マスコミ

2017年10月19日 (木)

最高裁判所裁判官国民審査 ――「×」は不信任、何の印も付けなければ信任です――


最高裁判所裁判官国民審査

――「×」は不信任、何の印も付けなければ信任です――

 

衆議院議員選挙と同時に行われるのが最高裁判所裁判官の国民審査です。これは憲法の79条に規定されています。

 

79条 最高裁判所は、その長たる裁判官及び法律の定める員数のその他の裁判官でこれを構成し、その長たる裁判官以外の裁判官は、内閣でこれを任命する。

 

2 最高裁判所の裁判官の任命は、その任命後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し、その後十年を経過した後初めて行はれる衆議院議員総選挙の際更に審査に付し、その後も同様とする。

 

3 前項の場合において、投票者の多数が裁判官の罷免を可とするときは、その裁判官は、罷免される。

 

実際には下の見本のような用紙に記入するのですが、「×」を付けなければ、それが意図的であっても、「分らないから」という消極的な理由であっても、その解釈は「信任」だということになるのです。

 

             

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今回、審査される7人は、全て安倍内閣によって任命されていますので、これまでの安倍内閣の人事についてのやり方を元に考えると、最高裁判所だけ全く問題がないと、言い切る自信はありません。

 

さらに、7人の裁判官が個々の案件についてどう判断しているのかもチェックする必要があります。新聞社等のアンケートも参考にはなりますが、かなりの熱心さと、メモを手にして要点を記入し、自分で一覧表を作るくらいの覚悟がないと判断が難しいアンケートが多いので、これも、「ちゃんと調べて知らせているでしょう」というアリバイ作りが優先されているのかもしれません。

 

もう少し分り易いサイトがあるのですが、その一つは、分り易い点は評価しますが、大江健三郎氏の裁判について、大江氏に不利な意見を述べた裁判官を評価している等の偏りがあり、お勧めできません。

 

江川紹子さんのサイトは分り易くバランスが取れていますので、まずはこちらをお読み下さい。

  

彼女の「傾向と対策」の結論だけ述べると、

 

1)最高裁裁判官の国民審査に関心を持って、できるだけ情報収集をしよう

2)それでも分からなければ、全員に×をつけるか、国民審査のみを棄権しよう

 

さらに彼女の説明によると、棄権をするには、投票所で渡された投票用紙を「棄権します」と言って、係員に渡せば良いようです。

 

江川さんの解説や意見はとても役に立ちますが、一点、賛成できないところがあります。木澤克之氏についての記述です。彼は、加計問題の焦点、加計学園理事長加計孝太郎氏と立教大学の同窓で、加計学園の監査役を務めていたことがある人物です。マスコミでは「異例の人事」とも評されているけれども、日弁連の推薦名簿に名前が載っているので、「異例」ではない、というのが江川さんの意見です。

 

そういう見方もあるでしょう。でも日弁連の名簿は加計問題が明るみに出る前に作られたはずです。もし、明るみに出た後で日弁連が推薦したとするなら、それは日弁連として「利害相反」の原則を犯していることになるはずだからです。

 

ですから、日弁連の意見がどうであれ、木澤裁判官についての判断は、彼を任命した安倍内閣との関連でなされるべきです。

 

そして、加計問題での安倍総理の疑惑については、安倍総理が真実を語らないどころか、事実解明のために開かれた国会を、何の議論も説明もなく解散した時点でアウトです。つまりこの解散は安倍総理が自らの「黒」を認めたのも同然なのですから、司法の最高権威についての判断も当然その視点からなされなくてはなりません。そして、私たちが求められているのは、「×」を付けることです。

 

政治の浄化ができるのは議員を選挙することだけに限られていないことを喜ぶべきなのか、「×」を付けるべき最高裁裁判官がいることを憂うるべきなのか、二者択一を迫られると答に窮する問題ではありますが――。

 

 

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2017年10月11日 (水)

第48回総選挙公示日 (第一日目) ――比例だけの選挙は初めてです――


第48回総選挙公示日 (第一日目)

――比例だけの選挙は初めてです――

 

 

昨日のブログでは、10月10日告示、同22日投票と書きましたが、衆議院議員選挙と参議院議員選挙の場合は「公示」、その他の選挙の場合には「告示」と言うようです。

 

その公示日、つまり選挙の初日ですが、これまでとはずいぶん違った一日になりました。小選挙区で立候補し、同時に比例代表にも「重複」立候補をする場合、基本的には小選挙区で当選することを最優先して選挙運動を行います。その際に使える選挙カーは、候補一人に一台と、所属政党の政策を訴えるために使われる「政連車」と呼ばれる二台があります。

 

しかし、小選挙区の候補ではなく、純粋に比例代表候補の場合、所属政党が各地域ブロックで使える選挙カーは一台しかありません。それも中国ブロックの場合、5県を回りますので、例えば広島県を駆け巡るのは5分の1、多くて3日です。

 

小選挙区の候補であれば、朝早くから夜遅くまで食事やトイレの時間も惜しんで動き回らないといけないのですが、純粋の比例代表の場合、立憲民主党の組織にも初めて入った訳ですから組織力・機動力が全く違います。中国ブロックのスタッフは岡山や島根、山口を拠点にしていますので、広島にはポスターやチラシの証紙貼りをしたり、電話を掛けて投票依頼をしたりする小選挙区規模の選挙事務所もありません。友人の好意で、最低限の仕事をするスペースをお借りできましたが、そこでの作業は明日からです。

 

 

結局、第一日目の今日はマスコミからリクエストのあった調査票の書き込みと、メールや電話で、立候補に至った簡単な説明をすることで精一杯でした。特に大変だったのは、調査票の書き込みです。初めて自分で書くという経験をしましたが、細かく色々なことを書き込まなくてはなりません。しかもかなりプライベートなことまで、そして、生れてから今までの歴史を全て網羅しなくてはなりません。

 

まずは朝日新聞社の調査用紙を御覧下さい。

         

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Photo_2

     
   

 

1社の用紙に記入するだけでも大変なのですが、マスコミ関係の全社からの依頼がありますので、総量はかなりあります。多くの人が手伝ってくれている場合でも、調査用紙の記入の大変さは聞いていましたが、家人と二人で手分けして掛っても、疲労困憊でした。しかも、内容は各社ほとんど同じです。時間が勿体ないとは思いましたが、とにかく午後までには済ませることができました。改善のための提案を選挙後にできればと思っています。

 

20171010_19_55_00

クリアーファイルでのリクエストもありますので、分量はもっとあります。

 

 

その後、メールと電話そしてツイッター等の発信に取り掛かりました。たくさんの方から激励して頂きましたので、こちらは元気のもとになりました。

  

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2017年10月10日 (火)

第48回総選挙 ――立憲民主党中国ブロックの名簿に登載されます――


第48回総選挙

――立憲民主党中国ブロックの名簿に登載されます――

 

 

「国難解散」の結果、総選挙が行われることになりましたが、それは10月10日告示、同22日投票の第48回衆議院議員選挙と呼ばれます。

 

その選挙で立憲民主党の枝野代表からお誘いを受け、現在の政治状況下、何をすれば一番満足できる結果につながるのか慎重に考えました。プラスになることが多くあるだろうという結論ですが、10月9日に広島県庁で記者会見を開き、思いの丈をお聞き頂きました。その際の冒頭の言葉をまとめて見ましたので、是非お読み頂ければと思います。

 

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2017109

 

 

市民の皆様・マスコミの皆様

 

 

この度、立憲民主党代表枝野幸男さんからの要請で衆議院選挙において、立憲民主党中国ブロックの比例代表名簿に、順位4位で登載させて頂くことになりました。立憲民主党への支持を広めるための位置付けです。

 

今回の選挙の争点については、改憲を進めるかどうか、核兵器禁止条約の発効と核廃絶のために積極的に行動するのかどうかという二点が重要だと考えており、自民・公明の与党、そして新たに結成された希望の党も、改憲は推進する、核兵器禁止条約には消極的という立場ですので、国政の行方を大変心配しておりました。

それに対抗する形で立憲民主党が結成され、何らかの形で応援したいと思っていましたが、上記の形での立候補のお誘いがありましたので、ブログ等で間接的に応援する以上のことができるかも知れないと考え、お受けすることに致しました。若い世代の枝野・福山議員をリーダーにした政党を多くの若者がフォローしていることを心強く思っていますが、私たちの世代もまだまだ一緒に頑張らなくてはならない時代状況にあります。

 

唯一の戦争被爆国を標榜する日本国政府が、核兵器禁止条約の批准をしないなどということは、これまでの被爆者の体験と努力を全く無視することで、到底許すことはできません。この点については、党派を超えた圧倒的多数の皆さんの賛同を得られるものと信じています。

ノーベル平和賞を受賞したICANは、被爆者をはじめとする、永年にわたる運動を作ってきた世代の薫陶を受け、実質的な成果を挙げるまでに育ってきた若い世代です。私には、立憲民主党の姿がこのICANと重なって見えてくるのです。

また、かねてから私が主張してきたように、日本国憲法は「都市型」の憲法です。それが、明確に表れているのが9条ですし、地方自治の制度です。さらに、被爆者の運動が明確に示してきたように、また今年のノーベル平和賞が認めたように、21世紀は市民と都市の時代です。その考え方が広まっている現在、憲法を変えることで、それとは正反対の、国家の統制力を強め、縦構造によって市民を支配する政治を目指すのでは、新たな時代を拓くことはできません。枝野代表の言葉を借りれば「右(翼)か左(翼)かなんていうイデオロギーの時代じゃないんです。上からか草の根からか。これが21世紀の本当の対立軸なんです」。

こうした考え方を共有している社民党・新社会党・共産党と協力関係を強くしつつ、改憲派の議員・核兵器禁止条約に消極的な議員が3分の2未満に減る結果になるよう、比例代表として頑張りたいと思います。

 

 

不一      秋葉忠利

 

なお、工事中の部分もありますが、公式ホームページを立ち上げましたので御覧下さい。

 

https://tadakiba.jimdo.com/

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

 

また、この趣旨を動画としてお聞き頂ければと思いYouTubeにもアップしましたので、そちらも御覧頂けると幸いです。

 

https://youtu.be/mDiUjjGYoF8

 


また、公式ホームページも立ち上げましたので、お暇な折に御覧下さい。

 

https://tadakiba.jimdo.com/

 

 

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コメント

頑張って下さい。Facebookもぜひ。
Facebookをされてる立憲民主党の候補者に以下の応援のメッセージを送らせて頂いてます。
応援の意味で投稿を送らせて頂きます。札幌で政策提言を投稿しております。併せて意見を送らせて頂きます。こういう事もぜひ訴えて欲しいです。北はミサイルを選挙応援の為に飛ばすかも知れませんが、電磁パルス対策も含め何にもされてません。:この人達は本当に危機管理が分かっているのだろうか?軍事力行使するならせめて原発無くしてからしないと。https://lm.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Ft.co%2F62U3n9SY9t&h=ATOO0zLghHTOtVPfbOP6vojhjtNP4OJt5rvDa0YC78PG0I0D_uf9LYiDFFpOF5VuoUb0gSrrvAxI3bA2Yp9AIJbFWwmaYUfxywrqXSWkDJw2sEZjQZArrf4SQdXRI6HGvepp1NW00Q4&enc=AZOltumLunG5V2zkrSSYwcV8ACAjQP_wFgLOALUxQEivN6yOvlvaipK4Q3R8FF2F5Q_KbpzjJpUeuywS3oFFSFiI4B5laE31u95UmX3-ogY5vrXCfU9olQEKNvkifML05-4DcWw3oI4C_Cnvl6ODIDsO7USMCch2ij0ZfFU4lkpIHTGHKPHSh0YvI7xOHW8yG10&s=1

国政復帰・熱烈歓迎
90年初当選時に≪やがては社会党のプリンス≫
になる方と応援しておりました。
社民党からでなくて残念ですが、今そこにある危機を突破するには
そんなこと言ってられません。
お庭の薔薇もこの門出を祝って咲いたよう。

いいスピーチですね。
中国地区からの比例第4位というのは、ちょっと残念ですが、
小池さん、前原さんが大きく右旋回を明確にし、
秋葉さんが立候補したことで、
対立軸がはっきりしたようです。
立憲民主党はもしかすると、もしかするかも知れません。
政治の話なんかしたことのない息子も、これで投票する対象ができたといってました。
今回はそうした1票の重みを感じる選挙になりそうですね。
頑張ってください。

「岡久太朗」様

コメント有り難う御座いました。

福井県民の気持、そして市民の生活はとても大切だと思います。戦争の惨禍を知らずに、あるいは知ろうともせずに、戦争への道を舗装し高速車を走らせようとしている人たちには特に考えて貰いたいことです。

「されど映画」様

コメント有り難う御座いました。

まずは、立憲民主党の応援団に徹して、出来るだけ多くの人に、我々の世代の弟分である枝野・福山両リーダーへの理解を深めて貰いたいと思っています。

もちろん、同志である社民や新社会、共産票の増えることも期待しています。

「ゲン」様

コメント有り難う御座いました。

政党のあり方として、小選挙区で立候補するために何年も準備してきた人たちを差し置いて、外の人間を上位に据えることはできないでしょう。その人たちも含めて、より若い世代の政治家に育って貰うために、我々が頑張るということが大切なのだと思います。

息子さんの世代の皆さんにも、メッセージが伝わっているようで、とても嬉しく思っています。

2017年10月 4日 (水)

小沢一郎の影 ――「政変」の度に劣化してきた政治の質――


小沢一郎の影

――「政変」の度に劣化してきた政治の質――

 

[この稿では敬称は略します]

 

小沢一郎がいくつもの「政変」を仕掛けて政治の方向を捻じ曲げてきたことは良く知られていますが、希望の党の出現にも彼の影が垣間見えます。

 

             

Photo

               

 

そもそも、現在のような酷い政治状況ができてしまったのは、1994年に小選挙区制が導入されたからですが、その立役者が小沢一郎だったことは周知の事実です。日本新党を率いていた細川護熙は自民党との連携を考えていましたが、総理大臣にするという小沢の誘いに乗り、その交換条件として小選挙区制の導入に合意したのです。その細川は、最近になって「もともと、自分は中選挙区制が良いと思っていた」と述べているのですから無責任も良いところです。

 

2009年の第45回衆議院議員選挙で民主党が大勝し、鳩山内閣が成立した背景には、2003年の民主党(鳩山代表)と自由党(小沢党首)との合併による勢力の拡大がありました。2008年には無投票で党の代表として三選されていた小沢が総理大臣になれなかったのは、その後、陸山会事件等のために代表を辞任したからなのですが、念のため書き添えると、この件で小沢は無罪になっています。

 

非自民内閣の成立という「政変」以上に注目されたのは、普天間基地移設問題、つまりマニフェストに掲げられた「最低限県外」が実現するかどうかでした。これが実現することと日本とアメリカとの関係が正常化することとはほぼ同じことだったのですが、鳩山首相と小沢幹事長の金銭問題もあり、腰砕けしてしまいました。その後も、数だけはあったために民主党政権は菅内閣、野田内閣と政権だけは維持できましたが、東日本大震災と福島の原発事故もあり、消費税の税率アップも追い打ちを掛けて、自民党に取って代られることになりました。

 

小選挙区制により質的に変ってしまった日本の政治は、鳩山内閣とその後継内閣の失政によって大きく劣化し、その間、小選挙区制の悪しき側面を生かすために自民党が採用した戦略でさらにそのスピードを加えてしまいました。

 

そして、三度目の「政変」として登場したのが、希望の党ですが、この政変によってさらに劣化するかもしれない可能性を何としても阻止する必要があります。

 

今回の「政変」のリーダーは、もちろん、小沢一郎の愛弟子だった小池百合子です。政治的な主張は小池の方が小沢より右寄りですが、「政局」そして「政変」の仕掛人としての技量は、「出藍の誉れ」と評しても良いのかもしれません。

 

となると、前の「政変」で小沢が仕掛けたような大きな政治的な変更は何になるのかを問わなくてはなりませんが、それは当然改憲です。選挙制度の変更は、実質的な意味での憲法改正(改悪)だと主張していたのは、故國弘正雄・元参議院議員ですが、それ以上に大きいことと言えば、憲法の改悪しかありません。

 

最優先事項は安倍内閣打倒だから、その一点に集中して希望の党との連携をする、という立場も理解できるのですが、自民党・公明党・希望の党・維新、どの党に入れても、それは改憲につながる一票だという点もしっかり自覚しなくてはなりません。

 

マスコミは、希望の党の動向だけを報道している感があり、かつての小選挙区導入の際の動きと重なります。当時のマスコミは、小選挙区制導入に反対する私たちを「守旧派」と排除し、世論を扇動しました。そのマスコミは、改憲の阻止にはあまり関心がないようにさえ見えるのですが、憲法を遵守し改憲を阻止しようと頑張っている、社民・新社会・共産そして新たに加わる立憲民主が、マスコミ予測を大きく上回る票を獲得することで、次の展望が開けてくることだけは間違いありません。

 

 

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2017年9月26日 (火)

久し振りに酔心 ――定番料理を堪能しました――


久し振りに酔心

――定番料理を堪能しました――

 

 

不用意にテレビを点けると、どこかの局で必ず食べ物・レストラン・料理関係の番組を放映しています。昔と比べて、番組数は何十倍にも増えているのではないでしょうか。食べ物にはあまりこだわらないことを自覚しているが故に、私は「Z級グルメ」を僭称していますが、それでもテレビで美味しそうな寿司やステーキ、それにワインやお酒が出てくるシーンを見ると、やはり同じようなものを食べ、飲みたくなります。

 

先日はあるドラマの中で、「近江屋 数寄屋橋本店」という鉄板焼きの高級店でワインとともに俳優たちの食べるステーキが、想像を絶するような美味しさであることが伝わって来ました。それ以来、「次に外で食べるときにはステーキを」と思い詰めていましたが、その機会がやってきました。

 

恐らく数年振りの酔心なのですが、スタンダードなお店での夕食が心まで癒してくれることは良く知られています。暖簾を潜ってテーブルに着きメニューを見ると、なんということでしょう。「広島県産牛ステーキ定食」があるではありませんか。さらに、ビールはカープ優勝記念で半額でした。さいさき善しとビールを注文。それもアサヒの「氷点下のスーパードライ」です。

 

                 

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ことビールになると心が急いて、まず一口飲んでからの写真になってしまいました。そしてしばらくして届いたステーキ定食。

 

 

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家人が注文したのは、旬彩・酔心御膳です。

 

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注文してから釜飯に火を入れる、という伝統通り、20分ほどで釜飯が出てきました。

 

 

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テレビ番組の中に出てくる鉄板焼き屋さんのロケ地は、銀座うかい亭や六本木モンシェルトントンらしいのですが、酔心のステーキもなかなか良い味でした。もちろん釜飯ではこちらの方が本場です。

 

そしてコスパまで視野に入れると、久し振りの酔心は大満足の一時になりました。

 

 

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2017年9月24日 (日)

国際法違反が罷り通る国連で良いのか ――核を弄び危機を煽っているのは「核兵器禁止条約」に反対している国々――


国際法違反が罷り通る国連で良いのか

――核を弄び危機を煽っているのは「核兵器禁止条約」に反対している国々――

 

 

北朝鮮の核実験とミサイル発射が続き、李外相は太平洋上での水爆実験にまで言及しています。対してトランプ大統領の北朝鮮に対する言葉も激しさを増し、「火と嵐」が「タフさで不十分」との判断の下、国連演説では北朝鮮の「完全破壊」にまでエスカレートしました。安倍首相は、「虎の威を借る狐」よろしく、もっと「圧力」を掛けろとけしかけています。

 

               

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DOD photo by U.S. Air Force Staff Sgt. Jette Carr

 

北朝鮮は、トランプ演説後に金委員長が異例の声明を発して、「米国の老いぼれの狂人を必ずや火で罰する」と言っていますし、それに先立つ9月18日の労働新聞(朝鮮労働党機関紙)では「もしアメリカが戦争の道を選ぶなら******アメリカは核兵器による恐るべき攻撃を受け、悲惨かつ最終的な破滅を見ることになろう」と述べています。

 

 

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労働新聞が公表した画像

 

対して韓国は、21日に北朝鮮に対する9億円の人道的支援を行うと決定し、文大統領は国連の演説で、「北朝鮮の核は不可逆的に放棄すべき」と述べ、「追加挑発の場合は新たな措置を模索」とも加えて、「圧力」を掛ける路線を支持するのと同時に、北朝鮮の崩壊、吸収統一あるいは人為的統一は追求しないといういわゆる「3ノー(NO)」政策を再確認し、朴政権を倒した「ろうそく革命」のような平和的手段の重要性を強調しました。それは、演説中「平和」という言葉を30回使ったこと、そして「軍事的衝突により平和が破壊されてはならず、皆さんと国連がろうそくになってほしい」というメッセージに込められています。

 

中国やロシアが対話路線を強調していることに加えて、フランスやドイツも同様に対話を求め、スイスは大統領が仲介の労を取るとまで提案しているにもかかわらず、我が国の政府やマスコミの報道は、トランプ・安倍路線に目を奪われて世界の良識を認識できないようです。ここで付け加えておきたいのは、もう一点、とても重要なことを忘れているという事実です。それは、国連その他の場で行われている過激なレトリックが実は、国際法違反であるということなのです。

 

「力の支配」と「法の支配」と分けることでお分り頂けると思いますが、国際法は「法の支配」の立場です。トランプ・安倍路線は「力の支配」を公然と掲げ、その結果、北朝鮮とともに国際法違反を犯しているのです。


改めて強調します。「法の支配」を設立基盤としている国連の総会で、その大原則を無視し「力の支配」を信奉し実行している国々の主張をこれ以上容認して良いのでしょうか。

 

今年7月に締結され、9月20日に国連で署名式が行われた核兵器禁止条約では、核兵器の使用ならびに、核兵器を使用すると脅すことも禁止しています。しかし、北朝鮮は、党の機関紙、労働新聞を通してその脅しを行い、アメリカは、明示的に核を使うとの脅しには至っていませんが、それと同等の発言をしていますので、これも国際法違反です。

 

核兵器禁止条約は未だ発効していないから違反をしても良い、我が国は署名もしていないし批准する気もないのだから、問題にならない、という声がアメリカ・北朝鮮・日本・オーストラリア等の国から聞こえてきそうですが、この条約は集大成であって、他の条約や一般国際法を参照しても大問題なのです。国際反核法律家協会がその点を簡潔に説明してくれていますので、ここではその要約をしておきます。

 

(A)戦争をするとしても、そのために使うことのできる手段は無制限ではない。

 ジュネーブ諸条約の追加第一議定書では、敵国に対して、全人口を一人残さず殲滅するという脅し、ならびにその前提で戦闘行為を行うことを禁止している。

 また、ニュルンベルグ裁判では、ナチスの「国家総力戦」という考え方を否定している。それは、戦時国際法の全てに反し、その根底にある原則にも反しているからだ。つまり、「総力戦」は、戦争目的のためには他の全ての事柄は二次的な地位に落され、全ての規範・原理・原則・保障・条約の持つ意味が軽んぜられることになるからだ。

 一つの国家全てを破壊する目的で戦争を行うことは、1948年に採択され、1951年に発効したジェノサイド条約に違反している。つまり、その条約の禁止している「国家や人種や民族、宗教的なグループの全滅または部分的な破壊することを目的とする殺戮」に該当するからだ。

 戦争手段に制限のあることは、攻撃側のみならず防衛側にも適用される。したがって、北朝鮮からの攻撃に対してのアメリカまたは同盟国の防衛にも適用される。しかも、2003年のイラク戦争におけるアメリカの方針は、北朝鮮からの攻撃がなくても、アメリカが戦争を仕掛けることも「防衛」の範疇に入るという意味である。

 北朝鮮は核兵器を使用するとの脅しを明示的に行っている。アメリカは、そこまでは言っていないが、「火と嵐」や「完全破壊」はその方向を強く示している。これは、核兵器禁止条約が正に禁止していることだ。

 

(B) 戦争に訴えるというアメリカならびに北朝鮮の脅しは、戦争を正当化できる根拠がないので国際法違反である。

 

 国連憲章51条は、敵からの攻撃があった場合にのみ、自衛のための軍事力の使用を認めている。これまでに攻撃はなかったし、それが近々起こることも考えられない。

 国連の安全保障理事会はこの件についての軍事力の使用を認めていない。直近の安保理決議でも、軍事力の使用を認めない範囲での制裁が強化されている。これまでの決議でも、北朝鮮との間の平和的な解決を追求することが強調されている。これは国連憲章の第2条の3によって義務化されている。つまり、「全ての国際的争いは、平和的に解決されなくてはならない、それは、国際的に平和と安全そして正義を危険にさらさせないために必要だから」

 

つまり、アメリカと北朝鮮がお互いに戦争への道をエスカレートさせるのではなく、まず、両国が直接の対話を始めること、そして軍事力の不使用協定から朝鮮戦争終結、さらに朝鮮半島の非核化へと進む平和への道を探ることにあるのは、明らかでしょう。


国際反核法律家協会のホームページも御覧下さい。近日中には、この件についてもアップされると思います。 

 

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2017年9月18日 (月)

スマートフォン・サム ――世界に広がる謎の痛み――

スマートフォン・サム

――世界に広がる謎の痛み――

 

NHKの「ガッテン」で紹介された「謎の痛み」。症状は主に手首に現れるのですが、その原因が謎だということで、原因を究明した番組でした。そして世界的に広がるこの症状には名前の方が早く付けられていました。「スマートフォン・サム」です。略して「スマホ・サム」。スマートフォンには問題がないと思いますが、「サム」とは何でしょうか。

 

           

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この疑問を敢えてここに記しているのは、「ガッテン」のゲストの3人ともその意味を当てられなかったからです。「サム」は「thumb」、つまり親指です。そして「スマートフォン・サム」とは、スマホを使う時に親指を酷使した結果として生じる腱鞘炎その他の炎症を指す言葉でした。

 

スマホでメールやラインの入力をするとき、両手の親指を使って猛烈な速さで入力している若い女性 (何故か早いのは女性だという印象です) を見て、「カッコいいなー」と思ってきたのですが、言われてみると、あれだけの速さで親指を動かすのは、手首や腕の筋肉や腱にはかなりの負担です。炎症が起きても不思議ではありません。

 

私もスマホやPCを頻繁に使う方ですが、手首や腕の痛みでは苦労していません。恐らくそれは、音声入力に頼っているからなのだろうと思います。「工場長」さんに教えて頂いてから病み付きになり、今では、人前でも恥ずかし気なく囁くような声で、メールやラインの返信をしています。周りの人に気付かれたことはほとんどありません。

 

 

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PCで、音声入力を促す画面です

 

その時添付する写真は、「サムネイル」表示で出て来ますので、選ぶのは簡単です。

 

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スマホのサムネイル表示

 

「サムネイル」は「親指の爪」の意味ですが、大きな写真の縮小画面を指す言葉としてピッタリです。ついでに、親指の他の指を英語で何と呼ぶか御存じですか。忘れた方もいらっしゃるかもしれませんので、復習です。

 

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人差し指 ⇒ index finger

中指   ⇒ middle finger

薬指   ⇒ ring finger

小指   ⇒ little finger

 

覚えていた方もいらっしゃるでしょう。そんな方には、「Thumbs up!」です。

 

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コメント

私の印象では、ブラックベリーの頃に、テキストサム(texting thumb pain、text thumb injury)という言葉が出て、iPhoneやAndroidになってスマートフォン・サムになったような気がするのですが、いずれもスマートフォンが出来る前からドケルバン病、ばね指(弾撥指)と呼ばれていた症状です。

ブラックベリーの頃はボタンを押していましたが、今のスマホは触れるだけですし、ホームボタンさえなくなる方向なので、力を入れて押すという作業はなくなりますが、いずれにしても、ピアノの鍵盤を押す力とパソコンのキーボードですら筋肉への負担は桁違いですから、スマホで腱鞘炎になるというのは、確かにそういう論文もありますが実験は力の入るゲームで行われており、文字入力で起きるとは考え難いと思います。

ちなみにサムネイルというのはコンピュータだけでなく印刷や写真の関係でも使われていますが、本来の意味まで知っている人は少なく、言われてもピンとこない人が多いようです。アメリカでは指によるサインやジェスチャーも日本より多用されますが、その違いでしょうか。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。

ブラックベリーの頃の動きはほとんどパスしてしまっていましたので、御教示有難う御座いました。

確かに、キーにタッチするのと押すことの違いは大きいと思います。それを飛び越して「ガッテン」の説明に納得してしまったのは、スマホを高速でタッチして入力している人たちを見ていると、自分にはできないからかも知れませんが、相当、指や手首に負担になっているではと思い込んでしまっていたからです。

そして、御指摘のように「サムズアップ」や「サムズダウン」、中指を立てて人を侮辱する等、英語圏では指や手によるコミュニケーションがかなりあるようですね。握手もその好例かも知れません。

2017年9月17日 (日)

「反面教師」としての豊田語録 ――特に「ババア」はいただけません――


「反面教師」としての豊田語録

――特に「ババア」はいただけません――

 

豊田真由子議員の暴言については、テレビでもネットでも多くのコメントが飛び交っていますので、屋上屋を架すことになるかも知れませんが、少しでも前向きのベクトルに変えられないか考えて見ました。それは、日本中、誰でも一度は聞くことになった暴言を「反面教師」にして、私たちの言語能力を少しでも高めることです。

 

             

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文部科学大臣政務官就任に際して公表された肖像写真

 

書き出すのも憚られる言葉ばかりですので、省略しますが、その中で敢えて一つの単語に注目したいと思います。「ババア」です。

 

何故、この言葉なのかという理由は、あるテレビのワイドショー中、女性ジャーナリストとゲストの女性二人が、「この言葉は許容範囲だ」と平気で発言していたからです。

 

この人たちは、2001年に石原慎太郎都知事 (当時) が「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものは「ババア」なんだそうだ」という形で、松井孝典東大名誉教授の言葉を引用したという触れ込みで引き起こした、いわゆる「ババア発言事件」のことは覚えていないのでしょうか。念のため、ウイキペディアの記事です。

 

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石原慎太郎元都知事

By MC1 Michael Gomez [Public domain], via Wikimedia Commons

 

もう一つ、私が「ババア」に強い違和感を持っていたのは、「プレバト」の俳句部門での梅沢富美男の度重なる「ババア」発言に嫌悪感を抱いていたからです。この番組の魅力は、芸能人たちの俳句の査定と添削をする夏井いつき先生の的確な言葉にあります。だから人気があるのですが、自分の俳句が思ったような評価をされない場合に、梅沢は夏井先生に対して「ババア」という野卑かつ大変失礼な言葉を投げ掛け続けていました。TBSに対して抗議をしようと考えていた矢先に、恐らく全国で同じように思っていた人の抗議が先になったのだと思いますが、最近、梅沢の「ババア」発言はなくなりました。

 

Photo

梅沢冨美男公式ページから

 

ここで梅沢富美男に敬称を付けていないのは意図的です。先生に対する言葉として「ババア」はあり得ませんし、この番組は俳句の番組です。その中で、「ババア」呼ばわりをすることは、美しい日本語、そして日本文化の精髄を継承し自分の句に反映させるべく俳句を詠んでいる多くの人たちに対する侮辱でもあります。そんな言葉を公衆の面前で多発する人間に対する最小限の抗議として、敬称を略することくらいはしないと、私たちは舐め続けられます。

 

私に取って、「ババア」は、それを使うことで相手と対等な関係を作ることとか、相手の中の最善のものを引き出すとか、人間の尊厳を尊び、明日への希望を創り出すといったこととは対極にある言葉です。


ですから、二人の女性が「ババア」容認発言をした理由が私には分りませんでしたが、梅沢冨美男は芸能界ではそれなりの影響力があるようですし、番組中に平気で「ババア」を使うのですから、誰にも見えない舞台裏で後輩たちそして女性たちに対してそれと同等、あるいはそれ以下の言葉遣いをしていても不思議ではありません。彼が直接の原因ではないでしょうが、芸能界の中の力関係が影響している可能性は考えられます。

 

そこで頭に浮んだのが「ストックホルム・シンドローム」です。元々は、誘拐事件や監禁事件等で人質に取られた人が、犯人に対して同情や好意等を抱き、犯人の持つ価値観を一時的にせよ共有することなのですが、ここではもう少し幅を広げて、権力のある人間とその支配下にある人間との関係で、支配される側が、権力者の価値観を受容することまで含めて考えたいと思います。

 

となると、これは最近の政治問題として大きく取り上げられた「忖度」との関係も考えなくてはなりません。ここまで議論を広げると、もう芸能界に限らず、権力者とマスコミの側が垂れ流す言葉によって私たちが洗脳され、知らず知らずの内にスタプリッシュメントを支持して行くプロセスの象徴、差別や事件侵害を正当化しそれを被害者にまで受け入れさせようとする流れを表す言葉が「ババア」だと言っても良いような気さえしてきます。

 

それに対抗するために、「豊田語録」は、私たちが使ってはいけない日本語のリスト、陥ってはならない人間関係の罠を示す「反面教師」として、「放送禁止用語」の応用編として活用することはできないでしょうか。皆さん、如何でしょうか。

 

そんなことは言われるまでもなく最初から分っている、今さら何を言っているのだ、あるいは、自分の言葉を豊田議員の言葉と比べられるだけで嫌悪感を催す、という方が大多数だったら嬉しいのですが。

 

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コメント

政治家と芸能人を同じように扱うのには、ちょと違和感があります。
プレバトは楽しく見てますが、言葉遣いなら司会の浜田氏も梅沢氏と同じです。
テレビで見えてるものと、実情は違うのかもしれませんね。
表で罵倒しても、裏ではしっかりと敬う事をしている。だからこそ、大きな問題にもならないのだと思います。
また、年上にタメ口ではなすタレントのローラさんは、テレビでは見えない所で周りを気遣っているそうですね。
多くの人が見るテレビだから、出演者の言葉遣いは大事だと思います。
しかしながら、昔からバラエティー番組はこんな文化だと思います。演じているのですから。
豊田議員のあの言葉遣いは、他の政治家にも似たような人もいるでしょう。
私はこの事で議員でなく、あの秘書はもしかしたら公設秘書なら、国家資格で国から給与を貰っているのでしょう。あんなレベルの低そうな人が国の安全に関わっているのかと思うとゾッとします。
被害者かもしれませんが、あの秘書はやめるべきですね。自分の都合悪いことには裏切るような行為をし、もし力がある政治家が不正をしていても見て見ぬ振りをするでしょう。それも自分に益があれば。

ババー、
バーバ、
大違いですね。

バーバは子供が使い、
ババーは大人が使うという違いもありますね。

「やんじ」様

コメント有り難う御座いました。

私の問題意識が十分に伝わらなかったようですので、再度説明させて下さい。

ここで問題にしたのは「ババア」という言葉です。その中でも指摘したように、「私に取って、「ババア」は、それを使うことで相手と対等な関係を作ることとか、相手の中の最善のものを引き出すとか、人間の尊厳を尊び、明日への希望を創り出すといったこととは対極にある言葉」なのです。

しかもそれを女性が容認してしまうこと、あるいは美しい日本語を追求する番組の中で使うことで、女性差別を助長したり美しい言葉追及を阻害したりする可能性があると思いましたので、その背景を考える必要にも思い至りました。そして、これを社会的に広がる大きな問題として捉えられることも大切だと考えた次第です。すぐに結論の出る問題ではありませんが、豊田語録を「反面教師」にすることくらいは、すぐにでもできるのではと考えています。

「バーバ」様

コメント有り難う御座いました。

その違いもありますし、悪意のあるなしという違いもあると思います。

2017年9月 9日 (土)

フォトジャーナリスト・豊崎博光さん ――凄い人シリーズの続きです――


フォトジャーナリスト・豊崎博光さん

――凄い人シリーズの続きです――

 

傘寿を過ぎ米寿に近い方々が元気で活躍されている姿に大いに刺激を受けて、その報告何度かさせて頂きましたが、一応「高齢者」の一員ではあってもまだ若い方々の中に、それに負けず劣らずの活動を続けている皆さんが多くいます。

 10代、20代そして30代の若い世代の皆さんが素晴らしい活躍をしている姿にも希望を感じていますし、それより上の壮年期の皆さんの力強い活動にはもちろん大いなる期待を持っているのですが、出来れば、私たちの世代が経験し積み重ねてきた土台をしっかりと踏み締めた上でのさらなる高い境地の開拓をして貰えればと、「老爺心」ながら、「凄い人」たちの紹介を続けたいと思います。順不同で、敬称も略す時があると思いますが、尊敬している気持に変りはありません。今回はフォトジャーナリストの豊崎博光さんです。

                  

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 前に報告した「竹林の八賢」のお一人ですが、私が豊崎さんから学んだ多くのことの内、四つを強調しておきたいと思います。

 念のためここでお断りしておきたいのですが、「月旦」をする積りはありません。しかし、限られたスペースでの紹介ですので、失礼な言い回しや説明の行き届かない部分、あるいは不十分な表現等があるかもしれません。その全ては、書き手である私の限界や勉強不足のせいですので、コメント欄で加筆・訂正等して頂ければ幸いです。

「核」は大変複雑なテーマですので、一人の人間が短時間でその全てを理解するのは至難の業です。理解を助けるための一つの手法として、その全体像をある角度から切り取ってその断面から理解することは有効です。医学で使われるCTスキャンで使われている方法でもあります。豊崎さんが強調してきたのは、核被害者という角度です。二つ目は、その被害の総体を問題にしている点です。つまり、「核」の核心をなす核物質の発掘から、加工、使用、廃棄というライフサイクル全ての段階で人間がどう関わりどのような被害が生じ、それに対してどんな対策が講じられているのか(多くの場合放置されているのですが)、そして二次、三次被害がどう絡まってくるのかを検証しています。

三つめは、それらの被害が生じている現場に飛んで、被害者の人間的な次元を捉えていることですし、四つ目は文字だけではなく、その場その場での真実をカメラを通して私たちに視覚的に伝えてくれていることです。

前置きが長くなりましたが、まずは、豊崎さんの略歴を御覧下さい。

194819481月、神奈川県横浜市生まれ。1968年に東京写真専門学院(現、東京ビジュアルアーツ)報道写真科ニ部を卒業後、フリーとなる。復帰前の沖縄、在日朝鮮人と韓国人、アメリカの先住民族インディアンなどを取材後、1978年にアメリカの核実験場となったマーシャル諸島を取材。以後、ウラン鉱石の採掘場や核実験場、事故を起こした原子力発電所など核兵器の製造開発や原子力発電などによる人間の健康と心への影響、暮らしや環境への被害、反核・非核運動や核被害者大会の取材のために世界各地を訪れる。

取材地は、マーシャル諸島やポナぺ、トラック、パラオ、サイパン、テニアン島などのミクロネシア全域、ハワイ、ジョンストン島、バヌアツ、オーストラリアなどの太平洋からアメリカ、カナダ、スウェーデン、ドイツ、オーストリア、イタリア、ベラルーシ、ウクライナ、カザフスタン、ロシアの北極圏にいたる。各地には繰り返し訪れ、とくにマーシャル諸島には1978年から2006年までに20回以上訪れて被害者や被害状況の変遷を取材しつづける。

199211月に横浜市で開かれた「第6回国際非核自治体会議」では、会議のコーディネーター兼スピーカーを務める。拓殖大学、中央大学で非常勤講師として「核の時代史」の授業を行う。

私たちにとってラッキーなのは、こうした広範な取材の成果を、まとまった著作として読み、写真として見られるということです。是非、一冊でも手に取ってみて頂ければ幸いです。

著書:

 『核よ騒るなかれ』(1982年、講談社)

 『グッドバイ・ロンゲラップ』(1986年、築地書館)

 『蝕まれる星・地球』(1995年、平和のアトリエ)

 『アトミック・エイジ』(1995年、築地書館)――1995年の第1 回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞(この賞については別稿で説明します)

 『核の影を追って』(1996 年、NTP 出版)

 『マーシャル諸島 核の世紀』(2005 年、日本図書センター)――2005 年に日本ジャーナリスト会議賞受賞

 『写真記録 原発・核の時代』(2014年、日本図書センター)

 共著に、『水爆ブラボー 31日ビキニ環礁・第五福竜丸』(草の根出版会)、『核の20 世紀』(平和のアトリエ)、『原発・核』(日本図書センター)など。

長くなりましたので、次回は豊崎さんの大学での講義内容を通して、核時代を振り返ってみたいと思います。

 

  

 

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2017年8月22日 (火)

身近なヒーロー [同じお題で書きましょう] ――ドラマ 警視庁・捜査一課長――

身近なヒーロー [同じお題で書きましょう]

――ドラマ 警視庁・捜査一課長――

 

 

アップするのが遅くなりましたが、「身近」と言えばテレビもその一つです。私はミステリー番組のファンですが、録画して視ることが多く、『警視庁・捜査一課長』のシーズン2・第一話も最近になってようやく「鑑賞」する時間が取れました。

 

           

Photo

                 

テレビ朝日のホームページから

 

ヒーローは捜査一課長大岩純一、あるいはそれを演じている内藤剛志なのかもしれませんし、セリフを書いた脚本の安井国穂と言った方が良いのかもしれません。

 

嘘が嘘とは報道されず、その責任も取らない政治が頭にあったせいだと思いますが、捜査一課長の言葉で描かれたいくつかの嘘の典型が見事でした。記憶力がかなり衰えていますので、正確ではないかも知れませんが、捜査一課長のセリフです。

 

人間は弱い存在だからだれでも嘘を吐く。しかし絶対に許せないのが、権力を持つ人間の吐く嘘だ。

 

私も小さい嘘は吐いたことはある。例えば、同僚と飲んで遅くなった時、家に帰って「残業だった」と言ったことがある。

 

(犯人だと嘘の自白をした渡辺えり演じる静江について、そして犯人の男女に対して)  彼女のついた嘘は、誰かを庇うための悲しい嘘だ。自分の欲望のために吐く醜い嘘ではない。

 

捜査一課としては絶対に嘘は吐かない。

 

憲法99条で、憲法遵守義務があると列挙されている「国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員」には、拳拳服膺して欲しい言葉です。そしてマスコミにも。

 

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コメント

「私は嘘を吐いた事はない」という設問は典型的な虚偽判定質問で「はい」と答えると「嘘を吐いた」と判定されるくらい人は嘘を吐くものですが、日本の政治家の「記憶にない」というのも「典型的な嘘」と言えそうです。

妻が、アルツハイマーの父親が殺人の濡れ衣を着せられるという韓国ドラマをみていますが、人生を左右するような言動であれば「記憶」になくても、自分がそういう言動をするのか考えればわかることで、政治家が国政に関わる重要な言動を「記憶」に頼らないと分からないのであれば、それはそれで問題があります。

それにしても「息を吐くように嘘を吐く」というのは論外ですが…

毎回の参加、本当にありがとうございます。

ドラマで来られましたかw 嘘はどうしてもついてしまいますよね
自己防衛、自己顕示欲、笑かそうと思って、男女間の駆け引き、
悪戯心。これらの嘘は大目に見てくださいw

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。

「息を吐くように嘘を吐く」は、昨年、工場長さんが書かれたブログ記事のタイトルですが、再度多くの皆さんに読み視て頂きたいと思っています。

http://hiroshima.moe-nifty.com/blog/2016/12/post-0a69.html#_ga=2.60360362.644640835.1503204644-621647660.1495004861

改めて、権力者の嘘は許せませんね。

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。

大目に見られるかどうか、捜査一課長に聞いてみたいです。

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