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2017年1月 4日 (水)

オバマ大統領への手紙 最後まで諦めずに


オバマ大統領への手紙

最後まで諦めずに

 

昨年の一大イベントだったオバマ大統領の広島訪問後ずっと考えていたのですが、どのようなアプローチが良いのか、あるいは無駄な努力になるのか等、考えあぐねてなかなか行動できなかったのですが、秋になって、とにかく諦めずにできることは全てして見ようと決心して、オバマ大統領宛の公開状を送ることにしました。

 

オバマ大統領への「公開状」は、郵送とe-mailでホワイト・ハウスに、同様に東京のアメリカ大使館にも、大統領に転送して欲しいと要請、さらにニュー・ヨーク・タイムズ紙への投稿という形で採用して貰えればと思いe-mailで原稿を送りました。ニュー・ヨーク・タイムズ紙は、他に投稿したり発表したりしたものは採用しないとのことでしたので、ブログでは公開しなかったのですが、2017年になりもう採用されることはあり得ないと思ってこのブログにアップします。でも、どこかで誰かの目に触れた上で、そこから道が開けてオバマ大統領個人に読んで貰えればと、最後まで諦めずにプッシュし続けています。

            

New_york_times

                 

 

オバマ大統領への手紙

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拝啓  オバマ大統領殿

 

   貴職が在職中に広島を訪問して下さったことに、前広島市長として感謝申し上げます。被爆者そして広島市民だけではなく、全国民挙げて貴職の訪問を歓迎したことは、共同通信の調査ではっきり示されています。98パーセントの人が貴職の訪問を歓迎しています。

個人としても、貴職の広島スピーチに心から感動し感謝しています。それは2009年のプラハでの歴史的なスピーチをさらに敷衍し包括的にしたものでした。プラハスピーチに応えるために、200986日、平和宣言の中で、貴職の広島訪問は謝罪なしでも大歓迎であることを現職の市長としてお伝えしました。またルース大使を通じて秋にも同様のメッセージを発信し、2010年にはホワイト・ハウスで直接、広島への御招待の意を表明させて頂きました。

また、アメリカ国民の原爆投下についての考え方が、貴職のスピーチならびに広間訪問によって大きく変化したことも重要です。1945年にギャロップ社の行った「原爆投下は正しかった」かどうかという問に対して、正しいと答えた人は85パーセントだったのに対して、YouGov社が2016年に行った世論調査では、それが45パーセントにまでなりました。貴職のお陰で、アメリカにおいてこれほど劇的な変化が起きたことに感謝したいと思います。近い将来、このことが世界情勢に大きな変化をもたらすであろうことは確実です。

さて私は数学を勉強しましたので、貴職の広島スピーチの中で集合論的視点から気になったことを指摘させて頂きたいと思います。スピーチの中で貴職は広島を訪れる理由を説得力ある形で説明されています。「私たちが広島に来るのは亡くなられた方々の慰霊をするためです。その中には10万人以上の日本人の男女そして子ども、多くの韓国・朝鮮人、そして12人のアメリカ人捕虜も含まれます」

ここで貴職が例示されている方々に対しての優しい思いは世界中の皆さんに共有され感謝されていますし、私もその一人です。しかし、このリストから漏れているアメリカ市民のいることを申し上げたいのです。原爆投下時の広島にはアメリカ国籍を持つ日系のアメリカ人がかなりの数在住しており、彼らも被爆したのです。

米国に帰国してから、彼らは米国政府から医療の面での支援が欲しいと働きかけを行いましたが、この願いは実現されておりません。現在では、彼らは日本の「被爆者援護法」によって医療的な援助の一部をカバーされていますが、今もなお、アメリカ政府が彼らの存をが認めることになるよう願っています。

この手紙を書いているのは、貴職のスピーチや広島訪問の意図を批判するためではありません。そうではなく、私の指摘が、最終的には「隠された幸せ」になることを祈っています。貴職がアメリカ市民である被爆者に声を掛け、彼らの体験を聞くことによって一石二鳥の効果が期待できるからです。一つには、広島では時間的制約のために聞くことのできなかった被爆者の体験を貴職がゆっくり詳細にわたって聞けること、そしてもう一つは、彼らの存在を「公式」に認めることができるからです。

 

敬具

 

前広島市長

秋葉忠利

 

 

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コメント

秋葉先生、

本日は兵庫教育大学でのご講義ありがとうございました。最後に「報復ではなく和解を」の先生のご著書を持って北朝鮮について質問させていただきました一般の者です。

核兵器の廃絶は理想論としては理解できるが、現実性がないものとずっと思いこんでいた私にとって、ご著書の内容と、1986年のレイキャビクの米ソ首脳会談でレーガン氏とゴルバチョフ氏との間では署名寸前までいっていたこと、それ以降、核弾頭が毎年減っていることを知り、実現性があるのだということを知りました。

また、本ブログで知りましたが、さっそくオバマ大統領にも公開状を発表するなど、地道に確実に活動をされることを知り、本当に頭が下がる思いです。秋葉先生にとって、報復の代わりに和解、そして核廃絶とその先の世界平和実現がライフワークになっておられるのではと感じています。

核廃絶に関して、小生でもお手伝いとしての何か行動できればと思います。もし、リコメンドいただけることがあれば教えてください。

取り急ぎ、お礼とご報告まで。

(図書館の本しか持っていなかったので、あれからすぐに、ご署名いただければと思い、神戸駅地下の書店に買いに行きましたが残念ながら在庫がございませんでした)

松島様

コメント有り難う御座います。また兵庫教育大学での講演会に御出席下さり有難う御座いました。

理想を実現するための心の持ち方として、いろいろな人が勧めているのは、理想が実現した状態やその時の自分自身の姿を頭の中に映像として具体的に思い描いて、それを現実にするために努力する、ということですので、大きな目標をいくつかの小さい、より具体的なものに分けて、それが実現したときの映像を思い浮かべるようにしています。効果の挙がる時もありました。

行動の提案は、このブログでもさせて頂くことがありますし、その他、何か想い付くことがあれば、お願することになると思います。その際には、宜しくお願いします。

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コメント

秋葉先生、

本日は兵庫教育大学でのご講義ありがとうございました。最後に「報復ではなく和解を」の先生のご著書を持って北朝鮮について質問させていただきました一般の者です。

核兵器の廃絶は理想論としては理解できるが、現実性がないものとずっと思いこんでいた私にとって、ご著書の内容と、1986年のレイキャビクの米ソ首脳会談でレーガン氏とゴルバチョフ氏との間では署名寸前までいっていたこと、それ以降、核弾頭が毎年減っていることを知り、実現性があるのだということを知りました。

また、本ブログで知りましたが、さっそくオバマ大統領にも公開状を発表するなど、地道に確実に活動をされることを知り、本当に頭が下がる思いです。秋葉先生にとって、報復の代わりに和解、そして核廃絶とその先の世界平和実現がライフワークになっておられるのではと感じています。

核廃絶に関して、小生でもお手伝いとしての何か行動できればと思います。もし、リコメンドいただけることがあれば教えてください。

取り急ぎ、お礼とご報告まで。

(図書館の本しか持っていなかったので、あれからすぐに、ご署名いただければと思い、神戸駅地下の書店に買いに行きましたが残念ながら在庫がございませんでした)

松島様

コメント有り難う御座います。また兵庫教育大学での講演会に御出席下さり有難う御座いました。

理想を実現するための心の持ち方として、いろいろな人が勧めているのは、理想が実現した状態やその時の自分自身の姿を頭の中に映像として具体的に思い描いて、それを現実にするために努力する、ということですので、大きな目標をいくつかの小さい、より具体的なものに分けて、それが実現したときの映像を思い浮かべるようにしています。効果の挙がる時もありました。

行動の提案は、このブログでもさせて頂くことがありますし、その他、何か想い付くことがあれば、お願することになると思います。その際には、宜しくお願いします。

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