« 「L」に挑戦 シニアのための即席英語講座 ③ | トップページ | 名古屋市立緑高校    高校生も先生方も頑張っています »

2016年10月 7日 (金)

マーシャル諸島共和国の提訴は「却下」 でも、判事の評価は 8 : 8


マーシャル諸島共和国の提訴は「却下」

でも、判事の評価は 8 : 8

 

マーシャル諸島共和国(RMI)が核保有9カ国を国際司法裁判所(ICJ)に提訴したことは、102103に取り上げましたが、予備的争点についての判断が、105日に示されました。

 

9か国に対しての提訴でしたが、前にも説明したように、ここまで残っていたのは、イギリス、インド、パキスタンの3国のケースだけでした。結果は、RMIの提訴が「却下」されました。

                    

Icj

         

理由は、三件とも同じで、「dispute (紛争あるいは係争) が存在するという明確な根拠がない」ので、ICJは管轄権を持たないということだそうです。

 

ただし、RMI対イギリスでは、「証拠がない」に賛成したのは、8人、反対したのも8人という「接戦」でした。最後に裁判長の決定で、「証拠がない」の方がICJの判断になりました。インドとパキスタンのケースでは、両方とも「証拠がない」が9に対して、それに反対したのは7と、少し差が開きました。

  

Icj_press_release

ICJの判事の中には日本人もいます。外務省出身の小和田恒氏です。日本政府を代表していますから、当然、RMIの立場は支持していません。

 

そこで再度、「日本政府の情けなさ」で、指摘したように、日本政府が被爆体験を踏まえて、RMIと共同で提訴をしていたら、当然、この一票は逆になる訳ですから、歴史的な歩みが始まったのかもしれないのです。

 

こんなことを夢想することさえ無駄だという考え方もありますが、歴史的な決定がたったの一票差で実現しなかったことは、その一票を覆すというより具体的な目標につながるとも考えられます。目標が設定できれば、次は具体的な行動です。回り道をしながらも、世界はこんな努力の積み重ねで変ってきているのです。

 

改めて、マーシャル諸島共和国の勇気を称え、またRMIや多くの関係者の皆さんに感謝したいと思います。

  

 

[お願い]

文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

 

広島ブログ
広島ブログ

« 「L」に挑戦 シニアのための即席英語講座 ③ | トップページ | 名古屋市立緑高校    高校生も先生方も頑張っています »

オバマ関連」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

平和」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/603654/64309055

この記事へのトラックバック一覧です: マーシャル諸島共和国の提訴は「却下」 でも、判事の評価は 8 : 8:

« 「L」に挑戦 シニアのための即席英語講座 ③ | トップページ | 名古屋市立緑高校    高校生も先生方も頑張っています »

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31