心と体

2017年3月28日 (火)

凄い人にお会いしてきました ――ヒロシマに住んでいることの「役得」です――

凄い人にお会いしてきました

――ヒロシマに住んでいることの「役得」です――

 

人間社会で面白いのは、何事も「絶対的」ではないことなのかもしれません。例えば、広島に住むという選択をしても、それが常に「絶対的」に正しいと思える訳ではなく、「田舎の勉強より京の昼寝」といった感慨を催す日もありますし、前にも報告したように友人たち、そして今日のように時空がつなぎ合わせてくれた凄い人にお会いできるのも、広島に住んでいるからこそだと確認できホットする日もあります。

 

その「凄い人」をTさんと呼びますが、私の小学校の同級生の10歳年上のお姉さんです。

 

               

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真ん中がTさん


しかし、知力体力とも私が負けそうなくらい充実しています。それを裏付けるエピソードを話して頂きましたが、Tさんは戦後間もなく、千葉高女に進むのですが、そこで当時はまだ珍しかったテニスを始め、県大会で5回優勝し、国体にも5回出場、最後の年には三重県代表成川・島田組に負けて準優勝という「凄い」経歴の持ち主です。

 

これが凄いのではなく、Tさんがテニスをしてきたことを先ず紹介しないと話が通じませんので、「前振り」なのですが、最近、知り合ったのが近所のお宅に「お嫁に来た」女性Aさんなのだそうです。毎日テニスのラケットを抱えて家の前を通るので「あなたもテニスをなさるの」と声を掛けて、しばらくして「一度一緒にテニスをしましょうか」と話せるくらい仲良くなったのだそうです。

 

近くのテニスクラブに行くと、一時間5000円でコートが借りられることが分り、「時間がもったいないから休みなしで打ちましょう」という合理的精神で、50分みっちり楽しんだそうなのです。そして次の日、若いAさんから電話があり、「Tさん、腕と足が痛くありません?」とのこと。「私は何ともありませんよ」と答えたのに対してAさんは「私は腕と足が痛くて痛くて」だったのだそうです。

 

駅までお迎えに行ったのですが、ちょっと重そうな鞄をお持ちだったので、「持ちましょうか」と手を出したのですが、「大丈夫。自分で持てますから」と全く苦にならない様子でした。

 

本論に入るのに時間が掛っていますが、84歳で頭脳明晰、弁舌爽やか、人のお世話をするのが大好きで、口だけではなく有言実行を絵に描いたような人でした。今の政治状況を何とかするためには、彼女に国会で活躍して貰いたいと思ったくらいです。

 

中間を飛ばしても、一回に収まるかどうか分りませんが、文学を志すお兄さんに影響を受け佐多稲子さんの薫陶も受けたのですが、縁あって結婚、大阪に移ることになったのですが、そこで分譲をしていた千里ニュータウンに住むことになりました。

 

それからすぐ、それまで「グリーンベルト」という触れ込みで知らされていた場所にゴミ焼却場が建設されるという計画に変更されていて、もう工事が始まっていたことを知りました。そしてTさんはすぐ反対運動を始めます。1964年から1968年の間、つまり32歳から36歳までの間です。

 

今私たちが「市民運動」という言葉から連想する全てのことを実行し、政治家にも官僚にもマスコミにも働きかけ、万博のゴミを償却するための焼却場を、住んでいる人が近くにはいない万博開催地の隣に移させることに成功したのです。

 

行政が一度決定したことを変えさせるのは、今でも大変ですが、50年も前の日本でそんなに凄いことを市民の手で実現していたとは!!

 

それだけではありません。この闘争を担ったのは主婦たちだったのですが、法律や制度についてもしっかり勉強し、また行政や政治家マスコミ等との付き合いもしてきた人たちがそのまま「主婦」だけに戻ってしまうのはもったいないと考えて、この闘争に関わった人たちに呼び掛け、結局70名が参加する勉強会を組織したのです。会の名も、「踏まれても踏まれてもくじけない雑草」をイメージして「雑草グループ」と名付けたそうです。

 

毎月、第3金曜日の午後1時から4時まで集まり勉強をして、23年間活動を続け、今でも年二回集って近況報告をする会として存続しているそうです。その際に、現在の社会を見る価値観は変っていないことに勇気付けられていると、Tさんは言っていました。

 

最初に想定した通り、一回では終りませんでした。続きをお楽しみに。

 

 

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2017年3月14日 (火)

漢字表記・用字辞典 ――最初は「用字便覧」を多用していました――  


漢字表記・用字辞典

――最初は「用字便覧」を多用していました―― 

 

「老化現象が進んでいると感じるとき」という題で高齢者の経験を募ったとして、必ず出てくるのは「漢字を忘れる」でしょう。

 

自慢ではありませんが、私はもう40年も前からこの経験をしています。アメリカに住み始めて少し経ってからのことなのですが、日本の友人からの手紙に、その前に私の方から出した手紙の一部が同封されており、間違って使った漢字の添削をしてくれていたのです。今でも覚えている間違いは「頂」と「預」ですが、他にもユニークな取り違いをいくつかしていました。

 

その対策として手に入れたのが、小桜書房発行の『用字便覧』です。

 

                 

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新聞記者の友人に依頼して彼が使っているのと同じものを送って貰いました。確かにとても便利です。中身を御覧頂ければ分ります。

 

 

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もっともネット時代になり、読み方を入力して「エンター」キーを押せば、漢字は一発で出てきますので、最近はあまり使わなくなりました。でも、これも「糟糠の妻」ですので、今でも大切に書棚の一番目立つ場所に置いてあります。

 

と書いてしまうと、いかにも誠実で脇目も振らずに『用字便覧』だけを愛用してきたような感じを与えてしまうかもしれませんが、実は大きな浮気をしています。夏休みに帰国した際に、先ず真っ先に駆け込んだ本屋で『大きな漢字の 漢字表記辞典』(三省堂)を見付けたからです。

 

これも永年使い込みましたが、最近は紙が変色して読み難くなりましたので、その最新版『見やすい 漢字表記・用字辞典』を愛用しています。

 

 

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こちらの『辞典』が気に入った理由なのですが、クイズ風に中身を見て答を当てて見て下さい。

 

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一つには、単語だけでなくフレーズが付いているので分り易いことです。「肥やす」だけではなく「私腹を肥やす」で、使い方までリフレッシュして貰えます。もう一つは、画数の多い漢字を大きく表記してくれているので、実際に書くときに助かることです。因みに、左下の三つの漢字は上から、「ごまめ」「こめかみ」です。

 

そして三つめは、serendipityです。これは、引っ越し準備で思いがけない発見があった報告の時に使った言葉ですが、2ページを目の前にして、何か新しい発見がいつもあります。『用字便覧』でも、それは経験できるのですが、フレーズが並んだレイアウトと、漢字の位置のバランスが良く、こちらを使って楽しむようになりました。

 

 

グーグルでは味わえない楽しみですので、こちらも書棚ではすぐ手の届くところに置いてあります。

 

 

 

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コメント

この本いいですね。『見やすい 漢字表記・用字辞典』
確かにパソコン等で読みを入力したら候補の漢字がいくつか出ますが、どの漢字が適切なのかを悩むことがあります。
ネット検索をすれば簡単に出るのでしょうが、学生時代に辞書をめくりながら勉強してきたので辞書をめくる方がなじむので、パソコンの側には国語辞典や漢字辞書や英和辞書があります。(笑)

「やんじ」様

コメント有り難う御座いました。「昭和の歌を守る会」「筆記体を守る会」に続いて「昭和の辞書を守る会」を立ち上げましょうか。

2017年3月 9日 (木)

森の工房AMA春のブルーベリーフェア


森の工房AMA春のブルーベリーフェア

安芸の郷はいつもは障害者の皆さんが働いているところなので、ふだん地域の方々とふれあうのはcaféさくらでのお客様としての利用と、事業所の見学にお見えになる方々に大別される。この日常の合間に事業所内で4つの大きなイベントを開催して地域の皆さんとふれあう場づくりを行っている。3月と10月のブルーベリーフェア、8月のブルーベリーまつり、12月のクリスマスコンサートがそれで、利用者と職員で生産する製品販売や食の提供、ブルーベリーの楽しみ方の相談会、コンサートなどを事業所内外の空間をいろいろにしつらえて、ふれあいの場としてしばしの間楽しんで頂いている。

 

311日(土)は午前10時から午後1時半まで安芸の郷の建物森の工房AMAで春のブルーベリーフェアが開催される。

 

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森の工房みみずく、あやめ、やのの3つの事業所で作られる

 

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天然酵母のパンや、(当日もパンを焼くので焼き立ても購入できる)

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クッキー、ブルーベリージャムや苗木、工芸品に加えてこの日は10種類ものショートケーキなどのスイーツ、ブルーベリージュース、サンドなどを揃えて

 

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お客さんや利用者家族が食堂やデッキのある庭で食べながら買い物ができるフェアになっている。そして、

 

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冬から春はブルーベリーの剪定時期なので実演と育て方の相談も行われる。剪定の実際はブルーベリーの先進地大崎上島町での農家を対象とした剪定講習会以外にはあまり行われていないので毎回喜んで頂いている。もちろんブルーベリーの苗木と土の販売も行われる。このようにブルーベリーに関しては食べる、育てるトータルな楽しみ方を発信している。

 

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工芸品ではもう20年以上前から作っている広島カープ球団のカープ坊や、スライリーなどの絵ぞうきんや木工、藍染の製品が揃えてある。(球団のご厚意でライセンス使用料は無料の許可を頂いている)

 

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安芸の郷のパンの種類のチラシ。フェアの日はこの中から人気のパンの何種類かとフェア限定でブルーベリージャムと生クリーム入りのコッペパンを製造予定。なおこのパンは紙屋町の地下街シャレオの本通り側の「ふれあいプラザ」で火曜日と金曜日の夕方納品、販売している。

 

日本の春色の始まりは黄色からやってくる。それから桜色、紫色がつづく。事業所内でも春の黄色い花が咲いてきた。フェアでも楽しむことができる。

 

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森の工房AMAの庭のサンシュの花。

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2森の工房AMAの温室のミズナの花。

 

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2森の工房AMAのミモザの花。

 

幸い311日は晴れの天気のようなので利用者、職員、ボランティアグループで気持ちよくお向かえしたいと思っている。

 

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社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良


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2017年3月 7日 (火)

ひろしま・ふくしまを結ぶ ワンコインシンポ2017 続編 ――「託されたもの--大地と人と。」―  

ひろしま・ふくしまを結ぶ ワンコインシンポ2017 続編

――「託されたもの--大地と人と。」―  

 

お父上の亡くなられた後、樽川さんは父上の残された詳細な日誌を読みながら自力で農業を続ける決心をしました。何故、農業を止めないのかという問には、「父が死んだら何もできなかった」と言われたくなかったからと答えたそうなのですが、それは自問自答によって決意を固める意味もあったのではないでしょうか。自力で努力して結果を出すまでには10年掛かるのかもしれないけれど頑張っている、「今」の報告にも多くのことを考えさせられました。

             

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発言する樽川さん(中央)。左から中澤、ビナード、樽川、秋葉

 

分らないところは人に聞けば教えて貰えるだろうが、できるだけ他人には頼らず、父のノートを参考に工夫を重ねたい。

 

売ることのできなかったキャベツは3週間後の検査で、セシウム134137合わせて86べクレルあることが分り、500ベクレル以下という基準は満たしていたけれど、県が出荷停止の決定をしたので売れなくなった。でも賠償請求ができることが分った。結局、一株200円×8000株で、160万円は取れた、でもそれは一年ぽっきりで、次の年からは販売実績がないと賠償は受けられない。

 

売るためには、放射能が残っている畑で栽培をし、低価格で出荷しなくてはならない。売れた値段と震災前の値段との差額を補償して貰える。でも、少しでも放射線のある作物を出荷する農家の気持は複雑だ。

 

国と東電への抗議行動も続けている。未だに、帰宅ができない人もいる。その人たちは、一人当たり月20万円貰っている。5人家族なら100万円。その人たちは文句を言わない。そして県内でも隔たりがある。私たちには、事故後一人当り8万円の賠償があった、そして次の年に4万円、合計12万円。それ以外には何もない。それでは納得が行かない。このような理不尽さを許してはならない、繰り返してはならないと考えている人たち4000人が集って、訴訟を起こした。「生業(なりわい)を返せ!地域を返せ!」訴訟だ。315日には判決が下る。

 

我慢できないことはまだまだある。うちでは五右衛門風呂を使っている。薪を燃やして風呂を沸かすのだが、燃やした後の灰の放射線量は高い。一キロ当たり18000ベクレルあった。薪のおが屑を調べて貰ったら、キロ当たり600ベクレルだった。燃やすと濃縮されるということだ。

 

これまでは、自分で取ってきた薪を使えたのに、それが出来なくなったのだ。汚染されていない薪を提供して欲しいと要請したが、それはできないということで、汚染されていない薪を買わなくてはならない。そのためには2年間で20万は掛かる。それもずっと続く。しかし、一時金として30万を提示されて、結局それで手を打つしかなかった。

 

自分で8代目になる農家として、今農業を止めて土地を売ることなど到底できない。拘束時間は長いができることは限られている上、自営業の限界もある。その中で生き延びるためには、父とは違う発想も必要になってくる。父は、少しでも多くの株を育てて数で稼ぐという方針で頑張った。でもそれはできないので、ハウスでの栽培を導入して、作物の時期をずらすことで独自性を持たせている。

 

まだ結婚はしていないが、結婚する気はある。でも毎日、農作業に明け暮れているので出会いがない。

 

最後のコメントは、シンポジウム後の打ち上げの席で、主催者側の一人が「結婚は?」と聞いた時の答です。良き伴侶を得ることで、樽川さんの闘いに新たなエネルギーが注入されることは間違いないと思います。そして年配者の一人として、そのためのお手伝いもできればと思いますが、それ以前の課題として、私たちがフクシマを忘れずに、被災者一人一人の立場に立って、寄り添い考え行動し続けなくてはならないことを肝に銘じたいと思います。

 

涙なくしては聴くことのできない樽川さんのお話でしたが、司会の中澤さんの一言「涙を流すより考えて欲しい」が耳に残っています。

 

 

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2017年3月 4日 (土)

大腸内視鏡検査 ――受ける側からはとても簡単になりました―  


大腸内視鏡検査

――受ける側からはとても簡単になりました―  

 

以前、大腸のポリープを切除して貰ったことがあり、それから定期的に検査を受けています。内視鏡もそれを使う技術も進歩していますので、検査を受ける側からはとても簡単になりました。それでも、先ずは腸内をきれいにしなくてはなりませんので、前の晩から下剤を飲む必要があり、検査当日には絶食、準備室に待機して下剤を飲み何度かトイレに行って腸内が空になって検査です。

            

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右側にトイレが並んでいます

 

検査そのものは30分ほどですが、腸内の映像をモニター画面に映しながら、担当の医師が説明してくれる時代になるとは、子どもの頃には想像だにできませんでした。

 

その後、主治医のK先生から説明を受けましたが、切除すべきポリープがあったようで、次回は手術です。

 

よくポリープができるのは何故なのか当然、気になりますので、いろいろ調べて来ましたが、ネット上での説明で分り易いものがありました。簡単にまとめると、遺伝の影響、食生活、加齢、それにお酒の中でもビールの影響がありそうです。ビールを止めなくてはならないほどではないと思いますが、食生活に気を付け、運動も適度にして、ビールのドクター・ストップが出ないように心掛けたいと思っています。でも、検査終了の祝杯をビールで、と考えてしまう思考回路も要修正かもしれません。

 

 

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2017年2月15日 (水)

バレンタイン・デーの由来 ――チョコレートの他にも大切なことがあります――  


バレンタイン・デーの由来

――チョコレートの他にも大切なことがあります――  

 

214日は、バレンタイン・デーですが、2004年に上梓した『報復ではなく和解を(旧版)(岩波書店刊)と2015年刊の『新版 報復ではなく和解を』(岩波現代文庫)  の中で、その由来に触れています。ちょっとお説教臭くなってしまいましたが、読み易い形で再録してみましたのでお読み頂ければ幸いです。

 

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バレンタイン・デーというと今では義理チョコまで登場するような大変日本的な習慣になってしまいましたが、起源を見ると意味がかなり違います。

 

いろいろな説があるのですが、通説としでほぼ定着しているのは、西暦三世紀、ローマ皇帝のクラウディウス二世、大変過酷な悪政を布いた、しかも戦争が好きだったということで不人気だった皇帝です。

 

彼の治下、戦争に行きたくない若者が多かった。なぜ若者たちが戦争に行きたくないか、皇帝が考えたら、家族とか愛する人たちがいるからだという結論になりました。そこで皇帝クラウディウス二世は結婚を禁止しました。そのときローマのキリスト教司祭だったパレンチーノという人がいたのですが、英語の名前はバレンタイン、彼は秘密裡に若者たちの結婚を執り行なっていました。秘密が漏れない聞は良かったのですが、皇帝にばれて投獄され、遂に二月十四日に処刑されたという歴史があって、それがローマ時代のずっと長い間続いていた二月のお祭りと一緒になってバレンタイン・デーになったという説があります。

 

だとすると、バレンタイン・デーというのは、本当は反戦の日ではないか、戦争に反対をするとはどんなことなのか、あるいは戦争の意味について、家族について、愛の意味について考える日なのではないでしょうか。

 

                             

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その愛の意味を非常に表面的なレベルで捉えているバレンタイン・デー、表面的なレベルといってしまってはちょっと言い過ぎかもしれませんが、もっと深い意味があることに心すべきなのではないでしょうか。

時代的に近いことで思い出すのは、ギリシャ時代のアリストパネースの『女の平和』という戯曲です。これまた、女性と平和についての非常にいい問題提起をしていると思います。芸術と平和の聞には切っても切れない関係がありますし、平和な世界を実現する上で女性の役割にもさらなる期待をしたいと思います。

 

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2017年2月13日 (月)

筋トレ本格開始 ――決意表明――  


筋トレ本格開始

――決意表明――  

 

多くの高齢者と同じように、テレビショッピングで、「高い」買い物をさせられています。それなりに活用はしていますが、まだまだ不十分だったことが、一昨日のあるチャンネルを視ていて気が付きました。

 

皆さんは次のことができますか。まず、椅子に浅く座って下さい。片足を少し上げて下さい。そのままで、地に着いた方の脚だけで立つことができますか。

 

「簡単にできる」というのが、試してみる前の私の頭の中での言葉でした。でも、全くできませんでした。お尻さえ持ち上がらなかったのです。どちらの脚も不合格。その上、どの筋肉が弱っているのかも、しっかり体感することができました。

 

これは大問題ですので、今夜から新しい筋トレプログラムを実行します。

 

まずは、ワンダー・コアを使って、腹筋の鍛錬。これはショップ・ジャバ゜ンで買いました。今までと同じように、腹筋の軽・中程度の運動を30回×2セット。

      

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 それから、背筋の運動は床に寝そべって、同じくらいの回数。腕立て伏せも、30回×2

 

新たに加えるのが、トランポリン。これも、トランポリンそのものは購入済み。

 

 

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安全をモットーにまずは5分から。そしてスクワット。これは、50回×2くらいから。

 

そして、片足でのスクワット。力が弱っているのでできる回数から、というプログラムです。今までの上半身に加えて、下半身の運動も始めるということです。それに、毎朝、一時間ほどのウォーキングを続けてきていますので、これも継続です。ダンベルも買った方が良いのかもしれません。

 

筋トレの経験のある方にアドバイスをして頂ければ有難いですし、筋トレの入門書なども御紹介下さい。

 

今回は短い記事になりましたが、決意が鈍らないようここで表明しました。「思い立ったが吉日」です。これから筋トレ開始ですので、応援して下さる方は、バナーの「ポチ」で、そしてコメントで、メッセージを送ってください。

 

 

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コメント

そもそも、左足片足では立てません。
両足で立っていて、右足を浮かすと
ストンと腰が落ちてしまいます。情け
ないことです。

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。今から始めれば、私の年齢になるまでには、「余裕」で、いろいろできるようになるはずです。ちりも積もれば山になる、百里の道も一歩から、です。

2017年1月29日 (日)

二人の声楽家から学んだこと ――自分の身体全体を響かせること――


二人の声楽家から学んだこと

――自分の身体全体を響かせること――

 

岡野先生に御指導頂くに当って、最初に見せられたのは頭蓋骨の模型でした。声はただ単に声帯を使うだけで聞こえるようになるのではなく、喉から口に入り、頭蓋骨の中で反響して外に伝わるからです。そう説明されると納得が行きます。でも普段はこのようなモデルを頭に描いて歌を歌っている訳ではないので、「なるほど声楽の専門家は、このような認識で声を出しているのだ」と感心しました。

 

口の開け方も、このモデルを元に、図骸骨の天辺にまで声が届き、きれいに反響するように工夫するのですが、簡単に言ってしまえば、口を盾に開く、そして軟口蓋を自然に開く、ということだと受け取りました。このような発声と、私も癖になっていたようなカラオケ流の歌い方との違いを先生が実際に発生して聞かせてくれました。

 

声を潰してしまう歌い方ですぐ「この人の声と一緒だ」と思ったのはある演歌歌手でした。かなり有名な人で、それなりに歌も好きなのですが、聞き比べると、なるほどと思える違いがはっきりと聞き分けられました。

 

           

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岡野泰子先生

 

このようなレッスンを受けて、後は自分で練習するのですが、ピアノが弾けないので、カラオケに行って、先ず発声に役立つ二三曲で喉の柔軟体操をしてから練習曲のお浚いをしてみました。折角ですので、「精密採点」機能を使って点数も調べたのですが、前日より2点良くなっていて吃驚しました。もっとも、点数はそれから下がったり上ったりですが、コツは分ってきたように思います。

 

実はわたくしの妹も声楽家で、長い間ドイツの劇場で専属オペラ歌手として活動しその後日本に戻って若い人たちを教えて来ています。教育者としての評価も高いのですが、兄妹の間だからでしょうか、これまで何度か親切にアドバイスをしてくれた言葉は右の耳から左の耳に通り抜けていたようです。岡野先生のレッスンで、ようやく妹の言葉が分りました。

 

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秋葉京子とRさん

 

 

昨年末に、生徒さんの一人を指導している場を覗かして貰ったとき聞いていた言葉が蘇ってきました。「そうか、あのときの言葉は、こんな意味だったのか」ということがストンと胸に落ちてきたのです。こうして、声楽家として尊敬する二人からレッスンを受けることができたのですから、今年の夢の一つは叶った、と言えそうです。

 

その結果が、今日午後2時からの「岡野泰子門下生による声楽発表会」でのデュエット・デビューで上手く生かせるかどうかですが、目標は前回書いたように「私という、天から与えられた楽器」をきれいに響かせることです。

 

 

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2016年12月22日 (木)

無い物ねだり     コンピュータの出番なのですが


無い物ねだり

コンピュータの出番なのですが

 

「ではの神」という言葉があります。海外で生活したことのある人が、何かというと「あちらでは、あちらでは」と「では」を強調してしまうことを揶揄する言葉ですが、今回も「ではの神」のお出ましです。

 

健康維持のため、その中には歯も入るのですが、定期的に医師の検診を受けることは常識だと言って良いと思います。特に歯の場合には、歯垢がたまってしまうため定期的にクリーニングが必要だと聞かされて、半年おきに歯科医に行くことはいわば生活習慣になっていました。でもそれは、半年経つと自動的に体が動くといったメカニズムができたからではありません。

 

さてここで、「ではの神」の登場です。昔のアメリカでは、定期的な検診が必要になる一二週間前に、歯医者さんからハガキが送られてきました。メールやインターネットの前の時代ですので、ハガキなのですが、電話の場合もありました。受け取ってすぐにアポを取り検診に出かけるという段取りで、定期検診についてはあまり神経を使わなくてもきちんと受けることができていたのです。

           

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さて、問題は日本に戻ってからです。最初は自分で歯科医を探して歯のクリーリングに出かました。ふと気が付いてカレンダーを見ると、すでに前のクリーニングから一年が経っていたことなどが良くありました。それでも「次の歯医者さんは知らせてくれるだろう」と思い続けていました。結局、「日本の歯医者さんは、定期検診の通知はしてくれない」という結論に達したのは、帰国後数年経ってからでした。同時に、「掛かり付け医」と行ったら良いであろう歯医者さんに巡り合うのには何年も掛かりました。

 

歯科の場合は定期的なクリーニングという形で考えることができますので、歯科医を取り上げましたが、身体全体の場合は人間ドック等を受けることが職場で決められていたりしますので、医師の側から「お知らせ」を出さなくても良いのかもしれません。でも国民健康保険の場合にはやはり自分で管理すべきことなのでしょうから、医師や病院などから定期的に通知を貰うことには意味があるような気がしています。

 

しかも、今はコンピュータ・インターネットの時代です。一度来院した患者さん宛に、定期的な健康診断やクリーニングのサイクルが回ってきましたよ、と通知することはできないものなのでしょうか。

 

全員は無理だとしても、登録制度にして希望者だけに、それも医師会等の仕事という形にして、6か月毎、アポを取るべき日の2週間前にメールを出すシステムなど簡単にできそうに思うのですが、法的規制などがあるのでしょうか。

 

自分で問題提起をしておいて、その反論も一緒に載せるのは気が引けるのですが、患者が診察を受けたときに、次の受診の時期をどう患者に知らせれば忘れないで、次回も来院するのかという調査が行われています。いくつかの選択肢の中で、効果的だったのは、その場で次の診察日を書いたカードを渡すことだったそうです。しかも患者本人がそのカードに日にちを記入するのが最も効果的なやり方だったとのことです。これは、定期検診とは違った状況なのですが、この方式を採用している病院は広大病院をはじめいくつもあります。

 

とは言え、患者の次の診察日も病院のコンピュータには入っているのですから、自動的に「リマインダー」をメールで送ってくれても良いようにも思います。「甘えるな」という声が聞こえますが、だから「無い物ねだり」なのです。

 

当分、ボケ防止のためにも、グーグル・カレンダーに入力し忘れないよう、自分宛の「リマインダー」を作っておきたいと思っています。

 

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コメント

私の掛かり付け歯科医は、希望に応じて次の検診予約を決めて診察券に記入してもらうことも可能ですし、定期検診のハガキを出すか、最近ではメールでもお願いできます。

あと幸か不幸か(いや不幸に決まっていますが)内科、呼吸器科、眼科などは日常的に入り浸っていますので、当該疾患とは関係のないことでも「年齢や状況から考えると、この検査をしておいた方が良い時期です」というアドバイスは口頭でもらっています。

ちなみに来年からは、健康診断や予防接種、スイッチOTCなども医療費控除の対象となりますので、今まで医療費控除に縁のなかった人も、気に留めておく=領収書をとっておく方が良さそうです。

「工場長」様

いつものことながら貴重な情報とアドバイス、有り難う御座います。信頼できる医師、歯科医師、薬剤師などの専門家が近くにいてくれることほど心強いことはありませんね。

来年からの医療費控除の変更についても有り難う御座います。領収書は取っておきます。

2016年12月21日 (水)

『ある家族』 12年前の『文芸ひろしま』掲載作品です


『ある家族』

12年前の『文芸ひろしま』掲載作品です

 

DVD『風よ吹け!未来はここに!!』の上映会と講演会で、中島環君の御家族のお話を伺いながら、12年前、たまたま目にしたエッセイが縁で胸に刻まれることになったもう一つの家族の記憶が蘇りました。広島平和文化センターが公募し、その中から選ばれた作品が掲載される文芸誌『文芸ひろしま』のノンフィクション部門で2位になった作品です。実はその当時、「春風夏雨」と名付けたメルマガで紹介したのですが、再度皆さんに御披露させて頂きます。佐々木家の皆さんがお元気でいらっしゃることを祈りつつ――。

 

           

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メルマガ「春風夏雨」原稿――第23

 

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秋葉忠利

 

 

『ある家族』

 

「春風夏雨」も23回目になりました。書き始めてからほぼ一年経った訳ですが、ひろしま市政のあり方や今後の方針等について理解する上で少しはお役に立ったでしょうか。今後とも、役に立つだけではなく、分り易く楽しいコラムを目指したいと思います。

 

さて全くの偶然なのですが、『文芸ひろしま』も今年3月に、堂々第23号を発行しました。財団法人広島市文化財団が、詩・短歌・俳句・川柳・小説・随筆・ノンフィクション・シナリオ・児童文学の9部門の作品を市民から公募し、入選作を一年に一度発表する場として発行し続けてきた文芸誌です。(次回からは二年に一度の発行)

 

毎年、感動的な作品に出会えることを楽しみにしてきましたが、今年も皆さんに是非読んで頂きたい作品がいくつもありました。全部紹介できると良いのですが、スペースがありませんし、それよりは『文芸ひろしま』そのものを手に取って頂きたいと思いますので、ノンフィクション部門で二席になった『ある家族』一つに絞って紹介したいと思います。

 

作者は佐々木志穂美さん。その内容は、選者の言葉を借りると「障害児三人を抱えた、肝っ玉ママと呼べばいいのか、もっぱら明るい」お母さんの「ほんのささやかな独り言」(この部分は佐々木さんの言葉)です。

 

私がこの作品を皆さんに勧める第一の理由は、文章内容共に新たな発見があり、読み始めたら最後まで止められないほどの引力があるからです。言文一致という言葉がありますが、話し言葉がそのまま文章になっているだけではなく、言葉にはならないけれども作者の頭の中に浮かんでくるイメージや思いがそのまま文章になっている面白さが、私には魅力的でした。その文章が右に行ったり左に行ったりしながらの臨場感溢れる記録なのですが、長男の洋平君が生まれてから14年間の佐々木家、特にお母さんの思いや成長振り、佐々木家の周囲の人々とのやり取りが、鮮やかに描かれています。

 

第二番目の理由は、その14年間を描くに当って、事実をもって語らしめている点です。例えば、「水分やどろどろにつぶした食事をひとさじずつ口に運ぶ作業に、長い日で一日八時間だっこしていた。知識もなく、どう育てたらいいのかわからなかったのだ。」という箇所があります。愚痴でも恨みやつらみではありません。淡々と事実があるのみなのですが、その一秒一秒の意味を考えずにはいられない一節です。

 

また、自分自身の心の動きを表現する際にも、語り手である作者はその対象になる自分自身を客観的に捉え、いわば第三者として突き放した上で、事実としての心の動きを追っています。演歌に象徴される自己憐憫の世界にはならないのです。とは言え、作者の視点は一行毎と言って良いほど変わります。いや、一つの言葉が二つの視点からの意味を伝えている箇所さえあるのです。しかし、どちらの場合でも、作者つまり観察者としての立場と観察される対象としての立場が上手く溶け合い、私には佐々木家のエネルギー源の一つになっているように思えました。少し大袈裟に表現すれば、人間の持つ可能性を信じられる箇所でもあるのですが、別の読み方も当然あるはずです。

 

第三の理由は、素直さです。外国の実話を元にしたテレビドラマの中で、ダウン症児の母が語ったという言葉を佐々木さんは引用しています。

 

「卒業旅行で、自分の乗った飛行機だけオランダに着いてしまった。みんなは、今、イタリアで何をしているだろう、そればかり考えて、今、自分の目の前にひろがっているチューリップ畑や風車のすばらしい風景を私は見てなかった。」

 

「そのとおりだと思った。――中略-―だけど、今思えば、当時はとてもそうはできてなかった。」と佐々木さんは書いています。しかし、現実を受け入れ、喜怒哀楽の全てを素直に受け止めひたむきに生きる素質が、元々、佐々木さんにはあったのか、あるいは14年という時間を経て身に付いたのか、恐らくその両方だと私は思いますが、『ある家族』を書いている佐々木さんはとても素直です。『ある家族』の清々しさは、ここに由来しています。

 

欲張っているかも知れませんが、次も期待しています。例えば、夫のヒロシさんならこの家族をどう描くのか、違った視点からの『ある家族』を読めたら素晴らしいと思っています。

 

以上、個人としての感想ですが、保育所や学校等の役割や、そこで働く職員、そして保護者等との関係、連携等についても改めて考えさせられました。『ある家族』だけでなく『文芸ひろしま』からも幾つかのヒントを得ることができました。この点については次回までにまとめて見たいと思います。

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