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2020年6月25日 (木)

新型コロナウイルスと原発避難計画

5年前の2015年、島根原発が事故を起こした時に避難者を受け入れることになっている広島・岡山の両県の避難先になっている市町村に、「原子力災害時における広域避難に関する協定」についてのアンケートを行いました。

アンケートは、主に避難先の状況など19項目を訊ねました。その中で避難所の一人当たりのスペースを問いました。回答は大半が2平方メートル、広いところでも3平方メートルという回答になっています。当然ですが2平方メートルとは1メートル×2メートルという数字です。

僕が眠る布団は横1メートル、縦1.9メートルですから、だいたいその広さだと思います。一人当たりの広さですから、家族が4人だとしたら8平方メートルとなるのでしょうか。プライバシー保護の対策については、ほとんどが無回答でしたが、ほんの少しですが段ボールで仕切るというのがありました。まあーそんな内容です。

新型コロナウイルス感染症の発生で、人と人との間隔を2メートル以上保つという「ソーシャル・ディスタンス(社会的な距離)」が言われています。人間自身の縦横幅は考えないにしても、一人あたり左右前後を考えれば4×4で16平方メートルが必要ということになるのではと思うのですが。

島根県では福島原発事故の発生によって、これまでの地域防災計画を修正し、広域避難計画を策定しました。その実効性を向上させるために、避難先である広島や岡山県との間で防災協定(正式には「原子力災害時等における広域避難に関する協定」)を締結しました。また、避難車両を確保するため中国5県のバス協会やタクシー協会とも協定を結んでいます。

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ちなみに広島県では、橋でつながっていない大崎上島町を除く22の市町に約17万1千人の避難者を受け入れることになっています。避難される人は、島根原発から30㌔圏内に住んでいる松江・出雲・雲南の人たちです。とりあえず、この人たちが何処に集合し、どこで放射能を測定し、どうやって避難するかということは決められています。しかし避難所の運営マニュアルが出来ているのは広島県では6市町という状況です。

たぶん島根県民から出されたと思われる新型コロナウイルスに関連した質問に対し、5月18日付けで島根県が次のように回答しています。

原子力災害が発生しているときに、新型コロナウイルスや同様の感染症がまん延した場合は、

1、避難の際に避難者の健康状態の確認を行うことの徹底

2、避難者が十分なスペースを取れるよう間仕切り(段ボール製品)の確保

3、ホテル、旅館等の民間施設の活用

など、感染症対策に万全を期す必要があります。

また回答の後半部には「あらかじめ定めた避難先以外の地域への広域避難を含め、可能な限り多くの避難所を確保することも検討していく必要があると考えています。」としているのです。

こういう島根県の見解を広島県の担当者は「知らない」と答えました。知らないことを怒ろうとは思いませんが、この防災協定の見直しは当然なされる必要があると思っています。そして基本は、原発を止めることです。

木原省治

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