文化・芸術

2019年7月 6日 (土)

扇ひろ子さんのコンサート・二葉あき子さんの歌碑

このブログにも何回か登場して頂いた、広島音楽芸能文化懇話会を主宰する上村和博さんから連絡がありました。扇ひろ子さんが広島に来られているとのこと。すぐ駆け付けたいところでしたが、次の日には安芸高田市のイベントで歌われると聞き、久し振りにステージを見せて頂けたらという思いに駆られて、安芸高田市まで行ってきました。イベントは合併15周年記念・安芸高田市社会福祉大会の記念公演会でした。

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公演会の目玉は綾小路きみまろさんだったようですが、私はその前のミニ・コンサートがお目当てでした。最初に安芸高田市出身の真木洋介さんが登場しました。真木さんは、美空ひばりさんの反戦歌『一本の鉛筆』を歌い続けてきた事でも有名ですが、菅原洋一さんの弟子として、あらゆるジャンルの歌が歌える歌手としても人気があります。故郷である安芸高田市で特に熱が入ったのは、今年4月に開港した愛郷小学校の校歌でした。可愛(えの)小学校と郷野(ごうの)小学校が合併して新しい小学校になったのですが、校章も新しくなりました。そして新しい校歌は真木洋介さんの作詞・作曲でした。これは褒めているのですが、校歌らしくない、ちょっとシャンソンぽい、洒落た歌でした。

この日は真木さんの持ち歌ではなく、会場に多かった高齢者にもお馴染みの歌ということで、岡晴夫さんの『憧れのハワイ航路』と伊藤久男さんの『イヨマンテの夜』を聞かせてくれました。どちらも声量がカギなのですが、会場の全員、大拍手で熱演に応えていました。

扇さんは、1967年の大ヒット『新宿ブルース』で、私たちの世代なら誰でも知っている歌手ですが、「ヒロシマ」との縁も大切です。生後6か月ほどのとき段原で被爆した被爆者ですし、1964年、19歳のときに平和記念式典で大竹出身の石本美由起さんが作詞、遠藤実さんが作曲した『原爆の子の像』を歌っています。この日は、その次の年にヒットした『哀愁海峡』、『華の女道』、そしてもちろん『新宿ブルース』を披露してくれました。最後に、一番最近のリリース『おんな流れ花』でした。フランク・シナトラの『My Way』の演歌バージョンとも言われているようですし、しかも女性版ということですので、そのうち爆発的な人気が出てくるのではないでしょうか。

扇さんも真木さんも、広島市、広島市民のために手弁当で貢献して下さっています。最近では2015年の「被爆70年 24時間チャリティーコンサート」でも、プロの音楽家として出演して下さり、このコンサートを盛り上げ成功へと導いて下さいました。広島の姉妹都市であるホノルルとの交流では真木洋介さんが頑張って、姉妹都市50周年の記念式典で会場を盛り上げて下さいました。広島市制120周年記念の際には、扇さんが『原爆の子の像』を心を込めて歌って下さいました。

安芸高田市のコンサートの後、真木さんと扇さんと一緒に写真を撮って貰いました。男性陣もまだまだ元気ですが、扇さんが数年前にガンの手術をなさっているとはとても信じられないくらいです。

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その後、広島市内の二葉の里で、二葉あき子さんの歌碑にお参りしました。戦前から人気歌手として活躍していた二葉さんは、原爆のとき広島市にいたのですが、乗っていた列車が中山トンネルに入っていたため、直爆は免れたという経験の持ち主です。戦後ヒットした歌の中には、『夜のプラットフォーム』や『水色のワルツ』があります。なかでも『夜のプラットフォーム』は戦前に作られた反戦歌なのですが、軍部から禁止されたことでも知られています。

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二葉あき子歌碑建立委員会の皆さんとともに、扇さんの平和に寄せる思いや二葉あき子さんとの交流等についてお話を伺うことが出来ました。歌を通して平和を考え、人生を辿る素晴らしい一日になりました。

[2019/7/7 イライザ]

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2019年6月18日 (火)

ラブリーシンガーズフレンド サマーフェスティバル’19

青野治子先生が主宰する「ラブリーシンガーズフレンド サマーフェスティバル」が今年は32周年を迎え、恒例のサマーフェスティバルが開かれました。参加しているのは、20以上の歌謡教室や音楽サークルに所属しているメンバーの皆さんですが、朝の10時半に開演して、午後5時半近くまで、ほぼ休みなしに歌と踊りの出し物でステージが賑わいます。伴奏は、生のバンドが入るのではなくカラオケですが、参加者の多さから二番までで次の人にバトンタッチをするのが定番です。

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もうかなりのお歳になられている青野先生の出番も多いのですが、歌に合わせてダンスのあるのが、他の会との違いかもしれません。真ん中の赤の衣装が青野先生です。

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実は、毎年私も歌わせて頂いています。今年は「Tonight」と「憧れのハワイ航路」です。

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二枚目の写真は「アァアァア~~憧れ~~のハワイィ~~航路」という一節を歌っているところかもしれません。

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休憩時間にに、某歌謡教室を主宰しているTさんと話をしましたが、最近はどの歌謡教室も、このようなコンサートを開くための会場の確保に苦労しているとのことでした。また、参加者が高齢化しているのはどのグループでも共通で、メンバーたちのためにも、このような「公」の場があって、衣装も整え、その日に向けての練習に励むことが、健康のためだけではなく、社会とのつながりを確保していく上でも、とても貴重な機会になっているということでした。「一人カラオケ」も楽しいのですが、このような会に参加する意味が大きいことも改めて認識した次第です。

[2019/6/18 イライザ]

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2019年6月 2日 (日)

息子たちと観た「日本美術の名品」

アルティメット練習で汗を流している息子Sを江戸川河川敷に残して、息子Jと目指したのは、上野です。まずは、推理ドラマに良く出てくる上野駅の正面の写真を撮りました。何度も見ている場所なのですが、自分で写真を撮っておきたいとずっと思いこんでいたからです。

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ついでに内部の写真も撮りました。

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階段を下りて、外に出てから、混んでいる店を避けてランチを食べ、その後、もう一人の息子Yと上野駅前で落ち合いました。三人で相談して、国立博物館の特別展、「日本美術の名品」を見ることになりました。会場が四つに分かれているのですが、展示作品はそれほど多くはなく、ゆっくり回れそうな展示でした。国立博物館の中で、インスタ映えのするようなキャラがあったので、二人を説得して写真を撮りました。

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太さの違いが原因かもしれないのですが、「モザイクをかけても似ている」ことの証明にはなりませんでした。

特別展示そのものは、ほどほどに賑やかで、でもゆっくり鑑賞していても他の人の邪魔にはならない良い雰囲気でした。

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入ってすぐ目に付くのが狩野永徳の「唐獅子図屏風」です。教科書等にも良く載っている有名な屏風ですが、それを右側に、そして後に曽孫の狩野常信が描いた唐獅子が「左隻」として置かれていました。

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その他の作品も、選りすぐりのものばかりでしたので、三人とも「来て良かった」と感じた展示会でした。

会場を出てから、閉館まで座ってお茶を飲んだのですが、三人の感想をざっと記録しておきましょう。

息子Jが気に入ったのは、「芦穂蒔絵鞍鐙」でした。馬の鞍(くら)と鐙(あぶみ)ですが、物造りの仕事をしていることと関係があるのかもしれません。もう一つ気に入ったのが、芦沢芦雪の「花鳥遊漁図」でした。長い巻物なのですが、縦は36.7センチ、そして横は11メートルを超えています。「最後の最後でミスをしたら、11メートル全部を書き直さなくてはならない」ことも心配していました。

息子Yにとっては、教科書などで見ている絵と、実物との大きさの違いが強く印象に残ったようです。永徳の「唐獅子図屏風」は、思っていたより大きいことに驚いたようです。それと、「七宝富嶽図額」が、「七宝」だと言われなければ、一見、普通の絵と同じ材質で描かれていたように見えたことにも、感動していました。

私は、例えば「唐獅子図屏風」その他の絵を近くで見たときに、細かい筆の跡が写真とは違ってかなり「荒っぽい」ことに驚きました。写真では、スムーズな曲線に見えるのに、実際の絵では、角のあるギザギザのように見えるのが意外でした。

こうして、一流の美術品にゆっくり触れる時間を親子で共有できたことだけでも、今回上京した甲斐があったと言って良いような気持ちです。

 [2019/6/2 イライザ]

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2019年5月12日 (日)

くじまの森 ――自由なマーケット――

真夏日になりそうな土曜日、恒例の「くじまの森」が開かれました。「ふれあいセンター」と郵便局の近くの公的施設や古民家、企業そして個人所有の建物や敷地を使って、この地域活性化のための、「フリー・マーケット」的な催しです。

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「この地域にこんなにたくさんの人がいたの?」と思うくらいの人出です。子ども連れの家族の多いのも特徴です。駐車場に充てられていた、廃校になった小学校の校庭が車で一杯でしたから、恐らく近隣の町からのお客さんも多かったのだと思います。

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ウォーキングのときには、まず人を見ることのないスペースにこれだけの人、そして多くのお店が出ています。

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このような催しで圧倒的に多いのは食べ物屋さんです。「くじまの森」でも、石窯ピッツァが大人気で行列ができていました。

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でも私のお目当ては、こちらです。

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この地域の老人会のY会長のお点前があるのです。私にはお茶の嗜みなどないのですが、何故か御近所さんの中には、男性の茶人が何人もいるのです。こういうのを「民度が高い」と表現して良いのでしょうか。

先ずは、和菓子ですが、とても美味しいお饅頭でした。黒文字を持ち歩いてはいませんので、手に取りましたが、失礼には当らなかったことを祈っています。

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そして、Yさんのお点前。武家茶だからという先入観のせいかもしれませんが、貫禄がありメリハリが利いているだけでなく、抹茶も甘くておいしく頂きました。

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音楽の生演奏もあったようなのですが、ちょうど行事が重なってしまい、「くじまの森」にお暇を告げました。

 [2019/5/12 イライザ]

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2018年6月26日 (火)

東西四大学合唱演奏会 ――第67回目の演奏会ですが、若者の心意気を感じました――


東西四大学合唱演奏会

――第67回目の演奏会ですが、若者の心意気を感じました――

 

京都市北山の京都コンサートホールで開かれた東西四大学合唱演奏会に行ってきました。四大学とは、早稲田大学、関西学院大学、慶應義塾大学、同志社大学の4で、各校の男声合唱団が集うイベントです。今回で67回ですから、戦争の記憶が生々しい1950年代に始まったと考えて良さそうです。

 

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その歴史があってのことだと思いますが、各校とも意欲的な楽曲を取り上げ、それぞれのグループの個性にあった演奏をしてくれた、と総括したいと思います。

 

詳細にわたってのコメントをするだけの力が私にはありませんし、早稲田大学グリークラブ、関西学院グリークラブ、慶應義塾ワグネルソサエティー、同志社グリークラブ、それぞれ一流の大学男声合唱団の特徴を簡単に記すことだけでも、かなりのスペースが必要です。

 

演奏会の大まかな構成と、それぞれ一行くらいのコメントを付けさせて頂いて、関心を持っていただけた皆さんには、次回是非、この演奏会に足を運んで下さいとお願いすることにしたいと思います。

 

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大学の合唱団ですから、第一部では、全員が舞台に上って、順番に4校の校歌を歌います。国歌というと、どの国の歌でも戦争と切っても切り離せない存在になってしまうので、躊躇してしまうのですが、大学のレベルでは、純粋に仲間意識と未来を創ろうとする若者のエネルギーを感じることができるので、校歌や応援歌は文句なく大好きです。

 

第二部では、各校が、この一年間の活動のシンボルとも言って良いような楽曲を選んでの演奏をします。各校の特色が一番確かに感じられる一時です。プログラムの内容は、慶應義塾大学ワグネルソサエティーのホームページからお借りしました。

 

  1. 男声合唱組曲『岬の墓』

演奏 早稲田大学グリークラブ

作曲  團伊玖磨

作詩  堀田善衛

編曲  福永陽一郎

指揮  小久保大輔

ピアノ 清水新

 

  1. 男声合唱組曲『アイヌのウポポ』

演奏  関西学院グリークラブ

作曲  清水脩

作詩  近藤鏡二郎(採譜)

指揮  広瀬康夫

 

  1. Trinklieder und Lieder der Freundschaft ~「酒と友情」~

1.Wein und Liebe(酒と愛) 作曲:F.Schubert

2.Liebe und Wein(愛と酒) 作曲:F.Mendelssohn

3.Des Hauptmanns Wunsch(親方の願い) 作曲:A.Lortzing

4.Lied der Freundschaft(友情の歌) 作曲:R.Strauss

演奏  慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団

指揮  佐藤正浩

 

  1. 男声とピアノのための『帆を上げよ、高く』

演奏  同志社グリークラブ

作曲  信長貴富

作詩  みなづきみのり

指揮  伊東恵司

ピアノ 萩原吉樹

 

そして、第三部は、4大学のメンバーたちによる合同ステージです。

 

ここで演奏されたのは、みなづきみのりの構成で、”若き芸術家とのダイアローグ”による 男声合唱とパーカッションとナレーターのための 『エスノ・ラップ・ミサ Ethno-Rap-Mass』【委嘱初演作品】

演奏 東西四大学合唱連盟

作曲 千原英喜

 

作詞 みなづきみのり


男声合唱という美しくも力強い音楽に身を委ねながら、私はやはり、汚濁と混乱の極みに陥っただけでなく、理性は否定され虚妄のレトリックしか生き残れない今の日本社会・政治を思いつつ、何とか若い力が、そこから私たちを広い希望の広場へそして青き空に導き出してくれる術はないものかと夢想していました。

 

早稲田グリークラブの『岬の墓』は、白い船が赤い花の象徴する真実を新たな世界に運ぶイメージとして私の希望を述べていてくれたように感じました。関西学院グリークラブの『アイヌのウポポ』は、アイヌの言葉を日本語には訳さずに、自然と人間の仲介をする鳥の声を劇的に表現する若者たちの声も交えて、権力者によって蹂躙されながら、それに勝つ人間の声を、自然とともに、そしてその中には美しい恋の力も交えて表現していてくれました。

 

慶応義塾のワグネルソサエティーの『Trinklieder und Lieder der Freundschaft ~「酒と友情」~』は、ロマン派の作曲家たちの楽曲から酒と友情をテーマにしたものを4曲選んでの演奏でしたが、当時の背景から分るような完成度の高い構成から流れ出る若者特有の心意気が、十分に味わえる演奏でした。

 

そして同志社グリークラブの『帆を上げよ、高く』は、同志社の創設者である新島襄が若者たちに寄せた期待を3つの曲として構成されたバランスの取れた演奏でした。

 

最後の合同演奏では、こうした4大学の個性を上手く取り入れて、より大きな歴史の流れの中に浮べ、さらにそこから未来を展望する楽曲になっていました。

 

最後にはアンコールと各大学ごとの、仕上げの一曲を聞かせて貰うことができました。

 

でもそれ以上に私たち観客にとって嬉しかったのは、演奏会終了直後に、ロビーで4大学の学生たちが、仕上げの一曲を再度演奏してくれたことです。斜め後ろの階段からの画像でその雰囲気を感じて頂ければ幸いです。

 

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この一時があったせいもあり、若者への期待がさらに大きく膨らみました。

 

 

[2018/6/25 イライザ]

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2018年6月15日 (金)

都府楼跡と観世音寺 ――博多の同窓会の二日目(1)――


都府楼跡と観世音寺

――博多の同窓会の二日目(1)――

 

博多での同窓会の二日目は、大宰府に足を延ばしました。菅原道真の天満宮はMUSTですが、その前に、Y君が強く勧めてくれたのが、都府楼跡と観世音寺です。

 

都府楼とは、当時の太宰府の政庁のことですが、今は広い野原になっています。当時の礎石のレプリカがあるのだそうですが、そこまでは行かず、野原を前に、Y君とH君の古代史についての蘊蓄に耳を傾けました。

 

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神功皇后時代の日本と百済の関係について、それぞれ豊かな知識を披露してくれたのですが、何しろ私自身の知識が付いて行きません。参考書はと聞いたところ、H君からは古田武彦氏の古代史についての一連の著作が面白いとのことでした。何冊かを読んだ上で、さらに、報告したいと思います。あるいは、H君あるいはY君に「初歩の古代史」を短く書いて貰うのも一つの可能性かもしれません。お願いしてみたいと思います。

 

次に訪れたのは、西戒壇です。どんなところなのかについての説明版を御覧下さい。

 

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戒壇院とも呼ばれ、僧尼として守るべき戒を受ける場所で、それなしには正式の総尼とは認められなかったのだそうです。鑑真によって開山されました。その山門です。前に立っているのがH君とY君です。ここには戒壇院と書かれた門札が掛っています。

 

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そして本尊の盧舎那仏です。お寺としては、江戸時代に観世音寺を離れていて現在は禅宗に属しているそうです。

 

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その後に隣の観世音寺を拝観するのが順序だろうとは思いますが、Y君の先導で、観世音寺の梵鐘(国宝)に見入りました。京都の妙心寺の梵鐘と兄弟の関係にあり、7世紀末に造られた日本最古の梵鐘として知られています。

 

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その隣にある観世音寺の宝蔵には一見の価値あり、というY君のガイドで、宝蔵でもゆっくり時間を過しました。中での写真は禁止されていますので、宝蔵の概観と、収蔵された仏像いくつかの写真を載せたポスターをここでは紹介します。

 

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多くの人の背中越しではあっても、ルーブル美術館のモナリザや、著名な仏像を自分の目で見ることは大切だと思いますが、観世音寺のように、人波に揉まれることなく、ゆっくりと古代の仏像の前に佇む時間も貴重でした。

 

年齢のせいもあるとは思いますが、若かった頃は、ずいぶん昔の時代に属している仏様という感じで今の時代との関連が実感としては捉えられなかったのですが、今、こうして目の前にある馬頭観音や千手観音、地蔵菩薩や阿弥陀如来坐像と面と向うとき、当時の人々の息吹まで感じることができるようになりました。観世音寺は、ずっと記憶に残るはずです。

 

そしてつぎに向ったのが天満宮です。

 

[2018/6/14 イライザ]

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2018年6月 4日 (月)

ラブリーシンガーズフレンド ――サマーフェスティバル’18に参加しました――


ラブリーシンガーズフレンド

――サマーフェスティバル’18に参加しました――

 

「ラブリーシンガーズフレンド」とは、歌と踊りの研鑽を続ける方々と、指導者の皆さん、プロの歌手や舞踏家の皆さんが集われている会ですが、中心になってこの会を主宰されているのは青野治子先生です。

 

この会の「サマーフェスティバル’18」が、ここ数年恒例の会場であるアステールプラザ中ホールで開かれました。今年で31回目になる伝統ある催しです。

 

青野先生とサマーフェスティバルの実行委員長である松本喜展さんからのお声掛りで、毎年、ゲスト参加させて頂いています。

 

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来賓として挨拶をさせて頂きましたが、やはり昨今の嘘に嘘を重ねる安倍政権が頭を離れず、言わずもがなかとは思いましたが、次のような趣旨の言葉でこの会の大切さを強調しました。

 

嘘が横行し、社会全体が歪んでしまっているような時代ですが、それに対して歌を愛する私たちのできることは、歌詞と曲とを大切にしつつ歌の美しさを通して、言葉によって真実を語る風潮を強く出来るのではないでしょうか。その真実を基本にして人間の未来を考えるときに、より良き社会像が浮かび上がってくることを信じています。

 

司会を務めて下さった、三原みず江さん西孝恵さんにも、様々な会でお手伝い頂いてきましたが、今回は三原さんのインタビューも交えて、『蘇州夜曲』とウェスト・サイド・ストーリーから『Tonight』を歌わせて頂きました。

 

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青野先生は、私より少しお年を召していらっしゃるのだと思いますが、先生の名唱には完全に脱帽です。力強く、特に表現力では素晴らしいお手本を聴かせて頂きましたし、バックのダンスもとてもお洒落でした。

 

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実行委員長・松本さんの歌も、年を重ねてますます円熟味を加えて来たように思います。「熱唱」という言葉が相応しいかもしれません。100人ほどの出演者の皆さんの歌や踊りにも魅了されましたが、その他にも、衣装の大切さ、中でも靴の意味などについてもとても勉強になる機会でした。皆さんお元気でこれからもこの会を続けることで、広島の音楽文化、そして平和を支えて行って下さい。

 

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[2018/6/3 イライザ]

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コメント

〈 またもアンコ椿 〉
♪蘇州夜曲♪ → ♡♡♡
次回→♪この素晴らしき世界 What A Wonderful World♪はいかが。
落合恵子さんが『一冊の本』6月号で、
...この季節になると、繰り返し聴きたくなる歌...
...この歌に*彼は反戦のメッセージをこめたという記事をどこかで読んだことが...
と『グッドモーニング・ベトナム』1987でこの曲が使われたことにも触れておられる。

映画はたいして面白くもなかったが、
青々とした水田が映り、そこにこの曲が流れる。
このシーンには涙が出た。
: コメを作ってつつましく生活しているアジアの小国に、
遥か遠くの大国が大量の兵器を持って殺しに来る :
を、何分かの曲で訴える。

日曜夜BS-TBS 9時「週刊報道LIFE」👏 10時「外国人記者は見た」もなかなか。
openingにこの曲がちょっと流れ、番組の終わりに曲のendingも流れる。
*Louis Armstrongでない誰ぞがアップテンポで歌っている。
最後の oh,yeah~(←ですよね)まできちんと。これが素晴らし。

「されど映画」様

コメント有り難う御座いました。

What a Wonderful World!は良いですね。練習しておきたいと思います。

同名の曲で、Sam Cookeが1960年に歌っとヒットした軽快な曲もあります。高校生の歌ですが、「三角関数は分らないけれど、あなたを愛していることは良く分っている」というように趣旨の歌詞が高校生にアピールしたのだと思います。

2018年5月27日 (日)

ドイツリートの夕べ ――岡野泰子先生の下に集う皆さんによる好演でした――


ドイツリートの夕べ

――岡野泰子先生の下に集う皆さんによる好演でした――

 

526日の午後、廿日市市のさくらぴあ小ホールで、第26回、広島ドイツリート協会の皆さんによる、ドイツリートの夕べが開催されました。声楽家の岡野泰子先生の門下生を中心にした、ドイツリートをこよなく愛する皆さんの集団です。

 

独唱をされたのは11人。最後には岡野先生の「夜曲」 (シューベルト) が圧巻でしたが、その他の10人の皆さんの歌唱からも、ドイツリートの素晴らしさと、天地の間に存在する人間の思いが切々と伝わってきました。

 

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クラリネットの翁優子さん、ビアノの小嶋素子先生と小川百合子さん

 

ピアノ独奏は三島良子さんによるモーツァルトのアダージョ (K.540) が、全体の真ん中に位置付けられていたことで、全体を俯瞰するポイントになりました。ピアノで強調しておきたいのは、伴奏をされた方々のレベルの高さです。萩原麻未さんを育てた小嶋素子先生をはじめ、これだけのピアニストに伴奏をして歌える機会に恵まれた歌手の皆さんは幸せだなぁと思いました。

 

合唱は、四つのグループに分かれて、最初にヒロシマドイツリート協会合唱団初級部、中頃にコール・ウィスタリアと広島ドイツリート協会合唱団混声部、そして最後に、広島ドイツリート協会合唱団女性部という構成でした。

 

女性部は2005年の「85 慰霊の夕べコンサート」のマタイ受難曲の全曲演奏に当って、市民合唱団の中核としてこのコンサートの成功に大きく貢献したことでも知られています。もちろん、その時の合唱の指導は岡野先生でした。

 

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岡野先生指揮するコール・ウィスタリア

 

今回のコンサートの出演者の皆さんのバックグラウンドも興味深いのですが、もちろん皆さん音楽、そして歌うことの好きなかたばかりなのですが、大学で声楽を専攻した方々の他にも、「第九ひろしま」への参加が切っ掛けになった方、ドイツ語と歌が好きで、自然にドイツリートへの道が開けてきた方、経済を勉強しながら音楽との二足の草鞋を選ばれた唯一の男性である寺島巨史さんなど、志の高さ、そして進境の著しさに敬意を抱かざるを得ません。

 

そんな皆さんをより高い音楽性へと導いているのが今年76歳になられた岡野先生ですが、私も僭越ながら御指導頂いた経験から、門下生の皆さんが研鑽を積む上での目標であり、そして「師」という言葉の相応しい存在であることを改めて実感しました。

 

次回にも、さらなる境地に達していらっしゃるであろう皆さんの、今まで以上の精進に期待しています。

 

[2018/5/26 イライザ]

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2018年5月19日 (土)

カラオケで誕生日会 ――バースデーケーキのサービスもありました――


カラオケで誕生日会

――バースデーケーキのサービスもありました――

 

少し前になってしまいましたが、東京に住んでいる友人が広島に滞在している間、久し振りにカラオケにでもということになりました。場所はいつも利用しているシダックスの本通りクラブ。60歳以上の割引があり、ルーム料金30%引きというクーポンも使いました。そして、友人Aの誕生月だと伝えると、お店のスタッフの方が、事前予約してあればバースデーケーキのサービスがあったのにと、一緒に残念がってくれました。

 

でも少し経ってから、「二時間待って貰えれば、バースデーケーキのサービスが可能ですけど」とわざわざ知らせてくれました。ケーキ屋さんと打ち合わせをしてくれたようです。元々3時間の予定でしたので、こんなに嬉しい気遣いは大歓迎かつ大感激。シャンメリーと記念写真のサービスもありました。

 

時間は前後しますが、2時間も待たずに届いたバースデーケーキです。Aさんは今年76歳になったのですが、数え年で祝うのが習いだとすると「喜寿」になりますので、とてもお目出度い一時になりました。

 

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高齢者が3人並んだ写真、しかも印画紙から写メしたので、あまり美しくはありませんが、それでもサービスして貰った、私たちの幸福感も共有したくてアップさせて頂きます。

 

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いつも採点するのが恒例なのですが、今回はスキップ。それでもレパートリーは増えていて、一人カラオケで練習しているのか、カラオケ教室で先生に付いているのか、歌唱力も見違えるようでした。

 

誕生日ボーイのAさんのレパートリーには、内藤やす子の『六本木レイン』が加わっていましたし、情緒たっぷりに歌ってくれている姿から、やはり、カラオケ教室の先生の影響だとしか考えられない、とBさんと私とは確信しています。

 

そのBさんは、車を運転しているときには必ずチャゲアスのCDを掛けていると宣うだけあって、連続してチャゲアスの曲を披露してくれました。とは言え、その時代に私は日本に住んでいなかったせいで、ほとんど初めて聞く曲ばかり、それでもBさんの上手さにはいつものように痺れました。

 

そして私は、最近機会があると披露させて頂く渡辺はま子の『蘇州夜曲』と、ウエスト・サイド・ストーリーから『Tonight』の練習をさせて頂きました。

 

数えで考えると、Aさんも私も後2年で今度は傘寿です。2年後も私たちは元気な積りですが、それまで、シダックスも元気で営業を続けていて欲しい、そのためにはシダックスに何度も足を運んで応援しなくてはならないと、固い決意までした誕生日会でした。

 

[2018/5/18 イライザ]

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コメント

素敵なお友達ですね。

「トモ」様

コメント有り難う御座いました。

良い友達に恵まれることが人生で本当に大切なことだと、年を重ねるごとに痛感しています。

2018年5月16日 (水)

5・15事件と『父と暮せば』 ――道草懇話会のテーマ――


515事件と『父と暮せば』

――道草懇話会のテーマ――

 

詩人・作家で教育者の平塩清種さんが主宰する道草懇話会が、昨515日に開かれました。気の合う仲間と昼食を共にして、折角の機会ですので、どなたかの話を聴く、あるいは演奏を楽しむという趣旨の会ですが、今回は井上ひさしさんの『父と暮せば』を天野達志さんが一人芝居として演じるプログラムがメインでした。

 

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平塩清種主宰者

 

でも、私たちの世代に取って、515日は、515事件の日であり、沖縄の日本復帰の日でもあります。その日に『父と暮せば』を鑑賞するのには何か意味があるのではないかと思っていたのですが、私なりの結論を5分ほどで皆さんに披露させて頂くことになりました。

 

515事件とは、1932515日に起きた海軍の青年将校たちによる反乱事件で、「話せば分る」と説得を試みた犬養毅総理大臣が殺害されるという結果になりました。海軍刑法には反乱罪の規定もありましたので、それに従って検察側は首謀者たちに死刑を求刑しました。しかしながら、世界大恐慌の影響もあり多くの国民が貧困に喘いでいた当時、政治不信が広まっていたため、若手将校たちに共感する人々による熱心な嘆願運動が起き、判決は禁固以下の刑罰でした。

 

海軍刑法があまりにも緩く解釈された結果だと考える人も多く、その結果、政治問題を軍人が直接、武力行使によって解決することへの抵抗感が薄まりました。この風潮が226事件誘発の一因になったと論じる人たちも多くいます。

 

その226事件は、1936226日に起きました。陸軍の青年将校を中心に下士官や兵たちも巻き込んでのクーデター未遂事件です。総理大臣の岡田啓介は難を逃れることができましたが、5人が死亡しました。

 

側近の政治家が殺されたことで天皇は激怒し、この事件の裁判は、陸軍刑法の枠をはみ出して、非公開で、弁護士は付けられず、上訴もできないという異例のものになりました。当然、首謀者たちは死刑に処せられました。515事件では、陸・海軍刑法の解釈が甘い方向に揺れて文字通りの適用がされず、226事件では、厳しい方向に揺れて陸・海軍刑法を逸脱した適用が行われました。

 

こうした背景を前に、1941年には陸軍大臣東条英機が戦陣訓を示達します。その中で有名なのは「生きて虜囚の辱めを受けず」です。陸・海軍刑法では、軍人が敵に投降することを奨励してはいませんが、その可能性のあることを認めるという前提での規定が設けられています。しかるに、戦陣訓では投降を認めず、自決せよとの方針が、しかもこれは天皇の意思であるというようなニュアンスで強力に伝えられました。

 

しかも、この価値観を強制されたのは、軍人だけではなく、沖縄の多くの民間人・非戦闘員も、この言葉に縛られて、アメリカ軍に捕われないために身投げまでしたケースが多くあったことは、多くの皆さん御存知の通りです。

 

こうして、515事件と沖縄とは切っても切れない関係にあるのですが、その515日に、井上ひさしさんの『父と暮せば』を観る意味は何でしょうか。一言でまとめると、「政治は言葉だ」ということです。

 

法律は、言葉によって社会を律することを大前提にした法治主義の根幹です。公平・公正に法律を遵守することから逸れて、権力者の意向に屈したり、ポピュリズムに流されて大甘の判断をすることは許されません。増してや、政治の最高責任を託されている人々が、平気で嘘を吐き、時間の経過によってその嘘さえ忘れ去られていくことが当り前だと考えている風潮は、私たち全ての未来を危機に陥れます。

 

言葉を大切にして、今を、そして過去を通して未来を考える上で、素晴らしい仕事を残した井上ひさしさんの作品に今日触れることの意味は、そこにあります。

 

天野達志さんの一人芝居は、中村敦夫さんの『線量計が鳴る』を彷彿とさせる迫力がありましたし、会場の一同、涙なしでは聞けいほどの感動を与えてくれました。


Photo_2

 

毎日新聞の英語版The Mainichiによる、『父と暮せば』の英語訳を読んでのエッセイ・コンテスト等も含めて様々な形で、井上さんの作品がこれからも国内外で多くの人々に政治の本質、人間の生きる意味を伝え続けてくれることを期待できた一時でした。

 

[2018/5/15 イライザ]

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コメント

秋葉忠利さま
昨日は、“ひとり読み語りしばい”『父と暮せば』をご覧頂きましてありがとうございました。その上、秋葉さまのブログにもご紹介頂き、感謝の念に堪えません。今後も応援して頂けるよう精進して参ります。どうぞ宜しくお願い致します。
松風の会 天野達志
matsukazenokai.com

憲法改正反対の方にお伺いしたい

個人的には自衛隊が憲法9条2項に違反してるのは紛れも無い事実であると思っているし、自衛隊を合憲と主張する人ですら自衛隊の存在がグレーであるという事は認めている
政府は国民の生命財産を守るために明らかに違憲だと分かっていても、そして嫌でも合憲だと言い貼らなければならないのは理解するが2項の文を読んだ時に今の自衛隊が戦力に当たらないとするのは不可能であるのは誰でも理解できよう
だからこそ自衛隊の違憲を解消するために改憲するべきだと思っている
この問題に関しては違憲の自衛隊を解隊するか9条2項を改正及び削除の二者択一になると思っているわけだが…

国民に対する自衛隊のアンケートでは自衛隊は必要ないという回答は2%にも満たなかった
つまり憲法改正反対派のほぼすべての人間が9条はそのままにするべきだが自衛隊も必要だと考えている事になる
ここが分からない
9条と自衛隊のような矛盾した関係はむしろ憲法の力を弱めてしまうものであって憲法について力説している改憲反対派はこのような憲法を蔑ろにした現状を解消する為に積極的に自衛隊解隊について主張するのが筋だと思うのだが何故か憲法改正反対派の中からは自衛隊を解隊という声は聞いた事がない
これはアンケートからも見て取れるだろう
普段は憲法を守れ!と声を高らかに上げているがこと自衛隊に関しては9条に違憲の可能性が非常に高い自衛隊を放置する事を何故自ら選んでいるのかが分からない

「松風の会 天野達志」様

コメント有り難う御座いました。

感動した点はいくつもありましたが、裸足の力強さには圧倒されました。

「セビキャン」様

コメント有り難う御座いました。

整理されたコメントから、冷静な議論をしたいという気持が伝わってきて感心しています。

短いコメント欄で全ての点を網羅できないのが残念ですし、専門家の説得力ある説明もありますので、基本的な問題はそちらに任せるとして、東大の石川先生の講演の要約は、以前に紹介しています。参考にして頂ければ幸いです。

http://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-85b4.html

改憲について、法治主義についてですが、5・15事件の教訓の一つは、十分に議論されていない案件について多くの人々がある方向に流されたとしても、それで法律を曲げてはならない、ということです。

また、戦陣訓からは、人類史的な世界の流れを見ずに、ある方向に捉われて法を曲げることの愚かさが浮び上ります。

また、自衛隊が必要である、あるいはその存在意義があるという意見を持っている人たちの多くは、災害救助等の面での自衛隊を評価しているのではないかと思います。自衛隊を災害救助を中心に活動する組織に改組することは、それほど問題があるようには見えませんし、9条に手を加える必要もありません。

戦争をするための軍隊、海外に出て行って武力行使をするための軍隊が必要だと言っている人たちの多くは、戦争の実態を知らないのではないかと思います。「セビキャン」さんはその中に入らないと思いますが、そんな無知を元にして戦争のできる装置の良し悪しを論じるのは論外です。

イライザ様 ご返信いただきありがとうございます

平成30年1月に行われた自衛隊・防衛に関する世論調査では「自衛隊の防衛力を増強した方が良いか?」との質問に対し[増強した方が良い]が30%、[今の程度で良い]が59%、[縮小した方が良い]が4.5%という結果でした。
つまり、この世論調査から見て取れることは憲法改正反対派のほとんどの方が「自衛隊は必要である」と考えると同時に「防衛力は現状維持が望ましい」と考えている事が見て取れます。
先のコメントで申し上げた通り今日の自衛隊を9条2項に違憲ではないとするのはあまりにも無理があり、またそれが通るのであればアメリカ軍ですら戦力には当たらないと言える日が来てもおかしくないレベルです。
本来このような状況は異常であり9条と自衛隊が同時に存在しているような矛盾している状況はどんどん憲法の空洞化、そして憲法の力を弱めていくことに他ならず、むしろ憲法について敏感である左派の人達が率先して改憲の動きを見せてもおかしくないと思っているくらいです。

イライザ様の場合は自衛隊の防衛力を縮小するべきだとお考えのようですので憲法改正反対である事に疑問は抱かないのですが、世論調査を見る限り、憲法改正反対派は何故憲法についてあれだけ敏感であるのに9条、自衛隊の問題を自ら放置しそして自ら憲法を蔑ろにしようとするのかが理解できないのです。

「セビキャン」様

コメント有り難う御座いました。

確かに、改憲反対の人たちがこのように答えているとすると、かなりの矛盾になりますね。

しかし、世論調査が誰によってどんな目的のために行われたのか、そしてこの問が全体の中でどんな位置付けになっているのかも把握した上でないと説得力のあるコメントをするのは難しいような気がします。

この問だけからの印象ですので、間違っている可能性はありますが、「自衛隊の存続を前提として」とか「自衛隊が合憲だと考えている方に伺いますが」というような、文章の後の質問のように読めてしまうのですが--。

「嘘と大ウソと統計」という言葉があるくらい、世論調査や統計は恣意的に使われてきましたので、これまでの経験上からの心配です。

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