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2019年7月19日 (金)

鈴木三重吉の碑めぐりと「赤い鳥」

鈴木三重吉の碑めぐりをするきっかけとなったのは、昨日のブログで紹介した長遠寺の訪問です。長遠寺の前住職長崎昭憲さんにお話を伺っている時、「お父さんが何か書かれたものはないですか」とお尋ねしたところ「国泰寺高校の同窓誌に確か書いていたような気がします」と聞いたような気がする(確かではないが)したので、午後思い立って国泰寺高校の同窓会事務所を訪ねたのです。結論から言えば、事務所におられた久保木さんが役員の方に電話をかけたり事務所の中を一生懸命に探していただいたのですが、該当するようなものを見つけることはできませんでした。この件は、改めて長遠寺をおたずねし、聞くしかないなと思っています。

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ここからが、鈴木三重吉の話です。国泰寺高校同窓会の事務所が入っている建物の玄関に、鈴木三重吉展示コーナーがありました。普通なら気にすることなくすぐに事務所のある2階に上がるのですが、長遠寺で鈴木三重吉の墓を訪ねた後でしたので、ちょっと足を止める気になりました。まず目に飛び込んだのが色鮮やかな「赤い鳥」の表紙画ギャラリーでした。後で広島市中央図書館で聞いたところ、昨年「赤い鳥」創刊100周年の記念展示で中央図書館が作成し、展示終了後、鈴木三重吉ゆかり(国泰寺高校前身の広島一中の卒業生)の国泰寺高校に展示されることになったようです。1918年(大正7年)に創刊された「赤い鳥」は、鈴木三重吉が死去した1936年(昭和11年)に196号で終刊しています。展示された表紙画を数えるとぴったり196枚ありました。当時の子どもたちは、どんな夢を見ながらこの本を読んだのでしょうか。発行部数1万部からスタートした「赤い鳥」は、最盛期には、3万部を超えたこともあったそうです。

表紙画ギャラリーの右側には、経歴や写真などの展示がありました。事務所では、久保木さんからこんな情報もいただきました。「鈴木三重吉の生誕地は、猿楽町です。今のエディオンのあたりです。エディオンのビルには、そのことを表示する碑がありますよ」と。

当初の予定であった資料を見つけることはできませんでしたが、せっかくの機会だからとそのまま鈴木三重吉の碑めぐりをすることにしました。

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最初が、久保木さんに教えていただいた生誕地を示すエディオンのビルです。ありました。新築されたエディオンビル東館の電車通り側の壁面の東端に「鈴木三重吉生誕の地碑」がきちんと取り付けられていました。そういえば、旧館の時代にも見たような記憶があります。

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次に原爆ドーム方面に移動。相生橋東詰原爆ドーム横に「『赤い鳥』の文学碑」が建っています。説明版にはこう書かれています。「昭和39年(1964年)6月、鈴木三重吉顕彰会建立。肩に鳩を乗せた三重吉の胸像の台座は本を模しており、『赤い鳥』の文字と三重吉の好きだった馬が彫られている。右側の少年と少女が座る台座には三重吉の筆で『私は永久に夢を持つ。他繰り返し年少児のごとく、ために悩むこと亜先のみ』の碑文がある。円鍔勝三氏作。」

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その後、広島市中央図書館に寄って、国泰寺高校の鈴木三重吉コーナーの経緯を聞き、最後に訪ねたのが、中区基町「こども図書館・こども文化科学館」前に建つ「鈴木三重吉記念碑『夢に乗る』」です。この碑の説明版を見つけることができませんでしたので、中央図書館ホームページから引用します。「昭和30年(1955年)5月、鈴木三重吉顕彰会建立。彫刻家 円鍔勝三氏によるブロンズ像で、小鳩を抱えた子どもが魚に乗っている。台座の『鈴木三重吉記念碑』は、小宮豊隆氏による。円鍔勝三氏の出身地尾道市御調町の円鍔記念公園には、同じく『夢に乗る』と名付けられた像があり、こちらはラッパを吹く少年が魚に乗るモチーフとなっている。」碑めぐりはこれで終わりです。

被爆樹木を訪ねた長遠寺から、思いがけず鈴木三重吉を訪ねることになりました。

最後に一言。私は、「長遠寺」の名前を「ちょうえんじ」と思っていましたので、中央図書館を訪ねた時にも「ちょうえんじ」と繰り返し言っていたら、ちょうどそこにおられた方から教えていただきました。「『ちょうえんじ』ではなく『じょうおんじ』ですよ」と。「長遠寺」のホームページにもきちんとそう書かれていました。ありがとうございました。

いのちとうとし

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