高齢者

2017年3月28日 (火)

凄い人にお会いしてきました ――ヒロシマに住んでいることの「役得」です――

凄い人にお会いしてきました

――ヒロシマに住んでいることの「役得」です――

 

人間社会で面白いのは、何事も「絶対的」ではないことなのかもしれません。例えば、広島に住むという選択をしても、それが常に「絶対的」に正しいと思える訳ではなく、「田舎の勉強より京の昼寝」といった感慨を催す日もありますし、前にも報告したように友人たち、そして今日のように時空がつなぎ合わせてくれた凄い人にお会いできるのも、広島に住んでいるからこそだと確認できホットする日もあります。

 

その「凄い人」をTさんと呼びますが、私の小学校の同級生の10歳年上のお姉さんです。

 

               

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真ん中がTさん


しかし、知力体力とも私が負けそうなくらい充実しています。それを裏付けるエピソードを話して頂きましたが、Tさんは戦後間もなく、千葉高女に進むのですが、そこで当時はまだ珍しかったテニスを始め、県大会で5回優勝し、国体にも5回出場、最後の年には三重県代表成川・島田組に負けて準優勝という「凄い」経歴の持ち主です。

 

これが凄いのではなく、Tさんがテニスをしてきたことを先ず紹介しないと話が通じませんので、「前振り」なのですが、最近、知り合ったのが近所のお宅に「お嫁に来た」女性Aさんなのだそうです。毎日テニスのラケットを抱えて家の前を通るので「あなたもテニスをなさるの」と声を掛けて、しばらくして「一度一緒にテニスをしましょうか」と話せるくらい仲良くなったのだそうです。

 

近くのテニスクラブに行くと、一時間5000円でコートが借りられることが分り、「時間がもったいないから休みなしで打ちましょう」という合理的精神で、50分みっちり楽しんだそうなのです。そして次の日、若いAさんから電話があり、「Tさん、腕と足が痛くありません?」とのこと。「私は何ともありませんよ」と答えたのに対してAさんは「私は腕と足が痛くて痛くて」だったのだそうです。

 

駅までお迎えに行ったのですが、ちょっと重そうな鞄をお持ちだったので、「持ちましょうか」と手を出したのですが、「大丈夫。自分で持てますから」と全く苦にならない様子でした。

 

本論に入るのに時間が掛っていますが、84歳で頭脳明晰、弁舌爽やか、人のお世話をするのが大好きで、口だけではなく有言実行を絵に描いたような人でした。今の政治状況を何とかするためには、彼女に国会で活躍して貰いたいと思ったくらいです。

 

中間を飛ばしても、一回に収まるかどうか分りませんが、文学を志すお兄さんに影響を受け佐多稲子さんの薫陶も受けたのですが、縁あって結婚、大阪に移ることになったのですが、そこで分譲をしていた千里ニュータウンに住むことになりました。

 

それからすぐ、それまで「グリーンベルト」という触れ込みで知らされていた場所にゴミ焼却場が建設されるという計画に変更されていて、もう工事が始まっていたことを知りました。そしてTさんはすぐ反対運動を始めます。1964年から1968年の間、つまり32歳から36歳までの間です。

 

今私たちが「市民運動」という言葉から連想する全てのことを実行し、政治家にも官僚にもマスコミにも働きかけ、万博のゴミを償却するための焼却場を、住んでいる人が近くにはいない万博開催地の隣に移させることに成功したのです。

 

行政が一度決定したことを変えさせるのは、今でも大変ですが、50年も前の日本でそんなに凄いことを市民の手で実現していたとは!!

 

それだけではありません。この闘争を担ったのは主婦たちだったのですが、法律や制度についてもしっかり勉強し、また行政や政治家マスコミ等との付き合いもしてきた人たちがそのまま「主婦」だけに戻ってしまうのはもったいないと考えて、この闘争に関わった人たちに呼び掛け、結局70名が参加する勉強会を組織したのです。会の名も、「踏まれても踏まれてもくじけない雑草」をイメージして「雑草グループ」と名付けたそうです。

 

毎月、第3金曜日の午後1時から4時まで集まり勉強をして、23年間活動を続け、今でも年二回集って近況報告をする会として存続しているそうです。その際に、現在の社会を見る価値観は変っていないことに勇気付けられていると、Tさんは言っていました。

 

最初に想定した通り、一回では終りませんでした。続きをお楽しみに。

 

 

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2017年3月25日 (土)

『MYB』新装第3号 ――特集は「日本人が変わり始めている 劣化か進化か」――  


MYB』新装第3

――特集は「日本人が変わり始めている 劣化か進化か」―― 

 

あまり耳にしたことのない雑誌名だと思いますが、今回は『MYB』を紹介したいと思います。発行しているのは「みやび出版」ですから、「MYB」が「miyabi」から母音を抜いた結果であると説明されれば納得して頂けるのではないでしょうか。「みやび」はその出版社の代表、伊藤雅昭氏の「雅」です。

 

私の『MYB』への思い入れが深いのは、伊藤氏とのお付き合いが30年以上になるからです。お会いしたのは、三省堂の優れた広報誌『三省堂 ぶっくれっと』の編集者時代でした。縦18.5センチ、横11.5センチほどの小冊子なのですが、多彩な書き手による読み応えのあるエッセイが集められていること、「辞書の三省堂」の名前通り、辞書や言葉についての、辞書の編纂者を初め専門家による蘊蓄を傾けた評論等に魅了されていました。

 

           

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やがて私も書き手の一人としてお仲間に加えて頂きました。さらには、拙稿をまとめる形で『夜明けを待つ政治の季節に』を出版して頂くなど、永年にわたってお世話になりました。その後、伊藤氏は独立してみやび出版を設立、『三省堂 ぶっくれっと』と同じ大きさの『MYB』が世に出ました。

 

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今回御紹介しているのは、その進化形で、B5叛、300ページ近い分量で、活字も大きくなり年二回出版される新装版です。

 

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新装第3号の特集は「日本人が変わり始めている――劣化か進化か」ですが、政治的な局面だけではなく思想史的、文化的、人類史的等のより大きな枠組みから、団塊の世代というもう一つの角度も大切にしつつ、今という「時」を見つめ直す企画です。

 

掻い摘んで内容をお伝えしたいのですが、先ずは目次を御覧下さい。(クリックすると画面が大きくなります。)

 

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お馴染みの加藤典洋、橋本一、吉岡忍、樋口恵子、岸田秀等、とても深みのある論考が揃っています。私も、「憲法の『内面化』から始めよう――『数学書』として憲法を読む」というタイトルで、このブログでも取り上げ、これからも取り上げる予定の「憲法論」を書かせて頂きました。

 

そして、新装版第3号の後半は「再録・辞書のはなし」です。言葉に関心のある方にはお勧めの特集です。

 

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MYB』はこれまでは、予約購読だけしかできませんでしたが、これからは書店でも買うことができるようになりました。一度手に取って見て頂ければ幸いです。定期購読を希望され方は、次のメールアドレスにお問い合わせ下さい。

 

books.miyabi@outlook.jp

 

または、☎/Fax  044-855-5723 までお願いします。

 

 

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2017年2月23日 (木)

熱い高齢者 ――明治維新の「志士」以上かもしれません――  



熱い高齢者

――明治維新の「志士」以上かもしれません――  

 

「憂国の士」として天木直人さんを紹介しましたが、今回は加藤繁秋さんです。1990年の衆議院選挙で、社会党の一年生議員だけでも60人以上当選したときの仲間です。

 

その後、香川県の社会党・社民党の県連合代表等、リーダーとして活躍し、12年前に引退してからは香川県丸亀市内の病院に勤務、医療・福祉等のスペシャリストとして活動しています。

 

お会いするのは20年振りなのですが、若々しさと情熱は全く変っていませんでした。天木さんと同じように、現在の日本の政治に危機感を持ち、何とか改善しなくてはならないと考え続けてきたこと、そして今、自分たちが次の世代に残せることは何なのかについて真剣に勉強し、仲間と議論をしながら「同志」の輪を広げていることを熱っぽく語ってくれました。

                

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 彼が中心になって月一度開いている勉強会のために、勉強し考え論文を書き、政治活動にも参加してきた、脱原発を目指し核兵器の廃絶や憲法を守るための運動を続け、そして市民一人一人の生活を最優先する政策を推進するために、様々なレベルでの議員選挙で頑張ってきた。自分たちが発信している内容は正しいと信じているしそれなりの手応えはあったけれど、国政というレベルになると結果が出なくなってしまっている。それを打開するためには、自分と同じような考えを持っている人たちと今までと同じように勉強・議論し活動するだけでなく、自分とは違った視点から物事を見られる人と話をすることが大切だと思って、いろいろな人に声を掛けている。その一環として、広島に来る機会があったので、昔から一風変っている君に声を掛けた、という趣旨の説明がありました。

 

確かに、市長あるいは知事や町村長という経験は貴重です。私の世界観が大きく変ったのも、一つの都市の最高責任者として、党派を離れて、自分の支持者であってもそうではなくてもできるだけ公平・平等に、市民・主権者としての立場を尊重するという立ち位置から仕事をした結果です。代議士という言葉が示しているように、議員の立場は基本的には自分を支持してくれる人たちの代弁をする事です。それも勿論重要な役割なのですが、意見の異なる人、職業や宗教、価値観の異なる人たちの住む都市を一人で代表する立場になるとそれとは違う発想が必要になります。

 

その点を都市と国家の違いという形で説明しましたが、ヒロシマという地域・歴史は、被爆者や被爆体験を重んじてきたために、自然な形で都市や市民と国家との違いを体現してきています。広島の他にも多くの都市はこのことに気付き、その視点からの政策を実現してきています。その点がさらに広く全国的・世界的に共有されることで、良識によって政治が動くという理想に近付けるのではないかと感じた一時でした。

 

それにしても、このところ高齢者の熱さに圧倒されています。天木さんしかり、原水禁学校の参加者しかり、戦争をさせない1000人委員会メンバーによる厳寒の中の街頭行動、そして今回は香川から加藤さんです。70歳を過ぎたら、いや60歳を過ぎたら「晴耕雨読」、「悠々自適」の生活を楽しむという道も一つの可能性なのだと思いますが、敢えて政治を変えよう、日本を変え世界を変えるようと、「老骨に鞭打つ」(済みません、敢えて自虐的な表現にしました)男たち、女たち、つまり高齢者たちに心からの声援を送ります。熱い高齢者は、明治維新時の「志士」以上に貴重な役割を果しているように思えるのですが、如何でしょうか。

 

 

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2017年2月13日 (月)

筋トレ本格開始 ――決意表明――  


筋トレ本格開始

――決意表明――  

 

多くの高齢者と同じように、テレビショッピングで、「高い」買い物をさせられています。それなりに活用はしていますが、まだまだ不十分だったことが、一昨日のあるチャンネルを視ていて気が付きました。

 

皆さんは次のことができますか。まず、椅子に浅く座って下さい。片足を少し上げて下さい。そのままで、地に着いた方の脚だけで立つことができますか。

 

「簡単にできる」というのが、試してみる前の私の頭の中での言葉でした。でも、全くできませんでした。お尻さえ持ち上がらなかったのです。どちらの脚も不合格。その上、どの筋肉が弱っているのかも、しっかり体感することができました。

 

これは大問題ですので、今夜から新しい筋トレプログラムを実行します。

 

まずは、ワンダー・コアを使って、腹筋の鍛錬。これはショップ・ジャバ゜ンで買いました。今までと同じように、腹筋の軽・中程度の運動を30回×2セット。

      

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 それから、背筋の運動は床に寝そべって、同じくらいの回数。腕立て伏せも、30回×2

 

新たに加えるのが、トランポリン。これも、トランポリンそのものは購入済み。

 

 

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安全をモットーにまずは5分から。そしてスクワット。これは、50回×2くらいから。

 

そして、片足でのスクワット。力が弱っているのでできる回数から、というプログラムです。今までの上半身に加えて、下半身の運動も始めるということです。それに、毎朝、一時間ほどのウォーキングを続けてきていますので、これも継続です。ダンベルも買った方が良いのかもしれません。

 

筋トレの経験のある方にアドバイスをして頂ければ有難いですし、筋トレの入門書なども御紹介下さい。

 

今回は短い記事になりましたが、決意が鈍らないようここで表明しました。「思い立ったが吉日」です。これから筋トレ開始ですので、応援して下さる方は、バナーの「ポチ」で、そしてコメントで、メッセージを送ってください。

 

 

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コメント

そもそも、左足片足では立てません。
両足で立っていて、右足を浮かすと
ストンと腰が落ちてしまいます。情け
ないことです。

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。今から始めれば、私の年齢になるまでには、「余裕」で、いろいろできるようになるはずです。ちりも積もれば山になる、百里の道も一歩から、です。

2017年1月 6日 (金)

2017年1月5日アップ 「一年の計」の修正と追加


「一年の計」の修正と追加

 

元旦にはやる気満々で「一年の計」を発表しましたが、早速修正と追加が必要になってきました。中間報告も兼ねて、お浚いすると、

 

 日記を付ける

何とか続いています。

 ブログを続ける

これも何とか続いています。

 

(A) 実は、ここで追加の(A)です。これまでの記事にも重複がかなりあるのですが、それはそれで文章の流れ等がありますので、どうしても重なってはいけないということではありません。ただし、何日に何をアップしたのか、記憶力だけには頼れない年齢になってきましたので、これまでの記事の簡単なリストを作る必要があります。

大募集

  そこで、どなたかに手伝って頂きたいのですが、ボランティアとしてリストを作って下さる方を探しています。コメント欄に連絡方法を書き込んで頂けると幸いです。

 

 公式ホームページを立ち上げる

これからゆっくり取り掛かります。

 

 歌のレッスンを始める

 アルティメットのシニア・チームを結成

 

この二つには追加と修正があります。

 

(B) 昭和の歌を守る会を再活性化します。

(ア) 実は、昨年の初めまでは月一回のペースで例会を開いていましたが、諸般の事情で定期的な会合が流れてしまっています。今年は、例会を再開したいと思っています。また全国各地のシダックスが閉店していますので、会場も含めて新たな展開を探りたいと思っています。

 

(C) アルティメットについては修正です。

(ア) シニアによるアルティメット競技は「グランド・マスター」というカテゴリーになっています。何でこんなに仰々しい名称なのか疑問に思っていたのですが、それに対する答は、かつてアルティメットの名選手として鳴らした人でも年齢とともに、広い競技場を走り回るのがかなり苦しくなるのだそうです。その結果、高齢者で競技に参加する人は称賛に値するという評価があるようなのです。確かに運動量は多いでしょうし、激しさでもかなりになるのも納得です。

(イ) そこで、フライング・ディスクを使っての他の競技がないのか調べてみたのですが、ありました。「ディスク・ゴルフ」です。ゴルフと同じ形の競技ですが、ボール代りにディスクを投げるところだけが違います。

(ウ) この競技に参加してくれそうな人にそれとなく声を掛けて見ましたが、「それよりお前が本物のゴルフを始める方が、全ての面で上手く行く」と逆に説得される始末です。今更ゴルフをという気持もありますので、現在、新たな方針を模索中です。

 

         

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 市民運動にも力を入れる

 

(D) これも追加です。

(ア) 今年は、核兵器禁止条約締結のための協議が開始されますが、できればニュー・ヨークまで行って、直接、ヒロシマの声を伝えたいと思っています。それが無理であっても最低限、日本政府が「反対票」を撤回して積極的にリーダーとしての役割を果たすよう、プレッシャーを掛け続けたいと思います。

 

 有償の仕事を増やす

現在努力を始めています。

 

 執筆中の本の出版

これも、出版社へのアプローチ等、少しずつ進んでいます。

 

 

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2016年12月22日 (木)

無い物ねだり     コンピュータの出番なのですが


無い物ねだり

コンピュータの出番なのですが

 

「ではの神」という言葉があります。海外で生活したことのある人が、何かというと「あちらでは、あちらでは」と「では」を強調してしまうことを揶揄する言葉ですが、今回も「ではの神」のお出ましです。

 

健康維持のため、その中には歯も入るのですが、定期的に医師の検診を受けることは常識だと言って良いと思います。特に歯の場合には、歯垢がたまってしまうため定期的にクリーニングが必要だと聞かされて、半年おきに歯科医に行くことはいわば生活習慣になっていました。でもそれは、半年経つと自動的に体が動くといったメカニズムができたからではありません。

 

さてここで、「ではの神」の登場です。昔のアメリカでは、定期的な検診が必要になる一二週間前に、歯医者さんからハガキが送られてきました。メールやインターネットの前の時代ですので、ハガキなのですが、電話の場合もありました。受け取ってすぐにアポを取り検診に出かけるという段取りで、定期検診についてはあまり神経を使わなくてもきちんと受けることができていたのです。

           

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さて、問題は日本に戻ってからです。最初は自分で歯科医を探して歯のクリーリングに出かました。ふと気が付いてカレンダーを見ると、すでに前のクリーニングから一年が経っていたことなどが良くありました。それでも「次の歯医者さんは知らせてくれるだろう」と思い続けていました。結局、「日本の歯医者さんは、定期検診の通知はしてくれない」という結論に達したのは、帰国後数年経ってからでした。同時に、「掛かり付け医」と行ったら良いであろう歯医者さんに巡り合うのには何年も掛かりました。

 

歯科の場合は定期的なクリーニングという形で考えることができますので、歯科医を取り上げましたが、身体全体の場合は人間ドック等を受けることが職場で決められていたりしますので、医師の側から「お知らせ」を出さなくても良いのかもしれません。でも国民健康保険の場合にはやはり自分で管理すべきことなのでしょうから、医師や病院などから定期的に通知を貰うことには意味があるような気がしています。

 

しかも、今はコンピュータ・インターネットの時代です。一度来院した患者さん宛に、定期的な健康診断やクリーニングのサイクルが回ってきましたよ、と通知することはできないものなのでしょうか。

 

全員は無理だとしても、登録制度にして希望者だけに、それも医師会等の仕事という形にして、6か月毎、アポを取るべき日の2週間前にメールを出すシステムなど簡単にできそうに思うのですが、法的規制などがあるのでしょうか。

 

自分で問題提起をしておいて、その反論も一緒に載せるのは気が引けるのですが、患者が診察を受けたときに、次の受診の時期をどう患者に知らせれば忘れないで、次回も来院するのかという調査が行われています。いくつかの選択肢の中で、効果的だったのは、その場で次の診察日を書いたカードを渡すことだったそうです。しかも患者本人がそのカードに日にちを記入するのが最も効果的なやり方だったとのことです。これは、定期検診とは違った状況なのですが、この方式を採用している病院は広大病院をはじめいくつもあります。

 

とは言え、患者の次の診察日も病院のコンピュータには入っているのですから、自動的に「リマインダー」をメールで送ってくれても良いようにも思います。「甘えるな」という声が聞こえますが、だから「無い物ねだり」なのです。

 

当分、ボケ防止のためにも、グーグル・カレンダーに入力し忘れないよう、自分宛の「リマインダー」を作っておきたいと思っています。

 

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コメント

私の掛かり付け歯科医は、希望に応じて次の検診予約を決めて診察券に記入してもらうことも可能ですし、定期検診のハガキを出すか、最近ではメールでもお願いできます。

あと幸か不幸か(いや不幸に決まっていますが)内科、呼吸器科、眼科などは日常的に入り浸っていますので、当該疾患とは関係のないことでも「年齢や状況から考えると、この検査をしておいた方が良い時期です」というアドバイスは口頭でもらっています。

ちなみに来年からは、健康診断や予防接種、スイッチOTCなども医療費控除の対象となりますので、今まで医療費控除に縁のなかった人も、気に留めておく=領収書をとっておく方が良さそうです。

「工場長」様

いつものことながら貴重な情報とアドバイス、有り難う御座います。信頼できる医師、歯科医師、薬剤師などの専門家が近くにいてくれることほど心強いことはありませんね。

来年からの医療費控除の変更についても有り難う御座います。領収書は取っておきます。

2016年12月 7日 (水)

易しい高齢者    甘く見られているのに怒らないのは「優しい」からなのでしょうか


易しい高齢者

甘く見られているのに怒らないのは「優しい」からなのでしょうか

 

このところの高齢者バッシングについて、皮肉を込めて「優しい高齢者」というタイトルを付けようと思っていたのですが、変換ミスで「易しい高齢者」になってしまいました。でも考えて見ると、為政者たちは高齢者を「組し易い」あるいは「騙され易い」と考えているからこそ、あからさまに、続けて高齢者の狙い撃ちをしているのではないでしょうか。そう考えると、コンピュータの賢さが浮び上ります。(とは言っても、ワードに学習能力はあっても、AIが組み込まれている訳ではないので、単純な変換ミスなのかもしれませんが。)

 

さて、国の財政全般を見渡したり、世代間のバランスを考えたりといったレベルではなく、とにかく、感情として高齢者が蔑ろにされているとしか思えないというところから始めたいと思います。皆さんはどう感じていらっしゃるでしょうか。

 

まず年金の引き下げがあります。1125日には、衆議院の厚生労働委員会で、自民・公明・維新の共謀で強行採決が行われ、そこで決まったことにされたのは、国民年金で年約4万円減、厚生年金で同じく年約14.2万円減になる「年金制度改革法案」です。仮に高齢世代には厳しい内容であっても、若い世代にとっては必要だというのであれば、両世代にしっかりと理解して貰った上で、いわば「国民的合意」の下に通すべき案件ではなかったのでしょうか。「強行採決」はその対極にある「問答無用」という意味ですから、「高齢者よ黙れ」を強く言いたかったのだとしか考えられません。

 

当然、十分な説明があったとは思えませんし、「強行採決」を報じた翌日の朝日新聞も、「引き下げ」とは報道してあるもの、具体的にいくらくらいの引き下げになるのかについては、簡単に「2000円ほど」と細かい字で書いてあるだけで、既定の事実としてしか扱っていない感じでした。これだともう「共犯」に近いと言っても良いのではないでしょうか。ネット上の情報では、民進党の玉木雄一郎議員のホームページに分り易い説明と図表がありました。そこから、引き下げ額の図表をお借りします。

            

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年金引き下げ法案強行採決の悪夢が覚めやらぬ29日には、厚生労働省が70歳以上の医療費の自己負担分の上限を引き上げる、つまり自己負担を増やすことを決めて、恐らくはその法案をこれまた強行採決して実施するであろう方針らしいということが報じられていました。どのくらいの増額になるのか、こちらは朝日新聞も分り易く数字を示してくれていました。

 

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それだけではありません。社会保険料や税負担も増え、1999年から2015年の間に年金の「手取り」が32万円も減っているという計算を、Diamond Onlineで深田晶恵さんが公表しています。詳しくは、深田さんの論文をお読み頂きたいのですが、その中から、グラフを1枚お借りします。

 

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 つまり年金で生活している高齢者は、まず年金が減り、税金や社会保険料の支払いは増え、加えて医療費負担も増えるという悲惨かつ過酷な状況に置かれているのです。結果として、若い時から国民年金保険料は払わずに高齢になってから生活保護に頼る方が得するといった可能性まで生じています。それは国全体としての社会保障の崩壊につながります。

 

こうして高齢者は、自立して生活する能力を奪われていると言っても良い状態に置かれています。その一部として運転免許を返納しろというマスコミ主導の大運動まであります。確かに高齢者の運動能力や認知能力は劣化していますが、そのかなりの部分は工場長さんの指摘にあるように「自動ブレーキ」導入で改善されます。自動車の運転ができなくなることも含めて、自立できないとなると誰かを頼らなくてはなりませんが、子どもたちの世代も余裕はありません。あったとしても「親との同居」はもはや常識ではありません。拒否反応の方が強い時代になっています。となると施設ですが、これも入居費が高過ぎたり、希望者が多くて入ることも難しくなっています。そして仮に入れたとしても、ニュース等の極端な例に過ぎないのかもしれませんが、虐待されたり殺されたりといった悲劇も覚悟しなくてはなりません。ホームレスとして生活するか、何とか住む場所が確保できたとしても生活保護に頼るという道しかないという結末になってしまうのでしょうか。

 

こんな酷い状況を変えるためには、高齢者が立ち上がり自分たちの利益を守らなくてはならないのですが、それに対しては既に強力な「反高齢者キャンぺーン」が始まっています。投票率の高い高齢者力で政治を動かす「シルバー民主主義」というラベルです。若者世代の利益は無視して高齢者の利益のみを追求するのが「シルバー民主主義」で、この力に対抗しなくてはならないという批判です。その前にしっかり「事実」を見ましょう。「シルバー民主主義」という高齢者の力で政治が動いてきたのなら、これまで確認してきた年金の引き下げ、年金の手取り減少、医療費の負担増等のことは起らなかったはずではありませんか。

 

まずは立ち上がり、声を大にしましょう。生活面で私たちが困窮するだけではなく、利害関係の反するグループ間の事実に基づいた合理的な話し合いが行われなければ、それこそ民主主義が崩壊してしまいます。それこそ正に、ここに掲げたような施策を展開している人たちのより大きな目論見なのではないでしょうか。

  

 

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