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2020年11月17日 (火)

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の銘文

平和公園にある「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」(以下「追悼祈念館」という)のホームページを開くと、「祈念館について」の項の最初に、「銘文」として「原子爆弾死没者を心から追悼するとともに、その惨禍を語り継ぎ、広く内外に伝え、歴史に学んで、核兵器のない平和な世界を築くことを誓います。 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」と書かれています。この銘文は、追悼祈念館1階入り口に掲げられているものです。

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改めて、追悼祈念館を訪ねました。1階の入り口左手の「8時15分」を表すモニュメントの手前の壁面に、確かにあの文章が刻まれています。それを確認して、右手の階段を下り地下1階の入り口に進みました。コロナ対策の消毒、検温を行い、横のテーブルに置かれた、「追悼祈念館」のリーフレットを手に取りました。三つ折りにされたリーフレットの最後のページの一番上に、先ほどの文章が書かれています。しかし、「銘文」という断り書きは記載されていませんので、リーフレットには、「銘文」という言葉はありません。

地下1階の受付を入ると、地下2階の「平和祈念・死没者追悼空間」へと進むスロープが目に入ります。そのスロープの方に向かうと、スロープに入る直前の左側壁面にもかなり長文の「銘文」があります。

20201116_090606

そのままスロープを下っていき、右側の側面を注意深く見ていくと、壁面の切込み6カ所に銘板を見つけることができます。

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ここで「銘文」という言葉について触れておきます。広辞苑によると「銘として、金石の器物にしるされた文。」と書かれています。これだけでは何のことかわかりませんので、さらに「銘」を調べます。「(金属)にしるすこと。書きつけること。転じて、心に刻んで忘れないこと。」と書かれています。つまり「銘文」とは、私流に解釈すれば「心に刻んで忘れないために、石に刻まれた文」ということになるように思えます。

すでに紹介したようにこの「追悼祈念館」には、石に刻まれた文章は、3つあります。ですから、ホームページに記載された「銘文」も「銘文」であることには間違いありません。しかし、私が「追悼祈念館の『銘文』」と思ってきたのは、「平和祈念・死没者追悼空間」へと進むスロープの6枚のパネルに刻まれた銘文のことでした。

「追悼祈念館」のホームページでは、このスロープを「追悼空間スロープ」とし、「地下1階から、時計の針と逆回りに下ることにより被爆直後のヒロシマへと時間をさかのぼります。スロープの内壁と平和祈念・追悼空間の銅板には黒い粒が見えます。これは、当館の建設当時に敷地内で採取した被爆地層の土を、うわぐすりに混ぜて焼いたためにできたものです。」と紹介していなす。

リーフレットでは、「追悼空間スペース」として「時計回りと逆回りにスロープを下っていくことにより、あの時へと時間をさかのぼっていきます。」と簡単な紹介文が記載されているだけです。

追悼祈念館の「ホームページ」にも「パンフレット」にも「銘文」のことは、一言も紹介されていません。どちらにも記載されていないことについては、「追悼祈念館」に問い合わせて、確認しています。

これでは、よほど気を付けて見学しないと、このスロープに取り付けられた「銘文」に気付く人は非常に少ないと思います。「なぜこんな扱いなのだろうか」という疑問が湧きます。

私の手元には、この「銘文」の最終案とそこにたどり着くまでの経緯を記した文書があります。この文案をまとめるために中心的役割を果たした今は亡き近藤幸四郎さんから譲り受けたものです。そこには、最終案をまとめるために広島の被爆者がこだわる続けた思いが記されており、この「銘板」に刻まれている文章がどれだけ大切なものかがわかります。ですから、「追悼祈念館」のホームページにもリーフレットにも紹介されていないことに疑問を感ずるのです。

広島の被爆者の思いが記された銘文と最終案がまとまるまでの経緯について明日以降紹介し、理解を広げたいと思います。

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「追悼祈念館」からの帰り道、平和大橋から平和公園を振り返ると、サクラの木が真っ赤に色づいていました。

いのちとうとし

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