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教育

2019年7月19日 (金)

日本のテレビは「いじめ」を助長している ――みんなで声を上げましょう――

イギリスの人気テレビ番組「Britain’s Got Talent (私訳: イギリスの隠れた才能発掘! BGTと略)」は、「いじめ」について、積極的に関わり、「いじめはいけない」「いじめを受けた子どもたち、受けている子どもたちよ、頑張れ」といったメッセージを出し続けています。

それに対して、日本の子どもたちは、日常的にテレビからどんなメッセージを受けているのでしょうか。サイモンと同じように、批判に晒され反省することでテレビ番組の内容が変ることを期待していますが、取り敢えず現状を簡単に見てみましょう。

日本のテレビ番組で、隠れた才能を発掘する目的を掲げているのは、テレビ東京の「カラオケバトル」があります。堺正章が「オウナー」ということで、高校生や中学生、時には小学生までが出場しています。それと、出場者は芸能人ですが、俳句や華、水彩画等の才能を評価する、TBSの「プレバト」くらいでしょうか。

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「プレバト」は私が好きな番組なのですが、それは、番組の大きな枠組みを無視して、純粋に才能の評価が行われている場面に限っての話です。まず、司会の「浜ちゃん」の言動は、テレビなら「いじめ」は許されるのか、と言っても良い暴力性に満ちています。人の頭を殴ることは日常茶飯事、しかも擬音まで使ってそれを強調しています。また、芸能界では「いじる」と表現されるようですが、本当は「いじめる」の短縮形だとしか考えられない言葉の暴力には辟易しています。さらに、さすがに今は減りましたが、俳句の先生である夏井いつきさんを梅沢富男という男が、「ババア」呼ばわりしていたことも、多くの人々の顰蹙を買っていました。

私たち大人なら、このような言動を不愉快だと思い、より大きな世界の判断基準に従って対処することは可能です。でも世界が狭い子どもたちにとって、ましてや、学校で「いじめ」に遭っている子どもの場合、周りの加害者からも先生からも「あれはふざけているだけのこと」と問題にされない場合、このような番組を見せられれば、「おかしいのは自分の方だ」と思い込んでしまうことがあっても不思議ではありません。

「いじめ」が原因で自殺した子どもたちのケースが何度も報道されながら、調査をしたはずの担任が、加害者と傍観者の「あれはふざけていただけ」を鵜呑みにしてしまう背景に、「プレバト」のような番組の、「いじめ」助長とも思われる言動があるとしたら、私たちがもっと声を上げなくてはいけないのではないでしょうか。

「カラオケバトル」では、さすがに子どもの頭を叩いたり、言葉による「いじめ」は見られませんが、それでも、信じられない光景を先日目にしました。

出演者は、北海道の高校に通っている女子高生です。工業系の学校だということで、一クラス約50人の生徒のうち、女子は2人だけだということでした。このような環境に置かれている女子生徒の立場が難しいことは誰でも理解できるはずですが、それでも耳を疑ったのは、この二人の女子生徒に対して、男子生徒は一切話し掛けもしないという事実があることでした。しかもそれは、一種の温かいエピソードとして扱われていて、「カラオケバトルで優勝したら話し掛けて貰えるかもしれない」ことが強調されていたのです。

でも考えてみて下さい。全員が男子だとして、二人だけ全く話し掛けてももらえない生徒がいるとしたら、それはどんな定義を適用したとしても「いじめ」です。でもその二人が女子生徒だと、途端にいじめではなくなってしまうし、学校側でも何の対応もしていないとは、呆れて物が言えません。

BGTとAGTでのサイモンの言動を問題にした人たちは、普通なら「いじめ」でもテレビで同じことをすれば称賛されるのはおかしくないか、と主張しました。それは、「被害」に遭った子どもたちの人権という視点からは当然のことです。日本のテレビ界でも、そろそろ、子どもの人権という視点から番組の内容を考えることをはじめても良いのではないかとも思いますが、皆さんは如何お考えになりますか。

[2019/7/19 イライザ]

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2019年7月16日 (火)

7月22日に、「数学月間」の懇話会で話をします ――関東地方の皆さん是非お出で下さい――

皆さん。7月22日から8月22日の間を「数学月間」と呼んで、「社会が数学を知り、数学が社会を知る」を合言葉に、全国各地で、数学への関心を高めるための様々なイベントを企画したり応援したりしているNPO法人のあることを知っていますか。それが「数学月間の会」なのですが、7月22日の午後2時から、東大の駒場キャンパスで懇話会を開催します。関心のある方ならどなたでも参加して頂けますので、是非お出で下さい。

会の詳細をお知らせする前に、何故7月22日から8月22日なのかの理由を聞いて下さい。数学で大切な定数の一つが、円周率、つまりΠ(パイ)であることは御存知だと思います。例の、「3.1415・・・・・・」と続く数字ですが、円の外周の長さを円の直径で割った数値です。

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πについてのAERAの記事から

この数字は無理数ですので、少数を使って表そうとすると、「無限小数」つまり、永遠に続く少数になるのですが、昔から、この数を有理数、つまり分数で近似することが行われてきました。その中でも多くの人が使ってきたのが、22/7です。つまり、22を7で割った数なのです。ここから、7月22日を思い付くのは簡単ですね。

8月22日も、数学の知識のある人には納得して貰える数なのですが、術語を使えば「自然対数の底」、数学の記号としては「e」が使われる数値です。こちらの近似値として使われてきたのが、22/8、つまり、22を8で割った数なのです。

前置きが長くなりましたが、懇話会のお知らせです。

 

  「数学月間懇話会(第15回)」

  • 722日,14:0017:30(開場13:30
  • 東大駒場,数理科学研究科002教室.

 

  14:00-14:20 片瀬豊さんと数学月間,谷克彦

  (休み10分)

  14:30-15:20 教育数学と高大接続,岡本和夫(東京大学名誉教授)

  15:20-15:50 質疑応答

  (休み10分)

 

  16:00-16:50 数学書として憲法を読む,秋葉忠利(前広島市長)

  16:5017:20 質疑応答,本サイン会

 

  主催● NPO法人数学月間の会,日本数学協会

  参加費● 1000円(高校生,中学生は無料)

 

その後に懇親会があります。隣建屋のイタリアントマトに行って,各自払いで注文し適当に椅子に座りお話しします.17:40ごろからでしょう.

私の出番を強調させて頂きましたが、多くの皆さんに御参加頂ければ幸いです。

[2019/7/16 イライザ]

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2019年7月14日 (日)

「いじめ」は世界的問題です (2) ――データで国際比較をしよう――

『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論』(法政大学出版局刊)の紹介はこれからも続きますが、今回は、昨日に続いて「いじめ」を考えましょう。マスコミの役割に注目します。

イギリスの人気テレビ番組「Britain’s Got Talent (私訳: イギリスの隠れた才能発掘!)」は、「いじめ」について、積極的に関わり、「いじめはいけない」「いじめを受けた子どもたち、受けている子どもたちよ、頑張れ」といったメッセージを出し続けています。

一寸穿った見方をして、仮にこのような姿勢が、「「涙もろい」視聴者の心理に付け込んで視聴率を上げるための商業的な意図」に基づいていたとしても、「いじめ」についての正しい考え方を発信し続けること、特に「いじめ」を受けている子どもたちに寄り添おうとすることには、大きな意義があります。

それは、日本の子どもたちが日常的にテレビからどんなメッセージを受けているのかと比較することで、ハッキリと浮び上ります。その比較をする前に、まずは「いじめ」についての事実を何点か、統計を見ることで確認しておきましょう。

記憶を辿って最近の傾向を振り返ると、「いじめ」が原因で自殺した子どもたちのニュースが如何に多いのかに、改めて愕然とします。でも、これは主観的な感想です。もう少し客観的なデータはないのでしょうか。あります。その一つが、ユニセフ・イノチェンティ研究所(UNICEF Innocenti Research Centre)が2007年2月14日に公表した研究報告書『Child Poverty in Perspective: An Overview of Child Well-being in Rich Countries』です。その中に、「いじめ」についてのデータがあるのです。グラフ化されています。「いじめ」についての調査はWHO(世界保健機構)による、『学齢児童の健康動態調査(Health Behaviour in School-age Children: HBSC) 2001』です。

Unicef

過去2か月に「いじめ」を受けたと答えた、11歳、13歳、15歳児の割合ですが、多いのは、ポルトガル、オーストリア、スイス等で、40パーセントを超えています。日本の数字はありませんが、国立教育政策研究所が行った追跡調査の結果を見て下さい。

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調査の方法も対象も違いますので、一概に比較はできませんが、「仲間はずれ、無視、陰口、」といった項目について、HBSC調査に近い2001年6月を見ると、男子も女子も40パーセントは軽く超えています。となると、世界的にも「いじめ」の多い国だと考えてもあながち不正確だとは言えない数字です。

これらの数字から何が読めるのかを考えたいのですが、その際に、これらの数字がどのように集められたのか、そしてもう一つの問題、「いじめ」の傍観者はどのような行動を取ったのかについても、グラフがありますので、見ておきましょう。

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「いじめ発見のきっかけ」は圧倒的に、「アンケートなど学校の取り組み」なのです。「本人からの訴え」と「本人の保護者からの訴え」を合せた数の倍です。つまり、いじめられている本人がそのことを誰かに訴える環境が整っていないということなのです。日常レベルで「いじめ」に気付くべき担任やカウンセラー、養護教諭もほとんど「いじめ」には気付いていないという驚くべき数字です。マスコミの役割と合わせて次回取り上げますが、もう一つ、周りにいる子どもたちはどのような対応をしているのでしょうか。まず、被害者はどのような対応を期待しているのでしょうか。

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当然ですが、一番身近にいる友人と学級担任ですよね。では、それらの人たちはどう対応しているのでしょうか。

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テレビ番組BGTが「いじめ」を取り上げているイギリスで、仲裁者の出現率が多いのは偶然かも知れませんが、そうでない可能性についても次回考えたいと思います」

[2019/7/14 イライザ]

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2019年6月 3日 (月)

本当の御馳走は「東京タワー」

ボストンからやって来た息子Jは、ガールフレンドのEさんと一緒で、二人を歓迎ディナーに招待しました。こちらは、広島から家人と私、東京の息子たち二人で、合計6人です。さて場所が問題です。そして日本食にするのか、その他の選択肢があるのかも聞いてみました。

二人は、日本に着いた次の日の金曜日にはスカイツリーや浅草、豊洲市場や築地などを見て回っていました。でも、夜の東京タワーもきれいですので是非見せて上げられればと思っていました。

そこで思い出したのが、かつて良く泊っていたプリンス・パーク・タワーです。33階のスカイラウンジ ステラバーからは、夜の東京タワーが美しく見えますし、地下一階の中華料理店、陽明殿でも楽しい食事をしたことが何度もありました。日本式の中華を食べてみたいという二人の言葉を聞いて陽明殿に決めました。

息子JとEさんの仕事が済む時間に、プリンス・パーク・タワーに現地集合することになりました。料理の方は、Eさんに英語で料理を説明しなくてはなりませんので、メニューにある程度の説明があるコースに決めました。量も多めで、若い人たちにはその点だけで大満足でしたし、味もいつもと変わらないだけでなく、いくつかの新趣向も加わっていて、ここに決めて良かったというのが全員の意見でした。ただし、私は「Z級グルメ」を自認しているほどですので、この食事のすべてを上手くお伝えできません。メニューの中で特に目立った二つ三つの報告をしたいと思います。

最初に出されたのが、シェフからの一皿です。フカヒレの上に野菜のムース、その上にキャビアが乗っています。乾杯したシャンパンにピッタリでした。この写真は、同じコースの報告を楽しく書かれている「ゆうかの毎日パーティー気分!!」からお借りしました。

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次は前菜です。

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一つ一つについてメモを取らなかったので、どれが何かは省きますが、こちらもシャンパンにピッタリの色彩と味でした。

一風変っていたのは、大海老の二種盛り合わせでした。チリソース煮と、マヨネーズソースの二つを食べ比べられるのですが、相乗効果でピリッとした一皿になっていたのが印象的でした。

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そして絶品だったのが、タラバ蟹と九条ネギの香るチャーハンでした。どちらかというとチャーハンを好んで食べる方でもありませんし、カニをこよなく愛する人種でもないのですが、このチャーハンの香りと彩には魅せられました。特に、九条ネギが御飯とカニの味をしっかりとまとめて引き締めてくれていて、思わずお代りをしたくなるほどでした。

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プリンス・パーク・タワーでは、東京タワーを楽しむだけでも十分なのですが、豪華で和やかなディナー後の東京タワーはまた格別でした。実はいつもここで注文するお酒もあるのですが、この夜はもうアルコールも十分頂きましたので、息子Sと私はアイス・コーヒーで一日を締めることになりました。

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[2019/6/3 イライザ]

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コメント

夜の東京タワー、
素晴らしいですよね。
大学で終電まで実験していましたが、
トイレから見える東京タワーに
励まされていました。
現在当院ブログが事故&工事中で
皆様に御心配をおかけしております。
申し訳ないです。

「緩和ケア薬剤師」様

コメント有り難う御座いました。東京タワーに励まされた人はずいぶん多いのではないでしょうか。

貴ブログが読めなくて、ちょっと寂しい思いです。早い復旧を祈っています。

2019年5月 8日 (水)

日本語「無支援」の外国籍の子どもたち ――一万人以上います――

子どもの日の毎日新聞電子版の記事で、再び我が国政治の貧困さに衝撃を受けました。

「日本の公立学校(小中高と特別支援学校)に通い、学校から「日本語教育が必要」と判断されたにもかかわらず、指導を受けられていない外国籍児らが全国で1万400人に上っている」

ということではありませんか。

 

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国の施策が不十分なのですが、その点について、毎日新聞の奥山はるな、堀智行両記者は次のように解説しています。

「文科省は日本語指導が必要な児童生徒18人当たり担当教員1人を増員するとしているが、1校当たりの外国籍児らの在籍数は「5人未満」が7割以上で、対策が追いついていない。」

広島県には、支援のない子どもたちが110人いるようです。

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毎日新聞の記事より

学校の先生方、PTAそして同じクラスの子どもたちが何もしないで、日本語のできない外国籍の子どもたちを放っておくことにはなっていないと信じています。何らかの工夫をしてできる範囲での支援はしているのだと思います。

とは言え、善意の解釈だけで物事を判断している限り、子どもたちの虐待や貧困等の問題への理解は生まれませんし、対策も手遅れになること請け合いです。全く見放されている子どもたちがいるかもしれないという仮定で、改めて問題のあることを確認しておきたいと思います。

外国の学校で言葉が分らないままに、授業に付いて行くのは大変です。日本語での授業でも内容が分らない授業を聞きながら机に座っているのがいかに大変だったかという経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。

私も高校生のときにアメリカに留学して、英語はそれなりにできた積りでしたし、留学生が珍しい時代・環境だったのでとても大事にされましたが、それでもずいぶん苦労をしました。大きな助けになったのは、社会科の時間に、先生が私の隣の席に「先生のアシスタント」のような存在の生徒を座らせてくれたことでした。授業中でも分らないことがあったら小さな声で教えて貰えたのです。分らないことがある度に授業を止めて一人の留学生の質問に答えなくても良くなり、先生も助かったようです。

現在、日本の小中高や特別支援学校に通っている子どもたちの中で、これほど恵まれた環境で勉強している子どもは少ないだろうと思います。先ずは基本的な日本語の教育が必要な子どもたちが圧倒的に多いのではないでしょうか。となると、一日一時間では足りないかもしれませんが、集中的に日本語を学習する場を学校ごとに設ける必要があるということでしょう。

国の施策が間に合わないという現実があるにしろ、一万人以上の子どもたちにとっては、今の今、何らかの支援がないと毎日が苦しみの連続になっている状況でしょう。となると、国ではなく、地域ごとにできることを考えたらどうでしょうか。

一人で行動するのが不安なら、何人かでチームを作って、地域の学校に日本語支援の子どもがいるのかどうかを問い合わせて、放課後でも昼休みでも、何人かが交代で日本語を教える場と時間を作ることは可能なのではないでしょうか。

でも、このくらいのことは私が提案する前に、全国各地で行われていて当然ですよね。だとしたら、この稿は「年寄りの冷や水」として読み捨てて下さい。

 [2019/5/8 イライザ]

 

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コメントではなく、迷惑メールならぬ迷惑書き込みが増えて対応に時間が掛るようになりました。

コメントをお寄せ下さる皆さんには申し訳ないのですが、ハードルをちょっと高くしました。変な書き込みが少なくなるまで、お付き合い頂ければ幸いです。

2018年8月20日 (月)

気温の24時間測定合宿 ――同じお題で書きましょう――


24時間、気温測定合宿

――同じお題で書きましょう――

 

小学校5年生か6年生の時、一日24時間、一時間おきに気温を測定してその結果を提出する宿題の出たことがあります。というのが、ずっと変らない私の記憶なのですが、生徒一人一人に出された宿題だとすると負担が大き過ぎますし、元々何人かがグループになって、保護者に応援して貰うことを前提にした宿題だったのかもしれません。

 

私たちのグループは、男女合わせて10人くらいで、学校の近くで旅館をしていたM君の家で「合宿」をしました。昼間の気温は学校で測れば良いということだったのだと思いますが、夜の6時頃からM旅館の二階の大広間に集まって、夕食から始まりました。

 

何時には誰が気温を測る、という担当は決めてありましたので、それ以外の時間は皆で楽しく遊んでいれば良いという、勉強すると言うよりはミニ修学旅行という感じでした。旅館ですからお風呂にも入れて貰いましたし、日頃から学校が終るとM君の家に集まって、裏山でチャンバラをしたり、テレビで大相撲を見せて貰ったりという生活の一部になっていた旅館でしたので、「勝手知ったる」テリトリーで、一晩遊び回りました。

 

M家の皆さんはこれだけの腕白グループの世話で大変だったろうと思いますが、それは今になって感じることで、当時はとにかく楽しさ一杯の一晩をとことん満喫することしか考えていませんでした。

 

M家には、御両親も自慢の「美人三姉妹」、つまり、私たちの同級生M君のお姉さんたちがいて、その夜は私たちの世話に駆り出されていました。一番上のお姉さんは、ピアノのある部屋で、私たちのためにミニコンサートを開いてくれたのですが、そのときに弾いてくれた「テネシー・ワルツ」は、その何年か前にパティー・ページが歌い、日本では江利チエミが歌って大ヒットした曲でした。そんなことは知らずに、その時初めて聞いたのですが、こんなきれいな歌があるのだと大感激したことを覚えています。

 

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Photo

 

私の担当は夜中の11時だったと思いますが、M君のお母さんに起されて、気温を帳面に記録してまた寝たという記憶しかありません。疲れて次の朝まで、担当の時間に起される人を除いて、私たち全員良く眠りました。

 

次の朝、みんな元気に起きたのですが、グループの一員I君の姿が見えません。「早く帰った」というM家の大人たちの説明だったのですが、誰かの口からか直ぐに真相が分りました。I君は、夜の内に「大」の方の粗相をして、皆に顔を見られるのが恥ずかしくて早く帰ったとのことだったのです。

 

ちょっと吃驚という感じはありましたが、その後、学校でI君に会っても、誰も何も言いませんでした。でも皆の記憶の中には留まっているのだと思います。この「合宿」を思い出す度に、そのときの楽しさにアクセントを付けてくれているエピソードとして、懐かい記憶の一部になっています。

 

[2018/8/19 イライザ]

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コメント

参加ありがとうございました。

小学校の時に授業中に粗相をしたT君は、その時から
今まで全員が「ポンタ」と呼んでいます。20年くらい前
のクラス会で、女子が「ところでポンタ君、本名はなん
かいね?」と訊いていましたw 今はタクシーの運転手
さんをしているのですが、偶然乗り合わせた嫁が「パパ
の同級生の運転手さんだった、ええと、ポンタさん」だっ
て。

念のためですが、大便を広島弁の子供言葉で「おんぽん」
または「ぽん」と言います。

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。

これって、東日本と西日本の文化の違いなのかもしれませんね。

2018年8月 5日 (日)

「事件記者」を偲ぶ会 ――「ヤマさん」の没後31年になりました――

 

「事件記者」を偲ぶ会

――「ヤマさん」の没後31年になりました――

 

かつて、「事件記者」と言えば、誰でもNHKの人気番組のことだと分り、警視庁の記者クラブを舞台にしたドラマの中で、どの記者のファンなのかまで、熱く語っていた時代がありました。1958年から1966年まで続いた番組で、視聴率47.1パーセントを記録したこともあったくらい人気があったので、いわば当然な話なのですが、今となっては、「事件記者」を覚えている人も少なくなってきたようです。

 

そのドラマの中で、園井啓介演じる「ヤマさん」のモデルになったのが、当時、毎日新聞の警視庁記者クラブで活躍していた山崎宗次さんでした。長い間毎日新聞の社会部記者として活躍し、後に広告局長としても敏腕を振った人ですが、1987714日、あまりにも早い旅立ちをされてしまいました。

 

私が山崎さんとお会いしたのは1969年の夏でした。初めて月に到着したアポロ11号取材のためにアメリカを訪れていた山崎さんと同僚の清水さんに、ハーバード大学のキャンパスでバッタリ。「ハーバードの卒業式を取材するためにボストンまで来た」という自己紹介から話が盛り上がりました。それが縁で、夏休みの間、毎日新聞の取材班の運転手件通訳兼雑用係として、山崎さんの謦咳に接することになりました。ジョン・グレン氏を追悼して、この件については以前触れています。

 

その時、初めて「山崎塾」のことを伺いました。マスコミ志望の学生たちに文章の書き方やジャーナリストとしての心構えを教える「塾」なのですが、それをボランティアとして主宰されているとのことでした。それから夏休みに日本を訪れたときには必ず塾に顔を出すようになりました。若い塾生の皆さんと一緒に、山崎「塾長」から多くのことを学ばせて頂きました。

 

社会を変える上でのジャーナリストの役割が重要であることは分っていても、それをどう生かすのかが大切です。当時、私は、アメリカに住みながら、広島・長崎の被爆体験や被爆者のメッセージがアメリカにも世界にも十分には伝わっていないことを痛感し、何かしなくてはと思い詰めていました。

 

「そのためには、ジャーナリストの持つ取材力、そして発信力を生かそう」という意気込みで、山崎さんや塾生たち、また原水禁運動の通訳仲間たちとの協力の下、ローカル・ジャーナリスト招請プロジェクト、通称「アキバ・プロジェクト」のアイデアが生まれました。後に、広島国際文化財団が主催し、広島市や長崎市からも応援し貰うことになりましたが、山崎塾を中心に大きく広がっていたネットワークに属するジャーナリストやオピニオン・リーダーたちを動員して全面的に応援してくれたのも、塾長でした。こうした活動を通じて、奥様はじめ、御家族の皆さんとの家族ぐるみでのお付き合いが始まりました。

 

               

Photo

             

御家族の皆様--写真を持っているのが万里子夫人

 

今年は、その山崎塾長が旅立たれてから31年目の夏でしたが、83日に、山崎塾長を偲ぶ会が開かれました。塾OBOG、そして山崎ネットワークのメンバーたち約100人が参加してくれました。参加者一人一人が、弁の立つ人であり、また言葉を駆使しての仕事をしている人たちですから、塾長を今でも慕う気持の全てを報告することなど不可能です。その中で、第一期生の平本和生、元BS-TBS社長・会長の言葉が、山崎塾の本質を見事に表現してくれました。それは、塾長が抜きん出た人間洞察力を持っていたが故に、塾生一人一人の人間的なポテンシャルと魅力を見抜くことが出来た。その結果、一人一人の塾生と熱い血の通う人間関係を作ってくれたからこそ、塾生の真の力が花開いたのだ、という言葉でした。私も心からそう感じていました。

 

そんな形で山崎塾長の薫陶を受けた塾生たちも、一番若い人たちでさえ、あと数年で定年という時期に差し掛かっています。塾長亡きあとも、多くの塾OBOGたちとのお付き合いは続けてきましたが、今回の偲ぶ会を前に、こうした皆さんがマスコミその他の分野で頑張ってきた「総体」をどう表せば良いのか、考えて見ました。

 

ジャーナリズムその他の世界で確固たる地位を占めるに至った人は勿論ですが、中には、夭折した人もいますし、志半ばで別の道を歩んだ人もいます。妥協しながらも理想の灯を消さないための努力を続けた人も多いでしょう。その人たちも含めて、私が知る限り、山崎塾長の遺志を継いで頑張って来た、塾生たちがいたことで今の日本は随分良くなっていると思えるのです。仮に悪いとしか見えない部分があったとしても、塾のOBOGたちがいたからこそ、この程度で止まるようにブレーキを掛けて来られたのだと思っています。そのことを、天にいる山崎宗次氏に誇りをもって報告したいと思います。それは、山崎氏自身が如何に大きな仕事をしたのか、さらにその遺志が今でも生き続けていることも示しています。

 

山崎塾長の著書を一冊挙げろと言われると、それは躊躇なく『カンカラ作文術』なのですが、ここで「カンカラ」とは、「カンカラコモデケア」の略です。「カンカラコモデケア」とは聞きなれない言葉ですが、「カン」は感動、「カラ」は、カラフル、「コ」は今日性、「モ」は物語性、「デ」 データ、「ケ」は決意、そして「ア」は明るさで、文章を書くとき、これだけの要素が含まれていれば、良い文章になる、という文章術の極意です。

 

披露されたエピソードの中に、この「カンカラコモデケア」についての楽しい話題がありました。かつて、中央競馬会に2008年から2012年まで「カンカラコモデケア」という名前の競走馬が登録されていたそうです。主に東北や北海道で走っていたらしいのですが、生涯の成績は36回出走して3勝、得た賞金は39万円だとのことでした。結果はともかく、「カンカラコモデケア」には、夢を紡ぐ力が備わっているようです。

 

最後に、52歳という年齢で、あれだけの仕事をした山崎塾長には、完全に脱帽する他はないのですが、山崎塾長の三日後には、同じく52歳で石原裕次郎さんが亡くなっています。その二年後には、美空ひばりさんが同じく52歳で亡くなっています。昭和という時代が、実は50代に入るか入らない、あるいはそれ以前の年齢で活躍していた人たちによって創られていたということなのですが、馬齢を重ねるだけしか能のなくなった身として、それでもまだ何か、彼らの遺志を未来につなげるために、山崎塾長から教わった言葉「老驥千里を走る」を引っ張り出して、頑張りたいと思っています。(辞書には「老驥千里を思う」というバージョンが載っています。山崎塾長からは「走る」と教わりましたので、そちらを引用します。)

 

[2018/8/3日 イライザ]

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2018年7月21日 (土)

アメリカの高校のプール ――同じお題で書きましょう――


アメリカの高校のプール

――同じお題で書きましょう――

 

無抵抗降伏論はまだ続きますが、今回は、「同じお題で書きましょう」に参加のためお休みです。

 

夏になればプールです。これまで多くのプールで楽しい時間を過してきましたが、主に学校のプールや公共のプールが近いこともあって簡単に利用できました。それ以外のプライベートな場では友人の家のプール、お隣さんのプールに良く招待されました。

 

プールでカルチャー・ショックを受けた経験はかなりあるのですが、その中で最も印象に残っているのはアメリカの高校のプールです。

 

私の子どもの頃はまだプールが一般的ではなく、小学校や中学校にはプールがありませんでした。海が近かったので、「文句を言うな。海に行けば良いだろう」と親や先生から言われたのですが、高校に入ってプールで泳げたときにはとても感激しました。

 

でも、それは屋外のプールでした。今なら屋内プールがかなり普及していますので、一年中泳げるのだろうと思いますが、当時は、「プール」 = 「夏」 でした。

 

日本の高校での 「夏」 = 「プール」 という等式の中には、夏になると水泳部で活躍していた友人たちの姿が重なっていました。秋が新学年になるアメリカの高校でも、9月からしばらくの間は水泳部が活躍するだろうと思っていたのですが、そうではありませんでした。

 

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アメリカの高校のプールサイドで行われたオペレッタの一シーンです。

 

何と、水泳は冬のスポーツなのです。何で?というのがすく頭に浮んだ言葉でしたが、それは、冬季オリンピックの代表種目が水泳だと言われるのと同じくらいの衝撃でした。

 

そして部活も季節毎に変ります。秋のスポーツの花形はフットボールですし、サッカーもようやく取り入れられ始めていました。冬になると、バスケットボール、レスリング、水泳です。シカゴ近くの私の高校にはアイスホッケー部はありませんでしたが、ボストンでは、アイスホッケーが冬のスポーツの花形に加わります。そして春は野球と陸上といった具合に一年に三種類のスポーツを経験できるのが特徴です。

 

私は、秋はサッカー、冬はレスリング、春は陸上を経験しましたが、未だに水泳が冬のスポーツだと聞いた時のショックは、ハッキリ記憶しています。

 

[2018/7/20 イライザ]

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コメント

さんかありがとうございます。

う~んどうしても理解できません。なんで冬なんでしょうかね?
スキーは夏のスポーツだ!くらい変ですw

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。

夏休みが長いので、夏のスポーツを他の季節に分散させなくてはいけないのと、屋内プールが原則なので、季節を選ばないということが考えられます。当時、吃驚しましたが、水泳部には入る積りがなかったので、「何故」までは聞かなかったのではないかと思います。

2018年5月25日 (金)

アメフトだけがスポーツじゃない ――そして大学も原点に戻って欲しい――


アメフトだけがスポーツじゃない

――そして大学も原点に戻って欲しい――

 

内田元監督と井上コーチの記者会見は、一欠けらの誠実さも感じられず、保身に汲々とする醜さ全開の二時間でしたが、日大は大学として元監督やコーチの立場を守る姿勢を崩してはいないようです。

 

そんな環境では、不安に駆られたり、いくら好きでもアメフトは続けられない、と感じる日大の学生が出てきても不思議ではありません。いや廃部の可能性さえ取り沙汰されています。勇気ある記者会見を開いた宮川泰介君も反則タックルの責任を感じてアメフトをする権利はない、と言っています。「これからのことはまだ考えられない」のも今の時点での正直な気持でしょう。

 

そんな若者たちが少しでも参考にしてくれたらという気持で、恐らくは「これまで視野に入っていなかった可能性」を紹介したいと思います。「アルティメット」という競技です。

 

これを、今の時点で、冷静に事態の把握をする余裕は恐らくないであろう若者たちに押し付ける積りは毛頭ありません。でも、少し時間が経って、これから先を考えられるようになった時、こんな情報から少し視野が広がり、アメフトともアルティメットとも違う分野にも目が向くことにつながるかもしれません。

 

アメフト、レスリング、そして相撲の世界等で問題になったのは、狭いタテ社会の中で、監督やコーチ、親方、そして選手同士の中では先輩が、「絶対的」と言って良い力を持ち、直接の暴力も含む、暴力的な言動でその社会を支配していることです。それを、教育をする組織である大学が適切に指導できないのでは、情けない限りです。今回の日大、そしてレスリングの至誠館大、さらに政治がらみなら加計学園でしょうが、本来の崇高な目的を再度認識して、再出発してくれることを祈っています。

 

勿論、素晴らしい監督やコーチに恵まれて理想的な選手生活を送れる若者もいるでしょうが、一つの可能性として、全く別のチーム・スポーツではあるけれど、身体的接触が原則として生じないスポーツを選ぶことも考えたらどうでしょうか。

 

アルティメットは、フリスビー (というのは商標ですので、一般名の「フライング・ディスク」、略して「ディスク」を使うことの方が多いのですが) を使って、アメフトあるいはラグビー、中にはバスケットボールに近いという人もいますが、そんなルールで得点を争うゲームです。

 

そして、他のスポーツと違うのは、審判も監督もいないという点です。ルール違反については競技中に選手同士が協議をして合意しながら進めるという超「紳士的」ゲームです。一昨年、簡単にルールを説明していますので、そちらを御覧下さい。

その後、何度か、このゲームで活躍している息子たちについても報告しています。(1)ここと、(2)ここです

 

Photo

 

監督、コーチ、そして審判もいないスポーツ、そして問題になった悪質タックル事件の起る余地のない、しかも、スポーツとしての面白さは十分に味わえる種目があることをお伝えしたかったのですが、如何でしょうか。

 

我が家の息子たちが二人ともこの競技に魅せられたのには理由があると、親馬鹿の私は考えています。

 

二人とも中学・高校では吹奏楽部に属していました。そして、ここは親馬鹿そのままの評価ですが、かなり高いレベルの演奏ができるようになり、部としての水準も全国レベルであると自負していました。しかし、コンクールの審査は数人の「権威者」による主観的基準によって行われます。結果として、全国大会には出られない大きな壁を作られてしまったのですが、そんな経験から、監督も審判もいない、そして最終結果は「得点」という客観的数字で決るアルティメットという競技が、中高時代の経験の対極の存在として魅力的に映ったのではないかと思います。結果的には、二人とも、そのアルティメットで全国制覇をすることができましたので、親馬鹿丸出しの解釈もあながち荒唐無稽ではないのかもしれません。

 

暴力団に代表されるような、力を軸にしたタテ社会構造によって、スポーツの本来の魅力を味わえなくなってしまっている若者がいるとしたら、アルティメットのような可能性のあることに気付いて欲しい、狭い息の詰まるそして自分の個性が殺される、ことによると自分自身まで殺される可能性のある世界から、広い空に飛び出して貰いたいと願うのは、どの親でも同じなのではないでしょうか。

 

[2018/5/22 イライザ]

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2018年5月24日 (木)

諸悪の根源は安倍政権 ――でも、「真実」を語ることでその根は絶てる――


諸悪の根源は安倍政権

――でも、「真実」を語ることでその根は絶てる――

 

日大アメリカンフットボール部の選手だった宮川泰介君の記者会見で真実は明らかになりましたが、内田監督、井上コーチらの責任者は未だに自らの関与は否定し、日大も公式の見解を明らかにしていません。そして、このパターンがそっくりそのまま安倍政権のこれまでのやり口を踏襲していることは、馬でも分るほど単純明快です。

 

この件について、私も数回、憤懣やるかたない気持をお伝えしてきましたが、大変嬉しかったのは、コメントを寄せて下さった方々が、正鵠を射る言葉でしっかりと批判をして下さったことです。まず、お浚いをさせて頂きます。

 

l 「アレは、試合中の、プレーでは、ありません。監督の、指示が、あろうと、なかろうと実際に起こした、暴力です。それも、悪質です」 (60sp」さん)

l 「極めて悪質なパワハラですね。81日まで、自粛するとのことですが、即刻クビですね。」 (「カチ」さん)

l (安倍政権と日大アメフト部の監督・コーチについて) 「目くそと鼻くそくらい違いそうですね」 (「⑦パパ」さん)

l (政権と官僚、そして日大事件とを比べて) 「嘘、隠す、改竄し、真実を語らずに辞める。全く同じですね」 (「やんじ」さん)

l 「宮川選手の記者会見を見ましたが、これはかなり悪質なパワハラですね」 (「パワハラ」さん)

l 「日大や前監督の対応は、警察に追い詰められる暴力団の対応と同じですね」 (「やんじ」さん)

 

その他にもコメントを頂いていますが、コメントをお寄せ下さり、心から感謝しています。

 

時を同じくして、愛媛県が国会に提出した文書よって、安倍総理大臣の大嘘が再び暴露されました。この文書には、総理が2015225日に加計孝太郎理事長と面談し、「新しい獣医大学の考えはいいね」と述べた、つまり獣医学部新設構想に同意を示していたことが記されていました。これは安倍首相のこれまでの主張「加計氏から獣医学部の新設について相談や依頼があったことは一切ない」「計画を知ったのは2017120日」が嘘であることを証明しています。

 

Shinz_abe_official

総理官邸のホームページから

 

そして、ネット上には「獣医学部がいいねと安倍が言ったから、225日は加計学園記念日」といった「狂歌」も投稿されています。健全な市民意識が蘇りつつあると考えるのは単純過ぎるでしょうか。

 

しかし、22日に安倍総理は、この日に加計孝太郎氏と会ったことを全面否定し、その根拠として「念のため、昨日、官邸の記録を調べたが、確認できなかった」を挙げています。でも、以前の答弁では複数の側近も総理本人もこのような記録は廃棄していると明言しています。

 

このパターンを整理すると、次のようなことの繰り返しです。

 

 不都合な真実や事実を突きつけられると「全面否定」する。

 その根拠については「発言を控えさせて頂きます」と言って無視する、あるいは「丁寧に説明する」といってその場を凌ぐがその後は何もしない、あるいは嘘を言ってごまかす。

 根拠として公開される文書があれば、廃棄するか、廃棄したと言って誤魔化す、あるいは文書を改竄する。

 「責任は自分が取る」とは言うが、実際は何もしない。

 時間が経つことで、追及する側が疲れてしまったり、他の重要案件が現れてマスコミや市民の目が逸れることを待つ。

 

内田元監督や井上コーチのえげつないやり方で、このパターンが今まで以上に克明に認識されましたし、「雨後の筍」のように、同じパターンのスキャンダルが続出していることから、政治面で起きていることについても、多くの市民の心を動かすきっかけになるのではないかと思います。

 

もう記憶の彼方に消えかかっているようにさえ思える、財務事務次官のテレ朝女性記者に対するセクハラがあり、柳瀬元秘書官の「記憶の限り」で消えてしまっていた記憶が戻ったり、狛江市長はセクハラを全面否定し続けた挙句の果てに事実を認めざるをえなかったり、日本社会全体が同じパターンで覆い尽されています。

 

それもそうでしょう。ある意味、全国民のお手本にならなくてはならない立場の安倍総理大臣、麻生副総理、そして自民党・公明党の幹部たちがこのパターンを自ら作り出し演じ、その嘘や虚構を守るために必死になってマスコミやオピニオン・リーダーたちを駆り出し、操作しているのですから。

 

でも、その嘘や虚構を暴いて、腐敗や堕落、妄奸邪曲・専横驕奢・傲岸不遜を一掃することは可能です。真実を知っている人たちの何人かが、勇気を持って真実を述べれば良いのです。反省と謝罪、そして真実のために記者会見に臨んだ宮川泰介君のように。

 

勇気ある行動をしている人たちがまだ他にもいることは皆さん御存知の通りです。レープ被害を実名で公表し正義を貫こうとしている伊藤詩織さん、セクハラを告発したテレ朝の記者や狛江市の職員、愛媛県知事の中村時弘さんがすぐ頭に浮びますが、多くの人々の勇気ある行動によって、日本も人類も何とか生き続けることができたのです。

 

財務省その他の省庁のお役人の中にも真実を知りながら躊躇している人がいるはずです。改めて、未来は、そのあなたの決断に掛っています。是非勇気をもって前に出て下さい。

 

[2018/5/23 イライザ]

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コメント

昨夜の日大の会見は広報担当者まで加わりよくもアレほどの醜態を晒せるものだと感心しました。人からどう思われようが刑事責任は免れたいのでしょうね。この国はいつからこれほど腐っていたのでしょうか。

「荻野」様

コメント有り難う御座いました。

元監督やコーチの会見は本当にひどかったですね。国会での安倍答弁とドッコイドッコイという声もありました。

その酷さですが、安倍政権になってから、政治の劣化が加速したとは感じています。でも、かなり長い間、日本社会の通奏低音は、これに近いものだったような気もします。

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