スポーツ

2017年12月12日 (火)

佐北駅伝 ――66年の歴史がある楽しい駅伝です――


佐北駅伝

――66年の歴史がある楽しい駅伝です――

 

 

暮から新年にかけて、いくつもの駅伝があります。新年の箱根駅伝はいよいよ96回目です。それには及びませんが、今年66回になる佐北駅伝が1210日の日曜日に開かれました。旧佐伯町の北部を走る駅伝です。1224日の全国高校駅伝の男子の部が68回目ですので、どちらも、戦後始まっています。

 

大きく男子と女子に分かれていて、男子の場合は、男子一般・高校・中学の三つのグループでの競走、女子は、女子一般と中学の二つのグループです。距離は男子が27.8キロメートル、女子は14.6キロメートルです。チームの編成ですが、チーム監督 1 名、選手6名(但し、中学男子、一般女子、中学女子の部は5 名)、そして補欠2名という構成です。

 

今年の参加チームは70です。コース図を掲げておきますが、右下の方が廿日市市街です。太い灰色の線は旧佐伯町の境界ですので、大体の位置はお分り頂けると思います。

 

                 

Photo

           

 

出発点の大沢峠から、女子と中学生のための第二中継所のある永原説教場のちょっと先、玖島分れで右へ曲るまでは、県道292号線を走ります。1月末の広島男子駅伝は、繁華街や宮島街道を走りますので、沿道では随分多くの人が応援していますが、この辺では、道路沿いの人たちがチラホラ見えるくらいでした。

 

拍手をして、走ってくる選手たち一人一人に、「頑張れ!!」と声を掛けましたが、スタート地点から2~3キロの地点で、かなりの差が出ています。できるだけ固まって走っているシーンを写真に撮りました。

 

 

20171210_18_22_44

 

ちょっと吃驚したのは、選手と言葉を交せたことです。「キツイで~~す」と言って走り過ぎた選手もいました。「大丈夫、頑張れ」と激励しましたし、「あとどれくらい?」と聞いた選手もいました。中継所はすぐ近くですので、「もう一寸だ、頑張れ」と励ましました。

 

さて結果ですが、翌11日の月曜日は新聞休刊日でした。近くの玖島コミュニティー・センターに問い合わせたところ、スタッフの方が、親切に主催者に問い合わせて下さいました。優勝チームを部門別に掲げておきます。

 

一般男子の部は、修道大学Aチーム

高校男子の部は、広島皆実

中学男子の部は、広島市立三和中学校 (大会新記録でした)

一般女子の部は、舟入高校

中学女子の部は、広島市立三和中学校

 

午後からは雨になりましたが、駅伝の最中は曇り空で風もなく、良いコンディションでした。テレビで観戦する駅伝の楽しさも捨てられませんが、選手たちに直接声援を送りながら観戦する楽しさも久し振りに味わうことができました。

 

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2017年11月19日 (日)

アルティメット 2017 U-23 地区選抜対抗戦 ――@京都府宇治市 京都府立山城総合運動公園――


アルティメット 2017 U-23 地区選抜対抗戦

――@京都府宇治市 京都府立山城総合運動公園――

 

アルティメットの全国大会、「2017 U-23 地区選抜対抗戦」が宇治市の山城総合運動公園で、今週の土日に開かれています。

 

アルティメットという競技については、以前簡単な説明をしましたが、一口で言ってしまえば、フリスビーを使ったラグビー、あるいはフットボールのような感じです。残念ながら地上波でもBSでも中継はされませんが、その代り「Fresh! by Abema TV 」が、今回の対抗戦の主だった試合を生中継してくれています。

 

雨の土曜日、朝の10時からは関東選抜軍と九州・沖縄選抜軍のミックス戦が行われました。ミックス戦とは、男性と女性のプレーヤーの混合チームの試合ですが、1チーム7人の内、女性は3人か4人いなくてはなりません。

 

時間は1時間ですが、前半のゲームはシーソー・ゲームで、どちらかが一点取るともう一方が一点返す、という場面が続き、スコアは55、その後、関東が6点目を入れてから風が変り、最終的には115で関東が勝ちました。

 

                 

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雨模様のお天気でしたので、ディスク (「フリスビー」は特定の会社の製品名であるため、「ディスク」と呼ばれます。) をキャッチした後、足が滑って背中で何メートルかグラウンド上を滑る光景が何度か繰り返されました。

 

前半のゲームで特に目に付いたのは、九州・沖縄チームの4人でした。鹿児島大学の、川原選手、藤井選手、小川選手、それに琉球大学の松岡選手の剛腕でディスクを回して、最後の川原⇒藤井で得点するというパターンで5得点という素晴らしい結果を残しました。後半は、疲れが出たせいでしょうか、関東勢に押されることになりました。

 

勝った関東選抜チームも同じようにスター選手が何人か活躍しましたが、その中でも、4ゴールをした国学院大学の松下選手や村松選手と荒川選手の慶応ペアもスターとしての役割を果しました。加えて、国際基督教大学の永澤選手と小田選手 (女性選手) の見事なプレーにも花がありました。中継のレポートをしていた日本フライング・ディスク協会副会長の本田雅一さんは国際基督教大学の先生をしていますので、やはり自分の大学の学生が見事な活躍をしている姿に嬉しさを隠せないようでした。それ以上にどのチームにも公平な、「育てる」という立場からのコメントをし続ける本田先生は見事です。愚息も、クォーターバックを務めて、一点アシスト (シュートとも呼ばれるようです。このアシストからゴール内にいる選手にディスクが送られて、一点ということになります) しました。

 

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ゴール後のタイムアウト

 

親馬鹿丸出しの報告で申し訳ないのですが、本田さんは、「中高6年吹奏楽をしていたそうです」と紹介して下さっただけでなく、一年生なので「これから成長するでしょう」ともコメントしてくれました。

 

今日、日曜日もまた二試合ありますので、手に汗を握ることになりそうです。

 

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2017年11月15日 (水)

高齢者の健康 ――AFS同期生から学んだこと――


高齢者の健康

――AFS同期生から学んだこと――

 

前回の続きです。

 

高校時代に一緒に留学した仲間との会合で、私たちに残された時間が少なくなっていることには現実的対応が必要だとの認識は全員が共有していました。それに、「それだからこそ」という思いも重なって、「いやいや、まだまだ私たちが果さなくてはならない、そして私たちでなければ果せない役割がある」と全員が強く決意した一昨日でもありましたが、そのためには、何よりも健康であることが必須条件です。

 

その中で、昨年夏、胃の全摘手術を受けたA君が、その後、彼の言葉では「シニア」、私は何となく「高齢者」と言っているのですが、こう呼ばれるグループについて、最新の情報を共有してくれました。今年五月にも一緒に食事をする機会があったのですが、その時のA君と比べると、顔の艶も全く違っていましたし食も随分進んでいました。目に見えるほど健康になった彼の説明には説得力がありました。

 

一つは、65歳以上の高齢者のいる世帯の内、高齢者が一人だけで住んでいる世帯は4分の1を超えていることです。

 

             

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厚生労働省のホームページから

 

高齢者の独居が認知症の発症につながることは良く知られています。しかし、認知症予防のためにできることもあります。それを積極的に取り入れるために、何が効果的なのかを調べた結果があります。

 

この調査結果は健康長寿ネットが公開していますが、このネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。

 

このサイトの中心概念は「フレイル」です。サイトからの引用です。

 

フレイルとは、海外の老年医学の分野で使用されている「Frailty(フレイルティ)」に対する日本語訳です。「Frailty」を日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などになります。日本老年医学会は高齢者において起こりやすい「Frailty」に対し、正しく介入すれば戻るという意味があることを強調したかったため、多くの議論の末、「フレイル」と共通した日本語訳にすることを20145月に提唱しました。

 

そのフレイルについての「悪循環」を示す図が参考になります。

 

 

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高齢化社会の常識として私たちも知っているのは、まず、食生活の面では野菜や果物等の摂取が体に良いこと、適度の運動を続けること、そして社会的・知的な活動を行うことですが、それが、身体機能の低下や認知機能の低下につながることは納得できます。

 

最近の研究結果として、A君が報告してくれたのは、社会活動の有効性です。認知症の発症予防のために何が有効かについて、4つのグループに分けて行われた研究では、①運動をする ②社会活動をする ③両方を行う ④どちらもしない という4グループを対象に認知症の兆候がどの程度現れるのかを調べたそうなのですが、この中で認知症予防のために一番効果のあったのは②の社会活動なのだそうです。

 

そして、このことを議論しながら私たちは、自然に、①の運動についても議論することになりました。そこでの意見の大勢は、高齢者の運転免許返納を強く勧めているマスコミ等についての批判とともに、これは年齢ではなく、個人個人の身体機能によって決められることなのではないかという点でした。その主張を裏付ける事実も示されました。

 

75歳になった今でもテニスが日常活動の一部であるB君からは、運転免許の高齢者講習に参加した時に、身体能力のテストを受けた結果、全ての項目で、標準値よりはるかに良い点数が出たこと、そして講習の担当者が、標準値とB君の数値とが間違って印刷されたのではないかとの疑問を呈したとの報告があり全員、彼の若さの秘密に驚いた次第です。

 

身体機能の低下は年齢とともに現れていますし、認知症の兆候も「物忘れ」といった現象で私たち世代にとっては日常的な出来事なのですが、高齢化しても健康でい続けるための研究が進んでいること、その成果をもっと積極的に取り入れることで生活の質が確保できることなど、明るい展望の開けた同期会でもありました。

 

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コメント

健康を語る時に日本では肉体的なことばかりがクローズアップされがちですが、精神的なことや社会的なことも重要です。
肉体的なことは個人差が大きく同じ血圧でも血管系の疾患に対しては高血圧がリスクですが、癌、認知症、感染症には低血圧の方がリスクと一般化は難しいものです。
それに対して精神的なことや社会的なことは一般化し易く、もっと強調されて社会に広められるべきことだと思います。
社会的に存在意義があるほど長生きするのは生物全般の普遍的な原則です。

運転で言えば事故が多いのは保険料率でも判るように圧倒的に若者であり、高齢者は身体能力は劣るもののその分慎重になるので事故率は変わりませんよね。
それより統計的に事故率が高いのは女性で男性の1.5倍ですが、高齢者差別はよくても女性差別はできないので誰も言いません。
働きたい女性が働ける社会も必要ですが、出産や育児という人類で最も重要な役目を適切に担える女性より、元気な高齢者が活躍できる社会の方が先だと思うのですが…

「後期高齢者」様

コメント有り難う御座いました。

高齢者の健康を考えるに当っても、「平均」的思考の枠を取っ払うことが大切なのかもしれません。この点についてのエントリーも、お読み頂けると幸いです。

http://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-e893.html

それに続いて4回ほど、シリーズとして取り上げています。

「前期高齢者」様

コメント有り難う御座いました。

運転について、どのグループのリスクが高いのかは、保険料の違いで見ることが合理的な方法の一つですが、年齢別の保険料の設定はあっても、性別の設定はないのでしょうか。

高齢男性の働く場を増やすべきだというお考えには、全く同感です。

2017年10月17日 (火)

ズムスタとカープの優勝 ――立憲民主党の目指す政治の典型例です――


ズムスタとカープの優勝

――立憲民主党の目指す政治の典型例です――

 

16日は広島市内の繁華街を中心に、立憲民主党の政策宣伝車で回りました。雨が降り寒い一日でしたので、外を歩いている人はそれほど多くはありませんでした。

 

何カ所かで車を止めて、私が演説をする間に、ボランティアの皆さんがチラシを配ってくれました。たまたま通り掛かった方が、自分もチラシの配布を手伝いますと、その後の行動を共にしてくれたりという嬉しいハッブニングもあり、盛り上がる一日になりました。

 

                 

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金座街前で熱弁を振う

 

 

そもそも、予定外の日に街宣車が広島で使えるようになったのは、島根の担当者の皆さんが、中国地方の人口分布とこれまでの情勢分析を勘案して、広島市内中心に街宣活動をしようと決定して、朝早く島根から広島まで街宣車を持ってきてくれたからなのです。短期決戦ですから、このような臨機応変の決断と実行がこれから大きな結果につながることになるはずです。

 

また、私とは別の時間帯で、街頭でチラシを配布して下さった方々にも感謝です。立憲民主党の存在そのものが、まだ抽象的過ぎて、しかもできてから一月も経っていないのですから、実感としてどんな政党なのかが分らなくても仕方がない段階ですし、チラシの配布も、誰もが喜んで受け取ってくれる訳ではないのですから大変だと思います。でも、このような地道な努力が積み重なって素晴らしい結果が生れることを私たちは実例として経験しています。

 

それは、ズムスタの愛称で全国的にも世界にも知られるようになった、広島市民球場、マツダスタジアムの建設です。枝野代表の言葉「右(翼)か左(翼)かなんていうイデオロギーの時代じゃないんです。上からか草の根からか。これが21世紀の本当の対立軸なんです」の中で、「草の根から」の時代の象徴だと言えるからです。

 

Photo

カープの公式ページから

 

 

その意味を理解するために、まずは旧市民球場、それ以前の大前提として広島東洋カープそのものが、市民の心、つまり草の根の熱い思いから誕生したことを思い起して下さい。その旧市民球場は老朽化し、それだけが原因ではないにしろ、カープが長く低迷を続けてきた理由の一つが古くて汚い野球場にあったことは、認めない訳には行かないのではないでしょうか。

 

市民の皆さんからも同じ言葉を投げ掛けられ、さらにカープの選手たちからも他球団の選手から「トイレが汚い」「ロッカールームが狭い」と聞くたびに肩身の狭い思いをしていることを聞いて、胸塞がれる思いでした。

 

新球場を造るためにはお金が必要ですが、当時の広島市の財政は危機的状況にありました。それ自体、大問題ですからその解消が必要だったのですが、専門家の助けを借りて、また市民や市議会の理解を得、さらには経済界やマスコミの協力もあって何とか目処を付けることができました。

 

市民球場を造るのですから当然広島市がその責任を負う訳ですが、どのような球場を造るのかから始まり、市民の皆さんの多様なそして熱い思いをできるだけたくさん出して頂き、カープ球団としての意思も尊重しつつ、素晴らしい設計図を描くことができました。

 

そして資金面では、旧市民球場と同じく、市民による「たる募金」が発火点になりました。経済界からの寄付が心強かったことは言うまでもありません。さらに県や国からの補助金にも大きく依存して資金面での心配はなくなりました。それも、森友や加計問題のような不透明さや腐敗、汚職といった心配が一切なかったのは、市民とともに考え建設した球場であったために、常の市民の目が注がれ、たとえ小さいものであったとしても、疑惑を招くような可能性など許されなかったからです。

 

結果として、新市民球場は、破格の100億円以下で完成しました。同じころ出来た楽天のスタジアムは、倍近く掛っているはずです。さらにそのスタジアムの素晴らしさは世界一と言っても良いと自負しています。

 

その結果、カープは昨年、25年ぶりにセリーグ優勝。今年は2連覇を遂げました。そして今年こそは日本一になって欲しいと心から願っています。

 

最後に、立憲民主党が目指している「草の根」からの政治は、正にこれと同じプロセスを国のレベルで実現することです。「広島市が市民の意見を元にズムスタを造ったのと同じプロセスを国の政治で実現すること」、これなら分って頂けるのではないでしょうか。

 

 

 

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2017年6月13日 (火)

ウォーキング用のリュック ――小走りのインターバルも組み込めます――

 

ウォーキング用のリュック

――小走りのインターバルも組み込めます――

 

健康のためにウォーキングを始めてから20年以上になります。とは言っても、仕事のために1万歩歩いた日も含めて考えていますし、歩く機会が少ない仕事になってからは、朝5時起きして歩いていた時もあります。最近は時間的に余裕があり、歩きながら景色を楽しんでいます。

 

             

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桜の季節には立ち止まる時間が長くなります

 

 

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田植えの後の景色にも見惚れます

 

今でも一日は約一時間のウォーキングから始まります。友人の中には、一日三時間歩いている人もいて、もう少し効果的なウォーキングをしたいと思っていました。

 

そのためには、ウォーキングの途中に数分単位のジョギングを入れると良いというテレビの番組がありました。試してみると効果はありそうですので、今までよりチョッピリ頑張ったウォーキングになっています。

 

もっとも問題がない訳ではありませんでした。走るときに、今までウォーキング用に使っていた肩掛けのバッグは手で押さえないといけなくなったのです。少しの距離ですのでそれでも良いかなと思っていたのですが、毎日のこととなるとちょっと煩わしくなってきました。

 

 

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iPadが丁度入る大きさのバッグです

 

 

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中に入れて持ち歩くのは、汗を拭くタオル、サングラス、老眼鏡、メモ帳とボールペン、そして水筒

 

走っても手で押さえなくて済むのはリュックサックですので、取り敢えず、気に入ったデザインの物を買いました。少し大きめですが、大は小を兼ねるので、しばらくこれを使う積りです。

 

 

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中に入っているものを取り出すときにはリュックを下さなくてはなりませんが、小休止をしながら歩いたり走ったりする機会を増やした方が景色も楽しめそうですし、夏に向っては大切なことになりそうですので丁度良いかもしれません。

 

 

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コメント

リュクは楽ですよね。
通勤、町歩きもすっかりリュクになりました。

「ゲン」様

コメント有り難う御座いました。

リュックの便利さに気付いたのが今の時期で、夏には背中の汗が問題なのかもと、ちょっと心配しています。

2017年5月11日 (木)

セックス・スクリーン・スポーツ ――数学者、岡潔先生の警告――

 

セックス・スクリーン・スポーツ

――数学者、岡潔先生の警告――

 

英国のEU離脱、トランプ大統領の誕生と、きな臭い政治的な動きが続いた後、フランスではマクロン大統領、韓国では文大統領が誕生しました。イデオロギーや政策はさておいて、手続き的には無難な手法を採用するようですので、少しは安定化への流れが始まっているのかもしれません。とは言え、不安定要素がなくなった訳ではありません。今という時代を理解するために、1960年代に遡って、大数学者、岡潔(おかきよし)先生の言葉からヒントを得られればと思います。

 

数学者、岡潔博士は、多変数解析函数の分野で世界的業績を挙げ、1960年に文化勲章を受章した天才数学者です。同時に1963年に毎日新聞社から刊行された『春宵十話』(しゅんしょうじゅうわ)を手始めに、日本と日本人についてまた日本と人類の未来についての多くのエッセイを発表しました。これらのエッセイを通して、私たちの生き方について、また教育の重要性について「警鐘」を鳴らしたことでも高い評価を受けています。

 

1965年に出版されたエッセイ集『春風夏雨』の中には、「60年後の日本」という随筆があります。1965年の60年後は2025年ですので、もうそろそろ岡先生の憂えた状況に近付いていてもおかしくありません。それを検証するために、まず、このエッセイを要約しておきましょう。

 

               

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岡先生は、人を中心に物事を考えるべきだという持論を述べた後、そのためには教育に力を入れなくてはならないことを強調しています。さらに、その年に発表された厚生省の調査で、「4歳児の3割までが問題児だ」と報告されていたことにショックを受け、この状態を改善するために三つの努力が必要だと説いています。

 

一つは、「戒律を守らせる教育」を行うこと。二つ目は、「国の心的空気を清らかに保って欲しい」こと。最後に男女問題について、「何を目標に」教育すべきなのか国は全力を挙げて究明すべきだが、時間が掛かるようなら当面は男女別学にすべきだ、と主張してます。

 

そして、この中で、次のような問題についても言及しています。

 

進駐軍が初めて来たとき「進駐軍は日本を骨抜きにするため、三つのSをはやらせようとしている」という巷説があった。セックス、スクリーン、スポーツである。今やこの三つのSはこの国に夏草のごとく茂りに茂っている。私に全くわからないのはこの国の人たちはこれをどう見ているのであろうかということである。

 

60年後の予測は、このような努力を行ったとしても、「六十年後には日本に極寒の季節が訪れることは、今となっては避けられないであろう。教育はそれに備えて、歳寒にして顕れるといわれている松柏のような人を育てるのを主眼にしなくてはならないであろう。」

 

1965年の時点で日本が崖っぷちに立っていることを指摘した岡先生の最後の文章は「もし転落し始めたら、今度こそ国の滅亡が待つばかりであろう」です。

 

「セックス、スクリーン、スポーツ」の内、「スクリーン」は今ならテレビとスマホなどの通信機器を指すのだろうと思います。それ以上に私たちが問わなくてはならないのは、今の日本の状況を「転落し始めている」と見るのか、その一歩手前と見るのか、いやまだまだ大丈夫と見るのかです。いくつかの可能性がありますが、皆さんはどう御覧になっているのでしょうか。

 

1965年とは時代も大きく変っていますし、岡先生の世界観、社会観、人間観はかなりユニークですので、私たち自身の頭と心を通して再吟味する必要がありそうです。特に処方箋の部分については、別の枠組からの検討も必要だろうと思います。同時に、岡先生が警鐘を鳴らさざるを得ないと思い詰めたほどの危機感の何分の一でも、私たちも持てないものだろうかと憂えてもいます。

 

 

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2017年4月22日 (土)

ビデオ判定 ――野球やサッカーでの本格的な導入がまだなのは何故?――

 

ビデオ判定

――野球やサッカーでの本格的な導入がまだなのは何故?――

 

緒方監督の退場処分について、⑦パパが書かれている通り、どう考えても納得が行きません。それも退場だけではなく、コミッショナーから厳重注意かつ10万円の罰金を科せられているのですから何をか言わんやです。

 

しかし、ビデオを見れば、「誤審」であることは一目瞭然です。

 

このような不愉快な出来事をなくす、あるいは減らすために何ができるのかを考えて見たのですが、一番理想的なのは、審判が神様のような存在で、「絶対に」過ちを犯さないことです。でもそれは不可能です。

 

人間である審判の判断がたまには間違うこともある、という前提で考えると、間違いが生じた場合、あるいは間違いだと見える判断がなされた場合にどう対応するのかが問われていると言って良いでしょう。

 

そこで登場するのがビデオ判定です。テニスではお馴染みですし、他の種目でも導入されています。

 

             

Photo

               

 

ここで大切なのは、ビデオ判定と一体になっている「チャレンジ」制度です。テニスの場合、判定に不服がある場合には、「チャレンジ」して確認を申請できることになっています。回数は、1セットに3回まで、しかも、判定が間違っていたなら権利は保持、つまり回数は減らないのです。

 

ビデオ判定が導入されているスポーツは、アメリカン・フットボール、ラグビー、バレー・ボール、バスケット・ボール、ボクシング、レスリング等多数ありますが、野球もホームランの判定など一部は導入されていますが、先日のような塁審の判定には導入されていませんし、サッカーでもゲームの複雑さのためもあってテニスほど本格的には使われていないのが現状です。

 

しかし、多くのファンが誤審によって蒙る落胆や憤り等を考えると、野球とサッカーでの導入の効果は、他の種目以上に大きいように思われます。この二種目でのビデオ判定の早期導入に賛成する人は多いのではないでしょうか。

 

最後に取り上げておきたいのは相撲です。私の趣味なのかもしれませんが、正確な判定に役立つだけではなく、相撲の醍醐味を味わう上でも役立っているように思うのですが、如何でしょうか。

 

大相撲では既に1969年の五月場所からビデオ判定が導入されています。その前の場所の大鵬-戸田戦が誤審と判断された結果なのですが、同時に審判長の説明も始まっています。もちろん、ビデオ判定の前に行われる、伝統の「物言い」も生きています。

 

未だに女性は土俵に上がれないほど保守的な大相撲でさえ、大胆にビデオ判定を取り入れているにもかかわらず、導入の効果はかなり大きいと思われるにもかかわらず、より「近代的」だというイメージの野球やサッカーが後れを取っているのは何故なのでしょうか。

 

 

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コメント

私はスポーツには疎いのですが、この試合は昨年から俄カープファンの妻も観ていて、遅くに帰宅した息子に「明らかにセーフだったのに」と言い、息子は「ビデオ判定はホームランと本塁クロスプレーにしか使われないから」と説明していました。

私も初めて知りましたが、メジャーですらチャレンジ制を導入したのは、この2−3年のことで、IT先進国の韓国ですら本塁打に限られているということには驚きました。

ただ、本塁クロスプレーのビデオ判定が導入されたのも昨年からであったり、サッカーなどでもFIFAが実証実験のようなことを始めたのも昨年ということですから、導入が進む方向にはあるように思えます。

相撲の方が導入が早かったのは、試合の流れに影響しないことや、対象の速度と映像機器の性能、必要な設備の規模などの関係もあるのではないかとも思います。

今のビデオ判定は時間がかかり、試合の流れを中断するという弊害もあるようですが、それはAIによって瞬時となり、いずれ審判もAIになるのかも知れません。

それにしても、有名な誤審にはカープが絡み、それもカープに不利な誤審ということですから、カープファンとしては余計に早くビデオ判定の導入を進めて欲しいですね。

紹介およびご賛同いただきありがとうございます。
試合時間が延びるから導入されないようですが、
抗議の時間より短くなると思うのですが!W

大相撲では大鵬の46連勝がかかった大一番での誤審の反響が大きくビデオ判定への道を開いたようで、プロ野球では本塁打のビデオ判定も巨人に不利な誤審から巨人が強く訴えたことからなので、カープではなく巨人に不利な誤審がないと進まない気もしますが、巨人に不利な誤審をする審判も少ないのかも知れませんね。

フィナンシャル・タイムズが実施した調査研究で人が携わる約2千種類の仕事のうち3割はロボットへの置き換えが可能であり特に日本に限ると主要国で最大となる5割強の業務を自動化できることも明らかになりましたが審判もその中に含まれているはずです。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。おっしゃるように導入の方向には向いているようですが、「動いている」という実感を持てないのが残念です。

導入について、御指摘のような問題に加えて、審判の仕事が減る、あるいは審判の権威が揺らぐという可能性についての配慮もあるのではないかと思います。それも必要だと思いますが、全てのスポーツの本質に関わる「フェアネス」の担保にこそ注力して欲しいと思っています。

カープに不利な誤審の多いことも偶然ではなさそうですね。そしてチャレンジ制度が導入されていれば、緒方監督にあんな情けない思いをさせずに、「チャレンジ」とだけ声を上げて貰って、済んだ話だけに、とても残念です。

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。

試合時間か延びるのが問題なら、「チャレンジ」の回数に制限を付ければ済む話だと思います。それ以上に、おっしゃる通り、「抗議」の時間は無くなり、「チャレンジ」という形で処理することなるので短縮されると思います。

「カープファン」様

コメント有り難う御座いました。

おっしゃる通り、巨人に不利な誤審が多ければすぐ改善されることなのかもしれません。そしてカープに比べて巨人に不利な誤審が少ないという事実の重みもコミッショナーには感じて貰いたいと思います。

「労働者」様

コメント有り難う御座いました。

AIが発達すると存在しなくなる仕事の中に弁護士が入っているくらいですから、野球の審判が入るのは当然なのではないでしょうか。

テレビで見ていて、田中選手の場合はその時は微妙に感じましたが、小窪選手の時はビデオで見る以前にプレーそのものでセーフでした。
最近のカメラは性能が良いから、ビデオで検証すれば昔はわかりにくいものも明らかになってしまいますね。
ビデオ判定は賛成ですが、複数の審判員がいるのですから、抗議があった場合は審判員全員で協議しても良いかと思います。
まあ、あの審判は立つ位置が間違っていると思いますから、それを指導する組織も必要だと思います。
審判の資格の審査はどうなっているのでしょうか?

「やんじ」様

コメント有り難う御座いました。

大相撲では、「物言い」が付くと「協議」が行われますが、小さい頃からこの制度が上手く機能してきたことを見てきましたので、他の競技でお手本にしないことが不思議でなりません。それでも、大相撲では大鵬-戸田戦を契機にビデオ判定を導入したのですから、そのことも見習って欲しいと思います。

2017年2月20日 (月)

利用者流のグランドゴルフと早咲きの桜


利用者流のグランドゴルフと早咲きの桜

 

 

知的の障害者の皆さんは毎週月曜日から金曜日まで安芸の郷の運営する森の工房AMAと第2森の工房AMAで働いている。昼休みの1時間は給食を食べた後で、一つの広い作業室や食堂、庭で過ごす。利用者の過ごす場所と一緒に遊ぶグループはほとんど決まってくる。その一つ第2森の工房AMAでは、外で遊ぶ利用者のグループでホールインワン狙いを楽しむグランドゴルフがある。

 

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始めはルール通り一つのゴールポストだったが、今は自分たちでゴールポストを取り出して4つ並べてどれかに入ればいいルールで楽しんでいる。

 

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ゴールの手前には歩道があるがそんなことは頓着なしで程よい距離優先らしい。

 

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入った! だめだった! の繰り返しで15分前にはゲーム終了して片づけて、午後の作業につく。彼らのなかで自然にこういう形になった。当分続きそうだ。(28日撮影)

 

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矢野東2丁目にある安芸の郷のある場所までJR海田市駅から徒歩で20分~25分くらいだ。駅の構内にある早咲きの桜の様子。(2月18日撮影)

 

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242~3分咲きから

 

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218日には7~8分咲きになっている。撮影中ほかのカメラマンに声をかけられた。テレビで紹介されたのできたとか。花の名前を聞かれたが、緋寒桜か河津桜のどちらかだろうがよく分からないと答えておいた。

 

  

2017218日 

社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良


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2017年2月13日 (月)

筋トレ本格開始 ――決意表明――  


筋トレ本格開始

――決意表明――  

 

多くの高齢者と同じように、テレビショッピングで、「高い」買い物をさせられています。それなりに活用はしていますが、まだまだ不十分だったことが、一昨日のあるチャンネルを視ていて気が付きました。

 

皆さんは次のことができますか。まず、椅子に浅く座って下さい。片足を少し上げて下さい。そのままで、地に着いた方の脚だけで立つことができますか。

 

「簡単にできる」というのが、試してみる前の私の頭の中での言葉でした。でも、全くできませんでした。お尻さえ持ち上がらなかったのです。どちらの脚も不合格。その上、どの筋肉が弱っているのかも、しっかり体感することができました。

 

これは大問題ですので、今夜から新しい筋トレプログラムを実行します。

 

まずは、ワンダー・コアを使って、腹筋の鍛錬。これはショップ・ジャバ゜ンで買いました。今までと同じように、腹筋の軽・中程度の運動を30回×2セット。

      

Photo

   

             

 それから、背筋の運動は床に寝そべって、同じくらいの回数。腕立て伏せも、30回×2

 

新たに加えるのが、トランポリン。これも、トランポリンそのものは購入済み。

 

 

20170212_21_01_30

 

安全をモットーにまずは5分から。そしてスクワット。これは、50回×2くらいから。

 

そして、片足でのスクワット。力が弱っているのでできる回数から、というプログラムです。今までの上半身に加えて、下半身の運動も始めるということです。それに、毎朝、一時間ほどのウォーキングを続けてきていますので、これも継続です。ダンベルも買った方が良いのかもしれません。

 

筋トレの経験のある方にアドバイスをして頂ければ有難いですし、筋トレの入門書なども御紹介下さい。

 

今回は短い記事になりましたが、決意が鈍らないようここで表明しました。「思い立ったが吉日」です。これから筋トレ開始ですので、応援して下さる方は、バナーの「ポチ」で、そしてコメントで、メッセージを送ってください。

 

 

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コメント

そもそも、左足片足では立てません。
両足で立っていて、右足を浮かすと
ストンと腰が落ちてしまいます。情け
ないことです。

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。今から始めれば、私の年齢になるまでには、「余裕」で、いろいろできるようになるはずです。ちりも積もれば山になる、百里の道も一歩から、です。

2017年1月 6日 (金)

2017年1月5日アップ 「一年の計」の修正と追加


「一年の計」の修正と追加

 

元旦にはやる気満々で「一年の計」を発表しましたが、早速修正と追加が必要になってきました。中間報告も兼ねて、お浚いすると、

 

 日記を付ける

何とか続いています。

 ブログを続ける

これも何とか続いています。

 

(A) 実は、ここで追加の(A)です。これまでの記事にも重複がかなりあるのですが、それはそれで文章の流れ等がありますので、どうしても重なってはいけないということではありません。ただし、何日に何をアップしたのか、記憶力だけには頼れない年齢になってきましたので、これまでの記事の簡単なリストを作る必要があります。

大募集

  そこで、どなたかに手伝って頂きたいのですが、ボランティアとしてリストを作って下さる方を探しています。コメント欄に連絡方法を書き込んで頂けると幸いです。

 

 公式ホームページを立ち上げる

これからゆっくり取り掛かります。

 

 歌のレッスンを始める

 アルティメットのシニア・チームを結成

 

この二つには追加と修正があります。

 

(B) 昭和の歌を守る会を再活性化します。

(ア) 実は、昨年の初めまでは月一回のペースで例会を開いていましたが、諸般の事情で定期的な会合が流れてしまっています。今年は、例会を再開したいと思っています。また全国各地のシダックスが閉店していますので、会場も含めて新たな展開を探りたいと思っています。

 

(C) アルティメットについては修正です。

(ア) シニアによるアルティメット競技は「グランド・マスター」というカテゴリーになっています。何でこんなに仰々しい名称なのか疑問に思っていたのですが、それに対する答は、かつてアルティメットの名選手として鳴らした人でも年齢とともに、広い競技場を走り回るのがかなり苦しくなるのだそうです。その結果、高齢者で競技に参加する人は称賛に値するという評価があるようなのです。確かに運動量は多いでしょうし、激しさでもかなりになるのも納得です。

(イ) そこで、フライング・ディスクを使っての他の競技がないのか調べてみたのですが、ありました。「ディスク・ゴルフ」です。ゴルフと同じ形の競技ですが、ボール代りにディスクを投げるところだけが違います。

(ウ) この競技に参加してくれそうな人にそれとなく声を掛けて見ましたが、「それよりお前が本物のゴルフを始める方が、全ての面で上手く行く」と逆に説得される始末です。今更ゴルフをという気持もありますので、現在、新たな方針を模索中です。

 

         

Photo

                   

 


 市民運動にも力を入れる

 

(D) これも追加です。

(ア) 今年は、核兵器禁止条約締結のための協議が開始されますが、できればニュー・ヨークまで行って、直接、ヒロシマの声を伝えたいと思っています。それが無理であっても最低限、日本政府が「反対票」を撤回して積極的にリーダーとしての役割を果たすよう、プレッシャーを掛け続けたいと思います。

 

 有償の仕事を増やす

現在努力を始めています。

 

 執筆中の本の出版

これも、出版社へのアプローチ等、少しずつ進んでいます。

 

 

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