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2019年12月 9日 (月)

「12.8不戦の誓いヒロシマ集会」を開催―決意を新たに

「開戦通告」もないまま旧日本軍がアメリカ・真珠湾を攻撃し、本格的な太平洋戦争に突入した12月8日を忘れず、再び戦争する国にさせないと誓うため、毎年この日に開催してきた「12.8不戦の誓いヒロシマ集会」が、今年も自治労会館で開催されました。

主催団体は、例年どおり「憲法を守る広島県民会議、広島県平和運動センター、原水爆禁止広島県協議会、8の日平和行動ヒロシマ女の会、戦争をさせないヒロシマ1000人委員会」の5団体で、参加者は約100名でした。

憲法守る広島県民会議赤木事務局長の司会で始まった集会、主催者あいさつは同じ憲法を守る県民会議の檀上代表委員、そして記念講演へと続きました。

今年の記念講演は、憲法学者で長崎大学名誉教授の舟越耿一(ふなこえこういち)さん。タイトルは「長崎原爆へ至る道―どうしてそうなったの?それで今どうなった?」です。

「1945年10月に鹿児島で生まれ30歳で長崎大学に赴任、その時始めって被爆者に出会った」という自己紹介から始まった舟越さんのお話。数年前脳卒中で少し発声が難しくなっているということで、あらかじめ話の原稿が参加者に配布されました。

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「憲法9条の実現を希求する強い意志を原爆被爆地が持たなくていったい日本のどの都市が持つだろうか、と自問してみる」で始まり、グラバー園の真正面に、自衛隊の艦船が浮かんでいることを紹介しながら、長崎の被爆実態にふれられる。そして「語弊があるかもしれないが、戦後この方、市民と行政が一体となって反核運動をやっている間に『長崎の兵器生産』は戦前並みといわれるまで復活した」。だから、「市民運動団体『ピースバス長崎』を結成し、貸し切りバスに乗って兵器生産の現場や遺跡、被災者追悼碑などを見て回るという活動をする」と自らの平和活動を紹介。

さらに「『真珠湾攻撃をした航空機魚雷は、三菱兵器作所で作られた』という事実が、長崎原爆の最重要の前史であると考えたい」ほとんどの参加者が初めて知る事実を紹介。そして再び、「原爆被爆都市が憲法9条を実現させる努力をしないで、一体日本のどこが9条実現の努力をしようとするのだろうか」と長崎の役割を強調しながらも私たち広島につながる課題が提起されました。そして「そのためには、国民の憲法体験、平和体験を学ぶことが必要だ」と指摘されました。

舟越さんは、この講演の中で二人の書籍を紹介されました。一冊は堀田善衛の「方丈記私記」、もう一冊は加藤陽子の「それでも、日本人は『戦争を選んだ』」です。ぜひこの機会に一読してみてください。

最後の一言。「出る杭は打たれる。出すぎる杭は打たれない」。出すぎるといわれるほどがんばれという激励だったように感じました。

講演が終わり、8の日平和行動ヒロシマ女の会の貴田さんが集会アピールを提案。今回のアピールでは、真珠湾攻撃に先立つ侵略の歴史にきちんと触れています。


 12・8不戦の誓いヒロシマ集会アピール

 「私は1927年(昭和2年)の生まれでございます。日本が国の政策として中国をはじめアジアの国々に侵略戦争を行ってゆく、私の青春は戦争とともにありました。」ある女性の回想です。

 日本近代史は、台湾・朝鮮半島の植民地化、シベリア出兵、柳条湖・ノモンハン・盧溝橋と続く侵略と戦争の歴史でした。そして、78年前の今日、アメリカ・イギリスなど連合国との太平洋戦争に突入しました。この戦争で2千万人を超えるアジアの人々が犠牲になり、戦争の当事者である日本も300万人を超える人が亡くなり、広島・長崎に原子爆弾が投下され、日本の無条件降伏をもって終了しました。

 私たちは国策として進められた侵略戦争と植民地支配という歴史的事実を直視し、「12月8日」を「8月6日」と並んで、ヒロシマ・日本が忘れてはならない日として位置付け不戦と民主主義の確立を誓ってきました。

 憲政史上最長となった安倍政権のもと、特定秘密保護法・戦争法・共謀罪などが次々と強行成立され、日本は戦争のできる国に変貌しつつあります。そして、「沖縄に新基地は要らない」と沖縄県民が示した度重なる意思を無視し、辺野古新基地建設を推し進めています。

また、在日米軍岩国基地への空母艦載機部隊の移転、イージス・アショアの配備計画、「自衛艦船」の「空母化」軍事力最優先の政治が強行されています。

 とりわけ、岩国基地拡張に伴う米軍機の離発着訓練・低空飛行訓練が繰り返され、騒音問題は近隣住民にとどまらず、中国地方全体の深刻な問題となっています。また、戦闘機の墜落・不時着・部品の落下など市民生活の安全に大きな影を落としています。

 今、自国第一主義が叫ばれ、格差の拡大が進み、自由に話せるという多様性が収縮しています。

 私たちは、こうした「他国との紛争」を助長する流れに抗して、戦争の悲惨さ、教訓に学び、「戦争をすることの愚かさ」を訴え、「平和と民主主義を守ろう」と日々奮闘している広範な人々とともに、活動を一層強化することを心に刻み、12・8不戦の日の誓いとします。


閉会のあいさつに立った平和運動センター西迫副議長は「過去と同じ過ちを繰り返さないとの誓い。『すべての人は尊い』という普遍的原理が大切。正しい判断のためには、情報が必要。だから、安倍政権は隠し続けるのです。『成功させる秘訣はあきらめないこと』今後もともにがんばりましょう。」と呼びかけ、集会は終了しました。

いのちとうとし

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