フラワーデモinひろしま
国際女性デーの3月8日、全国47都道府県で「性暴力をなくそう。被害者が声を上げられる社会にしよう」とフラワーデモが計画され、新コロナウイルス感染拡大を受け中止、・延期、になった県もありましたが、広島では「フラワーデモinひろしま」が午後2時から約1時間、本通電停前で実施されました。
昨年、性暴力を訴えた裁判で相次いで加害者が無罪になったことを受け、「抵抗しなかった」等という理由で無罪になった不当判決に抗議し、作家の北原みのりさんたちの呼びかけで4月11日「花を持って集まろう」とフラワーデモが始まり、毎月11日に各地でフラワーデモがとりくまれてきました。
今年の3月8日には全国一斉にフラワーデモをとりくむため、広島でもフラワーデモを開催しようと呼びかけがあり実行委員会を立ち上げました。
本通り電停前には50人が集まりミモザなどの花を持ってアピール。4人からスピーチがありました。
Oさん:40年間金融機関で働き、職場ではお茶くみ、宴会ではお酌をさせられ、胸やおしりを触られて嫌だというと「減るもんでもないのに」と取り合ってもらえない。賃金は男性職員の約半分で年金生活になっても差がついて、死ぬまで男女差別の中で生きていかなくてはならない。
Yさん:明治時代にできた「強姦罪」が110年ぶりに改正され「強制性交等罪」となったが今年は見直しの年。是非「合意のない性交は犯罪」となるよう改正を求めよう。
Iさん:選択的夫婦別姓を求めて裁判をたたかっている。職場では通称名を使うことが認められるようになったが、法律的にはどちらかの姓を選ばなくてはならない。一度は結婚で姓を変えたが「自分の名まえではない」と感じ、事実婚を選んだ。姓を変えないと法律婚が認められないのはおかしい。夫婦同姓としているのは世界中で日本だけだ。
Kさん:韓国からの留学生。子どものころから実父に性暴力を受けていた。子どものころは私が悪いと思っていた。反抗したくても反抗できなかった。逃げるようにして日本に来た。性暴力を受けた人が悪いのではない。性暴力を受けたことは恥ずかしいことではない。私を私として見てほしい。女性も男性も「純潔」にとらわれないでほしい。声を詰まらせながら力強く訴えました。
(報告T.K)
[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
« 憲法違反が続くのは何故なのか? ――結論が先にあったから―― | トップページ | 福島原発事故から9年―中国電力への申し入れ »
「ニュース」カテゴリの記事
- 三原地区・府中地区の「19の日行動」(2021.02.22)
- 世界における広島の役割 ――広島市の平和推進条例は世界の期待に応える義務があります―― (2021.02.21)
- 二つの裁判―安保法制違憲訴訟と黒い雨訴訟―傍聴記(2021.02.18)
- 広島市議会議長への「平和に関する条例案(素案)」に対する意見・要望書を提出(2021.02.17)
- 問題だらけの広島市平和推進条例 ――世界平和の「原点」にはなりません―― (2021.02.16)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 島根原発が立地する松江市の市議会議員選挙(2021.02.25)
- 2月のブルーベリー農園その3(東広島市豊栄町)(2021.02.23)
- 「軍都と被爆の証人 広島城」散策(2021.02.24)
- 三原地区・府中地区の「19の日行動」(2021.02.22)
- 学徒動員と原爆被爆その2-鳥取県の動員実態(2021.02.20)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 島根原発が立地する松江市の市議会議員選挙(2021.02.25)
- 「軍都と被爆の証人 広島城」散策(2021.02.24)
- 三原地区・府中地区の「19の日行動」(2021.02.22)
- 世界における広島の役割 ――広島市の平和推進条例は世界の期待に応える義務があります―― (2021.02.21)
- 学徒動員と原爆被爆その2-鳥取県の動員実態(2021.02.20)
« 憲法違反が続くのは何故なのか? ――結論が先にあったから―― | トップページ | 福島原発事故から9年―中国電力への申し入れ »
コメント