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« 4月1日、「発送電の分離」がスタート | トップページ | 新型コロナウイルス危機・その2 ――「安倍宣言」は「朝令暮改」そのもの―― »

2020年4月11日 (土)

新型コロナウイルス危機 ――安倍政治は勿論、日本社会全体の構造的欠陥が露呈――

新型コロナウイルスにより、人類が未曽有の危機に直面しています。私たち一人一人が感染しないよう、また感染を広げないよう、生真面目に愚直に努力する必要があります。さらに、核兵器や環境という人類滅亡の可能性を伴う問題解決のために努力してきた私たちにとっても、これまでの経験に照らしながら、コロナ後の世界像を描く機会でもあります。といった御託を並べなくても、日常的にどうしても目が向いてしまうトピックですので、これから何回かは、新型コロナに焦点を合わせて、特に日本の政治・社会について論じたいと思います。

シリーズとして取り上げていた「無謬性神話」の一環としても意味がありますので、暫らくの間、迂回にお付き合い下さい。

その中で、安倍政権の無能無策振り、血の通わない非人間性等を俎上に載せることになります。毎日の報道を目にし耳にしながら、私の脳裏に浮かんでいたのは、1980年、被爆者援護法について、基本懇と呼ばれる当時の厚生大臣の諮問委員会が公表した方針です。「受忍論」として知られていますが、それは、現在の安倍政治の哲学だと言っても良いくらい「国」と呼ばれる存在の本質を具現しています。

簡単にまとめておくと、「国は戦争を始める力を持つ。そして戦争には犠牲が付き物だ。しかし、その犠牲は全国民が甘んじて受け入れ耐え忍ばなくてはならない」という内容です。新型コロナウイルス対策は、それこそ「戦争」だと言っている人もいるのですから、「受忍論」が適用されてもおかしくない状況です。

それがあられもない姿で私たちの前に出現したのが1月27日でした。安倍総理による「全国一斉休校」宣言です。その宣言を取り上げますが、まずは、それまでの日本政府としての動きと、決定までに時間は掛りましたが、ようやく決められた「基本方針」も含めて国の考え方を振り返っておきましょう。

Photo_20200410204301

410日の官邸ホームページから

 《新型コロナウイルスCOVID-19

2019年12月8日に中国の武漢市で、初めて新型の肺炎患者が確認され、今年の1月16日には、日本で初めて感染が確認されました。当初は武漢の様子を心配する報道が主でしたので、春節に日本を訪れる中国人観光客との関連もそれほど問題視はされませんでした。その後1月29日には、チャーター機の第一便で武漢に在留していた206人が到着し、2月5日からは横浜港でクルーズ船、ダイヤモンド・プリンセス号が政府の指示で14日間の隔離措置を開始するに至り、身近な問題として認識されるようになってきました。世界的には、WHOが、2月11日に新ウイルスをCOVID-19と名付けました。この頃から、テレビを初めとするマスコミは、新型コロナウイルス報道に明け暮れたと言っても過言ではありません。

政府も新型コロナウイルス感染症対策本部(以下、「対策本部」と略)を設置し、対策に取り組んでいましたが、2月27日の木曜日の午後6時から15分間だけ開かれた第15回の会合で安倍総理大臣は突然、全国全ての小・中・高等学校、そして特別支援学校を3月2日から春休みまで臨時休業するよう要請しました。この要請を略して「安倍宣言」と呼びたいと思います。少し長くなりますが、大切な発言ですのでその部分を引用します。

「北海道では、明日から道内全ての公立小・中学校が休校に、また、千葉県市川市でも、市内全ての公立学校が休校に入ります。このように、各地域において、子どもたちへの感染拡大を防止する努力がなされていますが、ここ1、2週間が極めて重要な時期であります。このため、政府といたしましては、何よりも、子どもたちの健康・安全を第一に考え、多くの子どもたちや教職員が、日常的に長時間集まることによる感染リスクにあらかじめ備える観点から、全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週3月2日から春休みまで、臨時休業を行うよう要請します。なお、入試や卒業式などを終えていない学校もあろうかと思いますので、これらを実施する場合には、感染防止のための措置を講じたり、必要最小限の人数に限って開催したりするなど、万全の対応をとっていただくよう、お願いします。」

まだまだ、準備以前の段階なのですが、もうかなりのスペースを割いてしまいました。できるだけ簡潔に、同時に論理的な筋道については、厳密かつ分り易くという矛盾する要件を満たそうと頑張ってはいるのですが、どうしても長くなってしまいます。次回以降、どのような議論をして行く積りなのか、何点かにまとめておきましょう。

 ①.安倍宣言は、対策本部、文科省、WHO等の方針を無視して行われた。

 ②.227日直前の動きを元に考えると、安倍宣言は、功名心のなせる業としか考えられない。

 ③.何ら科学的な根拠がない上、政府の既定の方針に逆らって発せられた「安倍宣言」について、科学的な観点から諫言すべき「専門家」たちは、エビデンスを無視して、総理の「思い」を「忖度」した結果、32日に「新型コロナウイルス感染症対策の見解」を発表して、あたかも「安倍宣言」に科学的根拠があるかのごとき粉飾を行った。

皆さんも御存知のようにその先にもまだまだストーリーは続きます。2枚配布されることになった「アベノマスク」に至るまで、さらには「緊急事態宣言」の問題点も含めて整理・分析をしなくてはならない事どもが多くあるのですが、順を追って丁寧に検証して行きたいと思います。

[2020/4/11 イライザ]

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コメント

 2月27日の「安倍宣言」、質(性格も含む)の悪い権力者が、俺のひと声で全国の学校だって休校にすることができるのだぞーと、自らの「力」を誇示したい、悪質な権力者の姿だったと思いました。

 小池百合子の「ロックダウウン(都市封鎖)」も、安倍晋三の「コロナに打ち勝った証しのコロナ退治記念五輪」も、その魂胆がミエミエで我慢できません。
 「アベノマスク」が送られてくるようですが、付せんを貼って、「受け取り拒否」と書いて送り返したいと思います。わが家には妻の手作りマスクが余るほどありますから。
 でも皆さん、コロナには注意してください。知人の有名な医者が電話をかけてきて、そう言いました。



教師の息子も手作りマスクを自作していましたが、総理が「医療従事者など必要なところへのマスクを優先させるため、ご家庭では手作りマスクをご利用ください」と一言言えば済んだことで、何百億円もの税金を投入する意図は計り兼ねます。

それにしても、現状の日本ではウイルス感染症による被害より、政策や社会不安から来る被害の方が遥かに大きくなりそうなので、致死率の高い感染症を何度も経験している私でもCOVIT-19は絶対に避けたいところです。

最近のニューヨークからの情報では、COVIT-19は三密より接触感染が予想以上に多いと言われており、マスクもあくまで顔と手の接触を遮る手段として有効とされるだけで、従来以上に徹底した手洗い=他人が触るものを触った後はすぐに手を洗う、で院内感染も劇的に減っているようです。この動画のように徹底してウイルスとの接触を断つ必要があるようです。
https://www.youtube.com/watch?v=dSNfcQdMvII



木原省治様

コメント有り難う御座いました。コメントに書いて下さったことについて、出来れば後世の記録になるよう、出典あるいはそのヒントになるようなサイトも含めて、論理的な分析を続けたいと考えています。

継続してのコメントをお願いします。



工場長様

コメント有り難う御座いました。本当は、工場長さんにシリーズ物としてコロナウイルスについてどう考えれば良いのかを書いて頂きたいのですが、小生も言いたいことが結構溜っていますので、このブログでの発信に注力したいと思っています。

続けてのコメントを宜しくお願いします。

学校の全校休校については、子供の罹患は少なく、重篤な症状に陥りやすい老人から引き離す上でも、長い間の経験に基づく"学級閉鎖・学年閉鎖・学校休校"の遣り方があり、今回もこれの適用で十分であったと思う。
布マスクの配布については、サージカルマスクを不足にあえいでいた医療機関に回し家庭には布マスクを使わせるという啓蒙の意味では意義があったと思うが、各家庭に配るまでもなく、従来の流通経路に乗せるだけで十分であったと思う。

「バッカス」様

コメント有り難う御座いました。

休校やマスクについて、本稿と同じような結論をコメントして頂き力強く感じています。マスクについては、総理大臣が手作りのマスクを装着した上で、全国民にマスクを手作りするよう訴えた方が良かったと思っています。それについては、この続きの、5月9日のエントリーを御覧下さい。

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 2月27日の「安倍宣言」、質(性格も含む)の悪い権力者が、俺のひと声で全国の学校だって休校にすることができるのだぞーと、自らの「力」を誇示したい、悪質な権力者の姿だったと思いました。
 小池百合子の「ロックダウウン(都市封鎖)」も、安倍晋三の「コロナに打ち勝った証しのコロナ退治記念五輪」も、その魂胆がミエミエで我慢できません。
 「アベノマスク」が送られてくるようですが、付せんを貼って、「受け取り拒否」と書いて送り返したいと思います。わが家には妻の手作りマスクが余るほどありますから。
 でも皆さん、コロナには注意してください。知人の有名な医者が電話をかけてきて、そう言いました。

教師の息子も手作りマスクを自作していましたが、総理が「医療従事者など必要なところへのマスクを優先させるため、ご家庭では手作りマスクをご利用ください」と一言言えば済んだことで、何百億円もの税金を投入する意図は計り兼ねます。

それにしても、現状の日本ではウイルス感染症による被害より、政策や社会不安から来る被害の方が遥かに大きくなりそうなので、致死率の高い感染症を何度も経験している私でもCOVIT-19は絶対に避けたいところです。

最近のニューヨークからの情報では、COVIT-19は三密より接触感染が予想以上に多いと言われており、マスクもあくまで顔と手の接触を遮る手段として有効とされるだけで、従来以上に徹底した手洗い=他人が触るものを触った後はすぐに手を洗う、で院内感染も劇的に減っているようです。この動画のように徹底してウイルスとの接触を断つ必要があるようです。
https://www.youtube.com/watch?v=dSNfcQdMvII

木原省治様

コメント有り難う御座いました。コメントに書いて下さったことについて、出来れば後世の記録になるよう、出典あるいはそのヒントになるようなサイトも含めて、論理的な分析を続けたいと考えています。

継続してのコメントをお願いします。

工場長様

コメント有り難う御座いました。本当は、工場長さんにシリーズ物としてコロナウイルスについてどう考えれば良いのかを書いて頂きたいのですが、小生も言いたいことが結構溜っていますので、このブログでの発信に注力したいと思っています。

続けてのコメントを宜しくお願いします。

学校の全校休校については、子供の罹患は少なく、重篤な症状に陥りやすい老人から引き離す上でも、長い間の経験に基づく"学級閉鎖・学年閉鎖・学校休校"の遣り方があり、今回もこれの適用で十分であったと思う。
布マスクの配布については、サージカルマスクを不足にあえいでいた医療機関に回し家庭には布マスクを使わせるという啓蒙の意味では意義があったと思うが、各家庭に配るまでもなく、従来の流通経路に乗せるだけで十分であったと思う。

「バッカス」様

コメント有り難う御座いました。

休校やマスクについて、本稿と同じような結論をコメントして頂き力強く感じています。マスクについては、総理大臣が手作りのマスクを装着した上で、全国民にマスクを手作りするよう訴えた方が良かったと思っています。それについては、この続きの、5月9日のエントリーを御覧下さい。

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