若者

2017年8月20日 (日)

高校生平和大使の演説中止 ――子どもたちには勝てないことを認めた外務省――


高校生平和大使の演説中止

――子どもたちには勝てないことを認めた外務省――

 

 

まずは、819日の朝アップされた共同通信47NEWSの記事をお読み下さい。

 

         

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これと併せて、「ユース非核特使」の活動報告をしている外務省のホームページもお読み下さい。


 

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今回は中止されましたが、2015年の軍縮会議ではスピーチができました。

 

このページの最後には、「「核兵器のない世界」の実現に向けて,日本はこれからも「非核特使」「ユース非核特使」と連携しながら,引き続きリーダーシップを発揮していきます」と高らかに決意表明しています。その口の乾かぬ内に「毎年必ずやると決まっているわけではない」なんて良く言えたものです。

 

仮に高校生が核兵器禁止条約に賛成だと言ったとしても、大人としてフェアに受け止めれば良いだけではないのでしょうか。政府がそれに反対しているのなら、プロの外交官として世界の外交官に向けて自分の立場を説明すれば済む話です。それとも、世界の良識を持つ国々を説得できないことだけは自覚しているのでしょうか。

 

高校生に発言させなかったのは、高校生たち――外務省のお偉いさんたちから見ればまだ子どもでしょ――のスピーチには説得力があるけれども、自分たちの理屈は通用しないことを認めたからなのだとしか思えません。

 

高校生の皆さん!  外務笑 (済みません、変換ミスでこんな漢字になってしまいました。訂正します。外務省です。) が負けを認めたくらい皆さんの言葉そして行動には大きな力があるのです。自信を持って、世界中に核兵器廃絶を呼び掛けましょう。

 

そして、「チョッピリ」勇気のある発言をしたばかりの河野外務大臣勇気ある発言を続けて下さい。大臣は、就任直後の記者会見でテレビ朝日の小池記者の質問に答えて、

 

「今や外務省の大臣でございますから,外務省がいい,頑張っているという印象を持っていただけるようにするのが私の責任だと思いますので,外務省頑張ってるねと言われるようにしていきたい,そうならなければそれは私の責任でございますので,しっかり責任を果たしてまいりたいと思います。」

 

と言っています。その責任を果して下さい。

 

天下の外務省が、子どもたちにはない権力を使って子どもたちの足を引っ張っるのでは、「いじめをしている」と見られたとしても仕方がありません。そんなところで「頑張って」も自慢にもならないでしょう。

 

日本や世界の子どもたちのために、そして未来のために「頑張ってるね」と認めて貰いたいのなら、せめて、外務大臣の指示によって、ジュネーブでの演説を復活させるくらいのことは必要だと思うのですが――。

 

 

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河野大臣頑張れ!

「セキニン」様

コメント有り難う御座いました。頑張って欲しいですね。

2017年8月17日 (木)

息子の帰省 ――3泊4日は貴重でした――

息子の帰省

――34日は貴重でした――

 

予定は一応立てていても、最終段階で変更することもある下の息子が一日早く、しかも夜遅く帰省しました。近くの駅まで迎えに行った家人にとっては、何の迷惑でもなかったようですし、次の日から級友や後輩たちと楽しい時間を過ごし、家族サービスもしっかりとして行ってくれました。

 

全部参加した訳ではありませんので、事後報告が中心ですが、ハイライトはLECT初体験と、○○山登山口近くの真っ暗闇の中で見た星の群れのようでした。流れ星も見え、カメラにも収めることができたようです。

 

家族サービスは、昔からお馴染みの虎之介です。定番のパキポキ胡瓜は二人前頼みましたが、美味しさに変りはありませんでした。それ以上に、プロの腕を甘く見ていたことに気付いて大反省です。

 

パキポキ胡瓜のレシピ―は簡単そうですので、我が家でもできた積りになって、自分たちでは美味しいと思って食べてきましたが、虎之介のパキポキ胡瓜にはかないませんでした。

 

                 

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一つには、上に載せてある海苔の甘みが違います。それとウニとのバランスがまた憎いほどです。そして、新鮮な胡瓜ならどれでも美味しく食べられるはずなのですが、虎之介の胡瓜の特徴は、「パキポキ」が表しているちょっと硬めの食感でした。胡瓜選びから始めなくてはならないとするとかなりの難関ですが、新しいチャレンジに挑みたいと思います。

 

勿論美味しいのはパキポキ胡瓜だけではありません。ヨコワ鮪とシマアジの刺身です。

 

 

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ハマグリとプチトマトの酒蒸しも、スープの多さと美味しさで、競うように食べてしまいました。

 

 

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虎之介では、店長さんが息子の先輩に当り、何時も激励の言葉をかけてくれるのですが、今回も。そして、大きくなった息子の肩幅を報告するために、背中の写真を撮りました。

 

超満員の新幹線でしたが、余裕のあるうちに切符を確保することも覚えたようで、元気に東京に戻って行きました。

 

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コメント

後ろ姿、とてみかっこいい若者ですね!

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。お褒め頂き有難う御座います。

息子のTシャツの言葉ですが、照れ臭いときや嬉しい気持、その他上手く返事ができないようなときに、スラング的に「Whatever!」と誤魔化すことがあるのを思い出しました。

背中が照れているということだと思います。

2017年7月21日 (金)

同じお題で書きましょう ――「スカッとした話」とは言えないのですが――

 

同じお題で書きましょう

――「スカッとした話」とは言えないのですが――

 

大まかな比較になりますが、アメリカの小売店と日本のそれとを比べると、接客は日本の方が丁寧だという印象です。それも店によりますし、販売商品等にもよりますから一概には言えませんし、長く住んでいるとその土地の雰囲気にも慣れてきますので、普段の生活ではあまりストレスには感じなくなるものです。

 

そんな中で、郊外にあったSears(シアーズ)には良く行きました。特に、DIY関連の道具や材料は品揃えも豊富で品質も定評がありましたので、頼りにできる店でした。

 

             

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By Niceckhart (Own work) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

 

何を買いに行ったのかは覚えていないのですが、ある夕方、Searsの自動車部品売り場で私の番を待っていました。でも、前のお客さんと店員さんとの間はちょっとぎくしゃくしていて、それも店員の側が何かにイライラしている感じでした。

 

私の番になって、「What can I do for you?」という店員の声も荒っぽく苛立っていましたし、顔付きもちょっと険しさが残っていました。でも、根っから意地悪そうな人でもなく、何より若い学生っぽさがありました。因果なことなのですが長く教える立場にいたため、若い学生くらいの人を見るとつい一言出てきてしまうのです。

 

「ことによると、あなたに取って今日はいろいろ嫌なことがあったのかもしれない。そうだとしたら同情します。でもそれと、今日たまたまこの店にやって来た私たち客とは関係ないのでは?

 

一瞬の間をおいて、その店員の表情が変りました。

 

「あなたの言う通りです。あなたとは関係ありません。今日という日がもっと悪くならないように努力します。」

 

 

買い物を終えて、お互い同士「Have a good day!」そして「Have a good day!」と言って別れましたが、余計な一言かも知れなかった言葉の意味を汲んでくれた若い店員の賢さに感心しながら一日を締め括ることができました。彼に取っても少しは良い日になったのであればそれ以上望むことはありません。

 

 

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コメント

コメント失礼します。
まさに、このブログを読んでスカッと致しました。指摘を受けて直ちに反省し態度を改めた若い店員さん。素晴らしいですね。今の日本政治家の現状に嫌気どころか嫌悪、どこまで国民をバカにして、どれだけ嘘をつき続けるのか。みえみえの言い逃れ、虚偽答弁、自分自身に恥ずかしくないのか、、間違ったり、悪いと思ったら謝る、責任を取る。要職を辞す。当たり前の事だと思います。
店員さんの様な態度こそがスッキリとした尊敬に値する生き様です。

参加ありがとうございます。

若い店員さん、とても偉いですね。なかなか素直に
なれるものではないし、ましてや指摘されると反抗
したくなるのが若者じゃないですか。素晴らしいお話
をありがとうございました。

先生の言い方も素晴らしかったんですね!

こういう互いの思いが平和へと繋がって行くと思います。

「ハクセキレイ」様

コメント有り難う御座いました。大統領が罷免されること必至だったアメリカのウォーターゲート事件では、元々の盗聴より、それを隠そうとした嘘の方がより重く糾弾された記憶があります。

誰が読んでも真実としか思えない記録を否定し、自分で言った言葉も認めない政治家たちには政治に関わる資格などありません。

次の選挙、そしてその次の選挙、さらにこれからの数年間のすべての選挙で、都議会選挙と同じように自民党・与党には投票しないという決意を有権者がすれば政治は簡単に変るはずなのですが--。

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。こんなに素直に話が通じるのは例外だと言った方が良いかもしれません。でも、言葉がより大きな意味を持つ大学や言葉を大切にしている人たちの間では、このような会話が比較的多かったような気がします。

とは言え、どんな世界でも「自分こそ正しい」と信じて疑わない人たちの数も半端ではありません。となると、権力を持って、しかも「自分の言うことが全てだ」と根っから信じ込んでいる政治家たちが一番危険なのかもしれません。

「ふぃーゆパパ」様

コメント有り難う御座いました。そうですね。冷静さと謙虚さ、そして寛容さが平和の三本柱かもしれません。

2017年7月18日 (火)

サマーコンサート2017 当日!

 

サマーコンサート2017 当日!

 

         

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今年もあっと言う間の熱い2日間でした。

 

今回が25回目のサマーコンサートだったのですが、25年前の1回目からの成り立ちやエピソードなどの説明を司会の方が曲間に織り込みながら、1部では全国吹奏楽コンクールの課題曲や男声合唱、今年エントリーするコンクール自由曲の演奏がありました。2部ではポップスやジャズ、入学してまだ4ヶ月の中学1年生が法被姿で日本民謡縦断祭りの曲でリズムを竹で刻むパフォーマンス、そして今年ヒットした曲をメドレーで演奏します。

 

ヒット曲のメドレーは、ヒットパレード…略してヒッパレとしてコンサートの人気コーナーです。今年のヒッパレは、、、⑦パパさんが詳しく書いて下さるのでは?と期待しまして(笑)私は開場前のコンサート番外編をご報告したいと思います。

 

毎年二日間で約4000人のお客様ご来場下さるのですが、昔からずっと応援して下さる方や、熱狂的なファンの皆様、吹奏楽マニアの方々、出演者の同級生、出演者保護者や親戚、学校の先生も沢山来て下さいます。いつからか、開場前からかなりの行列が出来る様になり、熱狂的なファンと自他共に認めるUさんに至っては、朝の8時から並ばれるのだそうです。なんと23年そうしてコンサートを待って下さっているそうです。また、年配の方も多くいらっしゃいましたし、小学生が行列で宿題をする姿もありました。

 

行列に不公平がない様に、また他の用件で会館に来られた方にご迷惑のない様に、この行列の対応はOBがしてくれます。定期的に冷たいお水を紙コップでサービスして歩いたり、熱中症予防の飴を配ったり、この時期無料で貰えるウチワを持ち寄って配ってくれたりします。また、いよいよ行列に飽きた頃には、ロビーでコンサートやクイズのパフォーマンスがあり、これもコンサート前の楽しみです。

 

 

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退屈していた小学生も張り切って答えています。

 

ちなみに、この「年齢クイズ」は、28歳、27歳、26歳、20歳の4人だったのですが、20歳は誰も当てられませんでした!

 

もちろん、出演者に知り合いがいなくても充分楽しめるコンサートですが、何年か観て頂くと、演奏やパフォーマンスで記憶に残る出演者もいます。写真右端のメガホンを持っている彼は、6年間パフォーマンスで大活躍しました。彼が出ると会場はいつも大爆笑でした。OBになってもその腕は健在でした。

 

中学1年で初舞台を踏んだ頃は、息子が舞台で転んで迷惑かけないか、隣の先輩の楽器に息子の楽器がぶつからないか、、そんな心配でハラハラドキドキしていました。そんな経験を共有しながお母様達と同級生の成長や後輩達の成長をコンサートで確認して喜びあったり褒め合ったり(笑)そのうち、お世話になった先輩達の進学や就職、結婚まで知るところとなり、私にとっても毎年この日は、感動、興奮、涙と身体が燃えてしまう2日間です。

 

[by 42]


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コメント

42さん、サマコンの記事、書きました(笑)
ヒットバレードを詳しくではないですけど、
一部のかたには受けるかも😓

ありがとうございます!
⑦ちゃんのローマの祭りの酔っ払いトロンボーン、懐かしいです。H山吹奏楽部の演奏で1番記憶に残っているのは、ラッキードラゴン…第五福竜丸の記憶…福島弘和 作曲 です。

2017年7月15日 (土)

サマーコンサート2017

 

サマーコンサート2017

 

いつも「ヒロシマの心を世界に」を読んで頂き、ありがとうございます。イライザのブログに出てきます家人です。これから時々ですがアップさせて頂きたいと思います。宜しくお願いします。

 

                 

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サマーコンサート2017が明日・明後日の2日間開催されます。2008から9年・18回のサマーコンサートに2人の息子達がお世話になったご縁もあるのですが、息子達が出演しない今年も、チラシが出来てチケット発売日から毎日大体ドキドキ、ワクワクしっぱなしです。今では全国的に少なくなった男子校、男子だけの吹奏楽の演奏会です。

 

イライザも私も共学校で青春時代を過ごしましたので、男子校と女子校は全くの未知の世界でした。もちろん私達がこの学校に毎日通学した訳ではありませんが、9年間PTA活動や部活動のお手伝いで関わった私の感想は、楽しい。とにかく楽しい。そして、子ども達が楽しかったと口を揃える事です。もちろん、勉強第一と言いたいところですが、そこは???

 

学校行事と部活動にはとにかく熱心に取り組んでいましたし、友人達との熱い厚い友情は何にも代え難い宝物だとおもいます。

 

そんな楽しい学生生活を、サマーコンサートのプログラム全体で表現しています。今年もきっと楽しいコンサートになると思いますので、お時間おありでしたら是非お出掛け下さい!

 

 

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コメント

42さんの文章も素敵です。

去年だけ急に行けませんでしたが、今年は17に行きます。
あいにく娘は仕事、嫁は介護で家を空けられないので高
校の後輩と一緒に行きます。

さあ、今年の女装は可愛いかな?って、そこかよw

⑦パパさま
コメントありがとうございます。
42、家人、ネーム複数ですみません(≧∀≦)
毎年の御来場&ブログでも宣伝頂き重ねて御礼申し上げます♪そうですね!もちろん私もプログラム全く知らないので、女装楽しみです。2013で「あまちゃん」の女装覚えていらっしゃいますか?あの時の中1が今年の実行委員学年です。あまちゃんもすっかり男らしい高2になりました(^^)

2017年7月12日 (水)

核兵器禁止条約に至る道 ――世界法廷プロジェクト③ 市民から政府へ――

 

核兵器禁止条約に至る道

――世界法廷プロジェクト③ 市民から政府へ――

 

以下、『数学教室』連載”The Better Angels" 20153月号から転載

 

《草の根の「非核宣言」と政府》

 

核兵器の使用あるいは使用すると脅すことは国際法違反であることを国際司法裁判所に認めて貰うために、市民たちは力強く、効果的に動きました。

 

目標は、国際司法裁判所に「勧告的意見」を出して貰うことなのですが、そのためには国連総会か専門機関、例えば世界保健機構(WHO)が、その要請をする必要があります。現実には、この両方が要請をしたのですが、それもただ見ているだけで起ったのではありません。まずは運動の発祥地、ニュージーランドの政府を説得し、ニュージーランド政府とともに国連加盟国の中でも、志を同じくする国々に働きかけて、国連総会やWHOで、勧告的意見を国際司法裁判所に要請する決議を採択して貰うというシナリオを描いてその通りの結果を作り上げたのです。

 

この流れを簡単に整理しておきましょう。

 

l 1986年、元判事のハロルド・エバンズ氏が世界法廷プロジェクトを提案

l 1989年、IPB(国際平和ビューロー), IALANA(国際反核法律家協会), IPPNW(核戦争防止国際医師会議), PGA(世界的活動のための国会議員連盟)等のNGOの間でWCPへの支持が高まる

l 1993年5月14日、WHOが総会で、ICJに勧告的意見を求めるよう決議、9月に受理された

l 1994年12月15日、国連総会はICJに勧告的意見を求める決議を採択、数日で受理される

 

このような結果を出すために、市民たちは署名集めや集会、街頭からの呼び掛けという世界共通の手段も使いました。同時に、自分の属している組織毎の「非核地帯宣言」運動では、各家庭から始まって、職場、学校、教会、趣味の集まり等々、あらゆるレベルの団体に協力を呼び掛け、非核地帯宣言を出して貰うことに成功しています。

 

日本の自治体でも非核自治体宣言を積極的に出した時期がありました。しかし、その後の活動がどう続いているのかも大切です。庁舎や自治体内の目立つところに看板を立てることや、周年記念行事を催すことも続ける価値はあるのですが、ニュージーランドで行われたように、学校や家庭での「非核宣言」の場合には、子どもたちも巻き込んでの意見の交換や意思表示になります。子どもたちにとっては多くの場合、言葉だけ「非核」と言えばそれでことが済んだことにはなりません。次には何をすれば放射線の被害から身を守れるのかを考え問い詰めます。そこから次の行動が生まれるのです。

 

その影響だと考えて良いのだと思いますが、私が参加したニュージーランドでの平和集会には、驚くほど多くの若者の姿がありました。しかも、大切な役割を担っている人が多く、自らの考えもしっかりしていますし、明るく積極的かつごく自然に平和集会と向き合っていたのです。

 

ニュージーランド政府が動いた背景には、こうした世論がありました。でも世論の通りに政府が動いてくれないことも、世界の至る所で見られます。その点でもニュージーランドは特筆に値するのかもしれません。特にロンギ首相の果たした役割の大きさはもっと評価されるべきだと思います。彼の言葉を引用しておきましょう。

 

               

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ロンギ首相

 

「もしニュージーランドのような国が核兵器に対してノーと言えないのならば、どのような国が核兵器に対してノーと言えるのか。もしニュージーランドのような国が核抑止論なくしては安全であり得ないとするならば、どのような国がそれなくして安全であり得るのか。」

 

日本政府の言葉であっても良いくらいの内容です。残念なことに、(別の意味では幸運なことに、とも言っておきましょう)、日本ではなくニュージーランドで、国民と政府とが一体になって核兵器のない世界を創るために努力をしたということなのです。

 

さて、国から世界への広がりには、ニュージーランドと同じ志を持つ国々、その中でもNAMという略称で呼ばれる非同盟諸国、そして多くのNGOが力を発揮しました。

 

国際社会に働きかける上では、国単位の枠組みが尊重されますので、国としてのニュージーランドが中心に動くという形を取るのですが、そこから先も大変です。国連加盟国だけでも200近くあるのですから、その一つ一つの国の代表と会い説得をすることはエネルギーも時間もかかる仕事です。政府の仕事を全てNGOが請け負うなどということは、当然不可能なのですが、NGOが政府の支援をするという立場で出来る仕事、それが政府の負担を減らすことになる種類のものもたくさんあるのです。市民の立場や視点を世界に広める、そしてその立場からまとめた核廃絶や勧告的意見等についての最新情報を、多くの国の外交官たちの伝えることはその一つです。

 

そのために、国際平和ビューロー、核戦争防止国際医師会議、国際反核法律家協会が中心になって、ケイト・デュース、ロバート・グリーン、そしてアラン・ウエアの3人が加わった、WPCの国際運営委員会が1992年に作られ、ここから効果的に国連大使を含む外交官、各国の外交担当者や議員、マスコミ等に最新の情報と市民からのメッセージを発信するだけでなく、ICJでの勧告的意見につながることはできる限り何でも引き受けて対応するという超人的な仕事を分担しました。

 

(次回はロビー活動について)

 

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2017年6月29日 (木)

第36回反核平和の火リレー出発式

 

「語り継ごう 走り継ごう ヒロシマの心を」

 

第36回反核平和の火リレーが出発

 

広島県青年女性平和友好祭実行委員会が主催し、今年で36回目を迎えた「反核平和の灯リレー」が、昨日(28日)原爆投下時刻の午前8時15分、平和公園慰霊碑前を出発しました。

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雨上がりの午前7時45分、平和友好祭実行委員会吉浪泰祐副実行委員長の司会で始まった「反核平和の灯リレー出発式」は、まず慰霊碑への献花、全員で黙祷、続いて「平和の灯」からの採火が行われ、その火は、新田康弘実行委員長の持つトーチに点火されました。

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         激励のあいさつをする佐古正明県原水禁代表委員(右端)

続いて激励の言葉。最初のあいさつに立った佐古正明県原水禁代表委員(広島県平和運動センター議長)は、「安倍政権によって危険な方向への政治が進んでいます。そして憲法9条を変えるといっています。憲法改悪を許さない運動が求められています。戦争を知らない世代が、9割を超えている今、どう戦争の被害を伝えるのかが大きな課題となっています。この反核平和の火リレーがその大きな役割を果たすことを期待しています。」と激励。前田耕一郎広島県被団協事務局長は「戦争をなくし、核兵器廃絶を強く願っています。それを引き継いだくれる人々となっていただくことを望んでいます。」と期待を込めたあいさつ。

 

スタートを前に新田康弘第1走者は「24全市町を走り継ぎ、戦争への危機感が薄れているが、核兵器の絶対悪、戦争反対を訴え、一人でも多くの人に、ヒロシマの心を届けていきます。」と決意を表明。

 

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そして広島県音楽サークル協議会の皆さんが歌うテーマソング「平和の火よ走れ」に送られて一般公募に応募したランナーを含め5人が元気に慰霊碑前をスタートしました。

このリレーは、県内各地の青年女性に引き継がれ、県内を一周した後、7月21日の午後6時に慰霊碑前に到着します。

 

このリレーに対する期待を込めて、広島県被団協は、各地の被爆者団体に対し「私たち被爆者は一緒に走れませんが、リレーを温かく迎え見送るにあたって、一声青年女性を励ましてください」と案内をしていただいています。

 

このリレーが取り組まれている最中の7月7日(ニューヨーク時間)には、「核兵器禁止条約」が採択される予定とです。「核兵器廃絶・被爆者援護」を訴えて続けてきた「反核平和の火リレー」にとっても、節目の年のリレーと言えます。そして一人でも多くの人々に「ヒロシマの心」が届くことを願わずにはいられません。

 

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2017年6月19日 (月)

「ビリョクだけど ムリョクじゃない!」第20代高校生平和大使結団式

「ビリョクだけど ムリョクじゃない!」第20代高校生平和大使結団式

 

昨日午前10時からアステールプラザ(広島市中区)で、節目となる「第20代高校生平和大使」の結団式が行われました。「高校生平和大使」は、1998年に長崎で選ばれた2名が、初めて国連本部(200年からは欧州本部)を訪問して「核兵器廃絶と世界平和の実現」を訴えて以来、毎年続く活動です。

今年も「高校生平和大使派遣実行委員会」の呼びかけに応えて応募した高校生から、北海道や福島、東京など全国15都道府県で22名が選出され、この結団式に集まり、これから1年間の活動を誓い合いました。

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第18代高校生平和大使を務めた脇原華怜さんの司会で始まった結団式は、まず最初に「派遣実行委員会」の小早川実行委員長が「皆さんからは、輝く希望のようなものを感じた。選考委員は、この子たちは必ず『核兵器廃絶、広島長崎の思いを伝えてくれる』と確信して、皆さんを選びました。署名に込められた思い、それを支えている多くの高校生たちの思いを受け止めてください。そして被爆者の皆さんの希望の星になってください。」と激励。そして一人ひとりに委任状が手渡されました。

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続いて22人の高校生平和大使の決意表明。

広島で選ばれた船井木奈美さん(英数学館2年)は、「学生の平和活動の中で、同世代の関心のなさを痛感します。被爆者の方たちが、『二度とヒバクシャを出さないでほしい。』と言われる思い、そして72年前の事実、平和の大切さを、同世代や次世代の人たちに伝えたい。そのためにも1万人署名活動をより活発にするよう努力します。」と決意を述べました。

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同じく広島の小林美晴さん(広島大学付属高校2年)も「被爆者の思いを伝えることが大切。そのためにも被爆体験を風化させてはならない。署名に込められた思い、集める活動に加わってくれた仲間の思いを届けたい。」と語り、同じ広島の久永風音さん(広島皆実高校3年)は、「被爆者の体験を聞いたことが、平和活動のスタートでした。人と人とのつながりが平和の基礎です。人は誰も大切な人。そのためにも核兵器も戦争もない世界を作らなければなりません。」と決意を述べました。

他の高校生平和大使からも次々とそれぞれの思いが伝わる力強い決意が述べられました。

前日広島入りした高校生平和大使たちは、柳川良子さんの被爆体験を聞き、慰霊碑への献花、被爆二世の案内で平和公園を中心とした「碑めぐり」、さらに原爆資料館見学など、被爆の実相を学ぶ活動を行いました。その中でも特に、柳川さんの被爆体験が強く印象に残ったようです。

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今回選ばれた第20代高校生平和大使は、1年間地元での平和活動を続けるとともに、8月19日から26日の日程で、スイス・ジュネーブにある国連欧州本部を訪れ、国連軍縮局に全国の高校生が集めた「高校生1万人署名」を提出することになっています。

そのための署名活動は、全国で取り組まれており、すでに広島でも平和公園元安橋などで、多くの高校生が集まり、取り組まれています。

 

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今年は、「核兵器禁止条約交渉」が国連で行われている画期的な年です。この高校生平和大使たちが、国連欧州本部を訪れる時期には、「核兵器禁止条約」がまとまっていると思われます。「核兵器禁止条約交渉」に参加しない日本政府に代わって、高校生平和大使の皆さんが、被爆者や被爆地広島、そして全国の人々が願っている「核兵器禁止条約の制定によって核兵器廃絶へ」の強い思いを伝える大きな役割を果たしてくれるものと確信しています。

 

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2017年5月30日 (火)

慶早戦・早慶戦 ――春季リーグの優勝は立教でした――

 

慶早戦・早慶戦

――春季リーグの優勝は立教でした――

 

日曜日の慶早戦は、早稲田が勝ち、春季リーグの優勝は立教に決りました。負けた慶応に敬意を表してまずは「慶早戦」を使いました。

 

             

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そして月曜日に行われた第3戦は慶応が勝ちました。

 

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目立ったのは、瀬戸内高出身の早稲田のキャプテン佐藤が、三試合連続ホームランを打ったことです。その他、二試合とも楽しい場面はたくさんありましたが、やはり神宮での観戦にはかないそうもありません。早稲田側からの写真を何枚か送って貰ったのですが、その中から一枚。雰囲気を味わって頂ければ幸いです。

 

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月曜日の試合は、優勝が決ってしまっていることもあり、地上波・BSとも中継はありませんでしたが、東京六大学野球連盟がネット中継をしてくれていました。コマーシャルが入らないせいもあって、空席もかなり目立つ神宮でしたが、それでも学生たちが楽しみつつ熱心に応援している姿がほぼリアルタイムで伝ってきました。

 

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閉会式の全景です。外野席にもバックネット裏にも残っている人はあまり多くありません。そして優勝した立教です。

 

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東京六大学春季リーグの最後の試合が早慶戦だったので、応援していたのは早稲田か慶応の学生や関係者が多かったせいもあったのでしょうが、立教の記念撮影の場面でも聞こえてきたのは、早稲田の校歌『都の西北』と慶応の応援歌『丘の上』というのはちょっと気になりました。しかし、王者の風格と言ったら良いのでしょうか、立教の選手たちはそれほど気にはしていないようでした。

 

早慶戦・慶早戦の楽しさを満喫した三日間でしたが、早慶戦や六大学野球の歴史も勉強してみたいと思うようにもなりました。次男のSに取っても新たなアイデンティティーを感じる三日間になったようです。

 

 

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2017年5月29日 (月)

早慶戦・慶早戦 ――広島で視られるとは思いませんでした――

 

早慶戦・慶早戦

――広島で視られるとは思いませんでした――

 

子どもたちに少しでも関わりのあることに目が留まるのはどの親でも同じでしょうが、土曜日のお気に入り番組を録画しようとして、早慶戦の中継のあることに気付きました。まずは録画の予約をして、土曜日の夜、用事の済んだ後に家人と「応援」しました。

 

早慶戦 (慶大関係者は「慶早戦」と言うようですので、我が家ではここから既に問題なのですが) が特別な存在であることは良く知られていますが、まさか、広島で中継が視られるほどの重みのある対抗戦だとまでは思っていませんでした。

 

                 

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早慶戦が特別なのは早慶戦の期間中、慶応ではほとんどの学部で一時限目以降は応援のため休講になっていることからも分ります。早稲田では昔は全学部で休講だったと聞いた覚えがあるのですが、今は休講にはしないようです。

 

50年前の東京の思い出ですが、早慶戦の日には早稲田一色になる新宿にも、慶応でないと肩身の狭い銀座にも行きませんでしたので、両校の熱狂振りは分っていました。でも、論理的に考えて見ると、自分の母校の応援歌は歌えなくても、慶応の応援歌『若き血』も早稲田の校歌『都の西北』も両方歌える人は、私も含めて多くいるのですから、それだけからも早慶戦が全国中継されても驚くことではないのです。念のためお断りしておきますすが、母校の応援歌も練習させられましたし、応援に行って歌ってもいるのです。でも結局は身に付かなかったのです。

 

前置きが長くなりましたが、春のシーズンの早慶戦第一戦は、とても良い試合でした。結果は、85で慶応が勝ち、日曜日の第二戦で勝てば優勝、しかし負ければ優勝は立教にさらわれるというシナリオになります。

 

人並みに野球は好きですし観てきましたが、それほど深い知識もありません。当然、気の利いたコメントなどできませんが、4回裏に慶応が満塁ホームランで4点を挙げ、5回表には早稲田が5点を挙げて逆転、その裏には慶応が再び満塁ホームランで突き放す、という展開はドラマチックなだけではなく野球の面白さを余すところなく見せてくれた試合でした。

 

 

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満席の神宮球場も華やかでしたし、応援団やチアガールたちの活躍も学生野球になくてはならない場面を作ってくれていました。試合終了後は、両校の応援歌と校歌が演奏されていましたが、両校とも起立して相手校に敬意を表していたことにも何だかジンときてしまいました。

 

その上、早稲田には広陵出身のピッチャー柳澤そして瀬戸内出身のキャプテン佐藤と二人も広島出身選手がいます。

 

私たちは、4点入った時点では早稲田を、早稲田が逆転してからは慶応を応援しました。と言っても、試合は何時間も前に終っていたのですが、それでも応援には力が入りました。

 

 

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コメント

小学校の時、初めてサッカーを教えてくださった先生が
早稲田OBで、東大の岡野選手をマークしていたことを
自慢されていました。その頃から早稲田に強い憧れを
抱いていたのですが、女の子の尻ばかり追っかけてい
たので2年連続で落ちましたw 

知り合いの早稲田OBの弁護士さんは、早明戦では娘
さんが在学中の明治を応援するようですw

どちらにしても伝統校出身は羨ましい。

東京六大学戦というと野球だけに注目が集まりますが、
他のスポーツでもやっているのですよね。
息子のやっていたソフトテニスでもありました。
友人の応援で野球の六大学戦を観戦した息子は
やっぱ野球は格が違う…と言って笑ってました。
中でも早慶戦は花ですよね。
ちなみに息子は立教ですが、私、校歌歌えます。

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。

学生野球はじめ運動部だけでなく、吹奏楽や合唱その他の部活動も、どこを応援するのかとは別に、あるいはそれを超えて、学生らしさに感動しています。

もう一度あの頃に戻れたら、という気持もちょっぴり感じながらですが。

「nancy」様

コメント有り難う御座いました。

立教の春季リーグ優勝おめでとうございます。

野球、テニス等の運動部の六大学対抗も注目度は高いですし、ピアノや合唱、ストリート・ダンス、学園祭等でも六大学の交流が盛んなようですね。次のサイトに一覧表がありました。

https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/31796

でも、ストリート・ダンスの時は応援歌をどうするのでしょうか?

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