広響フアン感謝デー
昨晩午後6時30分よりアステールプラザで、広島交響楽団のファン感謝デーが開催されました。私たちが会場に着いた時には、すでに多くの人が開場時間を待って長蛇の列でした。何人かの知り合いの顔も見えます。
ファン感謝デーですから、特別のプログラムで進行します。パートごとの紹介とパフォーマンスから始まりました。スタートはパーカッション(打楽器)。メンバーが紹介され、維持会パフォーマンス演奏。終わるメンバーの一人が、次のパート、チューバを紹介。ファン感謝デーということで演奏中以外の写真撮影が許可されましたが、最後部の座席でしたので遠すぎて写りが良くありませんが、雰囲気を感じてください。
楽器ごとのパフォーマンスですから、それぞれの楽器の音色を聴くことができました。最後は、バイオリンです。メンバーの紹介が終わると広響音楽総監督・指揮者の下野竜也さんが登壇。下野さんのパフォーマンスは、楽団員に背を向けて観客席に向かって指揮棒を振ること。当たり前のことですが、いくら一生懸命にタクトを振っても、楽団員は誰も演奏しません。いつもの演奏会では見られない、楽団員、和気あいあいのスタートです。
オリンピックの年ということでしょうか、最初の演奏曲は、黛敏郎作曲「スポーツ行進曲」です。
次の恒例のクイズコーナー「何の曲かわかるかな?」。今年は、少し趣向を変えてオーケストラでの演奏はなく、シキボウ振りだけ、楽団員のハミング、打楽器だけの演奏、最後はトランペットのみのパフォーマンスで、その曲名を当てなければなりません。あたりまえのことですが、私は全然わかりません。でもやはりわかる人がいるのですね。会場からは驚きの声と大きな拍手。「すごい」の一言です。しかし楽団員によるハミングの曲は、2度繰り返しましたが、誰一人手をあげる人がいませんでした。曲が難しかったのか、ハミングが下手だったのかの理由は不明ですが。
クイズコーナーが終わると再びオーケストラで2曲を演奏。その途中でパーカッショングループ4人が、指揮台前に出て来てボデーパーカッションを披露。ボデーパーカッションは、ことばのごとく体をたたいて拍子をとり音を出します。手で膝を叩く、両手を打つ、胸をたたくなどです。次の曲では、観客席も足踏み、手拍子のボデーパーカッションに参加。一体感が広がります。前半のオーケストラ・コンサートのアンコール曲は、ファン感謝デー恒例の「それいけカープ」。再び会場は、観客席の拍手と演奏の一体感で盛り上がります。
10分の休憩を挟んでの後半は、楽団員によるアンサンブル。パーカッション、金管五重奏、バイオリンの二重奏、木管五重奏団、そして最後は、「広響ファン感謝デー祝祭管弦楽団」による「みんなで演奏!」です。
曲は、ヨハン・シュトラウス:ラデツキー行進曲です。ステージ上には、事前に申し込みをした一般参加者35人がそれぞれ持参の楽器をもって登壇。広響もメンバーも日頃の楽器とは違う楽器で参加。指揮者の下野さんもトランペット奏者として参加。尺八もあります。ラデツキー行進曲は、手拍子を打つパートが繰り返し演奏されましたので、拍手がやむことはありませんでした。
2時間余りのファン感謝デーでしたが、演奏会とは違う雰囲気で楽しい時間を過ごしました。
いのちとうとし
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