コロナ禍後の不安
つい先日、ワクチンの接種が開始され、新型コロナウィルスは多少落ち着きを見せ始めたものの、この頃多くの人々の貧困問題が顕著になってきています。特にサービス業に就業していた人は相当苦境に立たされています。それでも、インバウンドが激減したため採算とれなくなった業者に対して、「今まで海外からの客に頼っていたから、そんな目に遭うんだ」と自己責任論で片付けられたりしています。
そういえば、自分もかつては海外とばかり取引のある旅行代理店に勤めており、ネットの情報で知る限り、担当していた中国・アジア部門はなくなり、看板になるブランド商品企画は他社へ売却され、先行き不透明な有様のようです。もしも同じ会社に勤め続けていたら、中年と呼ばれるこの歳で失業し、路頭に迷っていたかもしれません。全く他人事ではありません。
そのくせ東証株価は急上昇し、一部の者でマネーゲームがなされそうな感じ。過去にバブル経済崩壊後の就職氷河期を体験し、リーマンショックを見てきたけど、どちらも自己責任の名の下に、貧困と富裕の格差を広めた結果となりました。これまで何とかこの2つの困難をくぐりぬけた人もついに生活苦に陥ったりしています。
女性が貧困による自殺も増えてきており、コロナ禍が収束しても、こういった人々は置き去りにされるのでしょうか。明日は我が身と、いつも不安にさいなまれています。
Mumei
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