったのが、

参政党の神谷宗幣代表です。なぜなのかはSNSにたくさんの事例が紹介されていますから、敢えてここに再掲する必要はないですね。

それに加えて、伊東市の田久保真紀市長もこの中に入れなくてはならないようです。となると、小池百合子東京都知事もその一人に加えるべきでしょうか。

それに、トランプ大統領をリストに加えているのですから、イーロン・マスク氏も加えた方が良いという意見があるかもしれません。

私の物の見方は、必ずしも公平だとは言えませんので、このブログをお読みの皆さんの中で、この人は小児型強弁者としてリストに加えるべきだ、と思われる政治家あるいは著名人がいれば、コメント欄で提案をして頂けると幸いです。あるいはこの人は削除すべきだという意見でも結構です。提案される方のアイデンティティーは公開しません。

 

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[2025/7/7    人間イライザ]

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