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2020年10月 5日 (月)

ヒロシマとベトナム(その17) 被爆75周年 ―ヒロシマとベトナム戦争- を考える〔Ⅳ〕

枯葉剤被害児の支援活動

私たちの枯葉剤被害児の支援活動は、1996年からIFCC国際友好文化センター(注1)がベトナム青年国際開発センター(CYDECO)と協力して取り組んだ「枯葉剤被害者支援プログラム」の一環として、1998年に因島市・呉市・庄原市で開催した「枯葉剤被害児救援のためのベトナム民族アンサンブル・チャリティー・コンサート」に始まります。

Img_4234

2001年の東広島公演

以来、広島県内12市町で22回のチャリティー・コンサートを重ねてきました。今年は、福山市、東広島市(2カ所)で、計3回のコンサートを予定していましたが、コロナのため中止することになりました。

コンサートの収益金は、ハノイのリハビリ施設「ホアビンビレッジ」、タイビン省子供救護委員会、タイニン省衛生局、クァンリー省政府などに支援金として贈られました。2001年から5カ年の日越協働プロジェクトが進められ、20042月にタイビン省で枯葉剤被被害者リハビリ施設(下の写真)が開所しました。

Img_2182

現在も、毎年10数カ所で開催されるチャリティー・コンサートの収益金がベトナム各省政府や枯葉剤被害者団体(VAVA)、施設への支援として贈られています。

しかし、前号でも報告しましたように、枯葉剤被害児者リハビリ施設や社会復帰のための職業訓練施設は極めて少なく、被害児者とその家族の多くが貧困下に暮らしています。引き続き、支援活動を継続してゆかなければと考えています。

「被爆75周年」と「ベトナム解放統一45周年」の今年は、予定していた広島県内3会場でのチャリティー・コンサートを中止しましたが、コロナ感染状況を見極めつつ来年秋の開催を目指しています。

(注)IFCCは従来の代表団交流や観光のみというスタイルを超え、希望し興味を持ち趣旨に賛同する誰でもが参加できる国際交流を目指して1988年に設立されたもので、私も設立当初から理事を務めています。

少数民族の子どもたちへの奨学支援

ベトナム戦争の激戦地、旧南北軍事境界線のクアンチ省は、今なお枯葉剤や不発弾による被害が続く「ベトナムで最も貧しい」といわれる省です。中でもラオス国境の急峻な山岳地帯に暮らすパコ族、ヴァンキュウ族、キン族、タオイ族など少数民族はとても貧しく、子どもたちの多くは能力も意欲もありながら就学できない状態にあります。

ベトナムの学制は小学校5年、中学校4年、高等学校3年、大学4年で日本と同じ期間学びます。高校進学率は74.3%、大学進学率は28.3%ですが、少数民族は高校15~20%、大学4~5%です。ベトナム政府も教育に力を入れていますが、まだまだ少数民族の多くの子どもたちは意欲と能力を持ちながらも中高等教育の機会に恵まれていません。

その子どもたちの“夢と希望、そして可能性”を叶えるための「ささやかな支援」として、2009年以来、奨学支援を続けています。

Img_8120

今日まで220名の子どもたちを支援し、そのうち160名が卒業しています。下表は一昨年までの卒業生140名の進路です。57.2%が国公立大学に進み、専門学校まで含めると3分の2が進学しています。既に教師や医師として、建築や土木の専門家として、また村のオフィスでリーダとして働いている卒業生もいます。


 


国立大


公立大


専門校


就 職


家事自営


不 明


合 計


男子


18







49


女子


51





20



91


合計


69


11


10


10


27


13


140


49.3%


7.9%


7.1%


7.1%


19.3%


9.3%


100.0%

私たちのささやかな支援が、子どもたちの可能性の扉を開き、余りにも多くの負の遺産を抱えたクアンチの復興・発展に役立っています。

現在、今年入学した「第12期奨学生」を支援する20名の「第12期サポーター」の募集を行っています。

「コロナ禍」もあり、例年以上にサポーター登録に苦労しています。ご理解いただき支援の輪に加わっていただければ幸いです。支援額は年間18,000(月額1,500円)を卒業までの3カ年、計54,000円です。詳しくはakatatu@d4.dion.ne.jpにお問い合わせください。

(2020年10月5日、あかたつ)

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