教育

2017年5月30日 (火)

慶早戦・早慶戦 ――春季リーグの優勝は立教でした――

 

慶早戦・早慶戦

――春季リーグの優勝は立教でした――

 

日曜日の慶早戦は、早稲田が勝ち、春季リーグの優勝は立教に決りました。負けた慶応に敬意を表してまずは「慶早戦」を使いました。

 

             

Photo

               

 

そして月曜日に行われた第3戦は慶応が勝ちました。

 

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目立ったのは、瀬戸内高出身の早稲田のキャプテン佐藤が、三試合連続ホームランを打ったことです。その他、二試合とも楽しい場面はたくさんありましたが、やはり神宮での観戦にはかないそうもありません。早稲田側からの写真を何枚か送って貰ったのですが、その中から一枚。雰囲気を味わって頂ければ幸いです。

 

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月曜日の試合は、優勝が決ってしまっていることもあり、地上波・BSとも中継はありませんでしたが、東京六大学野球連盟がネット中継をしてくれていました。コマーシャルが入らないせいもあって、空席もかなり目立つ神宮でしたが、それでも学生たちが楽しみつつ熱心に応援している姿がほぼリアルタイムで伝ってきました。

 

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閉会式の全景です。外野席にもバックネット裏にも残っている人はあまり多くありません。そして優勝した立教です。

 

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東京六大学春季リーグの最後の試合が早慶戦だったので、応援していたのは早稲田か慶応の学生や関係者が多かったせいもあったのでしょうが、立教の記念撮影の場面でも聞こえてきたのは、早稲田の校歌『都の西北』と慶応の応援歌『丘の上』というのはちょっと気になりました。しかし、王者の風格と言ったら良いのでしょうか、立教の選手たちはそれほど気にはしていないようでした。

 

早慶戦・慶早戦の楽しさを満喫した三日間でしたが、早慶戦や六大学野球の歴史も勉強してみたいと思うようにもなりました。次男のSに取っても新たなアイデンティティーを感じる三日間になったようです。

 

 

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2017年5月29日 (月)

早慶戦・慶早戦 ――広島で視られるとは思いませんでした――

 

早慶戦・慶早戦

――広島で視られるとは思いませんでした――

 

子どもたちに少しでも関わりのあることに目が留まるのはどの親でも同じでしょうが、土曜日のお気に入り番組を録画しようとして、早慶戦の中継のあることに気付きました。まずは録画の予約をして、土曜日の夜、用事の済んだ後に家人と「応援」しました。

 

早慶戦 (慶大関係者は「慶早戦」と言うようですので、我が家ではここから既に問題なのですが) が特別な存在であることは良く知られていますが、まさか、広島で中継が視られるほどの重みのある対抗戦だとまでは思っていませんでした。

 

                 

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早慶戦が特別なのは早慶戦の期間中、慶応ではほとんどの学部で一時限目以降は応援のため休講になっていることからも分ります。早稲田では昔は全学部で休講だったと聞いた覚えがあるのですが、今は休講にはしないようです。

 

50年前の東京の思い出ですが、早慶戦の日には早稲田一色になる新宿にも、慶応でないと肩身の狭い銀座にも行きませんでしたので、両校の熱狂振りは分っていました。でも、論理的に考えて見ると、自分の母校の応援歌は歌えなくても、慶応の応援歌『若き血』も早稲田の校歌『都の西北』も両方歌える人は、私も含めて多くいるのですから、それだけからも早慶戦が全国中継されても驚くことではないのです。念のためお断りしておきますすが、母校の応援歌も練習させられましたし、応援に行って歌ってもいるのです。でも結局は身に付かなかったのです。

 

前置きが長くなりましたが、春のシーズンの早慶戦第一戦は、とても良い試合でした。結果は、85で慶応が勝ち、日曜日の第二戦で勝てば優勝、しかし負ければ優勝は立教にさらわれるというシナリオになります。

 

人並みに野球は好きですし観てきましたが、それほど深い知識もありません。当然、気の利いたコメントなどできませんが、4回裏に慶応が満塁ホームランで4点を挙げ、5回表には早稲田が5点を挙げて逆転、その裏には慶応が再び満塁ホームランで突き放す、という展開はドラマチックなだけではなく野球の面白さを余すところなく見せてくれた試合でした。

 

 

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満席の神宮球場も華やかでしたし、応援団やチアガールたちの活躍も学生野球になくてはならない場面を作ってくれていました。試合終了後は、両校の応援歌と校歌が演奏されていましたが、両校とも起立して相手校に敬意を表していたことにも何だかジンときてしまいました。

 

その上、早稲田には広陵出身のピッチャー柳澤そして瀬戸内出身のキャプテン佐藤と二人も広島出身選手がいます。

 

私たちは、4点入った時点では早稲田を、早稲田が逆転してからは慶応を応援しました。と言っても、試合は何時間も前に終っていたのですが、それでも応援には力が入りました。

 

 

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コメント

小学校の時、初めてサッカーを教えてくださった先生が
早稲田OBで、東大の岡野選手をマークしていたことを
自慢されていました。その頃から早稲田に強い憧れを
抱いていたのですが、女の子の尻ばかり追っかけてい
たので2年連続で落ちましたw 

知り合いの早稲田OBの弁護士さんは、早明戦では娘
さんが在学中の明治を応援するようですw

どちらにしても伝統校出身は羨ましい。

東京六大学戦というと野球だけに注目が集まりますが、
他のスポーツでもやっているのですよね。
息子のやっていたソフトテニスでもありました。
友人の応援で野球の六大学戦を観戦した息子は
やっぱ野球は格が違う…と言って笑ってました。
中でも早慶戦は花ですよね。
ちなみに息子は立教ですが、私、校歌歌えます。

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。

学生野球はじめ運動部だけでなく、吹奏楽や合唱その他の部活動も、どこを応援するのかとは別に、あるいはそれを超えて、学生らしさに感動しています。

もう一度あの頃に戻れたら、という気持もちょっぴり感じながらですが。

「nancy」様

コメント有り難う御座いました。

立教の春季リーグ優勝おめでとうございます。

野球、テニス等の運動部の六大学対抗も注目度は高いですし、ピアノや合唱、ストリート・ダンス、学園祭等でも六大学の交流が盛んなようですね。次のサイトに一覧表がありました。

https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/31796

でも、ストリート・ダンスの時は応援歌をどうするのでしょうか?

2017年5月11日 (木)

セックス・スクリーン・スポーツ ――数学者、岡潔先生の警告――

 

セックス・スクリーン・スポーツ

――数学者、岡潔先生の警告――

 

英国のEU離脱、トランプ大統領の誕生と、きな臭い政治的な動きが続いた後、フランスではマクロン大統領、韓国では文大統領が誕生しました。イデオロギーや政策はさておいて、手続き的には無難な手法を採用するようですので、少しは安定化への流れが始まっているのかもしれません。とは言え、不安定要素がなくなった訳ではありません。今という時代を理解するために、1960年代に遡って、大数学者、岡潔(おかきよし)先生の言葉からヒントを得られればと思います。

 

数学者、岡潔博士は、多変数解析函数の分野で世界的業績を挙げ、1960年に文化勲章を受章した天才数学者です。同時に1963年に毎日新聞社から刊行された『春宵十話』(しゅんしょうじゅうわ)を手始めに、日本と日本人についてまた日本と人類の未来についての多くのエッセイを発表しました。これらのエッセイを通して、私たちの生き方について、また教育の重要性について「警鐘」を鳴らしたことでも高い評価を受けています。

 

1965年に出版されたエッセイ集『春風夏雨』の中には、「60年後の日本」という随筆があります。1965年の60年後は2025年ですので、もうそろそろ岡先生の憂えた状況に近付いていてもおかしくありません。それを検証するために、まず、このエッセイを要約しておきましょう。

 

               

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岡先生は、人を中心に物事を考えるべきだという持論を述べた後、そのためには教育に力を入れなくてはならないことを強調しています。さらに、その年に発表された厚生省の調査で、「4歳児の3割までが問題児だ」と報告されていたことにショックを受け、この状態を改善するために三つの努力が必要だと説いています。

 

一つは、「戒律を守らせる教育」を行うこと。二つ目は、「国の心的空気を清らかに保って欲しい」こと。最後に男女問題について、「何を目標に」教育すべきなのか国は全力を挙げて究明すべきだが、時間が掛かるようなら当面は男女別学にすべきだ、と主張してます。

 

そして、この中で、次のような問題についても言及しています。

 

進駐軍が初めて来たとき「進駐軍は日本を骨抜きにするため、三つのSをはやらせようとしている」という巷説があった。セックス、スクリーン、スポーツである。今やこの三つのSはこの国に夏草のごとく茂りに茂っている。私に全くわからないのはこの国の人たちはこれをどう見ているのであろうかということである。

 

60年後の予測は、このような努力を行ったとしても、「六十年後には日本に極寒の季節が訪れることは、今となっては避けられないであろう。教育はそれに備えて、歳寒にして顕れるといわれている松柏のような人を育てるのを主眼にしなくてはならないであろう。」

 

1965年の時点で日本が崖っぷちに立っていることを指摘した岡先生の最後の文章は「もし転落し始めたら、今度こそ国の滅亡が待つばかりであろう」です。

 

「セックス、スクリーン、スポーツ」の内、「スクリーン」は今ならテレビとスマホなどの通信機器を指すのだろうと思います。それ以上に私たちが問わなくてはならないのは、今の日本の状況を「転落し始めている」と見るのか、その一歩手前と見るのか、いやまだまだ大丈夫と見るのかです。いくつかの可能性がありますが、皆さんはどう御覧になっているのでしょうか。

 

1965年とは時代も大きく変っていますし、岡先生の世界観、社会観、人間観はかなりユニークですので、私たち自身の頭と心を通して再吟味する必要がありそうです。特に処方箋の部分については、別の枠組からの検討も必要だろうと思います。同時に、岡先生が警鐘を鳴らさざるを得ないと思い詰めたほどの危機感の何分の一でも、私たちも持てないものだろうかと憂えてもいます。

 

 

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2017年4月18日 (火)

回る地球儀 ――「永久」が12年であることも判明――

 

回る地球儀

――「永久」が12年であることも判明――

 

6年前に、Tufts 大学から記念品として自然に回る地球儀を貰いました。写真を添付しましたが、この地球儀が、何もしなくても回り続けるのです。中にモーターが入っているのだと思いましたが、忙しいこともあってどんなメカニズムで動き続けるのかはあまり気に掛けずに、でも動いていることは確認してその動きを楽しんでいました。子どもたちにも人気があって、遊びに来る子どもたちは必ず動く地球儀に気付いて不思議がっていました。

 

               

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何度か引っ越しをしたせいなのかもしれませんが、この地球儀が動かなくなったことに、つい最近気付きました。

 

地球儀は二層から成り立っています。外側に透明なプラスチックの容器があり、その中には透明な液体が入っています。その液体に浮ぶような感じで、表面に地球の模様を印刷した球体が収まっています。

 

恐らくその球体の中にはモーターがあるのだと思いますが、ネットで調べてみるとこの地球儀はMOVA社製で、中のメカニズムは、ソーラー電池と磁石そしてモーターがあり、磁場が上下方向を決め、光が電源、モーターが回転させているらしいことが分りました。iPocket社のホームページに説明がありますので、関心のある方は御覧下さい。

 

 

「半永久的に」自転する、という謳い文句なのですが、実際に動くパーツがあれば、それはいつかは壊れます。それでも6年ほど動き続けたのは見事だと思いますが、「半永久的」が6年だとすると、その倍の「永久」は12年ということになります。

 

ジョークはさておき、動かなくなった機械を直したい気持ちはあるのですが、内側の球体に傷を付けずに中の電池やモーターにアクセスするのは不可能なように思えます。それでは修理はできません。折角一度は動いていたのですし、動いた方が面白いことは確かなのですが、動かなくても綺麗な地球ですので、このままの状態で楽しみたいと思っています。

 

 

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2017年4月13日 (木)

違和感のある日本語 ――「やんちゃ」と「いじる」――



違和感のある日本語

――「やんちゃ」と「いじる」――

 

気になり始めたのは、ここ数年のような気がしますが、このところ「やんちゃ」の使われ方が大きく変ってしまいました。

 

昔は――と言い始めるのは老化現象の典型なのですが、敢えて使います――「やんちゃ」というのは、「子供のわがまま勝手なこと。だだをこねたりいたずらをしてりすること」(広辞苑 第六版)ですし、大辞林の第三版には、「子供が活発で大人の言うことをきかないこと。いたずらやわがままをすること。また、そのさま。また、そのような人をもいう。」という定義が載せられていて、例としては 「やんちゃをする」 「やんちゃな子」 「やんちゃ坊主」 「やんちゃ盛り」が挙げられています。

 

「良い子」と比べて、奨励されているのではなくても、先ず犯罪性はありませんし、「困った子だよ」というレベルの親のため息があっても、特に周りの人に飛んでもない迷惑を掛けるまでは行かない、男の子の性質を表していたような気がします。

              

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「いじめ」?「やんちゃ」?

 

「お茶目な女の子」という表現もありました。その「お茶目」より少しは飛び出していることは

認めるとして、「やんちゃ坊主」に対して「お茶目な女の子」という対照ができるというくらいのレベルだったのではないでしょうか。

 

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「やんちゃ」の域を超えている?

 

 

しかし、最近での使われ方では、昔は「やんちゃ」だったと言えば、昔は不良少年だった、ぐれていた、犯罪行為に手を染めた、といったレベルのかなり問題のある行動をしていたことを示しているようです。

 

この線引きを曖昧にすることで、例えば「いじめ」も「やんちゃ」な行為なのだから許される、というニュアンスで許容されてしまう傾向さえあるような気がしているのですが、これは、不正確でしょうか。

 

それに関連して、「いじる」という言葉が大手を振って市民権を得てしまったようです。この言葉の語源にはいろいろな説があるようですが、落語の世界の「客いじり」という表現が元で、「いじる」が「いじめる」の代りに使われるようになったと考えている人たちもいるようです。

 

私は、単純に「いじめる」の「め」を抜いて隠語的に使われていた言葉が、これまた線引きの曖昧さとテレビの好い加減さとの相乗効果で、無害化されてしまった結果なのではないかと思っています。

 

この両方に共通しているのは、人格の否定や無視といった犯罪性のある行為や言葉が、新しい曖昧な言葉に置き換えらることで、こうした卑劣な言動に対する批判が「無粋」なこととでもいうようなラベルを張られ、益々広まることなのですが、正にそのような傾向が顕著になっているように思えます。私が心配症で、単なる「老の繰り言」であるのならまだ良いのですが。

 

 

 

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コメント

「やんちゃ」い関しては、子供から少年、大人になっていても
子供のレベルの善悪の曖昧さで悪いことをしてしまう、少年
大人に対して使う場合「ワル」の意味が加わっているのでは
ないかと思っています。

「いじる」に関しては、「=いじめる」の意味で使うのはマスコミ
だけではと思っています。普通は(私はかな)「おちょくる」って
意味でしか使いませんから。しかし、マスコミが使ってはいけま
せんよね。正しい言葉になって行ってしまいます。

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。世代的な違いかもしれませんし、関東、関西の違いもあるのかもしれませんが、私の中では「やんちゃ」は、小学生くらいまで、せいぜい中学の低学年までで、それより上のそれなりに善悪や、自他の差が分る人に対しては使わない言葉なのです。

それがまずあるので、「不良少年」や「ぐれる」の代りの「やんちゃ」には違和感があるのだと思います。

2017年4月 2日 (日)

「ヒロシマ・ナガサキ ZERO Project」 ――着々と準備が進んでいます――



「ヒロシマ・ナガサキ ZERO Project

――着々と準備が進んでいます――

 

原爆や核兵器についての歴史の中で、重要な役割を果した三人の著名人のお孫さんが3人とも核兵器廃絶のために頑張っていることを報告しましたが、その一人は『ヒロシマ』の著者ジョン・ハーシー氏の孫、キャノン・ハーシー氏でした。1月に来日されたときには芸術やフィルム、テレビ・プログラム等の分野でともにリーダーとして活躍中の西前拓氏と一緒でしたが、今回は西前氏一人での来広でした。

 

話が弾んで、写真を撮るのを忘れてしまいましたので、前回の写真を使わせて頂きます。キャノン・ハーシー氏と西前拓氏です。

 

                 

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1月にお会いしたときに伺った、プロジェクトは「平和円卓会議2020 Peace RoundTable(仮称)でしたが、「核なき世界」実現のための円卓会議を今後4年間にわたって開き、2020年までに実行可能なことを積極的に推進するという目的が掲げられていました。その計画がかなり進んで、今年の1029日に、「ヒロシマ・ナガサキ ZERO Project」として開かれることになりました。

 

クラウド・ファンディングを通して、支援者も募っていますので、こちらのページも御覧下さい。今日から始まったばかりなのですが、目標額100万円に対して、今これを書いている時点では、3000円の申し込みがありました。皆さんも御協力宜しくお願いします。

 

当日のプログラムですが、先ず袋町小学校の校庭を使って、黒田征太郎氏やキャノン・ハーシー氏がリーダーになって、遊んだりアート作成をすることから始まります。一つの目標は壁画作成ですが、それは皆さんに、黒田征太郎氏が準備したハガキ大の枠組をダウンロードして貰い、それに自らの手で絵や文字を描いたものを事前に送って頂くという準備が必要になります。それらのハガキを貼り付けながら壁画を作るという予定です。

 

その後、隣にある人まち交流プラザで、4つの分科会に分かれて、パネル・ディスカッションそしてワークショップを開きます。テーマは前回も御紹介しましたが、再度掲げます。

 

☆人権  Human Rights for Peace  核の問題は人権問題でもあり、各国の核被害者との連携が重要。 例;核被害者フォーラムや世界各地の被爆者との交流事業

 

☆環境  Healthy environment for Peace  核の問題は環境問題でもあり、地域社会、国際社会がいかに共同で取り組むべき問題である。 例;被爆樹木プロジェクトなど

 

☆コミュニティ  Community for Peace  自分たちの住むコミュニティ、町や村から平和を広げていくことが重要。 例;Mayors for Peace 平和首長会議

 

☆イノベーション  Innovation for Peace   テクノロジーの力で核問題に関する新たなコミュニケーションを生む。 例;オンラインソフトやアプリの開発、Hiroshima Archive

 

最後の「イノベーション」を考える上で、急速に変る社会を元にして新たな行動を考える必要のあること、そのためには「パラダイムの転換」という視点から社会を見直さないと間に合わないのではないかという感想を西前氏と共有することができました。

 

例えば、インターネットを通して使われるビットコインやアップルペイその他のアプリやシステムが進化しつつあって、銀行の必要ない経済さえ議論されている時代になり、私たちを取り巻く経済の枠組みそのものも大きく変わるであろうということ、自動運転やドローン等の技術の実用化は時間の問題で、そうなるとこれまでの政治の枠組で人類的な問題に対応しようとしている「今」の問題意識では解決が難しくても、解決への道筋が生まれるかもしれないこと、しかし、その中心にあるのは多くの人々の生命と生活であり、「都市」の本質的な役割を大切にして行かなくてはならないこと等が、話題になりました。

 

ワークショップのリーダーになるのは、以下のパネリストやゲストたちです。

 

■主なゲスト&パネリスト■

田上 富久/長崎市長・平和首長会議副議長

秋葉 忠利/前広島市長  

ウィリアム・ペリー/元アメリカ国防長官

渡部 朋子/ANT-Hiroshima (NPO)

近藤 紘子/谷本平和財団

中村 桂子/長崎大学RECNA准教授 

黒田 征太郎/アーティスト

加用 雅信/広島妙慶院住職 

スティーブ・リーパー/Peace Culture Village

キャノン・ハーシー/1Future (NPO) 代表    

西前 拓 /1Future (NPO) 代表                  

ドロシー・マスーカ/南アフリカの国民的歌手  

順不同

 

一日の最後はコンサートとプレゼンテーションです。ワークショップでの成果を、プレゼンテーションとしてまとめ、またコンサートのために駆け付けてくれるアーティストたちとともに、歌、踊り、プレゼン、展示等で盛り上がるフィナーレになりそうです。

 

このイベントに先立って、ニューヨークでも同じ趣旨のイベントが開かれるようですので、できたら参加したいと思い、先ずは旅費捻出のために宝くじを買うことから始めたいと思っています。

 

 

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2017年3月27日 (月)

仰げば尊し ――美しい日本語を継承して欲しい――


仰げば尊し

――美しい日本語を継承して欲しい――

 

卒業式の季節ですが、かつてはどの学校でも歌っていた『仰げば尊し』が最近では歌われなくなってきたようです。その代りに最近歌われているのは、例えば、『旅立ちの日に』や『YELL (いきものがかり)』、『3月9日 (レミオロメン)』等だそうです。どれも良い歌ですし、時代の変化を反映しているのだとは思いますが、今回は、『仰げば尊し』が復権することを願っている理由を述べてみたいと思います。

 

その前に、まずYouTubeにアップされている『仰げば尊し』を聞いて下さい。


 

 さらに歌詞も復習しておきましょう。

 

1. 仰げば 尊し 我が師の恩
教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ)
思えば いと疾(と)し この年月(としつき)
今こそ 別れめ いざさらば

2. 互(たがい)に睦(むつみ)し 日ごろの恩
別(わか)るる後(のち)にも やよ 忘るな
身を立て 名をあげ やよ 励めよ
今こそ 別れめ いざさらば

3. 朝夕 馴(な)れにし 学びの窓
蛍の灯火(ともしび) 積む白雪(しらゆき)
忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月
今こそ 別れめ いざさらば

 

歌われない理由として、歌詞が難しい、教師への「恩」を強制している、立身出世主義を奨励している等の意見があるようですが、確かに歌詞は今の子どもたちには難しいかも知れません。教師への恩を強制していると読むことも可能ですが、歴史的事実として、多くの人たちがこれまで「師」に感謝してきたことを、若い世代にも受け継いで欲しい、そし教師の側からは、生徒たちにそう感じて貰うための努力を教師としてしっかりするという決意表明の歌として受け止められないものでしょうか。

 

「身を立て 名を上げ やよ励めよ」は、自立し、自分の名前に恥じない人間になるように努力して欲しいという、独立して行く子どもたちへの餞の言葉と考えてはいけないのでしょうか。

 

歌詞の解釈も大切ですが、それ以上に大切だと思うのは、この歌詞が日本語として美しいことです。日本語の美しさを若い世代に理解して貰いその美しさを伝え続けて貰うために、この歌を覚え歌い続けて欲しいのです。

 

美しさを表現している個所を挙げておきたいと思います。

 

一つは「今こそ別れめ」です。係り結びであることは、古文の時に習ったはずですが、「別れめ」は「別れむ」の已然形です。「こそ」は強調なのですが、「は」と同じような意味を持つとも言われていますので、「今は別れるけれど、再会しよう」という情緒を言葉としては言わないながらも伝えています。そんな気持ちを言外に美しく伝えられる係り結びを、日本語の中に残しておきたいと思うのですが、センチメンタル過ぎるでしょうか。

 

後は一つにまとめてしまいますが、「いと」「やよ」「いざ」といった詩語の美しさです。日本語の特徴の一つは、俳句や短歌といった短い詩の持つ美しさにあることは論を俟たないと思いますが、そのことは、ここに掲げた二音節の言葉の持つ美しさと切り離せないように思います。その美しさを感じて貰うために、そして日本語の美しさを大切にして貰うために、若い人たちに『仰げば尊し』を歌い続けて貰いたいと願っています。いや祈っています。

 

 

 

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コメント

本日「気まぐれ辛口」卒業します。長い間有り難うございました。

私の小学校の卒業式で
人類のためにがんばる子どもたちに
「身を立て名をあげ」
はなじまないので2番は歌わない。
という説明があり、
保護者はびっくりした、
というのを母から聞きました。

「気まぐれ辛口」様

コメント有り難う御座いました。お礼が遅くなりましたが、長い間楽しませて頂き有難う御座いました。今後も「気まぐれ」振りを発揮して、気の向いたときに「辛口」をお寄せ下さい。

「緩和ケア薬剤師」様

コメント有り難う御座いました。お礼が遅くなりました。

それも一つの考え方ではありますが、別の解釈成り立つのではないかと思って書かせて頂きました。

良い歌は歌い継いで行きたいですね。

2017年3月26日 (日)

軍事研究について学術会議が新声明 ――過去二回の声明を「継承」――



軍事研究について学術会議が新声明

――過去二回の声明を「継承」――

 

昨年9月に、軍学共同反対連絡会への参加呼びかけについて報告しました。その後、多くの皆さんの目には触れていなかったのかもしれませんが、大学や研究機関に属する専門家の皆さんは素晴らしい運動を展開して下さいました。


また学術会議の「学術会議の軍事研究拒否声明」見直し反対! 軍事研究解禁反対!の署名を集めていた「change.org」の運動についても報告しました。

 

学術会議は1950年と1967年の二回にわたって、「軍事研究拒否声明」、つまり軍事研究はしませんという決議を行い、その方針を守ってきたのですが、それを投げ捨てて軍事研究に走ろうとしている「科学者・専門家」の一部の動き、またその背後にある防衛省や政府の意図に対して市民の側から明確なメッセージを伝えることが目的でした。

 

学術会議でも当然重大問題として議論が続けられていましたが、昨324日に、新声明が決定されました。

            

Photo

                 

 その内容は、これまでの二つの声明を継承することが中心なのですが、それらが総会での決議によって採択されたのに対して、今回は幹事会での決定という形が取られています。詳しくは、前回も引用した東京新聞の望月衣塑子記者が、検討委員会の段階でまとめた記事をお読み頂きたいのですが、9月と同様に、新声明についての分り易い図が付けられています。

 

 

Photo_2


 また、学術会議の新声明全文は、次のサイトに掲げられています。

http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/anzenhosyo/pdf23/170324-seimeikakutei.pdf

 

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2017年3月24日 (金)

点字プリンターと点字カラオケ ――日本テレソフトとカラオケ館高田馬場2号店に拍手――  


点字プリンターと点字カラオケ

――日本テレソフトとカラオケ館高田馬場2号店に拍手―― 

 

このブログでは、しばしば外務省批判をしていますが、今回は外務省も (つい、「たまには」と入れたくなってしまうのですが) 良い仕事をしていることの報告です。昨322日に、外務省からODA白書が発行されましたが、その中に、次のような記事が載っています。

 

               

Oda

             

 この点字プリンターを開発、製造して世界で販売しているのが「日本テレソフト」という会社です。私の友人が社長を務めていますが、気骨のある正義漢でしかも幅広い分野の人々との交流があり、時代を先取りできる素晴らしい能力の持ち主です。

 

以下、日本テレソフト社のホームページからの抜粋を中心に、同社の活動を紹介します。

 

まずODA白書には、日本テレソフト社による「セルビア国の視覚障害者団体を支援した草の根ODAが紹介されました。点字プリンターが同国の教育の向上などに貢献し、有意義に活用されているという内容です。日本テレソフト社では、同様の海外支援の取り組みを、ベトナム、ドミニカ共和国、グレナダ、南アフリカなど数カ国で行い、いずれも高い評価を受けています。」

 

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点字プリンターの一つです

 

このプリンターの特徴は、画面にもあるように、点字と墨字の両方を同時印刷できることです。しかも静かな点が「売り」です。点字は物理的に凹凸を付けることが「印字」になる訳ですから、ある程度の速さを確保しようとすれば当然、音が出ます。その音がうまくコントロールできていないと、教室や事務室で使うのにはうるさ過ぎますので、高度の技術が必要なのです。となるとコストが高くなるのですが、それも合わせて良い製品として完成したところが、世界的に評価されています。

 

もう一つ、日本テレソフト社の製品で私のお勧めするのが「点字カラオケ」です。カラオケの歌詞は、最近は画面に表示されますが、視覚障碍者には利用できません。そこで、カラオケの機械とパソコンそして点字ディスプレーをつないで、画面の歌詞を点字に翻訳し、それを点字ディスプレーに表示する装置を開発・製作したのが日本テレソフトです。

 

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広島市もこの機械を購入して、無料で貸し出しをしています。窓口は「(社)広島市視覚障害者福祉協会(電話・ファクス 082-249-7177)」です。

 

カラオケボックスでは、高田馬場のカラオケ館高田馬場2号店 (☎ 03-5155-2458) が導入しています。ここで実際に体験をした方の感想が点字毎日に掲載されています。是非、お読み下さい。

 

 

Photo_3

クリックすると文字が大きくなります

 

この点字カラオケを、ロスアンゼルスの展示会で、スティービー・ワンダーが実際に使ってくれました。自分の歌を点字でチェックして、「素晴らしい」とコメントしてくれたというエピソードもあります。

 

世間的にはあまり知られていませんが、日本テレソフトもカラオケ館高田馬場2号館にも大拍手を送りたいと思います。そして、世の中、多くの分野でこのような地道な取り組みをして頑張っている人や企業、団体等がもっともっとあるのだろうと思います。その全ての皆さんにも拍手です。

 

 

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2017年3月14日 (火)

漢字表記・用字辞典 ――最初は「用字便覧」を多用していました――  


漢字表記・用字辞典

――最初は「用字便覧」を多用していました―― 

 

「老化現象が進んでいると感じるとき」という題で高齢者の経験を募ったとして、必ず出てくるのは「漢字を忘れる」でしょう。

 

自慢ではありませんが、私はもう40年も前からこの経験をしています。アメリカに住み始めて少し経ってからのことなのですが、日本の友人からの手紙に、その前に私の方から出した手紙の一部が同封されており、間違って使った漢字の添削をしてくれていたのです。今でも覚えている間違いは「頂」と「預」ですが、他にもユニークな取り違いをいくつかしていました。

 

その対策として手に入れたのが、小桜書房発行の『用字便覧』です。

 

                 

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新聞記者の友人に依頼して彼が使っているのと同じものを送って貰いました。確かにとても便利です。中身を御覧頂ければ分ります。

 

 

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もっともネット時代になり、読み方を入力して「エンター」キーを押せば、漢字は一発で出てきますので、最近はあまり使わなくなりました。でも、これも「糟糠の妻」ですので、今でも大切に書棚の一番目立つ場所に置いてあります。

 

と書いてしまうと、いかにも誠実で脇目も振らずに『用字便覧』だけを愛用してきたような感じを与えてしまうかもしれませんが、実は大きな浮気をしています。夏休みに帰国した際に、先ず真っ先に駆け込んだ本屋で『大きな漢字の 漢字表記辞典』(三省堂)を見付けたからです。

 

これも永年使い込みましたが、最近は紙が変色して読み難くなりましたので、その最新版『見やすい 漢字表記・用字辞典』を愛用しています。

 

 

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こちらの『辞典』が気に入った理由なのですが、クイズ風に中身を見て答を当てて見て下さい。

 

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一つには、単語だけでなくフレーズが付いているので分り易いことです。「肥やす」だけではなく「私腹を肥やす」で、使い方までリフレッシュして貰えます。もう一つは、画数の多い漢字を大きく表記してくれているので、実際に書くときに助かることです。因みに、左下の三つの漢字は上から、「ごまめ」「こめかみ」です。

 

そして三つめは、serendipityです。これは、引っ越し準備で思いがけない発見があった報告の時に使った言葉ですが、2ページを目の前にして、何か新しい発見がいつもあります。『用字便覧』でも、それは経験できるのですが、フレーズが並んだレイアウトと、漢字の位置のバランスが良く、こちらを使って楽しむようになりました。

 

 

グーグルでは味わえない楽しみですので、こちらも書棚ではすぐ手の届くところに置いてあります。

 

 

 

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コメント

この本いいですね。『見やすい 漢字表記・用字辞典』
確かにパソコン等で読みを入力したら候補の漢字がいくつか出ますが、どの漢字が適切なのかを悩むことがあります。
ネット検索をすれば簡単に出るのでしょうが、学生時代に辞書をめくりながら勉強してきたので辞書をめくる方がなじむので、パソコンの側には国語辞典や漢字辞書や英和辞書があります。(笑)

「やんじ」様

コメント有り難う御座いました。「昭和の歌を守る会」「筆記体を守る会」に続いて「昭和の辞書を守る会」を立ち上げましょうか。

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