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2019年4月

2019年4月30日 (火)

海洋プラスチック問題 ――明るい社会づくり運動での問題提起――

特定非営利活動法人 明るい社会づくり運動 (明社) の会議の二日目は、「全国都道府県会議」でしたが、その目玉の一つが、「マイクロプラスチック問題」でした。一日目に続いて、問題提起をしてくれたのは、大阪府大東フレンドフォーラムの大岸清さんでした。その問題定義の後、テーブルごとに討議を行い、最後にテーブルごとのまとめを発表する形式でした。

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大岸さんは80歳を超えていますが、ある日新聞に載った高校生の投書を見てショックを受けました。海洋プラスチック問題について心配していること、何かしなくてはならないと感じていることを訴えている内容でしたが、「自分たち大人が責任を果さなくてはならない」と考え、行動し始めたという動機を語ってくれました。

さらに、大岸さんは、昨年カナダで開かれた先進7カ国首脳会議 (G7) で、5か国が署名した「海洋プラスチック憲章」に日本がアメリカとともに署名しなかったことにガッカリしました。憲章には多くの項目がありますが、分り易い目標を一つだけ取り出すと、「2030 年までに、各国は産業界と協力して、100%のプラスチックがリユース、リサイクル、また他に有効な選択肢がない場合は回収可能となるようにする。」があります。合理的な目標としか読めませんが、政府の反対理由は、一つには「市民生活や産業への影響」であり、もう一つは、「産業界ともある程度調整した上で、そして政府部内で関係各省と調整」した上でないと署名できない、ということでした。

大岸さんは、このNEWSに大いに失望した結果、政府が何もしないのなら市民が頑張るしかないとの決意に至ったとのことでした。では何をすれば良いのか?

一つには、海洋プラスチック問題について私たちが正確に理解すること、もう一つは、その理解を元に私たちが市民レベルで活動しなくてはならないのですが、それも、地域ごとに限られた活動だけではなく、全国的なネットワークを活用して行動することで目に見える成果を挙げなくてはならない、とまとめて良いように感じました。

私も、プラスチックの問題には長い間関わってきましたし、それなりの知識もある積りでしたが、改めて、いくつかのポイントにまとめておくと今後の活動のために役立つかもしれないと思いました。

先ずは、ポイントをまとめるに当って参照した二つの優れたサイトを御紹介します。一つは、早稲田大学の上沼ゼミの3年生西崎大悟氏による「海洋プラスチックごみを減らすために」

です。今後もアップデートされるようですので、楽しみです。

もう一つは、公益財団法人「地球環境戦略研究機関」持続可能な消費と生産領域ディレクター/上席研究員の堀田康彦氏による「マイクロプラスチック汚染と循環経済への大潮流:日本はなぜG7サミットで署名を拒否したのか」です。こちらのサイトの特徴は、日本政府や国会におけるこれまでのプラスの努力についても丁寧に触れられていることです。

さらにもう一つ、英語のサイトですが、「Ellen MacArthur Foundation」のサイトが役立ちます。

特に、2016年には、ダボスの世界経済会議で、このままの状態が続くと2050年に世界はどんな状況になるのかという試算を発表したことで有名です。特に、その中でも衝撃的だったのは、プラスチックの使用が今のまま続き、それが海に至る経路が今のまま続けば、という前提で、海中の魚の量(重さ)、と海中のプラスチックの量(重さ)とが、同じになるという予測です。

その点をマッカーサー財団のサイトから、図で示しましょう。赤で囲んだ部分を見て下さい。ペットボトルと魚の量が同じになっています。

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比重も違いますし、どこに魚がいてどこにプラスチックが漂っているのかも考えなくてはなりませんが、単純化すれば、魚が一匹いるところには、その重さと同じ量のプラスチックが浮いているということです。たとえば、50gのハゼ一匹がいると、その周りには、いろはすのボトル (約17g) が3本浮いているということになります。それも海のどこでも同じ状態で、ということなのです。これで深刻さはお伝えできたのではないかと思います。

[この項、続きます]

[2019/4/30 イライザ]

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コメント

道路の埋め込みに車から捨てられているコンビニのゴミが入った袋も原因なんでしょうね。
そして10月の消費増税で軽減税率が導入されますが、コンビニやスーパーのイートインで食べたら10%で持ち帰ったら8%となりますが、イートインで食べればプラスチックゴミはここではきされますから、リサイクル等になるます。
でも、持ち帰った方が安いなら、近くの公園で食べる人も増えるでしょうね。でもそこにはゴミ箱はなく、植え込みに破棄する人も増えるかもしれません。そうなればプラスチックゴミは自然界に破棄されて問題は大きくなりそうですね。

「やんじ」様

コメント有り難う御座いました。

おっしゃる通りのシナリオが進行しています。市民の力も生かして流れを変えたいものです。

2019年4月29日 (月)

東京の午後 ――歩行者天国とお見舞い――

特定非営利活動法人 明るい社会づくり運動 (明社) の会議の二日目は、「全国都道府県会議」でしたが、その目玉の一つが、「マイクロプラスチック問題」でした。熱の入った一時間半の模様とその後、プラスチックとゴミについて頭の整理をした結果は再度報告したいと思いますが、その後、やはり銀座に足を延ばしました。

天気も良く、歩行者天国もほどほどに賑わっていて、久し振りに「銀座」の雰囲気に浸れて、空港や駅で巻き込まれたゴールデン・ウイークの混雑からの疲れも忘れることが出来ました。

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実は銀座に来た理由はもう二つあって、一つは田中屋で蕎麦を食べること、そしてもう一つは教文館書店で友だちのお見舞い用に、喜んで貰える本を買うことでした。

残念ながら、田中屋には行列が出来ていて蕎麦は諦めたのですが、教文館の方は快適に本棚を眺めて、良い本を選ぶことが出来ました。実は友人のH君は、学生時代から音楽の才能があり、専攻は経済、そしてITについての権威でもあり、彼の知らないことはまず存在しないくらい博識で、話題になった本はほとんどすべて読んでいるような読書家です。選ぶのに苦労はしたのですが、一冊は大野晋著の『日本語練習帳』 (岩波新書) にしました。クイズ形式で日本語のちょっと気付かないポイントを教えて貰える本ですし、病人ですから、一二ページ読んでストップできることも大切です。

もう一冊はプレバトでお馴染の夏井いつき著『夏井いつきの 超カンタン! 俳句塾』です。短歌なら、俵万智さんの本が良いと思ったのですが、俳句の方が短いので、ベッドで考えるのには負担にならないかもしれないと思っての選択です。

H君は二冊とも喜んでくれました。日本語については、すぐ最近の日本語の乱れに話が飛びました。老人同士の愚痴の中身は想像して頂けると思いますが、近い内にその報告は詳しくさせて頂きます。

俳句の本でH君の目に留まったのは夏井先生の着物でした。実は彼、美しい織物が平気で捨てられている状況に我慢が出来ず、特に男物の着物を集めてその再生に取り組んで来ていたのです。紬を集めて、いまのところ、男性用作務衣に仕立て直すという形で再生しているとのことでした。

さらに俳句と短歌の違い、特に俳句は季語だという本質を捉えていることには感心しましたが、「君は俳句を詠むのか」という問には、正直に「俳句の才能のある人たちの詠む句は違う。僕にはそれができないので、鑑賞力を高めている」と答えました。

その他、明治と昭和の違い、平成という時代の総括、我が国の医療システム大改革の必要性、立憲民主党躍進のための秘策等々、「時事放談」としてお伝えすれば喜んで頂ける内容に溢れていたのですが、二人だけで自由に喋りましたので、公開するのは憚れることもありますので、いつか穏健バージョンをお届けしたいと思います。

とにかく、お見舞いに来てくれる人たちと話をするのが一番のクスリだからとのことで、これからの闘病計画を聞き、再訪を約し、また退院してからの食べ歩きも楽しみにしつつ、病院を後にしました。

[2019/4/29 イライザ]

 

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コメント

田中屋、知りませなんだ。
(食べることにさほど興味はなく、
ひたすら映画でしたもので)

どこね、と→💻👀→ 池袋は西武百貨店8Fに!
連休明けたら行ってみます。ひと駅です。

「硬い心」様

コメント有り難う御座いました。

藪や更科とちょっと違っていますので、心行くまで楽しんで下さい。

2019年4月28日 (日)

明るい社会づくり運動 ――提唱50周年記念大会――

昨年、特定非営利活動法人 明るい社会づくり運動の理事をお引き受けしました。1961年から御縁のあった「世界宗教者平和会議 (WCRP)」の姉妹組織なのですが、今年、この運動が提唱されてから50周年を迎えることになり記念大会が開かれました。

開会は、佼成学園女子中学高等学校書道部による、テーマの「伝統」と「革新」という文字が、舞台の上に置かれた大きな幕に描かれ、それが吊り上げられて背景になりました。大会終了後に舞台に登る機会がありましたので、その幕と全体の背景の写真を撮ってきました。

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「明るい社会づくり運動」という正式名は長いので、「明社 (めいしゃ)」と略されることか多いのですが、活動の詳細は最近リニューアルされたホームページが読み易いと思いますので、是非御覧下さい。

この大会の意味を一番良く表しているのは、採択された「大会宣言」ですが、まずその全文を掲げておきましょう。

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この運動は1969年、立正佼成会の庭野日敬師によって提唱されましたが、それからの50年の歴史と今回の大会のテーマについても、簡潔にまとめられた説明があります。

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アトラクションの一つは、佼成学園女子中学高等学校吹奏楽部の演奏でした。少人数のバンドでしたが、一つ一つの楽器の音がきれいに聞える爽やかなグループでした。「レンジャー」も登場しました。「明社レンジャー」です。6人の雄姿もお届けします。

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基調講演は、東京大学名誉教授の小池俊雄氏による「変化する地球と社会---鳴社への期待」でした。気候の変動で大雨が降るという機構が良く分りました。

実はこの運動も、他の多くの社会運動同様、高齢化が問題なのですが、5人の若い世代からの「明社運動と私の夢」と題する、一人一人の具体的な活動ととこれからの抱負がとても説得力を持つ良いプレゼンテーションでした。報告はまたの機会に。

[2019/4/28 イライザ]

 

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2019年4月27日 (土)

ココログのトラブル (2) ――Nifty社さん、迅速と公開、透明性でしょう――

前回は、ココログの説明中、[ステップ4]で、「インポート」には触れられているのに、そしてその右側には「エクスポート」があるにもかかわらず、[ステップ1]では、「エクスポート」と言っておきながら、このボタンへの言及がされていないところまで話は進みました。再度、[ステップ3]までの手続きです。

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「設定」のページに移って何をするのかを説明してあるのが、[ステップ4]です。

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四角く囲ってある「インポート」というボタンを押しなさい、という指示です。これなら誰でもできますよね。

さて、その右を良く見て下さい。「エクスポート」というボタンがありますね。今度はそちらを丸で囲んでおきました。つまり、[ステップ1]で全く説明のなかった「エクスポート」という作業は、このボタンを押すことで始められるのではないかという、希望が生れてきました。

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そして、前回言及しておいた「エクスポート」の説明ページです。

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丸印を付けておきましたが、[ステップ2]を見て下さい。「エクスポート」というボタンをクリックする、という手続きが必要です。それは、「管理」ページにあるというのが[ステップ1]の意味です。

さて、ここまではあくまで「取説」です。つまり、こうすれば良いのですよという手順の説明なのです。実際には、ログインして、管理ページに行き、必要なボタンを探してクリックするという作業が必要になります。ではログインして、管理ページを見てみましょう。

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「インポート」ボタンはありますが、「エクスポート」ボタンはないのです。これでは、[ステップ2]の説明通りのことが出来ません。「エクスポート」はできないのです。

実は、引っ越しについて、4月11日そして4月24日と、ニフティーに電話で問い合わせたのですが、回答は引っ越しサービスが停止されているということでした。恐らくそのせいで、元は「インポート」の右側にあった「エクスポート」のボタンが消されたのだと思います。

それでは、何時頃、「エクスポート」のサービスは再開するのでしょうか。24日の電話の回答では、「当分」の間、ということです。「エクスポート」を停止しているのは、「サーバーへの負荷が大き過ぎているから」とのことでした。

でもこの説明は到底納得の行くものではありません。いくつか理由を挙げておきましょう。

 

  • まず、3月20日の@niftyココログのページで「現在はサーバー負荷の問題はなくなりました」というお知らせがあります。画像も貼り付けておきます。

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  • もう一月も前に解決されている現象が、一月続いていて、それが「エクスポート」をこの間ずっと停止している理由だというのは、矛盾ではないか。
  • 百歩譲って、仮にサーバーの負荷が大きく、一月もその状態が解消されないのであれば、まずは、利用者に対して、例えば時間を限ってどの時間帯にはどのサービスを提供するというような形で負荷の平準化を図り、不便ではあるけれど、一定時間内に、特定されたユーザーは一定のサービスは受けられるといったような対応は可能なはずである。
  • その間にサーバーの容量を増やして、抜本的な対策とすべきではないのだろうか。レンタルでの急場しのぎから、本格的な対応まで、そのための手段はいくらでも考えられる。有料のサービスを提供している企業が、一月も適正なサービスをしていないのは、最低限料金を払い戻す必要があるのではないか。
  • このどちらもしないで、「エクスポート」というサービスだけ停止しているのは、実はココログから大量のユーザーが、他のサービスに移行したいという意思表示をしているからなのではないか。この「大量脱走」ができないように、「エクスポート」を停止しているのであれば、ただ単に、契約上の問題だけではなく、企業として倫理的な責任も問われる。Nifty社が、そんな汚いことに手を染めているとは考えたくない。
  • 仮に、「大量脱走」になりそうな気配があり、それを防ぎたいのであれば、姑息な手段を取るのではなく、私のようなNiftyファンも巻き込んでの対応策を考えるべきではないのだろうか。
  • 先ずは、迅速に現状の説明をする。つまり、3月19日のリニューアルの結果、どの程度の不具合が出ていて、それに不満を持つ人がどのくらいいるのか、Nifty社としてはどのような対応をしてきたのかを公開する。そのうえで、Niftyユーザーの人たちにも協力を求めて、解決策を提示する。具体的にどのような協力ができるのかが分れば、またNifty社の誠意が伝われば、協力を惜しまない人も多く出てくるかもしれない。従って、「大量脱出」は避けられるかもしれないではないか。

 

これまで、ココログでブログを書いてきた人たち全てが、定期的に自分の記事をアーカイブに移していた訳ではないでしょう。そして、常識的な理解では、何時でもブログの「エクスポート」はでき、それを他のブログ・サービスに移すことも可能だという前提で、ココログを使ってきたはずです。

リニューアル以後のサービスだけを考えても、これを機に、ココログのサービスはもう使えない、という気持になった人が多くいたとしても無理からぬことだと思います。 (その趣旨の書き込みは、ココログ内にもありますが、割愛します) 企業側からの視点ですが、それを防ぐために、技術的に簡単なのは、「エクスポート」を停止することです。

他のブログに移りたい、でも自分のブログは持って行きたい。それができない上に、ココログそのものを解約してしまうと、自分の過去のブログも消えてしまう、という選択肢しかないとなると、仕方なく、ココログを継続するということにならざるを得ないからです。私たちが今置かれているのは、この状況なのでしょうか。

[2019/4/27 イライザ]

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コメント

私はシステム開発に携わっていたこともあり、システムの更新(=進化)に伴うトラブルには寛容なところがありますが、それにしても、今回のココログのトラブルは、内容も程度も期間も酷すぎると言わざるを得ません。

実は、私自身も身近にも大手企業によるトラブルや対応に腹立たしい思いをすることが続いており、それはブログにも書く予定です。

これは別件ですが、先日も、ある施設でコンピュータシステムのトラブルがあり、半日かけて分かったのは、原因はNTTの施設の故障でした。原因を調べる中で、NTTのWebサイトもチェックしていましたが、NTTは被害が限定的であったため公表はしていない、といいます。通信事業に関わっていた頃、圧倒的にトラブルが多いのはNTTでありながら、報道されるのは僅かで、Softbankがトラブルを起こすと即全国に報道されるということを目の当たりにしていました。日本でベンチャー企業が育たないのは銀行の責任が大きいとは思いますが、大手を守っているとしか思えない報道姿勢にも責任の一旦はあるように感じています。

Yahoo!のブログは今年でなくなります、ホームページのサービスも終了しました。そーゆー時代なんでしょうね。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。大手の利益を守る体質が新産業・新企業を立ち上げる上での大きな障害になっていることを、切実に感じたことがあります。

広島をEV (電気自動車) の拠点にしようと努力したことがあったのですが、そのための部品の調達が、「系列」そして大企業の意思を最優先する国や財界の意向によって阻まれたのです。

そして、広告業界を通して、大企業の意向を代弁するマスコミもそれに積極的に加担していることも、御指摘の通りです。

どうしたらこの桎梏から逃れられるのか、私たちで知恵を寄せ集めて対抗したいですね。

「時代」様

コメント有り難う御座いました。

なるほど、「そ-ゆ-時代」なのですね。この一言で何となく納得です。

2019年4月26日 (金)

ココログのトラブル (1) ――Nifty社さん、迅速と公開、透明でしょう――

「ココログ」とは、「広島ブログ」のランキングに参加している何人かが使っているブログ・サービスですが、今年の3月19日にリニューアルしてから、具合が特におかしくなりました。それ以前からいろいろトラブルはあったのですが、長く使っている内に慣れてきたため、半分は自前の対策を取り、半分は諦めるといった形でお付き合いをしてきています。でも、リニューアル後は限界に達しています。

「タウンNEWS広島 平和大通り」さんや「河野美代子のいろいろダイアリー」さんも苦労されているようですが、リニューアルから一月以上経っています。一月あれば通常のバグには対応できているはずです。それでも対応できていないサービスがありますので、それも含めて猛省を促したいと思います。

とは言え、私が日本で初めて使ったメールはNiftyでしたので、愛着があります。不具合が続けば、利用者が激減して会社が潰れる可能性さえ出てきます。それほど酷い状況だとしても、何とか生き延びて欲しいと思う一心で、問題提起をさせて頂きます。

皆さんも御存知のように、4月から正式に「新・ヒロシマの心を世界に」が始まりました。新編集長の「いのちとうとし」さんや執筆者の皆さんの努力で、分り易くてためになる充実した内容の記事が続いています。まだお読みになっていない方はこちらから、是非訪問してみて下さい。

いろいろな事情で、新しいブログは、私 (イライザ・以下Aと略します) のアカウントに属しているのですが、これを新編集長、いのちとうとしさん (Bと略します) のアカウントに引越しさせる必要があります。つまり、引っ越し元がAで、引っ越し先がBと考えて下さい。

そのために、ココログでの引っ越しはどうすれば良いのかを調べました。このページに行き着くまでも結構手間がかかって大変だったのですが、とにかく、「見出し」が見付かりました。丸で囲んであります。

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「ココログに引越し」ですから、「ココログからココログ」もこの中に含まれるはずです。そこをクリックすると、引っ越しの手順が[ステップ1]から[6]までと、順を追って説明してあります。でもこの説明も分り難いことこの上ありません。まず、[ステップ1]から[ステップ3]まで見てみましょう。

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[ステップ1]でいきなり、「MT形式でエクスポート(出力)してファイルを保存」です。ココログ以外のサービス利用者も想定しているようですので、この部分は、他のブログ・サービスの説明を見て下さい、ということなのかもしれませんが、当然、ココログからココログへの引っ越しもあるはずなのですが、それは無視ですか?

ということで、ココログ中を探してようやく「エクスポート」の説明を見付けました。それについてのコメントの前に、引っ越しの全体像を把握しておきましょう。それにしても、「朝起きたら顔を洗って歯を磨いて下さい」レベルの説明ではありませんか。ブログを書いている人に取っては、それほど簡単なことなのでしょうか。

[ステップ2]も不親切極まりない説明です。「ココログのブログを開設します」というのは、ココログ以外のサービスから、ココログに引越しする人のための「親切」な説明なのでしょうが、ココログからココログへの引っ越しの場合の説明がないと、迷ってしまう人が出てくるかもしれません。私たちの場合、もう既にBというブログがありますので、ここはクリアーできています。

それは、[ステップ3]の「引越し先のブログの『設定』をクリックします」という説明でも確認されました。ここで大切なのは、まず「エクスポート」という手続きをしてから、ようやく、引っ越し先のブログの「設定」に移るという手順です。「エクスポート」の中身が分らなくても、手順としてはとても大切であることを理解して頂ければ十分です。

次に引っ越し先の「設定」のページに移って何をするのかを説明してあるのが、[ステップ4]です。

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四角く囲ってある「インポート」というボタンを押しなさい、という指示です。これなら誰でもできますよね。

さて、その右を良く見て下さい。「エクスポート」というボタンがありますね。今度はそちらを丸で囲んでおきました。つまり、[ステップ1]で全く説明のなかった「エクスポート」という作業は、このボタンを押すことで始められるのではないかという、一縷の希望が生れてきました。

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ここで、先ほど言及した「エクスポート」の説明に戻りたいのですが、長くなりますので、それは次の回に回します。ここで再度、確認しておきたいのは、引っ越しをするのにはまず「エクスポート」をしなくてはならない、という手順です。それがないと、引っ越し先での手続きは進みません。

 [2019/4/26 イライザ]

 

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2019年4月25日 (木)

晩酌 ――違和感のある言葉・発音――

話の流れで、「イライザさんは晩酌をされるのですか」と聞かれて、何と答えて良いのか分らない経験を何度かしました。この問の意味は、「晩御飯と一緒にお酒を飲むのですか」ですから、答は「イエス」なのです。にもかかわらず、この問そのものにも、そして「晩酌」にも違和感があるのです。もう一つのカギはビールです。

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「何故?」と思われて当然です。「晩酌」の意味を辞書で確認すると、「家庭で、晩飯のときに酒を飲むこと。また、その酒。」 (ベネッセ国語辞典電子特別版) なのですから、意味としては最初の問には何の問題もないのです。問題は私の方にあります。

まず、アメリカ生活が長かったので、生活習慣のかなりの部分は今でもアメリカの習慣に従っています。行動面や所作等で日本流に戻っているところもあるのですが、感覚的・精神的には、30年以上も前の生活のままのところが残っています。そしてアメリカ生活で、ディナーの前にカクテルの時間があるのは当り前で、そもそも「晩酌」という感覚そのものが存在しないと言っても良いくらいなのです。ですから、「晩酌をするのか」という問そのものが存在しない頭で、この問を聞くことから来る違和感があります。

でも、子どもの頃には目の前で「晩酌」を見ていたのですから、そちらの方の印象なら違和感がなくても良いはずなのですが、それもちょっと違っているのです。

私が記憶している「晩酌」は、卓袱台を囲んで親子五人が座っているのですが、父の前には、お酒の入った徳利と、かまぼことか塩辛のようなおつまみ、あるいは酒の肴があり、母がお酌をして父がゆっくりとおつまみを摘まみながら盃を干す姿です。父の酒が少し進んだところで、私たちも御飯を食べることになるのですが、「晩酌」という言葉には、そんな父の姿がどうしても欠かせないのです。

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古い記憶の部分でも、「晩酌」と聞いて頭に浮ぶのが、徳利、お酌、おつまみの三点セットですので、現在の我が家の夕食とは全く趣が違っています。それが同じものだとは認めたくない、心のメカニズムがどこかにあるのかもしれません。ことによると、「晩酌」の中に使われている「酌」、つまり「お酌」と切り離せないお酒の飲み方に違和感があるのかもしれません。

さらに、私の好きなお酒がビールだということも、イメージの違いに貢献しているのかもしれません。一言で言ってしまえば、「ビール」は乾杯するものなので、「晩酌」のイメージとは合わないからだ、とまとめておきたいと思います。

 [2019/4/25 イライザ]

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2019年4月24日 (水)

庭の夏支度 ――壊れた庭園灯を交換して貰いました――

ほぼ一年前になりますが、屋外で過す季節になったので、コストコで庭園灯を買って庭に設置しました。

そのときの記事はこちらです。

満足度も高く、一夏、とても楽しむことが出来ました。でも、LEDとは言え、電球部分がかなり軟な作りだなと思っていたのですが、秋口には接触不良らしく電球が点かなくなりました。コストコに持って行って交換して貰おうと思ったのですが、「これと同じ商品の在庫がないので、来年、同じ物が入荷するころに来てください」とのことでした。

冬が終り、コストコにも庭園灯が陳列され始めましたので、昨年壊れたものを持って行ったのですが、同一商品がありません。似たような庭園灯はあるのですが、私が買ったものより少し小振りで、値段も安いようでした。とは言えそれほどの差ではありませんので、交換して貰いました。

これが元々の庭園灯です。

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そして新しい庭園灯はこちらです。

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ガラスのカバー部分の違いはすぐお分りだと思いますが、それが原因で光の届き具合も違っています。それ以上に吃驚したのは、「電球」の違いです。一番上の部分は取り外せますし、充電式の電池の上に電球が付けられている、という構造です。

元の庭園灯の電球です。中のフィラメントが光っているのが分ります。

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こちらは、新しい庭園灯の「電球」です。フィラメントはありません。

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その上、元の庭園灯の場合、電球は取り外せます。接触不良の起きる可能性もありますし、電球そのものもそれほど強度のある物ではありませんので、故障の起きる確率は高いはずです。対して新庭園灯の場合は、「電球」は小さい上、取り外しができませんので、まず故障は起きないと考えても良さそうです。

もし庭園灯を買おうと考えている方がいらっしゃるようでしたら、新しい方をお勧めします。夜の光り方も結構良いですから。これも新旧の比較をしてみましょう。

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一長一短があって、後は好みの問題かもしれません。最後に、「全景」にはなりませんが、夜の庭の雰囲気と、その夜の月の写真を添えておきたいと思います。

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美しい月の後に無粋な一言は余計なのですが、同じ結果になるのなら、複雑なメカニズムより簡単なものを選ぶべきであるという一般原則が正しいことを示していると考えられます。つまり、ハイブリッド車より電気自動車 (EV) なのです。この原理は「オッカムの剃刀」として知られていますが、その説明は機会を改めて。

[2019/4/24 イライザ]

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2019年4月23日 (火)

華道事始め ――頂いたチューリップを愛でながら――

水曜日の老人クラブの総会・懇親会後、帰り道が同じだったY2さんと世間話をしながら歩いていたのですが、綺麗に手入れされている花壇の前まで来ると、「ちょっと待っていて」と言ったままY2さんが家の中に消えました。

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写真は逆光で美しさが上手く撮れていませんが、見事なチューリップばかりです。その中から数本を切って、「今が見頃だから」と渡してくれました。その花壇は息子さんが丹精を込めて世話をしているのだそうです。有り難く頂いて、家に戻ってすぐに生けましたが、屋外では分らなかった、花の大きさに圧倒されました。

特に際立っていたのが八重のチューリップでした。「八重」のチューリップがあることさえ知らなかったのですから「驚愕」という言葉がピッタリするほどの衝撃を受けました。黄色と赤の八重のチューリップ゜ですが、これも、絶頂の日を過ぎてから撮りましたので、迫力は少し減っているかもしれません。

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せっかく八重のチューリップの美しさをお伝えしようとしているのですか、Y2さんの花壇まで戻って、写真を撮ってきました。

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元に戻りましょう。チューリップを頂いた日と、次の日は問題がなかったのですが、三日目になって気付いた時には、花が大きいため、そして茎を短く切らなかったため、茎が曲って、花が横を向いてしまっていたのです。茎の曲っている写真を撮っておけば良かったのですが、対策を講じることに気を取られてしまって、そこまでの余裕がありませんでした。

支柱を立てて、茎を支柱に結び付ければ問題は解決します。でもふつうのお箸では短すぎます。菜箸なら良いのですが、余りにも風情がありません。庭に竹の支柱があったことを思い出して探しに行ったのですが、たまたま目に付いたのは、かなり前に切ったモミジの枝でした。長さもちょうど良いですし、美的にも枯れた竹よりはチューリップに相応しい選択です。

と言うことで、茎を枝に結び付けました。黄色の印で結び目を示しています。

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その結果が、こちらです。何とか、見られるようになりました。

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自慢する訳ではありませんが、どちらかというと無風流の私でも、何とか「お花」のような「作品」を創ることが出来て、ハタと膝を打ちました。ことによると、華道というのは、このような経緯から始まったのではないだろうか?つまり、私は「華道事始め」を体験したのではないだろうか?と思ったのです!!

でもそれは違いますよね。花の美しさを理解し、同時に美的センスも抜群の方々が、長い時間を掛けて磨き上げて来られたのが華道のはずですから。でも、無風流の私でも「お花」を生けられそうだという、自信のようなものを持てた嬉しい一時でした。

[2019/4/23 イライザ]

 

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コメント

あまりにキレイな花々なので、
まず写真ファーストと辿っていきましたら、
おお、何と絶妙な。
ガラスの器と、長い枝のひと挿しが素晴らし。

昨今の(でもないか)米欧の映画→
茎をも愛でるがごとガラスのそれにわっと挿す→
を多々見受ける(でもないか)→これたまらなく魅力。
おお、さすがぁと。
すぐに活字を追ったら、
... ! ああでもなくこうでもなくの👍たまもの👍でしたのね。

「硬い心」様

コメント有り難う御座いました。八重のチューリップの美しさには、言葉もありませんでした。でも、重力は無慈悲でした。しかし、華道が重力に抗するに人間の営みの一つでもあるのかもしれないと気付いて嬉しくなりました。いわば、「真」と「美」が結び付けるということですから。それに「善」をどう絡めて行くのかが難しいところですが――。

 

2019年4月22日 (月)

花の季節が終らぬ内に ――朝のウォーキング中に見掛けた花々――

冬が終って、朝のウォーキングの楽しみ方も変化しています。一つには、眼を楽しませてくれる花々が沢山あることです。今回は、道すがら撮りためた写真の一部をアップしておきたいと思います。桜の他にも多くの花があるのですが、名前の分らないものの方が多いのは、相変わらずです。コメントなしですが、御理解頂ければ幸いです。

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季節が変っても変らないのは、歩きながら本を耳で聴いていることです。オーディオ・ブックですが、それも、英語を忘れないように英語の本を聴いています。今読み始めた、いや聴き始めたのは「Why We Sleep」。何故、私たちは眠るのか、そしてなぜ夢を見るのかといった睡眠の不思議について、最新の科学的知見を元に分り易く説明しています。ある程度、読み進んだら、内容を報告させて頂きます。

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[2019/4/22 イライザ]

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2019年4月21日 (日)

「証人」か「商人」か ――常盤貴子さんのこだわり――

次の写真を見て下さい。これは、アメリカの裁判所での写真なのですが、右手を挙げて宣誓している人は通常、「証人」と呼ばれます。

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さて、TBSで放映された人気シリーズ『グッドワイフ』では、主役の蓮見杏子を演ずる常盤貴子さんが、本来は「平板式」のアクセントであるべき「証人」を、起伏式の「頭高型」アクセントで発音していることで、ネット上では大きな話題になりました。つまり、「商人」と同じアクセントだったのです。

さらには、「公判」も、「頭高型」にしていましたので、かなり違和感を持った人も多かったようです。ちなみに、手元の辞書で「こうはん」という読みの単語を調べてみると、全て「平板式」のアクセントで、「頭高型」のものは一つもありませんでした。近い所に載っている単語で「頭高型」のものは、「紅白」くらいしかありません。違和感を持たない方が不自然だと言えそうです。

常盤貴子さんが何故、「証人」を「商人」と発音しているのかという理由も、ネットで知ることが出来ました。常盤さんは「裁判ウォッチャー」として知られているのだそうで、実際に法廷内では、「商人」というアクセントが使われていることを知っていて、臨場感を出すために、「商人」と発音しているのだそうです。

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TBSのホームページから

それなりに納得はできましたが、新たな疑問がいくつか生れました。テレビのストーリーでは、弁護士事務所内でのやり取りや依頼人とのやり取りも出てくるのですが、そこでも「商人」アクセントが使われていました。でも実際に、弁護士事務所や依頼人とのやり取りで、弁護士の皆さんは「証人」とは言わずに「商人」と言っているのでしょうか。リアリティーを重んじるのなら、どのような場面でどちらのアクセントが使われているのかまで、正確に再現すべきなのではないのでしょうか。

少なくとも私は、テレビのニュース番組や日常的なやり取りの中で、弁護士が「証人」を「商人」アクセントで発音しているのは聞いたことがありません。

もう一つ気になったのは、法廷内では何故、常識に反するアクセントで発音し続けるのかということです。最近の裁判所の準強姦罪や強姦罪についての判決では、常識とかけ離れた「無罪」が続いているように思えるのですが、法廷内での非常識が、私たちの常識より優先されているとすれば、強調されなくてはならないのは、裁判所が、主権者である私たちの常識を重んじるべきだということではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

そうならば、「証人」を「商人」のアクセントで発音するのではなく、多数派の常識に従って、裁判所内ではも「平板式」のアクセントで発音すべきだと考えられるのですが、どうでしょうか。

しかし、その先まで考えた方が良いのかもしれません。私たちのほとんどは、裁判所の中でどれほどの「非常識」が横行しているのかについての知識はありません。その私たちのために、法廷内での「非常識優先」状況を、誰にでも違和感のあるアクセントに焦点を合せて私たちに伝えてくれたのが常盤貴子さんなのかもしれないではありませんか。そして、世論を喚起した上で裁判所改革を促そうという高邁な意図があったとすると、常盤さんも隅に置けない女優さんだということになるのですが--。

[2019/4/21 イライザ]

 

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コメント

私はもう20年以上、殆どの文字はパソコン(Mac)やスマホ(iPhone)に読ませて聞いていますが、証人も商人も一般的な発音でした。

確かに法律の専門家の使う言葉には「善意」とか「悪意」ということすら国語とは違った意味があったり、と違和感のあるものも少なくありません。

しかし、何より、それ以前に、例えば原発の再稼働を認めない判決を出すと、高裁の裁判官でも即座に左遷されるような状況では、とても司法が独立しているとは言えず、すなわち日本は法治国家とは呼べないのではないかとさえ思います。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。司法が独立していないこと、そして日本は法治国家とは言えないこと、はその通りだと思います。

同時に、ある芸能人の不倫騒動を見て、木村太郎氏が言ったように「日本って平和」なのです。つまり、これほど酷い、アメリカのトランプ政権以上に腐敗し劣化した政治についての認識が国民的レベルで共有されていないことが問題なのだと思います。少なくともアメリカでは民主党という反対勢力がそれなりに頑張っていますから。

そんな日本の「平和」を乱すために、視聴率の高いテレビ番組で「証人」を「商人」と発音することから始めるという選択肢もありかなと思いました。

野党がここまで弱いと自民党内で改革してもらうしかないかという気持ちになります。それにしても自民党内にも良識のある人はいたように思うのですが今どこで何をしているのでしょうか。

 

「現実派」様

コメント有り難う御座いました。

自民党の良識派にも期待したい気持は同じです。同時に、野党が自ら選んで弱くなってしまったのではなく、やはり小選挙区制の影響が大きいと思います。

そんな状況で、「安倍一強」を変える秘策があると良いのですが。

2019年4月20日 (土)

マルボロ大学のカフェテリア ――同じお題で書きましょう――

今月の「お題」が「学食」あるいは「社食」と知ってすぐ思い出したのが、2018年の1月9日にアップした、OISHI吉山 (2) でした。サワリの部分だけ引用すると、OISHI吉山は、「私の親友Joe Mazur教授が教えていた、バーモント州のMarlboro Collegeの食堂と似た雰囲気の空間だったからです。バーモント州の人里離れたところにある大学ですが、全寮制で、学生たちそして教授陣の多くもこの食堂で食事をします。私も一冬、この大学で過したことがあったので、当時を思い出すことのできる佇まいに反応したのだと思います。」

詳しくは、その記事を御覧下さい。

OISHI吉山 (2)

OISHI吉山が、マルボロ大学のカフェテリアに似ている理由はいくつかあるのですが、一つは、天井が高いことです。今回もその高さを味わって頂くための、写真を添えましょう。

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二つ目は、食べ物がヘルシーであることでしょうか。実は、昔のアメリカのカフェテリアの食事は、「不味い」の代名詞だったことがありますし、とにかく味付けが甘過ぎて、とても食べられたものではないという印象がありました。もっとも例外はいくつかあったのですが、その一つがマルボロ大学でした。農業地帯でしたので、地産地消が原則だったせいもあり、美味しくてヘルシーなメニューが多くて三食食べるのが楽しみでした。

OISHI吉山は昼だけですが、美味しくてヘルシーというところは同じです。

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三つめは、サービスの良さです。マルボロ大学の場合はカフェテリアのスタッフが親切かつフレンドリーで、すぐ仲良くなりました。OISHI吉山も、スタッフのサービスは行き届いていて、店内で買ったスパークリング・ワインを食卓で飲むにしても、こんなサービスを迅速にしてくれるのです。

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さらに、大きな共通点は山に囲まれた立地です。建物の窓からも、外に出てからも山に囲まれた環境が心の安らぎをもたらしてくれるのだと思います。

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マルボロ大学カフェテリアの写真は、次回、バーモント州に行ったときに写してきますが、取り敢えずは、大学のホームページからの写真です。

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[2019/4/20 イライザ]

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コメント

ブログ再開早々、同じお題に参加いただきましてありがとう
ございました。

マルボロ大学の写真、空が真っ青でなくてもこんなに綺麗な
んですね。綺麗に刈り込まれた芝生と、真っ白な建物が絵画
の様ですね。空気も美味しそうです。

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。近い内に自分で撮ったマルボロ大医学の写真をアップしたいです。

2019年4月19日 (金)

黒棒が懐かしい? ――東西の違いか、世代の違いか――

コストコから帰って、家人が興奮気味に「懐かしいでしょう」と言いながらテーブルに並べたお菓子のお盆を見て、意味が分りませんでした。私は初めて見たスイーツなのですが、「黒棒」なのだそうです。私と同じように初めての方のために写真をアップします。

 

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家人は、15年ほど前から熊本出身の友人から頂いた黒棒の大ファンになり、周りの友人知人たちにもお裾分けをすると、必ず「懐かしい」という言葉が返ってきていたので、少し前の時代に誰でも食べていたお菓子だと考えていたようでした。

でも、関東出身の私は、見たこともないお菓子でした。確かに食べてみると黒糖が普段着のような味になった、「懐かしさ」を感じられるのですが、ことによると西日本では良く知られていても、関東以東ではあまり馴染みのないお菓子なのかもしれません。

広島に定住してから30年以上経ちましたが、その間、東西の文化の差に驚いたことは再三再四ありました。蕎麦文化とうどん文化の違い、白ネギと青ネギの使い方、出汁の濃さと色、ラーメンにご飯が付いた「ラーメン定食」の存在、お好み焼きともんじゃ焼きの違い等々、まだまだあるのですが、30年の間にほぼすべての違いは経験したような気になっていました。でも「黒棒」が出現して、東西文化の差にはまだまだ驚かされそうだという、新たな楽しみが見付かったような気がしています。

 [2019/4/19 イライザ]

 

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コメント

懐かしいですね~。子どもの頃、街の駄菓子屋さんで買っていました。熊本の黒棒はもう少し小ぶりで上品ですね。私が子どもの頃食べていたのはこれです!

「noriko」様

コメント有り難う御座いました。黒棒にもいろいろ種類があるのですね。甘党にはたまらない理由の一つでしょう。

2019年4月18日 (木)

老人クラブ総会・懇親会 ――最後の締めはカラオケでした――

 私の住む地域にも、老人クラブがあります。「寿会」と名付けられていますが、60歳以上なら誰でも参加できます。御近所に住むYさんが会長なのですが、慣れない田舎生活で困ったことがあると相談に乗って貰える有り難い存在です。Y会長の勧めもあって今年の総会から、寿会の会員になりました。

この地域の人口は、かつては1300人くらいだったのだそうですが、今では940人に減り、60歳以下と60歳以上の人口が半々くらいの割合だとのことです。そして、そのうち、後期高齢者がまた半分と、高齢化が進んでいます。つまり、470人ほどが60歳以上で、その内、230人から40人くらいは後期高齢者だということになります。寿会のメンバーは現在105人ほど、かなりの人が参加しています。そして今日の総会の参加者は35人でした。

朝10時、2台のマイクロバスに乗ってコミュニティーセンターから出発しました。

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会場は宮島口の宮島コーラルホテルです。

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外国人観光客の多さを再認識しましたが、コーラルホテルには、フランスからの団体が泊っていましたし、楽しそうな食べ歩きマップも今後の参考になりそうです。

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先ずは、11時から総会です。2018年度の事業報告、会計報告と監査報告が行われ、すべて承認されました。新役員としては旧役員がそのまま続投することになり、そして2019年度の事業計画と予算も満場一致で採択されました。

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そして12時からは懇親会でした。かなりの御馳走でしたが、とても全部は食べ切れませんでした。メニューの内から二品だけをアップしておきます。

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年に一度の総会と懇親会ということで、お酒も出たのですが、新しいメンバーということで色々な人と話をすることが出来ました。Y会長のお姉さんは、最高齢の88歳で、Y会長が小学校時代から秀才の誉れの高かったこと、国語の時間にも算数の問題を解いていて担任の先生が御両親に文句を言いに来たことなど、面白いエピソードも沢山仕入れることが出来ました。アルコールが少し回ったころ、定番のカラオケが始まりました。

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熱烈なカラオケ・ファンも多く、この地域では二つもカラオケ・グループがあるとのことで、私も早速、会員として入会することになりました。

農業に従事している方が多いので、農業についての話も聞けましたし、お孫さんや家族、親戚の皆さんについてもいろいろ伺うことが出来た上、何人か新しい友人まで出来た楽しい一時になりました。

 [2019/4/18 イライザ]

 

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2019年4月17日 (水)

新しい「エコキュート」 ――出てくるお湯は同じでも――

今住んでいる家が、築後20年経ち、お湯を沸すためにリースしていた温水器も契約が切れることになりました。その後継機としては、エコキュートしか選択肢がないようですので、近所の電機店と相談の上、三菱のエコキュートを取り付けて貰うことになりました。

エコキュートにすると、電気代も安くなります、とのことだったのですが、それは、これまでの温水器が、電気でヒーターを直接熱してその熱でお湯を作っていたのに対して、熱交換器を使うからでした。熱交換器の仕組みを分り易く説明するのは難しいのですが、ダイキンのホームページの図で、何となく分った気持にはなります。

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とは言っても、電気代が安くなるという説明はちょっと不正確です。問題なのは、一番上の、「[1]の電気エネルギーを使って、[3]の熱エネルギーを取り出せる」の部分です。これが本当なら、永久機関ができることになってしまいますので、それは不可能だからです。もっともここで言いたいことは、何なのかは分りました。その説明は、パナソニックのホームページの方が正確です。

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つまり、ある量の電気を使って、今までの温水器なら、できるお湯の量が[1]なら、エコキュートの場合には、同じ量の電気を使って、約3倍の量、つまり[3]の量のお湯が作れるということらしいです。電気料金は当然下がるはずですので、どのくらい下るのか、後日報告したいと思います。

理屈はともかくとして、温水器をエコキュートに替える作業は結構大変でした。4人がかりで半日掛ったのですから。

古い温水器の取り外しから始まります。

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取り外した後は、電線や配管の補修・整備です。

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新たに設置されたエコキュートです。右側の室外機のような形のものが熱交換器です。

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去年の冬は寒過ぎて、温水器と水道をつなぐパイプが凍ってしまったのですが、そのときの対策として付けて貰ったヒーターは、今回も健在です。

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そして熱交換器と貯湯器の間のパイプは、気温が2度以下になると凍結防止のために水が回るような構造になっているとのことでした。寒さ対策も万全です。

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キッチンの操作パネルも新しくなりました。

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当然、浴室の操作パネルも新しくなりました。

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使い方の説明もとても親切で、これまで知らなかった機能をいくつか教えて貰いました。今夜のお風呂が楽しみですが、温められる方のお湯は今まで通りの水道水なのですから、何も変らないと言えば変りません。それでも、エコキュートが温めてくれたお湯に浸かって、フレッシュな気持で爽やかな入浴が出来そうです。

 

 [2019/4/17 イライザ]

 

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コメント

42°。 高すぎない??
たまさか冬の標準値!?になっていただけ??
3/7 BS-TBSの、
あの、ビシっとキマったお姿を保つには、
この温度でないと??
東の媼でさえ、この季節は39°。 
せめて40°に。なぁんて。

「硬い心」様

御心配頂き、有難う御座います。風呂温度の設定は、電機屋さんから引き渡して貰った時のままでしたので、42度です。普通は40度で十分です。

先日たまたま見たテレビの番組で、ある女性タレントが、風呂の温度は45度でないとぬるくて入れないと言っていました。それには吃驚しました。医師からは、絶対に止めなさいと言われていましたが--。

2019年4月16日 (火)

散歩道を彩る桜たち ――お花見気分で歩いています――

桜の季節が完全に過去にならない内に、毎日、眼にしている桜たちを紹介しておきたいと思います。朝起きてから余裕をもってウォーキングに出掛けるのですが、この習慣も20年以上続いています。広島市内に住んでいたときは、お城の周りとか、京橋川沿いの道を歩いていました。それもとても豊かな時間だったのですが、田舎住まいになって、環境が変りました。山を仰ぎつつ、田圃と農業用水の水に触れ、ウォーキングのときには必ず出会うお仲間たちと挨拶を交すことが日課になりました。歩きながら、読みたい本をダウンロードして耳から聞いていますので、とても勉強になる時間でもあります。

しかし、桜の季節になると集中力が落ちてしまいます。花に気を取られ、写真にも撮っておきたい欲が抑えられず、さらには花粉にも邪魔されるからです。とは言え、毎年の記録としてスマホに収めた何枚かを御紹介します。酔客にも邪魔されず、美しさを独占できるのですから贅沢な時間です。

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川の向こうに立っている桜です

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後ろの杉の高さが印象的です

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左は工場、右は川です

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工場の中の桜です

桜だけではなく、美しい花は他にも沢山ありますので、次の機会に紹介させて頂きます。

 [2019/4/16 イライザ]

 

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2019年4月15日 (月)

息子の大学卒業式 ――筋の通った卒業式でした――

先月のことになってしまいましたが、横浜での息子の大学卒業式に行ってきました。

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自分の大学卒業式に出た記憶はないのですが、でも今回、出席して本当に良かったと思います。それにはいくつかの理由があります。

一つには、この写真では光ってしまって良く読めないかもしれませんが、式の名称が「卒業式」だったことです。大学になるとさすがに自主独立の気風が残っているのかもしれませんが、公立の小中学校では軒並み上から目線の「卒業証書授与式」、大学では「学位授与式」になってしまっているからです。ちなみにアメリカでは「commencement」です。意味は「始まり」ですが、卒業とは同時に、これからの新しい世界への出発点でもあることを強調している、学生目線の言葉です。

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卒業生のための式なら、やはり「卒業式」でなくてはなりません。卒業式のプログラムにはそれがハッキリと書かれています。

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そして「卒業証書授与式」には日の丸が付き物です。でも、慶應の卒業式には日の丸がありませんでした。その代りなのかどうかは分りませんが、正面に大きく掲げられていたのは、福沢諭吉の肖像画です。

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さらに徹底していたのは、来賓や大学関係者の呼び方です。来賓祝辞を述べたのは、トヨタ自動車元代表取締役社長の渡部捷昭さんでしたが、紹介されたのは、「渡辺捷昭君」としてでした。卒業生だったからなのですが、慶應義塾では塾の創立者である福沢諭吉以外は、先生も学生・生徒も「君」付けが基本というのも気持の良い慣わしです。

渡辺「君」の祝辞にも感心しました。テーマは「integrity」、つまり、一貫性とか完全性という意味なのですが、渡辺さんの解釈は「一人の人間として筋が通っていること」でした。そして結びの言葉は、「世のため人のために恩返しをして欲しい」でした。会場の家族たちも聞き入る内容でした。

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長谷山塾長の式辞も同じテーマでした。それは、二人とも福沢諭吉の精神を今の時代にしかも自分なりに解釈していたからだと思います。多様な人材の育成こそ今の時代の要請であるという認識の下、「独立自尊」を強調し、卒業生には、「どんな選択も全て正解」であることを贐の言葉として送ったのです。どんな選択をしても、それが過ちだと分るときが来るかもしれない、でも大切なのはそこで自らの選択からの方向転換をすることだ。それも含めて考えるときに、全ての選択は正解なのだ、という趣旨でした。若者に向けての、失敗を恐れず前に進むべしという積極的なメッセージでした。

「君が代」が演奏されたり歌われたりしなかったことも、清々しさの理由の一つでした。その代り、慶應義塾歌と慶應讃歌が演奏されましたし、卒業生の答辞のバックグラウンドには、名曲「丘の上」が奏でられました。

政治の場では数々の「式」と呼ばれる集りに出席しましたが、今回もそうだったように、若い人たちを主役に、理想に満ち、その若者を愛する多くの大人たちが集う場の雰囲気は、いつでも掛け替えのない爽やかさが特徴です。

 [2019/4/15 イライザ]

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コメント

早いですね~ もう卒業されましたか。
受験前に高熱を出されたことを思い出しました。

「⑦パパ」様

良く覚えていて下さいました。あのときは本当に大変でしたが、無事卒業できてホッとしています。。

2019年4月14日 (日)

感動は田圃に続く ――農業用水は、田圃に届いていました――

11日にアップしたのは、山奥の農業用水の取水口から始まる水路の清掃でした。何事でもそうなのですが、出発点があると到着点があります。マラソンもスタートして、フィニッシュしないとマラソンではありません。学校も入学して、最後は卒業です。

ですから、農業用水も、取水口から水を取り入れて、山の中を流れて、最後には田圃に到着してはじめて農業用水としての使命が果せます。そして、その流れを報告しなくては私の責任を果したことにはなりません。

ということで、毎日のウォーキングの途中まで延びている農業用水の報告です。先ずは、最近整備された小さな「峠」まで降りて来た流れです。

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そこから数メートル下がった地点での流れですが、左側には研修用の農場があります。

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そしてそのすぐ下の田圃です。水が入っていることが良く分ります。

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この田圃から道を隔てた田圃にも水は届いていました。

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水は高きから低きに流れますので、農業用水がこうして田圃を満たしているのも当り前と言えば当り前なのですが、水路を作るのは人間です。しかも、江戸の末期から明治にかけて、未だ精密な測定器など使えなかった時代に4キロにもわたる水路を山の中に開いた仕事の大きさには改めて脱帽です。

水路を掘るに当って大切なのは、常に水が高い所から低い方に流れることです。そんな工事を正確に行うために、夜、水路の高さに縄を張って、そこに松明を立て、谷の反対側から高低を確かめながら掘り進んだとのことでした。

その伝統は今も至る所に生きています。たとえば、誤った政治が未来を目茶苦茶にしないように、多くの人が真実を照らす松明を掲げて、闇夜の中でも勇敢に工事を進めているように私には思えます。私たちも仲間に加わって、少しでも手を貸して行ければと、農業用水の水から思いを馳せています。

 [2019/4/14 イライザ]

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2019年4月13日 (土)

石を掘る ――南米の被爆者の皆さんを思い出しています――

昨日から予定していたように、今日は種まきをしました。その後、たっぷりと水をやりましたので後は明日からの日課として、毎日続けることになります。

野菜作りで一番楽しいのは、もちろん収穫なのですが、種まきも畝づくりも、肥料の散布もそれほど苦にはなりません。大変なのは、固くなった畑を掘り起すことです。力もいるのですが、それ以上に石を掘り出さなくてはならないからです。

土地柄なのだと思いますが、鍬を入れると必ず「ガチッ」という音とともに、刃先が石に当ります。少しずらして、土の部分に刃先を通して、深く掘り込み、石の下まで届いたところで石を掘り起すのですが、何度か繰り返さないと石の縁に届かないことも多くあります。大小さまざまな石くれですが、それを一つ一つ掘り起すのには、根気が必要です。

結局大小合わせて、こんなに多くの石くれの「収穫」がありました。

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大きさの尺度として頭の方に文庫本を置いてあります

でもブラジルの森田さんの苦労を考えると、こんなちっぽけな「小石」でへこたれてはいられません。森田隆さんは1945年、憲兵として横川から己斐に向う途中で被爆、終戦後は時計屋さんとしてミシンの販売も手掛けていましたが、生活が苦しく、1956年に一家4人でブラジルに移住しました。しかし、ブラジルでの生活も言葉の問題、習慣の違い、地域からの孤立、子どもの教育等々、難問ばかりでとにかく苦労の連続だったとのことでした。そんな中、同じようにブラジルへ移住した被爆者たちの助けにならなくてはと、ブラジル被爆者の会を同じく被爆者の綾子夫人とともに立ち上げ、日本政府に対して36時間の空路を何度も行き来してブラジルの被爆者、北米の被爆者、そして韓国の被爆者のための施策を充実して欲しいと、日本政府や広島市・長崎市等に懸命に働きかけ続けて来られたのです。

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ある時、森田さんからブラジルに渡ってからの生活を伺う機会がありました。言葉にできないほどの苦労をして来られたとは思えないほど、いつでも元気な方でしたが、しみじみと話して下さった中に、石ころの物語がありました。自立するために畑を開墾する機会が与えられ、でもその土地は石ころばかりで来る日も来る日も、抱えられないよう大きな石を掘り出してはそれを集めて、ようやく耕せるだけの畑を作って行ったのだそうですが、それでも我慢に我慢を重ねて作物を植えられるまでになったとのことでした。

森田さんの尽力があって、それまでは北米だけだった被爆者健診が南米にまで広げられ、海外の被爆者への対応も随分改善されました。そしてお住まいのサンパウロでは森田さんの平和への貢献が認められ、名誉市民として表彰されたり、講演をした学校が校名を「タカシ・モリタ校」と改名したりといった形で森田さんの苦労をしのび、功績を讃え、そして森田さんの志を引き継ごうという動きが大きくなっています。

小さな畑で小さな石ころを掘り起しながら、森田さんの大きな石ころと大きな志、そして大きな足跡とつながっているような気がして、流れる汗を手で拭っていました。

 [2019/4/12 イライザ]

  

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コメント

よかった。
変わり目の5/1から、などでなくて←この点でも。

BS-TBS 『報道1930』 (月~金 19:30~21:00)
3/7(木) 見ました!
(緊張!印パ核危機勃発
核なき世界は?米の二
枚舌が生む隠れ核保有)

毎晩でなく、テーマとゲストにより見ていますが、
何とその日は7:50頃オンに。
ああ20分もったいなかった!
このご出演で再開近しと確信しました。
「都市は軍隊を持たない」→もっと広まりますよう。

「硬い心」様

コメント有り難う御座いました。報道1930も御覧頂き感謝しています。次は、7月頃に出版予定の「数学書として憲法を読む」が節目になりますが、その後は、実現しなかった「広島オリンピック」に焦点を合せたいと思っています。

2019年4月12日 (金)

畑の準備が終りました ――去年よりほぼ10日遅れています――

5年連用日記を付け始めて今年で3年目ですが、昨年そして一昨年の今日は何をしていたのかが分って、色々と参考になっています。

 

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そして去年の4月3日には、種まきをしています。今年は寒かったせいもあって、一昨日ようやく畑の準備ができました。

 

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まだ畝を作るまでには行っていませんが、取り敢えず、冬の間に固くなった畑を掘り起こして、これから肥料をまく段階です。それも去年御近所さんに教わって、油粕、ビーフンそして鶏糞をまいたところ、野菜が良く育ったので、今年も同じものをまきました。

実はこの畑は、住まいの北側にあります。昼頃にはこのように日陰になってしまうのですが、それでも元気に育ってくれる野菜がありますので、有り難い限りです。

雨が上がりましたので、明日は種をまく予定ですが、今年買ってきた種は御覧の通りです。

 

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蔓なしいんげんと青梗菜は、去年食べ切れないほどの収穫があったので今年も楽しみにしています。苗を買ってきて植えるものとしては、早生のキャベツ、トマトとキュウリそしてナスです。花も去年と同じように咲いてくれることを祈りつつ、夏の間は水やりに精を出す日課になりそうです。

 

 [2019/4/12 イライザ]

  

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2019年4月11日 (木)

山奥での感動 ――農業用水の清掃のお手伝いをしました――

今年の3月にいただいた地域のかわら版に、今年の行事一覧が出ていました。4月7日の日曜日の行事として、近くの峠の奥にある農業用水の取水口からこの地域に至る約4キロの用水路の点検・清掃と補修作業が掲載されていました。午前8時に集会所に集合、そして昼頃終了だというかなり長時間の作業です。

はじめての通知でしたが、町内共同作業のようでしたので、6日の夜は早く寝て、7日の朝8時には集会所に。集まっていたのは、ほとんど男性ばかりで15—6人でした。女性は家人と近くに住む下組の組長さんの二人で、我が家を除いて全員長靴、しかも鎌やのこぎり、鎌や三角ホー、草集め用のレーキを持参の上での参加でした。

知り合いの社会福祉協議会の方に話を聞くと、随分山奥に分け入って、まず農業用水の取水口を開ける、次いで、水の流れ始めた用水路にたまった木の葉や木の枝を書き出して水の流れを確保する、それを山の奥で4キロにわたって下りながら続けて私たちの住む地域まで降りてくるということでした。長靴を履いているのは、その用水路に入ることが前提だということも理解できました。

街中の溝の清掃くらいしか経験したことがありませんでしたので、せめて長靴に履き替えてきます、と言ったのですが、軽トラで取水口近くまで行ってから、どんな作業があるのかを見んさい、と言われて、そのまま取水口近くまで移動しました。

私たちはそれより中流に近い地点で水の来るのを待ちながら、上流に向けて、水の流れていない用水路周辺の草を刈り続けました。草刈りは平地でもあまり面白い作業ではなく、しかも斜面での作業でしたので苦労していたのですが、小一時間過ぎてふと上流を見ると、笹が切れて明るい展望が開けました。その上が取水口でした。

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左に用水路

ここを登って、様子を見に取水口まで行ってみたところ、取水のために設置してあった口径50センチほどの菅が泥で埋まっていて、しかもその先の菅との継ぎ目が壊れていてその清掃と継ぎ目の補修に時間が掛っているようでした。

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取水口の清掃

 

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取水口の継ぎ目の補修

 

一時間遅れで水が流れ始めましたが、山奥の道なき斜面を細い水路が脈々と流れ下っている景色は、正直感動的でした。そしてその流れが、枯葉や枯れ枝で詰まってしまう場面にも何メートルおきかに出会いました。

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枯葉で堰き止められた水路

 

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丸太のすぐ下の枯葉が動いていませんので流れが止っていることが分ります

 

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枯葉が流れて、水流も復活しています

 

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どれだけ山奥に入ったのかは、倒木の多さで分ります。

 

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水路の流れも分ります

山奥で15人から16人が力を合わせて水が流れるよう、一時期にはたったの4人か5人で二三日掛けて用水路を維持して来たそうです。それも江戸時代から。

集会所に行くまでは、一時間でも付き合ったら、「失礼します」と断って帰る手もありだなと考えていたのですが、気が付いたらお昼を過ぎていました。そして、「途中だけど、ここらか降りても良いよ」との世話役の方の言葉で、後ろ髪を引かれる思いで用水路を後にしました。

私たちが今存在しているのは、人知れず、このような地道な努力を営々と積み重ねてきた先人たちの努力があったからなのだ、ということを、言葉ではなく、汗を流しつつ、仲間たちとの連帯の中で感じ取ることのできた4時間でした。

 

 [2019/4/11 イライザ]

  

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2019年4月10日 (水)

「春風夏雨」                     ――ゆっくりと「ヒロシマの心を世界に」を再開します――

 

皆様への御挨拶

イライザ

 

昨年8月まで、ブログ「ヒロシマの心を世界に」のお世話をしてきましたが、結局かなりの部分を私が書くことになってしまい、当初の目的とは大きくずれた展開になってしまいました。ちょっと時間は掛りましたが、4月1日から、「新・ヒロシマの心を世界に」とタイトルを改め、「いのちとうとし」さんが編集の責任を負って下さって、新たな方向を目指しています。新ブログのURLは、

 

http://kokoro2016.cocolog-nifty.com/shinkokoro/

 

ですので、宜しくお願いします。

既にこの新ブログに登場した記事をお読み頂けると明らかですが、多士済々のライターの皆さんが、多様で素晴らしい内容をアップして下さっています。私も常連の一人として投稿させて頂きますが、毎月、1日、11日、21日の三日間が担当です。

旧「ヒロシマの心を世界に」も今日から再開しますが、こちらは、身辺雑記や新ブログにはそぐわない内容のエッセイを、不定期にアップしたいと思っています。副題に『春風夏雨』を選びました。御存知の方が多いかもしれませんが、岡潔先生のエッセイ集のタイトルです。その爽やかさを目指すという意味を込めて、拝借させて頂いています。トピックについてのリクエストを頂ければ、私の勉強リストに加えたいと思っています。こちらも宜しくお願いします。   

 

190409

 

実は、このブログをお休みしていた昨年9月から今まで、かなり集中して原稿をまとめていました。その結果が、『前広島市長が読む 憲法と天皇』(数学書として憲法を読む)(仮)、という一書です。恐らく7月になると思いますが、法政大学出版局から出して頂けることになりました。

その序章は、1989年に三省堂の広報誌『ぶっくれっと』に寄稿したエッセイなのですが、後に、三省堂から出版された『夜明けを待つ政治の季節に』の13章として再出版されました。タイトルは「「象徴」の意味――ケネディー大統領と昭和天皇――」でした。

 

190409_1

 

その中で、1989年に、つまり現天皇即位の年に「生前退位」を予言していたのです。即位直後、あからさまにそんなことは言えませんので表現は抑えてありますが、私自身は確信に近い思いで執筆していたことを覚えています。

「ケネディー大統領と昭和天皇」は、「新・ヒロシマの心を世界に」の方にアップして貰いますので、そちらをお読み下さい。

昨日今日と、我が家の辺りは春風と言ってもかなりの強風でしたが、そんな中、感動的な経験もしています。明日はその辺りから報告したいと思います。

 

 [2019/4/10 イライザ]

  

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コメント

お帰りなさいませ

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。不定期になるかもしれませんが、宜しくお願いします。

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