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高齢者

2019年8月10日 (土)

8月一杯お休みします ――大きな仕事を抱えています――

多くの皆さんに御心配頂きましたが、風邪は何とか治りました。ここ何年間、風邪はひかなかったのでちょっと油断してしまいました。

でも、ブログの再開はかなり先になります。8月中に仕上げなくてはならない原稿が二つあり、全力投球が必要だからです。「集中」するとは、気を散らさないことですので、原稿以外のことには頭を使わないようにするのが必要最小限の心構えなのです。

当分は、一日仕事に集中して、夕方、一段落したら一休みして次の日に備える積りです。

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もちろん30分おきに立ち上がって、「ガッテン」おすすめの体操を間に挟みます。8月末には、立派な原稿とスリムなボディーが出来上がっているはずです。

[2019/8/10 イライザ]

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コメント


良かったです。風邪が治っていて。
本気で心配しました。

コメント要らないです。仕事に集中してください

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。

御心配をかけてしまい申し訳ありませんでした。風邪は良くなったのですが、集中力が今一で、昔なら5分でできていたことが今では1時間かかるような感じです。でも、頑張っています。

 

 

2019年7月25日 (木)

風邪をひいてしまったので、しばらく休みます

クーラーの利いている部屋で、疲れて寝込んでしまい、風邪をひいてしまいました。年のせいもあるかもしれません。大事をとってしばらく「安逸」な生活をしたいと思います。ブログもお休みさせて頂きます。

 

 

 

 

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コメント

何日ぶりかでブログを👀

あらららら。どうぞお大事に。
(夏に風邪→こちら→間が悪いことに7/21~24がピーク。
22日はせめて4時からと思いつつも、叶わずでした。
またのLIVEを心待ちにしております)

夏の風邪は拗らすと厄介です。充分ゆっくりと休養されて、お大事になさってくださいませ。

《追伸》「数学書として憲法を読む」とても読みやすく考えさせられることも多いので、ゆっくりじっくりと拝読させていただいています。示唆と勇気を与えてくれる労作を、本当に有難うございます!

「硬い心」様

コメント有り難う御座いました。「硬い心」さんもお大事になさって下さい。

LIVEは、また何回か開きたいと思っていますので、そのときには宜しくお願いします。

「うみねこ」様

コメント有り難う御座いました。

こじらせないよう、週末はゆっくりしたいと思っています。『数学書として憲法を読む--前広島市長の憲法・天皇論』をとても丁寧にお読み下さり、ありがとうございます。著者冥利に尽きます。

 

 

 

 

2019年7月15日 (月)

『テニアン』の著者・吉永直登さんにお会いしました ――熱い思いを聞かせて頂きました――

『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論』(法政大学出版局刊)の紹介と、「いじめ」については、これからも続くのですが、今回は、緊急レポートです。7月2日に御紹介した『テニアン』の著者である吉永直登さんにお会いしてきたのです。

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吉永直登さんと『テニアン』

私も、テニアンの歴史についてはほとんど何も知らなかったのですが、『テニアン』の中に描かれている歴史のお浚いを簡単にしておきましょう。初期の歴史は飛ばして、テニアンは、17世紀にはスペイン領になりますが、19世紀の末には、450万ドルでドイツに売られています。第一次世界大戦でドイツが負けると、統治権は日本に移り、1920年には、国際連盟の委任統治領として日本が統治することになります。それから、1944年にアメリカ軍がこの島を占拠するまで、砂糖やコーヒー、綿花の栽培によって南方の一台生産拠点になります。

1945年8月6日に、この島から離陸したB29「エノラ・ゲイ号」が広島に原爆を落としたことは良く知られています。戦後はアメリカの信託統治領になり、その後、アメリカの領土の格付けでは「コモンウェルス」と呼ばれる北マリアナ諸島の一員になっています。

さて、吉永さんがこの本を書くきっかけになったのは、8年前に、小学生だったお子さんと一緒に行った図書館の児童コーナーで、テニアンと戦争について書かれた本を手にしたことだったそうです。子供向きに書かれた本とは言え、余りにも知らないことが多く、テニアンについて関心を持つのと同時に、色々調べ始めたのは、吉永さんが、ジャーナリストとしてテニアンという島の持つ歴史的意味を見抜いた結果なのではないかと思います。

その歴史的意味とは、テニアンで生きて来た人たちの息吹によって吉永さんに伝えられたようです。「あとがき」から抜粋すると、「なぜか島のことが気になり、ある時、東京都内に住むテニアンの元住民の方に会った。その人がとても親切で、当時の思い出をいろいろ話してくれた。それからだ。テニアンの存在がどんどん自分の中で大きくなり、次第に引き込まれていった」プロセスが、『テニアン』の中には具体的に描かれています。

吉永さんに一番強烈な印象を残したのは、山崎コウさんでした。今年99歳になる女性ですが、1928年に家族とともに福島県からテニアンに渡りました。南洋興発という会社との契約で入植し、農地の開墾を行うことになったからです。当時7歳だったにもかかわらず、ジャングルを開墾するために闘う父母や、現地で南洋興発から派遣された人夫の食事係として、一人前の仕事をしていたとのことでした。一年後には、数キロ離れたところに尋常小学校ができ、山崎少女は妹とともにジャングルの中を学校に通ったとのことでした。彼女は1938年に東京に戻りましたが、吉永さんが会った元入植者の中でももっとも初期の入植時代を知っていること、また記憶力が抜群で当時の生活について詳細に語ることが出来た、大変貴重な存在だったとのことでした。

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山崎コウさんのページ

『テニアン』には、山崎さんの他にも何人かの元入植者が登場しますが、彼らの言葉で特徴的なのは「あの戦争がなければ」と「貧しかったが、楽しかった」だと吉永さんはまとめています。そしてテニアンの歴史をざっと眺めただけでも「苦しかった」時期のあったことも分るのですが、その点も含めて、『テニアン』では重層的に、そしてあくまでも人間的にテニアンの歴史を語ってくれています。

この本をまとめた結果をどのような言葉としてまとめられるのかを聞いてみたのですが、一つには、「日本人て凄いな」と強く印象付けられたそうです。そしてもう一つは、「戦争はいけない」です。テニアンに住んだ人々が抱いているテニアンへの思いと吉永さんの思いとが見事に重なっていることが分かります。

そして、吉永さんは謙虚に、『テニアン』を書くことが出来たのは、自分がお会いして取材できた人たちからの話があったからだし、沖縄県や市町村で、テニアンに入植した人たちの歴史を詳細にまとめてあったことから、それらの文書の記述を元に当時の生活を再現できた、と話してくれました。「このようなアナログ資料はやがて消えて行く運命にあるのかもしれないが、その中から、将来に残しておきたい歴史の真実を掘り起す仕事は、大変だけれど続ける必要がある」という言葉も、私たち広島の歴史を後世に伝える使命のある人間としても重く受け止めることが出来ました。

そして、『テニアン』を通して私が感じたのは、人間の未来に希望を持って良いこと、人類の未来は輝き続けるであろうというメッセージでした。

『テニアン』を是非読んで下さい。お勧めします。

[2019/7/15 イライザ]

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2019年6月27日 (木)

草刈り機を壊すほどの力を持つサプリ

夏になると、庭や家の周りの草刈りをしなくてはなりません。草刈り機も二台あるのですが、平坦な場所では、昔からお気に入りの手押し式、法面や凸凹したところ、狭いところでは、電動式の刈り幅が20センチくらいのものを使っています。昨年一昨年に、草刈りの報告もしています。

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草刈りは楽しい作業ではあるのですが、同時にかなり重労働にもなります。特に肉体的な老化が進行しているのですから、これは当然です。夏の暑い季節には、朝の比較的涼しい内に済ませることも必須です。

ということで朝起きてすぐ、ジュース一杯飲んでウォーキングに約一時間、その後、草刈りをするという日課になっています。それも、無理をしないように庭の中とか、小さいですが、畑の周辺といった具合に、範囲を決めて少しずつ草を刈ることになっていました。一回、大体20分も作業をすると、汗が噴き出して、疲れも深刻になり自然に作業を終えるというのが昨年までのルーティーンでした。

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今年はこのルーティーンが少し変りました。友人から効果のあるサプリメントを頂いて飲み始めたからです。一時間のウォーキング後も「やる気」は衰えず、草刈りもスイスイ進むようになりました。これがそのサプリです。

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その結果、「モーターが焼き切れないよう、一回の作業は20分程度にして、機械を冷ましてからまた再開する」という注意を完全に忘れていました。特に、昨日は天気も良かったために、一時間以上連続して草刈りを続けてしまいました。

その結果、煙が出てモーターが止まり、その後、温度が下がってからも全く動きません。5年間良く働いてくれたのですから、感謝とともに「リタイア」ということになりました。でも、サプリに草刈り機を壊す力があるとは、まったく考えても見なかったことでした。

[2019/6/27 イライザ]

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2019年6月26日 (水)

自動車運転の安全性を高めるために (5) ――自動運転が普及するまで――

前回は、急発進防止装置の「ペダルの見張り番」を国内の全車に取り付けるべきだという問題提起をしました。費用は、何の役にも立たない、ということは人の命を助ける上でも役に立っていないということなのですが、オスプレイとイージスアショアを止めてそれを充てればお釣りの来ることを説明しました。

でも、それで十分かと言われると、そうではありません。人命を守る上で効果のあるのは、「自動ブレーキ」です。ペダルの踏み違いによる事故だけが事故なのではないのですから、その他の事故でも、自動車のフロントの部分が、人間や他の車に近付いたことをセンサーが察知すれば、自動的に防レーキが掛るような装置は必要不可欠です。

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費用面では、現在でも、自動ブレーキを搭載したモデルとそうでないモデルとの価格差は5万円くらいらしいので、個人的に自動ブレーキを採用することも可能です。しかし、全車に搭載した方が効果的ですので、その線で考えましょう。日本全国で一年間の新規登録される自動車数は約500万です。現在の価格、一台5万は、大量生産や技術革新等で、2万円くらいに下げるのは難しくないでしょう。となると、全部で1,000億円です。

そこですぐ頭に浮ぶのが、「思いやり予算」です。アメリカ軍が日本に居続けるために、そしてアメリカ国内より豊かな生活をし、基地でアメリカ軍のために働く労務者の費用も、私たちの税金で払うということになってしまっているのですが、「思いやり予算」というニックネームが付いているくらいですから、どうしても必要な支出ではなく、相手を「思いやる」ための予算です。

この「思いやり予算」が一年約2,000億円ですので、その半分で多くの日本人の命が、交通事故から守られます。それ以前の問題として、これまで、技術的には可能ではあっても、ヨーロッパに売る車には搭載しても日本国内の車には搭載して来なかった自動車メーカーが、罪滅ぼしのために、内部留保の一部、それもほんの一部を使って、日本人の命を守るための「社会的責任」を果しても罰は当りません。

これを10年続けると、国内で走っている車のほとんどには自動ブレーキが搭載されることになります。それまでには自動運転車も普及してくるはずですので、それと合わせると、これから10年経つと、国内での自動車事故は激減するでしょう。

自動運転車の装備の一部になるであろう、その他の機能の一つは、赤信号で車が自動的に停車することです。人間は赤信号を見ても交差点に突っ込みます。でも赤信号をセンサーが感知したら自動的に車を止めることは技術的には簡単です。

そして、自動運転車の普及のための中間的な措置として、高齢者の住む割合が多い団地で、自動運転バスサービスを5年から10年の間、提供すべきです。アイデアは簡単です。バスが団地内を一巡するコースを決めて自動運転車を走らせ、公共交通機関の駅まで輸送するのですが、鍵は固定ルートに限った、しかも時刻表に従ったサービスだという点です。これを実現するのはそれほど難しいことではありません。

実現可能なのは、団地から駅までのバスサービスが次々と廃止された理由にあります。それは、運転手さんの人件費が賄えなくなったからです。自動運転バスは、人件費の問題がありませんので、つまり、「無人」のサービスになれば、そのコスト上の問題がクリア―されますので、高齢者に取っては素晴らしい環境が出現します。

「高齢者の免許返納」キャンペーンよりはこちらのキャンペーンの方が、希望に満ちていると思いますし、こんなサービスがあれば、自分で自動車を運転しなくても済むことになりますので、それこそ「自動的」に免許返納をする高齢者が増えるというボーナスも期待できそうです。

 

 [2019/6/26 イライザ]

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2019年6月25日 (火)

自動車運転の安全性を高めるために (4) ――お金の問題ではありません――

締め切りが迫っている仕事があって時間がままならず、一日遅れになりましたが、自動車運転の安全性を高めるために何ができるのかを考えたいと思います。

自動車運転の安全性を高めるという大目標に関連のある、マスコミ報道、ネットでのやり取り、学者や専門家の意見、警察等の発表や統計等を眺めていても、「絶対に」出て来ないのが、自動車そのものが事故の発生にどのくらい関わっているのか、という点です。

「プリウス・ロケット」とか「プリウス・ミサイル」というような言葉で表現される、プリウスの急発進が原因が主要原因かもしれないという、問題提起が多くの人によって行われています。例えば、「タウンNEWS 広島平和大通り」の最近の記事へのコメントで、「工場長」さんが分り易い説明をしてくれています。

プリウスだけではなく、他の車種でも、車の構造を変えることで防げる事故は多いのかもしれません。そう考えたのは、1966年のベストセラーになった、ラルフ・ネーダーの名著『Unsafe at Any Speed』(どんな速度でも危険)の問題提起を思い出したからです。

GMの人気者だった、Corvairという車に構造的な欠陥があることを告発したばかりでなく、計器パネルやダッシュボードに隠れている危険性や、車ごとにギアの配置が違うことによる混乱等についても問題提起をしています。事故が起きた際に、車中の人間にどのような力が加わるのかについても分析をした上で、安全性を高めるための提案も行っています。

私が特に注目したのは、メーカーが中心になって1920年代に、交通事故について考える上での「枠組み」を作って、マスコミも消費者もそれに従って事故を考えるという風潮が出来上がっていたという点でした。その元になった事故についての「標語」は、「Engineering, Enforcement and Education」、つまり、技術と、法律と教育という意味ではあるのですが、この標語が伝えていたのは、「法律と教育」とはドライバーの責任ついてであり、「技術」とは道路を意味していたとのことです。シートベルトを付けたり、エアバッグを装備したりするといった抜本的な対策の阻害要因になっていたのが、このような標語に代表される世の中の「常識」だったのです。

現在の標語「高齢者が運転しなければ安全」に共通しているのは、自動車そのものの安全性より、ドライバーの責任が過度に強調されている点です。

しかし、複数の合理的解決策があるのですから、それを迅速に採用することが喫緊の課題だと思います。そのための、財源としては防衛費を充てるのが手っ取り早いことは言うまでもありません。一機で212億円して、墜落する以外には役に立たないオスプレイ購入額が3600億円ですし、役に立たないことが良く知られているイージスアショア―は6,000億円ですから、りょうほうあわせて約1ちょうえんです。でも現実には戦争で死んだ人はこの74年間いないのに、交通事故では昨年、3532人亡くなっているのですから、どちらが優先度が高いのかは言うまでもありません。

例えば、東京都が補助金を出すことに決めた急発進防止装置、オートバックスでは、「ペダルの見張り番」として売っています。現在は取り付け費込みで、約3万円ちょっとします。自動車の保有台数も、免許証所有者数も大体8,000万ですので、それを基に推計してみましょう。

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仮に、「ペダルの見張り番」の値段が1万円に下がったとしましょう。これは、大量生産・大量販売、同時に技術改良で実現可能でしょうから、夢のような話ではありません。これを国内にある全車両に付けたとしても、8.000億円です。オスプレイとイージスアショアを買う代りに、事故による死者、年間3,500人すべてまでは難しいとしても、仮にその3分の一の1,000人の日本人の命を救えるのであれば、こちらの方が賢いだけでなく、人道的なお金の使い方になるではないでしょうか。

なかなか本論に行き着きません。この稿続きます。

 [2019/6/25 イライザ]

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2019年6月23日 (日)

自動車運転の安全性を高めるために (3) ――交通事故総合分析センターの資料を元に――

前回のお浚いから始めましょう。警察庁交通局の分析によると、高齢者の事故については次のような結論が大切だということになります。

75歳以上高齢運転者による死亡事故は、75歳未満の運転者と比較して車両単独事故が多く、特に工作物 衝突や路外逸脱事故が多く発生している。また、人的要因では操作不適が最も多く、特にブレーキとアクセル の踏み間違いによるものの割合が高い。

そこで、「イタルダ」という略称でも知られている交通事故総合分析センターの『特集 運転操作の誤りを防ぐ ─駐車場、高齢者に多いペダル踏み間違い事故─』から、参考になりそうな数字をグラフとともに検討してみましょう。

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この説明にも出ているように、「ペダルの踏み間違い」が原因事故では、確かに高齢者の場合の発生率は高いのですが、事故は、ハンドル操作やブレーキ操作が原因で起こる場合も深刻です。それら全てを合算した「操作不適事故全体」が一番上のグラフなのですが、ほぼ左右対称です。

となると、対策面では、若者と高齢者両方を視野に入れないと効果がないことが分かります。高齢者の「免許返納」に力を入れるだけでは問題の半分を無視していることになるからです。

とは言え、「ペダルの踏み違い」による死亡事故は多いので、その内容をもう少し詳しく見てみましょう。運転状況と道路状況です。

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他の項目は無視して良いとは言えませんが、「車両の単独事故」と「駐車場」が圧倒的に多いことが分かります。この二つに注目して事故数を減らすために「免許の返納」という手段を選ぶとしたら、高齢者の説得には「お前の運転で人を殺す可能性が高いから免許を返納せよ」と言う代りに「あなたにもっと長生きして欲しいから、運転は控えて欲しい」というメッセージの方が、事実を踏まえた、しかも受け入れ易いものだと思うのですが、如何でしょうか。

もう一つ、グラフを御覧下さい。類型別のグラフですが、ここでの問題点は、単独事故ではなく、車が人に対しての凶器になっている場合です。

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車両単独や車両相互の場合も勿論問題なのですが、「人対車両」で突出しているのは、「75歳未満の運転者」の場合なのです。そして、75歳以上の運転者の場合の危険性については触れられていても、75歳未満の運転者が「人対車両」事故を起こす率がこれほど高いことには一切触れられていないのです。

高齢ドライバーに対する偏見と予断に満ちた説明です。これで「結論ありき」の説明の実態はお分り頂けたと思いますが、具体的な対策はどうすれば良いのか、高齢者の経験に基づいた知恵も交えながら次回取り上げたいと思います。

[2019/6/23 イライザ]

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2019年6月22日 (土)

自動車運転の安全性を高めるために (2) ――2019年版「交通安全白書」――

昨6月21日の閣議で、政府は2019年版「交通安全白書」を承認したようです。その内容を日経は次のように報じています。分り易くするため、順序を少し変えてあります。番号は筆者が付けました。

18年の交通事故死者は3532人で、統計が残る1948年以降で最少となった。「交通戦争」と呼ばれ過去最悪だった1970年の1万6765人と比べ、4分の1以下に減少した。

75歳以上の高齢者が18年に起こした死亡事故は、運転免許証を保有する10万人当たりの換算で2件で、74歳以下の約2.4倍となった。

10万人当たり換算の死亡事故を年代別にみると、16~19歳が4件と最も多く、80歳以上が11.1件で続いた。高齢者の重大事故が問題化する中、データで深刻さが裏付けられた。

75歳以上のドライバーのブレーキとアクセルの踏み間違いによる死亡事故は4%だった。74歳以下の1.1%より多かった。

 

統計の年度は違いますが、警察庁交通局では、これを次のようなグラフにまとめています。

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まとめ方は色々あるのですが、資格で囲んだ「平均」を使って、一番右の三つの年齢層をひとまとめにすると、「75歳以上」の棒グラフの値は、7.7になります。そのように修正されたグラフの与える印象は、若者の運転と高齢者の運転のどちらも危険度が高い、それも同程度の危険度だ、ということになるのではないでしょうか。

しかし、高齢運転者による死亡事故件数の多いことは事実ですので、その原因を把握し、対策を立てることは当然です。そのために、同じく警察庁交通局が分析した結果を見てみましょう。

 

【高齢運転者による死亡事故に係る分析のまとめ】

・ 75歳以上高齢運転者は、免許人口当たりの死亡事故件数が多いことから死亡事故を起こしやすい傾向に あり、今後も運転免許保有者数が増加する中において、高齢運転者による事故防止対策は喫緊の課題。

・ 75歳以上高齢運転者による死亡事故は、75歳未満の運転者と比較して車両単独事故が多く、特に工作物 衝突や路外逸脱事故が多く発生している。また、人的要因では操作不適が最も多く、特にブレーキとアクセル の踏み間違いによるものの割合が高い。

 

特に、「車両単独事故が多く、特に工作物 衝突や路外逸脱事故が多く発生」しているということですので、巷間流布されている、高齢者が危険な運転をして、その結果として過失の全くない人たちが「殺されている」というイメージとは少し違った現実が浮び上ります。

同時に、「操作不適が最も多く、特にブレーキとアクセル の踏み間違いによるものの割合が高い」ということなのですから、この点について、さらに詳しく分析する必要がありそうです。

またまた、長くなってしまいました。この項は続きます。

 [2019/6/21 イライザ]

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2019年6月21日 (金)

自動車運転の安全性を高めるために (1) ――客観的なデータで議論しましょう――

高齢者がブレーキとアクセルを踏み間違えて、死亡事故を含む深刻な事故が起きている。この事態を解消するために、出来るだけ早く高齢者から免許証を取り上げるべし。


といった趣旨の全国的キャンペーンが、マスコミ主導で全国的に広がっています。何故、このように理不尽なキャンペーンが展開されているのかについては、このところ始った秋篠宮バッシングとともに、近い内に分析しますが、まずは、高齢者と交通安全について、少し冷静に考えてみたいと思います。

出発点は、客観的なデータによって状況を把握することです。意外な真実が見えてきますし、見えるべきデータが公表されていないことにも気付くはずです。

まずは、高齢者が交通事故でどのくらいの数死亡しているのかを見てみましょう。警察庁交通局交通企画課が発表した、2018年10月末の「交通事故統計」に掲載されている分り易いグラフです。

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「年齢層別・状態別死者数」のグラフです。手前から奥に行くにしたがって年齢層が上がっています。一番奥は、65歳以上です。また、「677」人と死亡者数がいた番多いのは、65歳以上の歩行者です。それは、左から右に移る列では、一番左が「自動車乗車中」、そして右から二番目が「歩行中」そしてその左隣りも死者数が「234」人と多いのですが、これは自転車乗車中です。

「歩行中」という状態が示しているように、これは、高齢者が加害者ではない事故による死者も含まれています。簡単に言ってしまえば、高齢者が被害を受けその結果死亡した交通事故を数えているのです。自ら危険運転をして亡くなった場合も含まれますので、全て相手が悪い訳ではありません。

問題の一つは、このグラフに劇的に示されているほど多くの高齢者が交通事故で死亡しているのですが、これを放置しておいて良いことかという点です。この統計に示されている高齢の死亡者を減らす対策も、高齢者が起こす事故と同じくらい熱心に推進されてしかるべきなのではないでしょうか。横断歩道以外で道路を横断したり、走行中の車の直前や直後を横断する等の「法令違反」が約半数なのですが、残りの約半数には過失がないのですから、高齢の歩行者を守るための対策という視点ももっと強調されてしかるべきでしょう。

免許の返納と、高齢の歩行者が事故で死亡するケースを結び付けることも可能です。論理的には問題はあるのですが、分り易い喩えで問題点をアピールしておきます。仮に、高齢の運転者が免許証を返納すれば、歩くか自転車に乗るかという交通手段を取らざるを得ません。それは、死亡率としては運転より倍近い可能性の交通手段を偉ぶ事になるのですから、より深刻な生命の危険にさらされることになるのです。そんな犠牲を強いるだけの信頼できる根拠が実際にあるのでしょうか。

思った以上に説明が長くなってしまいました。この項は続きます。

 [2019/6/21 イライザ]

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2019年6月18日 (火)

ラブリーシンガーズフレンド サマーフェスティバル’19

青野治子先生が主宰する「ラブリーシンガーズフレンド サマーフェスティバル」が今年は32周年を迎え、恒例のサマーフェスティバルが開かれました。参加しているのは、20以上の歌謡教室や音楽サークルに所属しているメンバーの皆さんですが、朝の10時半に開演して、午後5時半近くまで、ほぼ休みなしに歌と踊りの出し物でステージが賑わいます。伴奏は、生のバンドが入るのではなくカラオケですが、参加者の多さから二番までで次の人にバトンタッチをするのが定番です。

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もうかなりのお歳になられている青野先生の出番も多いのですが、歌に合わせてダンスのあるのが、他の会との違いかもしれません。真ん中の赤の衣装が青野先生です。

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実は、毎年私も歌わせて頂いています。今年は「Tonight」と「憧れのハワイ航路」です。

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二枚目の写真は「アァアァア~~憧れ~~のハワイィ~~航路」という一節を歌っているところかもしれません。

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休憩時間にに、某歌謡教室を主宰しているTさんと話をしましたが、最近はどの歌謡教室も、このようなコンサートを開くための会場の確保に苦労しているとのことでした。また、参加者が高齢化しているのはどのグループでも共通で、メンバーたちのためにも、このような「公」の場があって、衣装も整え、その日に向けての練習に励むことが、健康のためだけではなく、社会とのつながりを確保していく上でも、とても貴重な機会になっているということでした。「一人カラオケ」も楽しいのですが、このような会に参加する意味が大きいことも改めて認識した次第です。

[2019/6/18 イライザ]

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