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2018年7月15日 (日)

災害対策予算の大幅増額を! ――豪雨災害からの教訓 (6)――


災害対策予算の大幅増額を!

――豪雨災害からの教訓 (6)――

 

自衛隊を災害救助隊に改組して、その主たる任務を災害救助に充てるという考え方のかなり大きな理由はお金です。自衛隊の全予算は約5兆円という大雑把なイメージを頭に置いて、これからの問題提起をお読み頂けると幸いです。その予算全てを災害対策に回せとまでは言いませんが、仮に自衛隊が災害救助隊になり、現予算の半分を災害対策に回せるようになったとすると、現在よりは大幅に状況は改善されます。

 

その5兆円がどんなことに使われているのか、最近の「買い物」リストをチェックしただけでも、無駄遣いが如何に多いのかは御理解頂けると思います。

 

戦闘機としては使えない性能であることが分っているF35戦闘機は、1機あたり約130億円。それを42機の購入予定、合計5460億円。オスプレイ17機セットを1機あたり約220億円、総額3600億円で購入、以前に購入した24機と合わせると、9020億円。さらに、イージス護衛艦の弾道ミサイル対応艦を8隻態勢とする改修と建造に約1000億円、そして、ミサイルの迎撃そのものに対する疑問が多くある中でのイージスアショア2基で合計約1600億円。これだけ合わせただけで、17080億円です。

 

Photo

1220億円、事故多発のオスプレイ

 

兆を超える軍事予算に対して災害対策費は、雀の涙ほどの額しかありません。一例として、今回大規模な被害のあった倉敷市真備町を見てみましょう。真備町の被害は、高梁川に合流する小田川が決壊したことが原因ですが、その危険性は早くから理解され、対策も立てられていました。

 

簡単に図示すると、[1968年堰建設計画→2002年中止→2010年付け替え工事決定→今秋着工予定]ということなのですが、堤防の決壊を避けるために、堰を作ることが計画され、その後、小田川と高梁川との合流の仕方を変える計画が2010年に立てられたものの、結局、それから8年も経ってようやく工事に着工という手順になったのです。その原因はお金です。

 

国が、災害対策を優先する予算配分をしていれば、計画立案後すぐにも工事は始まっていたのです。それも、事業費は280億円です。オスプレイ1機とほぼ同じではありませんか。使い物にならず事故ばかり起しているオスプレイではなく、小田川の改修工事に予算を回せば、今回の被害は防げたのです。しかも真備町だけではなく、全国各地でこのような危険地域のあることは良く知られています。オスプレイで言えば約40機分、全国40ほどの地域の河川改修や災害対策ができたはずなのです。

 

それだけではありません。1999629日の広島地域の豪雨災害後、土砂災害防止法という法律が作られました。その結果、土砂災害による被害が減少するはずだったのですが、今回の豪雨災害が示したように、必ずしもそうとは言えない結果になっています。その理由の一つは勿論、お金ですし、多くの人にハザードマップの重要性が伝わらなかったことも大きいと思います。

 

長くなりましたので、これについては次回説明したいと思います。

 

[2018/7/14 イライザ]

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安倍晋三、アメリカには2000億円、加計学園には100億円、豪雨被災地には20億円

週刊金曜日7/13号(最新号)→【特集】米国の「おしつけ改憲」
”「思いやり予算」もおかしいけれど、改憲も”
で、リラン・バクレー Leland Buckley という米TEXAS州出身で
神奈川県在住の映画監督が語っています。
〈...どうしても9条を改憲したいのなら、解釈の余地が
入らないように「一切軍隊や兵器は持ちません」と
憲法で明言したらいい。防衛が心配なら、「思いやり予算」の
全額を投じ、自衛隊から武器をなくして、海外に災害があったら
真っ先に駆け付ける救援組織に変えたらどうでしょう。
そんなありがたい国を、どこが攻撃しますか。〉

こういう方がBS-TBS日曜夜10時「外国人記者は見た」に出演できて、
番組も地上波となれば、少しは空気が...。甘いか。
にしても、田中康夫さんの”自衛隊サンダーバード構想”、
なぜに広まらぬ😞

一部ですが、安倍首相の太っ腹ぶり
・ミャンマーへの債務のうち新たに2000億円を免除する
・中東・北アフリカ地域に対し新たに総額2160億円規模の支援
・シリアの女性支援に3000億円の政府開発援助
・ASEANに5年間で2兆円規模の政府開発援助
・モザンビークに700億円の政府開発援助
・インドへ円借款2000億円
・バングラデシュに6000億円支援
・パプアニューギニアに今後3年間で200億円
・インドに5年で3兆5000億円の官民投融資

「通りすがり」様

コメント有り難う御座いました。

こういうのを、本当の意味で「桁違い」と言うのですね。

「されど映画」様

コメント有り難う御座いました。

Buckley監督の言っていることは、誰にでも分りますし、説得力もあるので、皆で広げましょう。

「納税者」様

コメント有り難う御座いました。

簡潔で説得力のあるリストを有難う御座います。海外援助は大切ですが、毎年、災害で亡くなる日本国民がこれだけ多いという事実に真剣に向き合わない「日本」政府を変えましょう。

2018年7月14日 (土)

自衛隊を災害救助隊に ――豪雨災害からの教訓 (5)――


自衛隊を災害救助隊に

――豪雨災害からの教訓 (5)――

 

多くの皆さんが懸命に英雄的な努力をして災害を乗り越え、明日を切り開こうとしているのかについて、毎日どんどん新しい情報を頂いています。心から感謝しています。また消防や警察、自衛隊の皆さんの献身的な活動振りにも感動しています。こうした努力が重要であるることは言を俟たないのですが、同時にもう少し大きな枠組みから災害を考える必要もあるのではないかと思っています。


昨日の「大雨災害からの教訓(4)」への「後期高齢者」さんからのコメントでも鋭い指摘がありましたが、これほど多くの災害を経験していながら、未だにほとんど「学習」のできていない政治家や官僚、そしてそれを許している私たち主権者・市民がもう一度原点に戻って災害について考え直す時が来ているのではないでしょうか。

 

一つには私たちが、考え方の枠組みを大幅に変える (パラダイムの転換とも言います) 必要があり、新たな枠組みの中で自然に見えてくる問題点そして未来図を元に、大胆な発想で改革案を考え実行して行かなくてはならない、ということです。

 

新たなパラダイムの柱になるのは、災害が「たまに」「降り掛かって来る」「稀な出来事」ではなく、日本社会では日常的に起る出来事だと捉えて対策を講じることです。確かに、大変な被害があるのですから、「非常事態」とか「異常事態」だと捉えるのは自然なことではあるのですが、「非常」とか「異常」という言葉が示しているのは、被害の範囲や規模が日常的ではないという意味だけではありません。それと同時に、こうした災害の起ることは例外的であり、日常的な対策とは別の、「例外的」なかつ、その事態が起きてから対応すれば良い事例なのだ、というメッセージも発しています。

 

そんな発想を転換するための第一の確認事項・提案です。

 

 大災害は、例外的な出来事ではなく、日常的、定常的な出来事として捉えること。

 

ちなみに、今年2018年に起きた災害で記憶しているものを並べてみると、(i) 123日の草津白根山の噴火、(ii) 死者の出た2月の北陸豪雪をはじめとする各地での豪雪、(iii) 3月と5月の霧島山新燃岳と桜島の噴火 (iv) 618日、死者4名、損壊家屋は3万戸近くになった大阪北部地震、(v) そして死者は200名を超えるであろう、7月の西日本豪雨と、半年ちょっとで大きな災害が目白押しです。

 

Photo

 

それぞれ地域も違いますので、ある地域を取れば、数十年に一度の災害ということになるのかもしれません。同時に、実際の頻度はもっと高いという事実にも目を向けて下さい。広島地域を考えただけでも、例外的な豪雨災害は1999年、2014年そして今年と、平均すると、6年に一度くらいの間隔で襲来していますし、地震や台風の被害も勿論ありました。しかし、議論を簡単にするため、仮に、数十年に一度だという前提を付けてみましょう。

 

となると、それと比較可能なのは、国体です。各都道府県を巡って開催する国体の一地方の開催頻度は47年間に一度です。でも、国体を「例外的」「異常」な出来事と捉えていたのでは、国体の開催などできなくなってしまいます。スケジュール通りに必ずどこかの地方で開かれる。という前提で国が方針を立て、予算を取り、必要な協力は地方にも民間にも求めて、初めて可能になっているのです。災害対策との共通点に気付いて頂けたでしょうか。

 

それに比べて、今年の災害だけを見ても、国体の5倍の頻度で起きています。一年を通すと、恐らく月に一度はどこかで甚大な被害が生じていることになるのではないでしょうか。その対策を国家単位で、しかも災害専門のお役所が専門家を揃え、さらに災害復旧・復興のための実働部隊が全国展開できるような組織があって初めて、災害に対する対策の出発点に立つことができるのではないでしょうか。

 

ですから、私の提言の一番大切な、そして多くの皆さんの賛同が必要なことは、

 

 自衛隊を災害救助隊 (名称はもっと魅力的かつ本質を表すものにしたいと思います) に改組する。

 

これからが大切な議論になりますので、皆さんに是非参加して頂きたいのですが、まずは中心的な命題だけお知らせしました。明日以降、何故このアイデアが実現すれば、日本を救い核兵器の廃絶や世界の平和につながるのかを説明したいと思います。

 

[2018/7/13 イライザ]

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コメント

イージス艦を病院船に、オスプレイを救難ヘリにするだけでも、どれほどの日本人の命を救い、どれほどの国際貢献ができるものなのか、計算して欲しいものである。

坂では100年以上前にも大規模な土砂災害で今回とは比較にならない犠牲者を出していて、その災害を伝える石碑(水害碑)も残されている。それを今朝のテレビ番組では「温暖化のせいで」と解説している。

「後期高齢者」様

コメント有り難う御座いました。

こうした、自然な問いに対してきちんと対応するのが、民主的な政治の大前提だと思います。口ばかりで何もしない安倍政治の対極にあるのが残念です。

「ルギア」様

コメント有り難う御座いました。

100年前の教訓がどの程度生かされて来たのかの検証も必要ですね。そして、何事も「温暖化」と言って済ませるのは、余りにも単純化し過ぎです。同時に、科学的に検証して温暖化がどの程度影響していたのかも、しっかり把握しておくことも大切だと思います。

災害救助のあり方には、色々な議論が必要ですね。特に大災害は、地方自治体でなく、国が主体として前面に出るべきで、国は支援する立場なのはどうなのだろうかと思います。
自衛隊の災害普及活動は、昔に比べたらずいぶんと柔軟になっているように思います。
昔は、自衛隊に知事が援助を求めるには、知事は大きな判断が必要でしたから。災害用の装備も増えてように思います。
しかしながら、昔は陸上自衛隊に入ったら、ほぼ全員がほとんどの陸上で動く自動車等の免許の取得ができたようですが、今は部隊に応じて限定されているようです。以前のようにより多くの隊員が免許が取得できたら良いと思います。

「やんじ」様

コメント有り難う御座いました。

自衛隊の災害救助活動も、昔と比べると改善されている点が多々あると思います。しかし、全国的に見ると、ほぼ「日常」という頻度で大きな災害が起きている昨今、自衛隊ではなく、災害救助が本務になることで、さらに大きな役割を果せる存在だと思います。

2018年7月13日 (金)

大雨災害からの教訓 (4) ――被災した労働者の給料を減らさないで下さい――


大雨災害からの教訓 (4)

――被災した労働者の給料を減らさないで下さい――

 

前回は、災害に襲われた広島地域で英雄的な活動を続けている人たちへの賛辞と感謝の意を表した積りですが、今回もその続きです。

 

当り前のこととして毎日通っていた道路が使えなくなり、その有り難さを痛感した人は多かったようですが、私もその一人です。この写真は、国道2号線の一部ですが、数時間前にはタクシーでここを通った家人は、冷や汗と共にこの写真を転送してくれました。

 

2

 

その当り前のこと、普通のことが普通に存在することの有り難さを的確に表現してくれた人がいました。広島と呉を結ぶ31号線が復旧したときのことをテレビが報じてくれたのですが、インタビューに応じた一人のドライバーの言葉です。

 

「今まで、普通のことだと思っていた、その「普通」が如何に有り難いのかが良く分りました。「普通」に感謝しています」といった趣旨でした。

 

そして、私たちの日常生活の「普通」を守るために、尋常ではない働き方をしている人たちが多くいるというのが、昨日のこのブログの趣旨の一つだったのですが、物流トラックのドライバーさんたちもそのような英雄たちです。

 

ある物流拠点Aからの情報ですが、そこから中国地方各地に荷物が運ばれます。何カ所かを回るのでしょうが、説明を簡単にするため、配送地Bとしておきましょう。通常は、余裕で一日掛らずにA地点からB地点まで行けるようなのですが、大雨による道路被害で、迂回路を使い、渋滞に巻き込まれながらの配送になりますので、結局、徹夜状態で2日掛って、B地点まで配送し、逆を辿って、また2日掛けてA地点に戻るという過酷な仕事をしなくてはならなくなったとのことでした。

 

4日間ほとんど眠らずに仕事をすることなど私には想像もできませんが、こんな過酷な状況でも、遅れはあるのでしょうが、それでも物流にできるだけ支障を来さないよう頑張っている、トラック・ドライバーの皆さんには感謝の言葉以外ありません。かなり無理をなさっての運転が続いていることは分っていますが、無理をし過ぎて事故を起こさないよう、くれぐれも慎重に運転をして下さいますよう。

 

車と言えば、製造する方も大変です。部品の搬入が影響を受けて、マツダその他の自動車メーカーは一部工場で操業を停止しています。従業員の中には被災者もいるようですので、自分の住まいの整理等に時間を使えるのは有り難いはずです。

 

同時に、心配な情報も入ってきました。従業員の給料が今月は2割カットされるらしいという内容です。ガセネタであることを祈っていますが、これほど大規模な災害に襲われ、大きな被害を受けていない地区でも、何かと出費が重なります。そんな従業員に犠牲を強いるのではなく、大企業として、広い意味での社会貢献の一部としての従業員の給与対策を立てて貰えないものか、祈るような気持でこの稿を書いています。

 

[2018/7/11 イライザ]

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コメント

こんな時こそ未曾有の内部留保を使って欲しいものですね。

一番問題だと思うのは、これほど毎年のように被害を出しておきながら、根本的な議論、合意形成が全く諮られていないことだと思う。治水ということに対しては、森林の保全から川の氾濫に対してどう対応するのかということが100年単位で計画される必要があり、頻繁に氾濫するメコン川流域からドイツのライン川など、途上国でも先進国でも抜本的な基本方針があり、日本のようにコンクリートで自然をねじ伏せるような方法はとっていない。日本はいつまでも「復旧」であり、僅か数十年のことを「経験のない」と称し、土建業だけが儲けるということを繰り返している。

「労働者」様

コメント有り難う御座いました。

おっしゃる通りです。そして組合にも頑張って貰いたいですね。

「後期高齢者」様

コメント有り難う御座いました。

正に、私の思いを的確にまとめて下さり、有難う御座います。このてんについては、明日から少しずつ提案をして行きたいと思っています。より良い内容にするため、さらなるインプットをお願いします。

マツダは給与を2割カットでなく、休業した日は一時帰休と同じようにその日の分の7割が支給されると聞きました。
マツダなどは、月給でなく、日給月給制だったと思います。

「やんじ」様

コメント有り難う御座いました。

マツダの方針を教えて頂き、有難う御座います。2割カットではなく、3割カットですね。それも災害が原因で。

一番弱い、日給で働く職員へのしわ寄せを見て、株主は喜ぶのでしょうか?

2018年7月12日 (木)

大雨災害からの教訓 (3) ――皆様の頑張りに頭が下ります!――


大雨災害からの教訓 (3)

――皆様の頑張りに頭が下ります!――

 

今回のような大災害、あるいはその他にも人間社会に降り掛かってくる多くの悲劇に遭遇した時、私たちの中にある「生存への意志」とでも言ったら良いのでしょうか、何かが起動して「より良い」力が湧き、お互いに助け合い力付け合いながら明日を創り出す糸を紡ぎ続けているように思えてなりません。

 

「広島ブログ」のブロガーの皆さんの多くが、そんな形の毎日を綴って下さっていますが、どのエントリーを読んでも頭が下ります。その他のソースからも入ってくる情報を総合するとお一人お一人の行動がとても感動的です。コメント欄に書き込むべきなのでしょうが、ここでまとめて思いを伝えさせて下さい。

 

皆さんが家族や友人を助けるために通行が困難な道路を通常の何倍もの時間を掛けて駆け付け汗を流していたり、通勤時間の何倍も掛けて仕事場まで辿り着ききっちり仕事を熟していたり、電話やライン等で無事を確かめ合い励まし合い、また必要な物資を聞いて、普段は使わない店にまで足を延ばして調達しそれを届けたりしている姿を見て、お一人お一人が英雄だと思わざるを得ません。

 

特に胸を打ったのが若い人たちのボランティア精神です。被災地では、消防・警察・自衛隊、そして自治体やその他の行政関連の職員たちも必死に仕事をしています。「公僕」そして「全体の奉仕者」という言葉が輝いて見えます。そのように献身的な大人たちに負けずに、若者たち、子どもたちも懸命に動いてくれています。ある被災地で土砂の片付け作業のボランティアをしていた高校生たちの声が、テレビで放映されていました。

 

「学校が休校になったから、少しでも手伝いたいと思ってきました」という声、そして甲子園を目指している野球部員からは「今は野球をしているどころのときではないから」という、重いしかも優先順位に誤りのない決意をしたことが伝わってきました。

 

そしてカープも、9日から11日までの対阪神戦を中止すると、8日の日曜日に発表しています。当り前だと言ってしまえばそうなのですが、今の政治を見るとその当り前のことが当り前に行われていない状態が諸悪の根源ですので、カープの決定には拍手を送りたいと思います。そして、ある意味、カープの歴史とは、その当り前のことを当たり前に忠実に実行してきたと言っても良いような気さえしてきました。

 

対照的に大いなる違和感を持ったのは大相撲です。いやその中継をするテレビです。大相撲そのものを中止しろとは言いませんし、8日が初日だということも知っていました。でも大雨災害についての情報がようやく整理され、少しずつ全貌が明らかになり始めたときに、災害情報は打ち切って、十両の取り組みに切り替えられた被災地の視聴者が「裏切られた」という感じを持ったとしても、そちらの方が自然な感情だったのではないかと思います。

 

NHKも頑張ってはくれたのですが、大相撲での黒星で大きいマイナス・イメージになりました。これまた対照的だったのは、被災地の地方メディアとして通常の枠を大幅に変えて災害情報を流し続けてくれたRCCはじめ、広島の民間テレビ局でした。取材の幅も多様で必要な情報が適宜提供されていたのは流石だと思いましたが、「大雨災害からの教訓(2)」で提案した分業が進めばもっと素晴らしいのですが--。

 

マスコミの内部事情まで知ることができれば評価は変るのかもしれませんが、今日たまたま耳にした旅行業者の方の健闘ぶりにも心を打たれました。

 

災害の結果として、交通機関のチケットや予約のキャンセル変更は多く生じますし、大雨で移動ができなくなり、宿泊の手配をしなくてはならない人も増えます。昨日今日の仕事の量は通常の3倍にもなるということでした。しかも、スタッフのなかには自宅が被災した人もいますし、通勤ができなくなった人もいるとのこと。結局、数時間掛けて職場に駆け付けることのできた人も含めて人では通常の6割だったとのことです。「でもそこで頑張らないと、私たちの存在意義がない」という心意気で頑張っているということを聞いて、完全に脱帽です。

 

そんな中、災害をネタに儲けることなど許せないのですが、現実にはそんなことが起きていました。

 

次に示すのは、7日の土曜日の広島市内のホテルの一泊の宿泊料金です。土曜日も東広島泊になるかもしれないと考え、東広島のホテルを探したところどこも満杯だったことを発見した家人が、広島も同じなのかなと思って携帯アプリで検索してみた結果です。

 

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7日の土曜日、午後4時、空室があったのは、この三つのホテルだけでした。料金はANAクラウンプラザが16000円台、リーガが25000円台です。ところが、11日の夜の一泊料金は次の通りです。

 

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ANAクラウンプラザが約10000円、リーガも同じくらいです。つまり、土曜の夜は、ANAクラウンプラザは、1.6倍、リーガは2.5倍の料金だったということです。その違いの一つは、7日には新幹線が止まっていたことです。11日には復旧していました。

 

東広島で足止めをされていた家人と同じように、広島から新幹線に乗れず、市内に宿泊しなくてはならなかった人も多かったはずです。その臨時需要があるからといって料金を上げたと思いたくありません。恐らくコンピュータのプログラムで、直前の単位時間当たりのアクセス数にトリガーされて料金を設定するようなシステムになっているのでしょう。

 

でも、結果として、「広島から出られなかった災害犠牲者からまで儲けた」と言われても仕方がないような数字です。仮にコンピュータ・プログラムが原因であったとしても、災害の結果、仕方なく広島に宿泊する人たちの立場に立って、割引とまでは言いませんが、せめて通常料金の中間値くらいの料金設定を、人手が介入して行っても良かったのでないかと思います。

 

これはホテルに限ったことではありません。意図的に災害をネタに儲けるなど以ての外ですが、結果としてそう見えてしまうようなシステムを、もう少し人に親切なものに変えるくらいはできるのではないでしょうか。

 

[2018/7/11 イライザ]

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どことは言いませんが、うちのホテルは被災者対応価格として通常の半額の5千円で部屋を用意しました。今でもその価格で宿泊されている被災者の方がいらっしゃいます。しかしネットには出していません。あくまで個別対応価格です。ネットへの掲載はエージェントとの契約で色々な決め方がありますが、うちで言えば8月9月は一人3万5千円からと通常の3倍になる日もあります。ホテルの宿泊費はそういうものです。数十年に一度の対応のためにシステムを構築するというのは難しく、そこは個別対応にならざるを得ないと思います。これは普段でも同じなので個々に事情がある場合は直接お問合せください。我々はお役所仕事はしません。

「ホテリア」様

コメント有り難う御座いました。

被災者のために、大きな社会貢献をされていることに、心を打たれました。敬意を表しますし、このような活動をしていることをもっと多くの人に知って欲しいと思いました。

私が取り上げたのは必ずしも被災者ではなく、新幹線が動かなかったため、広島に宿泊するか、駅の構内で一夜を過ごすのかといった選択肢を前にした人たちへの対応です。ことによると、ネットでは満杯でも、個別対応で、通常料金で泊めて頂けたのかもしれませんが、多くの人が利用するネットを使う限り、そのような選択肢があると考えた人はまずいないのではないでしょうか。

新幹線が止まったり、飛行機が飛ばなかったりというケースはかなり頻繁に起きていますので、それらの全てに対して、ホテル業だけが出血サービスをすべきだと言っている訳ではなく、今回のような異常事態くらいには、どんな業界でも人手を介した介入のできるシステムにしても罰は当らないのでは、という提案です。

最近の非常に合理化されたビジネスホテルは別として、本来のホテル業は現場の裁量権が大きく「決まり」に縛られることは少ないものです。被災者と書いたのは広い意味で、帰宅困難者も含めたものです。行政のように罹災証明を求めるようなことはしませんし、あくまで現場の判断による個別対応です。ホテルは部屋数も限られますので、ネットなどでの一斉告知は却って混乱を招き現実的でないと思います。

呉市在です。今日見かけた、給水車2台のお話をします。2台とも、遠方の、車でした。熊本市。青森の、陸自です。熊本市役所の給水車は、平原水源池でした。これは、工業用水でしょうか。陸自トラック・水タンク車牽引でした。1トンの水タンク車でした。道に迷っていました。出会わせました。呉市の狭い道です。そりゃ、迷いますよ。今日は、あそこへ、明日は、別のところへでしょうか。青森の弘前からです。陸自は、遠方でも、出せる車は、派遣するのですか。高速道路通行止め、少々の土砂なら、もろともしない、悪路OKでしょうから。車幅2.5メートルです。災害緊急車両なので、無理を、してでも、走行するのでしょうか、そのために訓錬を、しているのでしょうか。その小学校で、給水後、また、海田へ、戻るとか。呉市は、海自です。陸自は、海田です。そのタンク車には、蛇口が、7つありました。上手く、蛇口を、使えば、給水時間が、待つ時間が、短縮されます。私は、道案内を、しただけです。給水の、受水器は、各人各様でした。ペットボトル、バケツ、保冷ボックス、ポリ水缶とか。陸自の隊員は、気持ちのよい若者3名でした。家は、断水です。水道の出る知人宅で、水を、確保です。ポリ缶が、10個以上あります。断水を、想定した訳でもないのですが。欲張りなのでしょうか、これは、否定しません。幸いに、井戸が、あります。気持ちが、楽ではあります。井戸のある家は、井戸水を分ける様に、皆さんが、しています。他県からの、援護、応援の給水車の一例を、お話を、したく思いました。家は、少し雨漏りが、あった程度です。修繕をしなければ、と、思っていた箇所です。半月毎に、在、不在の、知人宅。被災の現状を見に行きました。その知人宅の井戸を、その近所の人が使っていました。無断使用しては、いけません、とは、言えませんでした。こういう場合。井戸のポンプが、故障した場合、どうなるのでしょうか。家主の承諾無しでの使用ですから。そんなことを考えてしまう性分です。   遠方からの給水車応援の話が、主題なのですが、あちら、こちらに、話が、いってしまいました。

「ホテリア」様

再度のコメント有り難う御座いました。

現場主義、大変結構だと思います。どこまでが「現場」なのかも時代によって変ってくると思いますが、仮に、個別対応で帰宅困難者には通常料金でサービスを提供していても、ネットの料金は高いまま、個別対応をしていたことも周知しない、ということになると、私たち多くの印象としては、大災害に際して高額の料金設定をした、という結果になってしまうと思います。

「60sp」様

コメント有り難う御座いました。

被災現場からの生々しいリポートで、災害支援の大変さが身に沁みて伝わってきました。大変でしょうが頑張って下さい。

心配性だというのは、世代的な特徴かもしれません。

災害とは関係は無いのですが、ホテルの料金は、繁盛期(満室が多いとき)には高額になり、閑散期には安くなりますね。
広島で青年会議所の全国大会があって千人近くが広島に宿泊したときに、新しいアパホテルは5万円になったとか聞きました。
学会があると、同じように高額になります。
災害時に移動できなくなった人をどうするかですが、これは新幹線が事故で動かなくなったときも同じですね。駅での証明があればホテルは優遇料金となるように広島の観光業は考えないといけませんね。

「やんじ」様

コメント有り難う御座いました。

資本主義社会における料金設定は、基本的には需給関係で決りますので、それは大前提として受け入れての話です。しかし、だからと言って非常識な「暴利」を貪ること、特に様々な意味での弱者をネタに金儲けをすることは、許されないという社会規範はあるというのがポイントです。

また民間企業でも、就中サービス業では特に、お客さんへのサービスという形で様々な社会貢献をしています。その一環としてさらに充実して欲しいと思います。

2018年6月29日 (金)

「平和公園に新しい慰霊碑や記念碑は建設できません」-なぜ?

「平和公園に新しい慰霊碑や記念碑は建設できません」-なぜ?

 

「平和公園に新しい慰霊碑や危険日は建設できません」常識だと思われていることがらです。ところが最近「かき船問題」に関わって、その根拠は何なんだろうと思い、広島市に情報公開請求に基づいて資料を請求しました。公開された資料を見て、意外に事実に突き当たりました。

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その根拠を尋ねると、多くの人から「1967年に出された広島市平和祈念施設運営協議会の答申でしょ」という答えが簡単に返ってきます。私の情報公開請求で開示された資料は、A4,3枚の資料でした。

資料にはこう記載されていました。1枚目は、昭和42年9月16日付で、広島資料館館長から公園緑地課長に宛てて出されたものです。その文章は簡単です。表題は「広島市平和記念施設運営協議会の答申について」となっており、記された文章は、短いですから全文記載します。「先に諮問された『平和の時計塔』設置の件について、会長から別紙のとおり答申があったので送付します。」と書かれています。問題は、添付されている広島市平和記念施設運営協議会会長名で出された答申の中味です。答申部分でには、最初に趣旨として「諮問された時計塔の設置が許可」され、その理由として「原爆ドームは、無言のうちに戦争の悲惨さを訴へ(原文のまま)ているのとは対照的に時計塔は毎日午前8時15分に世界の恒久平和を願う広島市民の祈りを込めた鐘が鳴り響き平和公園のシンボルとして建設いたしたい。」と付記されています。そして、この建設に関わる「意見」が2項目記載されています。

その次の「確認事項」と題して「平和公園内に記念碑、慰霊碑などが多くなったため、この時計塔を最後として公園内には一切工作物を許可しないことを申し合わせた。」ということが記載されています。

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どうも、この「確認事項」が、その後の「平和公園に新しい慰霊碑や記念碑は建設できません」という広島市の根拠になっているようです。

この文書を見て私は不思議に思い、広島市の担当者に「これ以外には、関係する文書はありませんか」と何度も念押しをしました。担当者の方も一生懸命に古い文書を探していただいたようですが、結論は「この文書以外に関連するものはありません」ということでした。

多くの人から「どこに疑問があるのですか」と逆に質されそうです。しかし、当時の広島市平和記念施設運営協議会の答申に書かれているのは、あくまでも同運営協議会の「確認事項」にすぎません。当然のことですが、この運営協議会は、既に存在しませんから、この「運営協議会の確認事項」は、今や何の役割も果たしていないのは当然です。この文書が「平和公園に新しい慰霊碑や記念碑は建設できません」という根拠になっているとしたらあまりにも杜撰すぎると思うのは、私の思い過ごしでしょうか。ひょっとすると「市長の記者会見が行われたのでは」と思い、中国新聞発行の「年表ヒロシマ」で探してみたのですが、そこでもそれに関するものを見つけることはできませんでした。

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もちろん広島市が定めた公園・緑地への「彫像・記念碑などの設置許可基準要綱」にも「平和公園に新しい慰霊碑や記念碑は建設できません」ということは一言も書かれていません。

私は、なにも「平和公園に新たな慰霊碑や記念碑を建設させろ」と言っているのではありませんが、例えば「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」を平和公園内に移設するのに、関係者の方がどれだけ苦労されたのかを思い起こすとき、こんな杜撰(というより根拠なし)な根拠によって阻害されていたのかと思うと、何とも言えない気持ちになります。

もし、もっと詳しい情報や根拠をご存知でしたら、ぜひご教授ください。


(2018.6.29 いのちとうとし)

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2018年6月28日 (木)

「第37回反核平和の火リレー」がスタート

「第37回反核平和の火リレー」がスタート

今年で37回目を迎える「反核平和の火リレー」(広島県青年学生平和友好祭実行委員会主催)が、6月27日午前8時15分の鐘の音とともに、平和公園・原爆死没者慰霊碑前を出発しました。今年の反核平和の火リレーは、27日から土・日を除く17日間、県内23の全市町村、915.3Km、824区間を約2,000人余りのランナーが引き継ぎ、7月20日の夕方ふたたび、原爆死没者慰霊碑前に到着する予定です。

 

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この反核平和の火リレーは、1982年3月21日に平和公園などを中心に行われた「3.21平和のためのヒロシマ行動」で、青年が中心となって開催した「青年の広場」の成果を継続させようとした始まり、若い人たちの反核平和行動として毎年原水禁大会前の運動として取り組まれてきました。

慰霊碑への献花、黙とうで始まった出発式。「核兵器の廃絶」を願って燃え続ける「平和の灯」から採火された「平和の火」が、第1走者である新田康博実行委員長が持つトーチに移され、その後来賓(広島県平和運動センター佐古正明議長、広島県被団協前田耕一郎事務局長など)から激励のあいさつ。そして第1走者の新田実行委員長が「被爆73年が経過し、被爆者は高齢化し、被爆体験の風化が言われています。被爆の実相をどう伝えていくのか。若い人たちが、しっかりと伝えていかなければなりません。平和の火リレーをとうして若い人たちにそのことを伝えていきたい」と誓いの言葉を述べ、平和の火を採火した河端恭平自治労広島県本部青年部長や一般公募に応じた3名とともに慰霊碑前をスタートしました。

 

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かつて森瀧市郎先生が「やがて、全国・全世界に広がるだろう」と激励されたこの「反核平和の火リレー」は、昨年全国28都道府県でも取り組まれ、2万人を超えるランナーが参加しています。

この平和の火リレーを開始するとき関わった者の一人として、今年も、一人でも多くの若者が参加し、そして一人でも多くの市民のみなさんに共感していただき、県内の隅々に「反核平和の願い」が拡がることを期待せずにはおられません。

 

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余談ですが、先日「平和の灯」の台座点検がボランティアの皆さんの協力で実施された模様がニュースで報道されました。そのニュースを見てびっくり。点検作業に参加された一人がインタビューに答えて「世界中の人がこの灯を見に来る。これから50年、100年先までもつように、私たちが見守っていきたい」と話しておられました。ちょっとびっくりです。「平和の灯」は、世界から核兵器が廃絶されたとき消えるはずでは。50年、100年先まで消えることなく燃え続けるの?もちろん業者の方は、きちんとした作業を続けたいという思いで話されたこととは思いますが、そのまま何の疑問もないまま流された報道側にも大きな?マークです。

(2018.6.28 いのちとうとし)

 

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2018年6月24日 (日)

「結集ひろしま」が活動開始 ――正式名は「国民主権を取り戻すために結集する広島政党連絡会」――


「結集ひろしま」が活動開始

――正式名は「国民主権を取り戻すために結集する広島政党連絡会」――

 

広島県内で野党が結集して打倒安倍のために大きなエネルギーを作り出そうという趣旨でこれまで三回にわたって開かれてきた「関係政党等意見交換会」ですが、第4回目の今日は、野党各党か緩やかに連携し共に活動するためのネットワーク「国民主権を取り戻すために結集する広島政党連絡会」を発足させました。略称は「結集ひろしま」ですが、これが正式名でも良いと思っています。

 

これまでの動きをお浚いするために、第一回目第二回目、そして第三回目のブログ報告もお読み頂ければ幸いです。

 

意見交換会の後、記者会見を開きました。

 

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そこで「結集ひろしま」設立の趣意書と役員体制が発表されました。詳しくは、記者会見の資料を下に掲げておきましたので、そちらをお読み頂きたいと思います。

 

 団体の名称

 

「国民主権を取り戻すために結集する広島政党連絡会」

略称   「結集ひろしま」 

 

 「国民主権を取り戻すために結集する広島政党連絡会」設立趣意書

 

   現在の日本は、深刻化する少子高齢化や格差の拡大、社会保障制度や財政の持続可能性に対する懸念、グローバル化や安全保障環境の悪化等、大きな課題に直面しているにもかかわらず、与党一強体制の弊害により立憲主義や民主主義といった我が国の基本理念が大きく揺らいでいます。

こうした中、再び政治を国民の手に取り戻し、政治権力が独裁化され、一部の人たちが権力を私物化している現状を根本から改めていく必要があります。

一人一人がかけがえのない個人として尊重され、すべての人に居場所と出番がある「共生」社会の実現。「立憲主義」「民主主義」「平和主義」「法の支配」等で守られる真の「国民主権」の実現。

そのためには、与党一強に対抗し、政治に健全な緊張感を取り戻さなければなりません。特に広島からの発信は、被爆体験が元になった「ヒロシマの心」が平和憲法の柱の一つであり、全人類との絆となる意味でも重要です。 

私たちは、今こそ、真の意味での「民主主義」を実現していくため、ここ広島で政党主導の「連絡会」を発足することを決意します。

 

 役員体制について

 

顧  問        元広島市長      秋葉 忠利

世話人        衆議院議員      佐藤 公治

世話人        尾道市議会議員   檀上 正光

世話人        参議院議員      森本 真治

 

 設立イベントの開催

 

   連絡会設立に際し記念講演を開催します。

 

(1)開催日

   2018年7月21日(土)13:00~

(2)開催場所

ワークピア広島 3F 「蘭の間」 (キャパ 90名)

広島市南区金屋町1-14

(3)講師

  秋葉忠利 元広島市長

 

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資料には載せられていませんが、意見交換会で確認されたことの内、私なりに大切だと認識している点を挙げておきたいと思います。

 

(A) 「結集ひろしま」は、オープンな組織であり、今後広い範囲に結集を呼び掛けて行く。その際に「排除」の考え方は当然、取らない。

(B) 選挙についても協力関係を強化したいと考えている。野党統一候補の擁立も視野に入れて、打倒安倍につながるような形を作って行く。

(C) 今後の活動の方向性として、「野党」という塊の中でのゼロ・サム・ゲーム、つまり野党内に限っての票の取り合いというようなことにはしない。自民党支持者も取り込んで行くようなダイナミックな活動を続けて行く。

(D) マスコミと協力して、真実を多くの市民に伝え共有することで、怒りのエネルギーを生むようにしたい。そのエネルギーを元に具体的な政治目標を達成したい。

 

721日のイベント/講演会は一般公開されますので、今からカレンダーに書き入れておいて頂ければ幸いです。

 

[2018/6/23 イライザ]

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コメント

素晴らしい活動だと思います。
今の日本に何より必要なのは、民主主義を支えるための事実の認識と、合意形成のための議論のように感じています。そういう意味でもYouTubeなどのネットメディアでは安倍支持の保守系論客の活動が目立っており、いくつかの調査でも若い層に安倍支持が拡がっていることを危惧しています。「拡散」という点では長い文章より、ツイッターのような短い言葉か、動画のようなものが有利なので、それらのツールの利用で、未来を担う若い層へのアピールも重要ではないかと思います。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。

ツイッターやYouTubeの活用、是非、進めたいと思っています。トランプ大統領のようなエネルギーの持ち主が、我々の側にもいると助かるのですが----。

技術的なことや、具体的な作業については、時間だけはありますので、いくらでもお手伝いできますが、最も重要な「拡散」のテクニックについては力不足なので、「尊敬している秋葉先生のお役に立てるのであれば」と広島市の審議会に入って頂いた中村伊知哉さんや、被爆70周年で手伝ってもらったJX通信社の細野雄紀さんが適任だと思いますし、ツイッターのフォロワー数からみても立憲民主党にも有能なスタッフがいらっしゃるのだと思います。

自民党の強い広島県において共闘のために秋葉元市長がご尽力いただいていることに大変感謝します。
提案なのですが,立憲民主党は先の総選挙でも県内で一定の票をいただいており,潜在的な支持者は多いと思います。本部や近隣の県連とも相談協力しながら,広島県連を立ち上げて,若いスタッフやサポーターを積極的に募集し,その力で「結集ひろしま」に参画するほうがより大きな力になるのではないでしょうか。今のままだと他のところでもみられたように1+1=1ということもありえます。

「工場長」様

再度のコメント有り難う御座いました。

「拡散」のノウハウについても、助っ人の力を貸して貰えそうで心強く感じています。それ以上に力を入れたいのは、発信元の組織を広島に作ることなのですが、現実的には難しい点があります。

でも何とか一歩ずつ進めて行ければと思っています。

「淡雪」様

コメント有り難う御座いました。

おっしゃる通り、立憲民主の広島県連ができるよう、頑張らなくてはならないのですが、具体的にみると、例えば来年の参議院選挙が視野に入ってきます。その関連で考えると、調整の必要な様々な事柄が頭に浮かぶのですが、どれも今日明日には上手い解決策があるものばかりではありません。

とは言え、小さなステップでも一歩ずつ前に進むように慎重かつ粘り強く努力を続けて行きたいと思っています。

お返事ありがとうございました。
県連については,参議院選挙より,統一地方選(とくに県議選広島市区と広島市議選)をスコープすべきと思います。広島県は広いですから全県に組織をと考えてもすぐには無理です。広島市内のサポーターを中心に若い人を集めてほしいです。地方選挙は4年に1回しかないので,この時を逃せば広島県の立憲はなくなってしまいます。またそれは結局広島県での野党勢力の結集を不成功に導いてしまうと思います。
拙速も蛮勇も時には必要です。よろしくお願いします。

ご努力に心から感謝いたします。政党・政治家サイドは「結集ひろしま」で、また市民は「市民連合」でお互いがんばっていけたらと思います。

「淡雪」様

コメント有り難う御座いました。

自治体選挙には、特別のニュアンスが加わり、毎日のように全国テレビが取り上げた東京の選挙は例外で、一人一人の候補の選挙民との密着度が問われます。それは、政党があってもなくても選挙を動かすほどの重さがあります。

そんな点も視野に入れながら、新しい政治の方向性を打ち出せる若い世代のリーダーの出現を、全国レベルでも地方でも待ち望んでいるのですが、まずは野党全体がまとまって行こうとする姿勢を明確にして地均しをするするというのが、今回の動きの中心的なテーマです。

「hiroseto」様

コメント有り難う御座いました。

市民同士の連携はかなり進んでいると思いますが、それが横糸だとすると、経糸に相当する政党や組織の間での連携があって初めて「面」になりますので、どちらも大切なのだと思います。

連携できるところは連携して、安倍政治を葬り去る方向を創り出したいですね。

2018年5月26日 (土)

Trump “Chickened Out” Again! ――人類を手玉には取らないで欲しい――


Trump “Chickened Out” Again!

――人類を手玉には取らないで欲しい――

 

トランプ大統領が、北朝鮮のキム・ジョンウン委員長との首脳会談をキャンセルしたとのニュースを見て、最初に頭に浮んだのは、英語の表現「You chickened out again!」でした。長い間アメリカに住んでいましたし、今でも英語の夢を見るくらいですので、最初に浮ぶ言葉は日本語のこともあり、英語のこともあるのです。

 

chickened out」は、元々「chicken」に由来しています。「臆病」という意味です。臆病風に吹かれた人の表情が鶏に似ている、というのが語源だとされています。それが動詞として使われるようになり、「chickened out」とは、「臆病風に吹かれて、(何かを) するのを止めた」という意味です。

 

Chickenout

 

そしてアメリカのメディアは、今年になってからほぼ毎月のようにこの表現を使ってトランプ大統領批判を繰り広げています。

 

一月には、ミュラー特別検察官による事情聴取から「chickened out」しています。選挙運動におけるロシアとの関係捜査のためなのですが、複数のメディアによると、トランプ大統領のアドバイザーたちが、自信たっぷりのトランプ大統領を説得した結果だとのことです。つまり、有能な法律家に囲まれても自分の潔白を証明できると過信している大統領の「虚言癖」や気まぐれが原因で、偽証罪その他の罪状で立件されてしまうことを恐れた側近が、ようやく事情聴取なしで済ます方向で調整したらしいのです。

 

2月には、フロリダの高校での銃乱射事件があり、アメリカ全土で悲しみに包まれていた時期ですが、トランプ大統領は銃規制について前向きな姿勢を示していました。しかし、3月になると前言を翻し、アメリカライフル協会の路線に沿った立場に方向転換をしています。その点についてはホワイトハウスでの記者会見で、「何故大統領は銃規制から「chickened out」したのか?」という質問が出たほどでした。

 

4月には、ペルーで開かれる南北・中央アメリカの首脳が集まる米州首脳会議への出席を突然キャンセルし、これも何故「chickened out」したのかという言葉が、例えばCNNの報道で使われています。

 

サウディ・アラビアや安倍総理大臣のように、トランプ大統領を王侯貴族のように扱い、トランプ大統領の言いなりになる「外交」は得意なのですが、本物の外交は手に余るようです。つまり、論理的一貫性が最低限必要とされ、かつ多様な意見の全てに配慮しつつ誠意ある発言をしなければ話に加われない多国間外交の場がその典型です。

 

「目立ちたがり」で「単純」な思考から、思い付きで受けを狙うことは口に出したがる、でもそれと矛盾する発言も平気で出てくる、という習慣からは抜け出すことはできず、でも大統領になる前のビジネスでは、その矛盾を「金の力」で捻じ伏せてきた経歴を忘れられない悲劇なのかもしれません。

 

キム委員長にすれば、とにかく「アメリカに自分の方を向いて欲しい」という願いが叶えば、それだけでも立派な成果なのですから、首脳会談は何としても実現させたい気持に変りはないでしょう。ただし「カダフィ大佐」と同列に論じられることは自らの命も関わってくるので、その点では一時的に冷静さを失ったのかもしれません。

 

しかし、世界が注目する中での首脳会談で、「力」だけに頼って、しかも「虚言癖」というマイナス要素はすぐには取り除けず、「単純」な思考回路しか持ち合わせず、中国やロシア、韓国等との関係も視野に入れて、最終的に「自己保身」ができるか、つまり中間選挙での勝利につなげられるかと考えた結果、側近たちによる「NO」という答になったのだとすると、今年に入ってからの「豹変」振りと平仄がピッタリと会うのですが--。


そして、一度「豹変」しても、世界が注目し続ければ、再度「豹変」する可能性ももちろんあります。

 

残念なリーダーたちによって、人類の未来が手玉に取られている事実には慨嘆せざるを得ませんが、それでも世界の良識ある人々が推進してきた合理的な解決策を実現するため、まだまだ諦めてはいけません。どうすれば良いのか、一緒に考えて行きましょう。

 

[2018/5/25 イライザ]

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2018年5月24日 (木)

諸悪の根源は安倍政権 ――でも、「真実」を語ることでその根は絶てる――


諸悪の根源は安倍政権

――でも、「真実」を語ることでその根は絶てる――

 

日大アメリカンフットボール部の選手だった宮川泰介君の記者会見で真実は明らかになりましたが、内田監督、井上コーチらの責任者は未だに自らの関与は否定し、日大も公式の見解を明らかにしていません。そして、このパターンがそっくりそのまま安倍政権のこれまでのやり口を踏襲していることは、馬でも分るほど単純明快です。

 

この件について、私も数回、憤懣やるかたない気持をお伝えしてきましたが、大変嬉しかったのは、コメントを寄せて下さった方々が、正鵠を射る言葉でしっかりと批判をして下さったことです。まず、お浚いをさせて頂きます。

 

l 「アレは、試合中の、プレーでは、ありません。監督の、指示が、あろうと、なかろうと実際に起こした、暴力です。それも、悪質です」 (60sp」さん)

l 「極めて悪質なパワハラですね。81日まで、自粛するとのことですが、即刻クビですね。」 (「カチ」さん)

l (安倍政権と日大アメフト部の監督・コーチについて) 「目くそと鼻くそくらい違いそうですね」 (「⑦パパ」さん)

l (政権と官僚、そして日大事件とを比べて) 「嘘、隠す、改竄し、真実を語らずに辞める。全く同じですね」 (「やんじ」さん)

l 「宮川選手の記者会見を見ましたが、これはかなり悪質なパワハラですね」 (「パワハラ」さん)

l 「日大や前監督の対応は、警察に追い詰められる暴力団の対応と同じですね」 (「やんじ」さん)

 

その他にもコメントを頂いていますが、コメントをお寄せ下さり、心から感謝しています。

 

時を同じくして、愛媛県が国会に提出した文書よって、安倍総理大臣の大嘘が再び暴露されました。この文書には、総理が2015225日に加計孝太郎理事長と面談し、「新しい獣医大学の考えはいいね」と述べた、つまり獣医学部新設構想に同意を示していたことが記されていました。これは安倍首相のこれまでの主張「加計氏から獣医学部の新設について相談や依頼があったことは一切ない」「計画を知ったのは2017120日」が嘘であることを証明しています。

 

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総理官邸のホームページから

 

そして、ネット上には「獣医学部がいいねと安倍が言ったから、225日は加計学園記念日」といった「狂歌」も投稿されています。健全な市民意識が蘇りつつあると考えるのは単純過ぎるでしょうか。

 

しかし、22日に安倍総理は、この日に加計孝太郎氏と会ったことを全面否定し、その根拠として「念のため、昨日、官邸の記録を調べたが、確認できなかった」を挙げています。でも、以前の答弁では複数の側近も総理本人もこのような記録は廃棄していると明言しています。

 

このパターンを整理すると、次のようなことの繰り返しです。

 

 不都合な真実や事実を突きつけられると「全面否定」する。

 その根拠については「発言を控えさせて頂きます」と言って無視する、あるいは「丁寧に説明する」といってその場を凌ぐがその後は何もしない、あるいは嘘を言ってごまかす。

 根拠として公開される文書があれば、廃棄するか、廃棄したと言って誤魔化す、あるいは文書を改竄する。

 「責任は自分が取る」とは言うが、実際は何もしない。

 時間が経つことで、追及する側が疲れてしまったり、他の重要案件が現れてマスコミや市民の目が逸れることを待つ。

 

内田元監督や井上コーチのえげつないやり方で、このパターンが今まで以上に克明に認識されましたし、「雨後の筍」のように、同じパターンのスキャンダルが続出していることから、政治面で起きていることについても、多くの市民の心を動かすきっかけになるのではないかと思います。

 

もう記憶の彼方に消えかかっているようにさえ思える、財務事務次官のテレ朝女性記者に対するセクハラがあり、柳瀬元秘書官の「記憶の限り」で消えてしまっていた記憶が戻ったり、狛江市長はセクハラを全面否定し続けた挙句の果てに事実を認めざるをえなかったり、日本社会全体が同じパターンで覆い尽されています。

 

それもそうでしょう。ある意味、全国民のお手本にならなくてはならない立場の安倍総理大臣、麻生副総理、そして自民党・公明党の幹部たちがこのパターンを自ら作り出し演じ、その嘘や虚構を守るために必死になってマスコミやオピニオン・リーダーたちを駆り出し、操作しているのですから。

 

でも、その嘘や虚構を暴いて、腐敗や堕落、妄奸邪曲・専横驕奢・傲岸不遜を一掃することは可能です。真実を知っている人たちの何人かが、勇気を持って真実を述べれば良いのです。反省と謝罪、そして真実のために記者会見に臨んだ宮川泰介君のように。

 

勇気ある行動をしている人たちがまだ他にもいることは皆さん御存知の通りです。レープ被害を実名で公表し正義を貫こうとしている伊藤詩織さん、セクハラを告発したテレ朝の記者や狛江市の職員、愛媛県知事の中村時弘さんがすぐ頭に浮びますが、多くの人々の勇気ある行動によって、日本も人類も何とか生き続けることができたのです。

 

財務省その他の省庁のお役人の中にも真実を知りながら躊躇している人がいるはずです。改めて、未来は、そのあなたの決断に掛っています。是非勇気をもって前に出て下さい。

 

[2018/5/23 イライザ]

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コメント

昨夜の日大の会見は広報担当者まで加わりよくもアレほどの醜態を晒せるものだと感心しました。人からどう思われようが刑事責任は免れたいのでしょうね。この国はいつからこれほど腐っていたのでしょうか。

「荻野」様

コメント有り難う御座いました。

元監督やコーチの会見は本当にひどかったですね。国会での安倍答弁とドッコイドッコイという声もありました。

その酷さですが、安倍政権になってから、政治の劣化が加速したとは感じています。でも、かなり長い間、日本社会の通奏低音は、これに近いものだったような気もします。

2018年5月23日 (水)

アメフトと特攻隊 ――若者を欺いてはいけない――


アメフトと特攻隊

――若者を欺いてはいけない――

 

日大アメリカンフットボール部の選手だった宮川泰介君の記者会見を生中継で視ました。関西学院大学のクォーターバック (QB) に、故意に怪我をさせた「加害者」ですが、自らの行為を反省し、まずは被害者やその家族、そして関学大の関係者に謝罪をすること、そして真実を語るために、日本記者クラブで自ら望んで記者会見を開きました。

 

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  {「顔を出さない謝罪はあり得ない」と言って顔を出した宮川君について、「まだ若いことに配慮して顔をアップ で映し続けることは配慮して欲しい」と要請したにもかかわらずアップが続いたテレビですが、ここでは、弁護士の画像をビデオからお借りしています。}


最初に弁護士から経過の説明があり、次いで宮川君から陳述書という形でのお詫びと事実関係の説明がありました。驚くべき真実が述べられましたが、まずは何点か重要だと思われる事柄を箇条書きでまとめておきます。

 

l 宮川君は昨年日大が全国制覇をする上でも貢献した優秀選手である。

l 事件のあった56日の一週間くらい前から、内田監督と井上コーチから様々な圧力が掛るようになった。例えば、①日本選手権には出ないと辞退するよう言われた②髪型も変えるように言われた③6日の数日前から練習にも参加させて貰えなくなった。

l この状態を変えたいなら関学のQB1プレー目で潰して来いと監督に言われた。

l 先輩からは、関学のQBが怪我をして、来シーズン出て来られなくなれば我々にとっては得だよなと言われた。

l 「潰してきますから出して下さい」と自分から監督に頼むくらいの気持じゃないと駄目だとコーチに言われた。

l 試合前にはコーチから「できませんでした」で済むとは思うなと念押しをされた。

l 言葉通りに実行したが、退場後、とんでもないことをしてしまったと後悔し、それ以来反省している。

l 被害者と家族には、自分の家族に伴われて個人の立場で謝罪に行った。一時間くらい話をした。

l 日大のアメフト部からの事情聴取はない。

l アメフト部からは退部した。今後、自分がアメフトをする権利があるとは思っていない。

 

質疑の中で内田監督や井上コーチに対する批判的な言葉を引き出そうとするマスコミに対しては、「自分が何かを言う立場ではありません」という形で、批判は避けていましたが、宮川君が何度も強調したのは、「指示があってもなくても、怪我をさせたのは自分ですから」ということでした。そして、今回の事件での教訓として、「何を言われても、自分の意思に反するようなことをしてはいけないということです」とハッキリと答えていた姿がとても印象的でした。

 

でも、監督やコーチなどの言動は教育者としてとても許せるものではありませんし、若者の未来のために力を合わせる立場の「大人」としても失格です。それどころか、これは、心理的物理的に一人の人間を追い詰めて意に反する行動を強制する「いじめ」あるいは「パワハラ」そのものです。監督やコーチに対しての厳しい社会的制裁が下されなくてはなりません。

 

いじめやパワハラが分り難ければ、暴力団という比喩が適切かもしれません。組長の強い意向があり、それを若頭が仕切って、「鉄砲玉」に手を下させる。タテ社会ではどこにでも見られる構造なのかもしれませんが、それが未だに、こんなにハッキリと機能している事実を見せられるのはやり切れません。

 

それだけではありません。宮川君が追い詰められ、その他の選択肢はないとまで信じ込まされて行動したパターンは、私の中では、かつて「志願」して特攻隊として出撃した若者たちの姿と重なりました。そんな形で若者を追い詰めてしまう環境を大人社会が作ってはいけないのです。

 

そんな情けない大人の中で育って行く若者たちに対して、第二次世界大戦を経験した大人たちが残したメッセージは、全人類的に共有されています。「上官の命令でも、力のある人の指示でも、自分の意思に反することをしてはいけない」です。

 

一度は、力に捻じ伏せられてしまった宮川君ですが、今日、自らの過ちを認め反省・謝罪した上で真実を述べてくれました。勇気ある行動だと思います。刑事事件として立件されるかもしれませんが、その場合にも反省と謝罪の姿勢を貫いて欲しいと思います。そして今回の教訓を生かした人生を歩んで欲しいと願っています。

 

宮川君の勇気に倣って私たち、大人社会も現在の政治を変えるために、チョッピリ勇気を出してみようではありませんか。その点については、次回、取り上げたいと思います。

 

[2018/5/22 イライザ]

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コメント

人間のクズというのはこういう大人たち(日大関係者)のことを言うのでしょうね。こういう奴等は特攻隊のことも未だに美化している連中です。

‪日大広報部の対応に欺瞞を感じるのに、安倍政権のモリカケ対応やセクハラ事件対応には欺瞞を感じないのだとしたら、その人には相当な欺瞞があると思います。‬

「小田」様

コメント有り難う御座いました。

若者の命、未来、人生を守るために、国も大学も大人社会も機能しなくてはならないのに、それとは正反対のこと、つまり自分たちのために若者を犠牲にするのは許されませんね。

「想」様

コメント有り難う御座いました。

総理大臣が、自らの言動を通して悪いお手本になっているのですから、何をかいわんやです。

彼の言っていることが事実ならば、真実でしょうが。
監督やコーチとの会話は、まるでヤクザ映画のセリフですね。
対立する組織の幹部を殺るために、若い衆を鉄砲玉として使う時のセリフと全く同じです。
そして、日大や前監督の対応は、警察に追い詰められる暴力団の対応と同じですね。

「やんじ」様

コメント有り難う御座いました。

おっしゃる通りです。でも、監督やコーチが記者会見をしても全く反省しているとは思えません。

次から次へと悪い手本が表に出てきてますが、よくそういう人たちが上に立てたものだ…
そういう人たちだからこそ上に立てたのか…
嫌な世の中です。

「和」様

コメント有り難う御座いました。

残念なことに、平気で他人を蹴落とせないと、競争に勝てないという側面も現実にはありますからね。同時にそんな風潮に負けないで頑張っている貴重な人たちもいます。皆で応援して行きましょう。

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