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2016年9月

2016年9月30日 (金)

いろいろな方のかかわりの様子

いろいろな方のかかわりの様子(928日)

 

安芸の郷は障害者が通い働く場が2つの建物の中に三つ、その建物の一つに短期入所の事業所が一つ、合計四つの事業を運営している。927日の水曜日という一日で外から色々な形で訪問された方たちを写真で記録してみると。

 

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2012年8月に開所した第2森の工房AMAの建物の中では、①広島市の特別支援学校高等部2年生の2名の生徒を受け入れ3日間の体験実習初日。まずは食堂でこれからの計画を説明。先生も生徒の実習先に一人ずつ付き添う。卒業後の進路を決める際の大切な実習となる。

 


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②日独平和フォーラムから今年9月に派遣された若者アドレアンさんを今年も受け入れて利用者の終日かかわる。(今回で4人目)

 


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③ボランティアグループ「フレンドベリー」の皆さんは4名が朝の会から参加。毎月1回10時から3時まで利用者とともに過ごす。

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④森の工房AMAの建物にもフレンドベリーの4名の皆さんが午前10時から午後3時まで利用者とともに作業をする。クリーニングされた作業着をたたむ作業を手伝う。共働であり協働。もう14年も続いている。

 

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⑤午後12時には見学の団体が第2森の工房AMAに到着。2階の会議室でcafeさくらのサンドセットにブルーベリージュースを添えた昼食を摂り

 

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アルミ缶のプレス機での利用者の作業の様子を見学したり(一連の作業を一人の利用者が説明する)

 

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見学の最後にcafeさくらの店内で販売している事業所の製品を購入して頂く。2時に焼きあがったパン、絵ぞうきんなどが並ぶ。利用者の給料の大切な収入源となる。来所された団体は岡山県の赤磐市赤坂地区の民生委員児童委員の皆さん。

一日の中にこのような出会いがある。利用者の皆さんはこの場所にお見えになる地域の人々と接していきそのときそのときの世の中の空気を訪れる人から感じることができているし、訪問者もまた利用者の様子を体感することができる。積み重ねることで障害者の理解を深めないといけない。

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このブログに7月6日にアップした記事で1982年の平和のためのヒロシマ行動で作成されたワッペンを紹介したところ、家に貼るデザインのワッペンが時を経ずして友人から届いたので、早速貼りつけた。まだ持っている人がいた。

 

 

929日 

社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良

 

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2016年9月29日 (木)

違和感のある日本語 9月篇

違和感のある日本語 9月篇

 

テレビのトップ・ニュースは小池百合子都知事と蓮舫民進党代表、海外ではヒラリー・クリントン大統領候補のようですが、対する男性陣、安倍総理大臣やトランプ候補の言葉を逆手に取って投げ返す技は鮮やかです。演説やコメントの内容が大切なのは言うまでもありませんが、そこまでは踏み込みません。私にも言いたいことは山ほどありますので、それは別の機会に譲って、日本語と発音だけの感想に焦点を合わせます。小池知事も蓮舫代表もテレビでプロとして活躍してきた経験がものを言っているのだと思いますが、分り易く、発音も聞き易いのが特徴です。比較の対象は言うまでもありません。

                  

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 さて、美しく分り易い日本語を継承するために、「違和感のある日本語」シリーズの9月篇として、いくつかの言葉を取り上げましょう。

 

まず、上に挙げた漢字をどう読みますか。「逆手」。

 

NHKの放送文化研究所によると、「「相手の出方を逆手に取る」などのように、ひゆ的な使い方をする場合は「ギャクテ」と読むのが従来の一般的な読み方」だそうです。ただし、このような場合でも、「サカテ」と読む人が増えていて、NHKの調査では7割を超えているそうです。「間違っている」使い方でも、多くの人が使うことでそれが標準的な使い方になるという傾向もありますので、NHKの結論は次のようなものだそうです。

 

「逆手」の読みについて、放送では次のようにしています。

 

o 「相手の出方を逆手に取る」
①ギャクテ ②サカテ

o このほかの「逆手」は、次のように使い分ける。
1)柔道などの場合「逆手を取る」・・・ギャクテ
2)短刀・刀を「逆手に握る・持つ」・・・サカテ
3)体操の鉄棒の「逆手車輪」・・・サカテ

 

ただし、私自身の感覚では、「相手の出方を逆手に取る」ときに「サカテ」と読むことには大きな違和感があります。「サカテ」は自分の手の使い方で、「逆手」は相手の手をどうするのかという使い分けがあると思っていたからです。

 

それと関連のあることはあるのですが、鉄棒の「逆上がり」は「サカアガリ」です。そのとき鉄棒をどう握るのかによって「順手(ジュンテ)」と「逆手(サカテ)」があります。力のない人の場合「逆手」の方が上手く「逆上がり」ができるのですが、そもそも「逆上がり」の語源は何でしょうか。たぶん「逆さ上がり」だと思いますが、「逆さ」になるのは自分自身です。この場合「逆(ギャク)上がり」とは言いません。これも傍証にはならないでしょうか。

  

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「サカテ」が出るともう一つ、「酒手」を持ち出さない訳には行きません。簡単に言ってしまえばチップですが、もう少し粋な雰囲気があります。現代の日本でチップは必要ありませんが、昔はそれでも「酒手」という習慣があったのです。「お勘定」「お会計」だけで済むのはありがたい話ではありますが、では、「お勘定」や「お会計」を英語ではどう言うのでしょうか。

 

標準的な表現は、「Check, please.」または「May we have the bill?」あるいは「Can I have a check?」くらいでしょうか。「please」を付けた方が丁寧です。でもすっかり死語になってしまった、「May I have a chit, please?」を懐かしく思い出しています。「chit」は、我々日本人には発音がちょっと難しいのですが、「伝票」「勘定書き」のような意味で、昔はこちらの方が標準的でした。言葉は変わる好例の一つです。

 

今日はこのくらいにしますが、まだまだネタは尽きません。

  

 

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2016年9月28日 (水)

軍学共同反対連絡会参加呼びかけ文   そして「change.org」も頑張っています

軍学共同反対連絡会参加呼びかけ文

そして「change.org」も頑張っています

 

軍学共同反対連絡会への参加呼びかけ文をそのままアップしたら、というアドバイスを頂きましたので、以下呼びかけ文です。多くの皆さんの参加をお願いします。

 

その前に、もう一つの呼び掛けを御紹介します。「change.org」という市民グループが、学術会議の「学術会議の軍事研究拒否声明」見直し反対! 軍事研究解禁反対!の署名を集めています。ネット署名ですので簡単です。御協力をお願いします。

 

前回も学術会議の原子力の平和利用についての原則 を紹介しましたが、それは、60年以上前のことです。それでも学術会議は1950年と1967年の二回にわたって、「軍事研究拒否声明」つまり、軍事研究はしません、という決議を行い、その方針を守ってきました。それを投げ捨てて軍事研究に走ろう、としている「科学者・専門家」の集まりに市民の声で明確なメッセージを伝える時ではないかとと思います。

 

サイトはここ ですが、学術会議の会長がどんなことを考えているのか、「change.org」が分り易く説明している図を御紹介します。

                 

Changeorg

*****************************************

 

市民と科学者が力を合わせ、大学での軍事研究を阻止しましょう

~「軍学共同反対連絡会」への参加を呼びかけます~

 

2015年度から大学で公然と軍事研究が始まっていることをご存知でしょうか。一例をあげれば、移動する目標を2機の無人飛行機搭載レーダーがとらえるための研究が、防衛省の費用で大学内で始まっています。これは本質的に、大学が兵器研究に加担することです。

このような研究は、2015年度から始められた防衛省の「安全保障技術研究推進制度」によるものです2015年度は4大学、2016年度は5大学が採択されました。このように安倍政権の下で大学での軍事研究が公然と始まったのですが、これは集団的自衛権行使を含む安全保障法制の制度化や、武器輸出を解禁する「防衛装備移転3原則」の閣議決定とあわせて、日本を「戦争ができる国」にするための大きな柱なのです。

戦後日本の科学者たちは、「戦争を目的とする科学の研究には絶対に従わない」と決意し、日本学術会議は1950年と1967年の2度にわたってその決意を声明として発してきました。しかし今、防衛省の動きに呼応するように、日本学術会議の大西会長は「自衛のための基礎的研究を行うことは認められるべきだ」と語り、上記声明の無効化を策しています。しかしあらゆる戦争は「自衛のため」と称して行われたのであり、それを認めることは大学での軍事研究を解禁することにほかなりません。

現在、学術会議の中に「安全保障と学術に関する検討委員会」が設置され、議論が始まっています。しかしこの問題は、日本の科学技術の在り方だけではなく、民主主義や学問と教育の在り方をも大きく変える可能性を有しており、日本学術会議の内部の議論にとどめるのではなく、そこに広範な市民の声を届けることが重要だと思います。そこで私たちは市民と科学者が連携して軍学共同に反対していくために、「軍学共同反対連絡会」を結成することにしました。

これは市民と平和に関わる様々な市民団体、そして大学や研究機関における軍学共同に反対する研究者や団体などからなる緩やかな連絡会です。相互の交流と情報交換を中心としますが、連絡会として一致した場合には意見表明・共同行動の提起を行ないます。また軍事研究を行なう大学に対する抗議の申し入れや、市民団体の取り組みへの講師派遣などの支援にも取り組みます。

 連絡会の幹事団体は「軍学共同反対アピール署名の会」、「大学の軍事研究に反対する会」、「『戦争と医』の倫理の検証を進める会」の三団体です。日本科学者会議(全国)、日本私立大学教職員組合連合、武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)なども参加を決定しています。

 ぜひ多くの市民の皆様、科学者の皆様、そして様々な課題に取り組まれている市民団体・平和団体の皆様が、個人として、団体として、ご参加くださることを呼びかけます。

参加者には毎月の連絡会ニュースをお送りするとともに、重要な情報などを適宜紹介します。また年数回、意見交流会や学習会などを行います。メールでの交流を主にしますので、当面、参加費はいただかないでやっていけると思います。

結成会を下記のように行います。平日午前という集まりにくい時間帯ですが、ご都合のつく方はぜひご参加ください。この日参加できない方も、ご意見などをお寄せいただければ、当日紹介させていただきます。

軍学共同反対連絡会準備会世話人  池内 了、野田隆三郎、西山勝夫 

「軍学共同反対連絡会」参加申し込みについて

 上記趣旨に賛同される方の参加を心からお待ちしています。参加された方には連絡会ニュースなどをメールでお送りします。事務局・小寺までメールで参加申し込みを送ってください。その際、下記の項目をお書きください。  

氏名(記者会見やホームページでお名前を公表することの可否もお書きください。)

所属(研究者の方は大学・研究所・企業名など 市民の方は「会社員」など簡単な記述で結構です。市民団体などにご参加の方はそのこともお書きいただければと思います。なお、お名前は公表してもよいが所属は公表不可の方も、その旨を明記してくだされば公表しません)

年齢

メールアドレス

住所、電話(今後連絡会ニュースなどを郵送する場合に使います。)

930日結成会への参加の可否

なお連絡会に対するご意見・ご要望があれば、併せてお書きいただければ今後の参考にさせていただきます。

 

メールの送り先  小寺隆幸 kodera@tachibana-u.ac.jp

 

「軍学共同反対連絡会」結成会のご案内

日時 30(金) 10301230

会場 衆議院第二議員会館第1会議室(地下1階)

 100-0014 東京都千代田区永田町一丁目71

最寄り駅 国会議事堂前駅(東京メトロ丸ノ内線、千代田線)

永田町駅(東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線)

内容 軍学共同反対連絡会結成の趣旨と今後の取り組みについて

2016年度安全保障技術研究推進制度の応募・採択状況について

   日本学術会議安全保障と学術に関する検討委員会の議論について

参加者自己紹介 意見交流 

 

(なおこの日14時より同じ会場で記者会見を行います。ご都合のつく方はご参加ください。

また17時より、日本学術会議安全保障と学術に関する検討委員会第4回会合が予定されてお

り、記者会見後、連絡会として傍聴および要請に行きます。

会場は東京メトロ千代田線乃木坂駅前、日本学術会議の会館内です。なお傍聴は、事前申し込

みが必要です。日本学術会議のHPをご覧ください。)

 

 

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2016年9月27日 (火)

軍学共同反対連絡会

軍学共同反対連絡会

 

東京新聞が頑張っていることは皆さんも御存知だと思いますが、大切なことをきちんと取り上げ、大きく扱っています。その内の一つが「軍事研究助成の新設枠を検討 1件数十億円に上限拡大」です。電子版の冒頭、リードの部分を引用します。

 

軍事転用可能な基礎研究の資金を助成する「安全保障技術研究推進制度」で、防衛省が一件の研究への助成額上限を、現行の十倍超の数十億円へ引き上げることを検討していることが分かった。武器や装備品に必要な技術研究開発を進める政府方針の下、現行制度ではカバーできない高額な予算が必要な研究をする大学や研究機関の取り込みを図る。 (望月衣塑子)

 

分り易い図まで付いています。

              

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 こうした動きに、当の研究者や大学等の関係者は早くから警鐘を鳴らしてきました。最近の動きで注目すべきなのは、研究者と市民とが協力してこうした政府の策謀を阻止しようとするネットワーク作りです。

 

京都橘大学教授そして丸木美術館の理事長でもある小寺隆幸さんからの呼び掛けメールを引用します。

 

皆様

大学で軍事研究が始まっていることをご存じでしょうか。

また戦争にかかわる研究は絶対しないという日本学術会議の1967年声明を見直す動きも始まっています。

そういう中で、核兵器廃絶を掲げてきた一人として、この動きに歯止めをかけたいという思いで、池内先生や野田先生らと軍学共同反対連絡会を立ち上げることにしました。

添付しますのでお読みください。

これは研究者と幅広い市民がこの問題について交流する会です。

どなたでも参加できます。参加費はいただきません。

参加される方にはメールでニュースなどを送ります。ご検討ください。

参加される場合は小寺までお知らせください。

添付ファイルに記しているように①~⑥を箇条書きにしていただければと思います。

 

小寺隆幸(原爆の図丸木美術館 京都橘大学)

 

添付ファイルは、ここに アップしておきました。小寺さんのメールアドレスと、①から⑥のでのリストは、二ページ目の最初にあります。

 

市民が参加して、直接の当事者である研究者や学者と情報を共有した上で、国の大方針を市民が中心になって決めて行くことは、民主主義の基本でもあります。

 

このことについて、私たちには苦い過去があります。「原子力を軍事目的のために使わせてはならない」という掛け声の下、1954年の4月に、学者の集まりである日本学術会議が、「民主・自主・公開」という原子力平和利用三原則の下、原子力の研究・開発・利用を進めるべきだという決議を行いました。それが原子力基本法につながり、我が国の原発政策の基礎になったのです。その際の暗黙の大前提だった、「原子力の平和利用」が是か非かという議論はほとんど行われませんでした。

 

当時の世論は、このような専門家たちの考え方そして国とマスコミを挙げての広報活動によって作られたのですから、こうした動きを歓迎したのは当然です。しかし、多様なソースから情報が得られ、専門家と市民との間の距離も縮まっている今、かつての苦い教訓を生かせるかどうかについては、私たち自身が問われているのではないでしょうか。

 

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2016年9月26日 (月)

全日本大学アルティメット選手権大会

全日本大学アルティメット選手権大会

 

スポーツの秋、野球の他にも様々な種目の選手権大会が開かれています。その模様も、インターネットの普及とともに、ネットを通してリアルタイムで観戦し応援できる時代になりました。

 

中にはあまり聞いたことのない種目もあります。「アルティメット」というスポーツも息子が大学に入って始めるまでは知りませんでした。簡単に言ってしまうと、フリスビーを使ってのラグビー、というイメージが分り易いように思います。ウィキペディアでは、フリスビーを使ってのバスケットボールとフットボールを合わせたような競技という説明がありますので、そう理解しても良いでしょう。

 

競技の内容は、「100m×37mのコートで争われ、コートの両端から18m以内はエンドゾーンと呼ばれる。7人ずつ敵、味方に分かれて一枚のディスクを投げ、パスをつないでエンドゾーンを目指す。エンドゾーン内でディスクをキャッチすれば得点が記録される。」

 

ここでは「ディスク」という用語が使われていますが、「フリスビー」は特定の企業の登録した商品名なので、一般名詞として「フライング・ディスク」それを略して「ディスク」と呼ばれています。(日本語としての表記にこだわると、「フライイング」と「イ」が二つ必要なのですが、逆に「イ」が二つ並ぶと視覚的にはうるさく感じます。それが理由かどうかは分りませんが、公式名も「フライング」です。)

 

昨日は第27回全日本大学アルティメット選手権大会の本戦が、静岡県富士市 富士川緑地公園で開催され、その中継を「Fresh! by Abema TV」で観戦して、この競技の面白さが良く分りました。全国から全部で24チームが参加しました。

          

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パスがつながりませんでした

 

試合は、攻撃チームが、エンドゾーンからディスクをゴール側に向けて投げることから始まります。それを落とさずにパスして、ゴールのエンドゾーンにいる味方へのパスが成功すると一点が入ります。途中でディスクを受け取ったプレーヤーは、ディスクを持ったまま走ることはできません。その場に留まって、片方の足を軸足として踵を固定し、もう一歩の足は動かすことはできます、つまりバスケットの場合と同じように「ピヴォット」をすることになります。惰性で走るのは許されますが、あくまでも常識の範囲内です。その姿勢で10秒以内にパスをしてディスクを味方につなぎます。ディスクを落としたり、相手チームに取られたりすると、攻守が交代します。その場合、ゲームを中断する必要はありません。

 

ボールと違って、ディスクの投げ方で高度に洗練された作戦を立てられますし、パスがスイスイつながるときは、リズム感が何とも言えません。そして、かなり高さのある変化球を上手くつなげてゴールが決まった時の高揚感も素晴らしいと思いました。

 

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タイムアウト中の両チーム

 

その上、アルティメット(「究極」という意味があります。)のルールは、究極的な「紳士ルール」です。たとえば反則の一つ、身体の接触は、ファールと呼ばれてゲームは一時中断されるのですが、アルティメットでは審判がいませんので、各選手がいわば協議をして、「カウント」と呼ばれるゲームの進行状態を前に戻すという考え方を基本にしてルールが作られているようです。両チームの合意がない場合は、一段階前のカウントに戻すという、信じられないくらい「紳士的」なルールで進行するのが、アルティメットです。

 

息子のチームは、準々決勝で同志社大学に86で惜敗しましたが、来年が楽しみです。決勝戦は、101日午後1時から東京都世田谷区 駒沢運動公園 陸上競技場で行われます。日本体育大学とびわこ成蹊スポーツ大学が対戦します。Fresh! by Abema TVでの観戦は如何でしょうか。

 

 

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2016年9月25日 (日)

「忘れられた」金輪島

「忘れられた」金輪島

 

今日は古くからの友人、竹内良男さんの活動を簡単に紹介させて下さい。最初にお会いしたのはもう20年以上前になりますが、当時は高校の先生でした。広島に深い関心を寄せ被爆者の皆さんとの親交も深く、毎年、修学旅行では生徒を引率して広島を訪れていました。広島訪問の準備もとても丁寧に続けていました。生徒が自分たちで調べ学んだことを自分たちの手で記録に残し、それが次の年の生徒に役立つといった精力的な活動に圧倒されたことを覚えています。

 

そして最近のメールでは、今年の一月から東京で<ヒロシマ2016連続講座>を始めたことを知らせてくれました。広島から離れるほど広島への関心が低くなることを憂えての企画ですが、添付した年間計画を御覧頂ければ分るように、幅の広いそして広島理解のために本質的な事柄を取り上げ、一流の講師が話をすることになっています。自動車の運転適性検査でも「老化」がはっきり分る、つまりエネルギーレベルも下がっている身からは、どこからこれほどの創造的なエネルギーが湧き出て来るのか、ただただ感服しています。

              

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  でも、最近彼が送ってくれた『「忘れられた」金輪島』という冊子と、彼の最近の活動についての資料には、さらなる驚きが待ち受けていました。カープ戦では「神ってる」という表現が定着しましたが、二打席連続ホームランを体験したような気持でした。

 

金輪島のすぐ近くにあるもう一つの島、似島(にのしま)は、市内からも見える安芸小富士(あきのこふじ)のあることで市民には親しみのある島ですし、戦争中に陸軍の検疫所があったことから原爆後には臨時の被爆者避難所・病院として機能したことも良く知られています。約一万人の負傷者が宇品経由で似島に避難、その中の少なからぬ人たちはここで亡くなっています。仮埋葬をした場所も複数あり、広島市は1971年、90年、2004年に遺骨の発掘調査をしています。2004年の平和宣言でもこのことには触れられています。

 

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宇品、似島、金輪島そして江田島の相対的位置関係

 

それに対して金輪島は、元宇品の目の前にあるにもかかわらず、原爆との関係という文脈で語られることが比較的少なかったような気がします。今回の竹内さんの労作は、2013年に金輪島を訪れたことを契機に、関係者の話を聞き、島内の原爆に関わる遺跡等を調査した結果の中間報告です。また、携帯用の島の地図と簡単な歴史そして知識をまとめた、「島歩きガイド」まで準備されていました。

 

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冊子・「忘れられた」金輪島

 

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島歩きガイドの表紙

 

金輪島は造船の島です。今は「新来島宇品どっく」ですが、戦前・戦中は軍の造船所として機能していました。そのため1945年には、学徒動員で働いていた生徒たちも含めて約2000人の人が島内で働いていたようですが、そこに、原爆で負傷した人たち約500人が避難してきたのです。

 

似島でも十分な医療体制はなかったのですから、金輪島の場合、もっと劣悪な状態で、この島から小屋浦等に移され人たちもあったようです。1998年には、この島に原爆死没者慰霊碑が建立されましたが、それはこの島で父を喪った田邉芳郎さん兄弟の尽力によるものだそうです。

 

 

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島歩きガイドの中身

 

「小さな島の哀切な物語」という副題の『「忘れられた」金輪島』を是非お読み頂きたいのですが、「金輪島」という、ある意味では小さな存在に焦点を合わせることで、これまで以上に鮮明にそして深くまた普遍的な意味と共に、被爆の真実が浮き出てくる不思議さからも、私たちは新たなエネルギーを汲み取ることができるような気がしています。


このような新たなそして真実に至る視点から、被爆体験を見つめ直すことを可能にしてくれた竹内さんに感謝しています。

 

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2016年9月24日 (土)

原水禁学校の開催日程決まる=県原水禁常任理事会=

原水禁学校の開催日程決まる=県原水禁常任理事会=

 

広島県原水禁は、昨日常任理事会を開催し、次の取り組みを決めました。

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その一つは、「原水禁学校の開催」です。

 

今年の1月に開催した「広島県原水禁理事総会」で「今年の重点的活動」として確認してきた「原水禁学校」を10月から月1回、5回にわたって開催することを決めました。1954年9月7日に広島県原水禁(原水爆禁止広島県協議会)が結成されて、今年で62年になります。原水禁運動の役割を次世代の若い人たちに継承することは、大きな課題となっています。その試みの一つが、今回の「原水禁学校」の開催です。

 

テーマと日程は、次の通りです。

 

第1回 10月26日 原水禁運動の歴史に学ぶ   金子哲夫(県原水禁代表委員)

第2回 11月19日 被爆経験をどう継承するか  宮崎佳都夫(似の島東民)

第3回 12月 2日 世界の核被害者       森瀧春子(県原水禁会員)

第4回  1月27日 核兵器廃絶と日本の役割   秋葉忠利(県原水禁代表委員

第5回  2月未定  福島原発事故と脱原発運動  角田政志(福島県平和フォーラム)

 

第2回は、似の島でのフールドワークですが、その他の開催時間は18時30分から、開催場所は自治労会館(広島市西区横川新町7-22)です。

 

詳細は、開催日前に、このブログでも改めて紹介します。希望すれば、誰でも参加できます。参加費は無料です。

 

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二つ目は、アメリカの核政策を変更させるための行動です。

 

マスコミでも報道されていますようにアメリカのオバマ大統領は、広島訪問後「核なき世界」を実現させるため、「核兵器の先制不使用宣言」をはじめとするアメリカの核政策の見直しを進めようとしています。広島県原水禁は、日本政府がこの「核兵器先制不使用宣言」に対し、「反対の意思表示」をしたことに対し、すでに8月18日に撤回を求める要請を行っています。しかしその後の日本政府の動きを考え、改めて安倍首相、岸田外相に対し、「政府として『オバマ大統領が残された3カ月の任期中に核政策を転換するよう』働きかけを強めることを求める」要請書を、来週送付することを決めました。さらに、広島県知事、広島市長に対しても「日本政府が、その実現のため役割を果たすよう、働きかけを強める」ことを求める要請を行うこととも決めました。

 

先日安倍首相は、「アメリカの核兵器先制不使用宣言に対する日本政府の対応」を問われて、「私は言っていない」などと答えています。しかし、問われているのは首相自らが「言ったのか言わないのか」ではなく、重要なことは被爆国政府として「核兵器不使用宣言」に賛成するのかどうかです。そのためにどう行動するかです。

 

 

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2016年9月23日 (金)

戦争は野球も殺す


戦争は野球も殺す

 

919日は、強行採決による戦争法が「成立」してからちょうど一年目でした。この間、毎月19日には、この日を忘れず、戦争法を廃止するための世論喚起を目的として、私たち「戦争をさせないヒロシマ1000人委員会」では、街頭行動を続けてきました。署名を呼び掛けたり、チラシを配ったり、また街頭での演説を通して戦争法が如何に私たちの生活や生命、人権を脅かすものであるかもアピールしてきました。

 

1年を迎えての一里塚としての街頭行動は、カープ優勝の感動渦巻く中でのことでした。自然に、戦争とカープ、そして野球やスポーツとの関係についても思いを巡らせることになりました。

 

若い世代の皆さんには「沢村賞」でつながっているのかもしれませんが、そして私たちの世代でも彼が活躍する姿は見ていないのですが、あまりにも有名だったため、沢村栄治という名前は、戦前の野球界の天才的剛腕投手として鮮明に記憶に残っています。例えば、日本で初めてのノーヒットノーランを達成したり、アメリカのメジャーリーグからスカウトされかけたりという逸話は有名です。

              

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沢村栄治像 (京都学園高等学校のホームページから)

 

また彼が召集されたこと、そして戦死したことも良く知られていますが、その背景はあまり知られてはいないようです。ウィキペディアの記述を元に整理しておくと、彼は、慶応大学で勉強したいという希望があったにもかかわらず、読売新聞のドン、正力松太郎に「一生面倒を見る」と口説かれて中退、巨人軍入り。戦争が始まると、大学生あるいは大学出と、そうではない学歴の持ち主には差別があり、1938年から1940年まで現役兵として日中戦争に従軍、1941年から42年までは予備役の兵として応召、194410月には再度応召、12月に戦死しました。

 

軍隊生活で肩を壊し、オーバースローからサイドスロー、そしてアンダースローとスタイルを変えて生き残る努力を続けましたが、1944年のシーズン前には巨人から解雇されています。「一生面倒を見る」という約束も戦争の前には力がなかったようですし、野球そのものも殺されていったのです。つまり、1943年には野球だけではなく、すべてのスポーツ競技大会が禁じられたのです。

 

ロシア生まれの剛腕投手スタルヒンの悲劇も有名ですが、それも戦争がなければ避けられたものですし、1940年には東京開催が決まっていたオリンピックも、戦争のために開催を返上しています。

 

今は平和だからそんなことはもう起らない、と歴史を振り返ることなく安穏に暮らすことも可能です。でも、戦前の社会でも、「よもや」と思うようなことが次々と起り、最悪のシナリオになって行ったのです。そして「記憶されない歴史は必ず繰り返される」ことも事実です。

 

となると、大切なのはどこかで線を引くことなのですが、それを考えるために、戦争になったら野球はどうなるのか、スポーツはどうなるのか、想像してみて下さい。私は、「戦争のできる国」にするかどうか、戦争法に流されてしまうことで次々と既成事実を積み上げる側に加担して行くのかどうか、が大切な一線だと思っています。

 

 

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2016年9月22日 (木)

初めての自動車教習所   高齢者講習


初めての自動車教習所

高齢者講習

 

昨日初めて自動車教習所で授業を受けました。免許証を更新するのに必要な「高齢者講習」受講のためです。

 

運転免許は持っているのですが、初めて免許を取得したのははるか昔の昭和です。つまり半世紀以上前、大学二年の時です。大学の構内を使って、友だちの車で指導をして貰い仮免、その後はもっぱら道路で練習をして免許を取りました。

 

アメリカでは日本の免許は使えませんでしたので、アメリカでも新たに試験を受けて免許を貰いました。試験官が「こんなに運転が上手いのに、なぜ免許を持っていないのだ」と何回も褒めてくれました。

 

そんな経緯で、運転免許は結局、一度も教習所での指導は受けずに二度手に入れました。ですから今回が初めての教習所体験です。

 

高齢者講習の内容は、

 

・ビデオなどで、交通ルールを再確認します。

・機械を使って、動体視力や夜間視力などを測ります。

・車を運転して、指導員から助言を受けます。

・危なかった点などを話し合います。

 

ですが、もう一つ、下の写真の運転シミュレーションができる機械を使っての「運転適性検査」がありました。

              

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今回の講習で特に役立ったのは、この運転適性検査と視力検査でした。運転適性検査は、画面に現れる「緑」「黄」「赤」に従って、下にあるアクセルとブレーキの位置にある二つのペダルを踏み分けて反応時間を調べる検査が基本で、それに障害物をハンドルで避ける複数作業の検査と二種類ありました。

 

結果は、年齢相応、つまり、私にはこだわりのある「平均」と比べて、それほどの差はないということでした。

 

視力検査の方は「静止視力」、「動体視力」、「視力回復時間」(眩しい光を見てから、通常の視力に戻るまでの時間)、「眩光下視力」(眩しい光の背景がある場合の視力)、そして視野の5種類でした。こちらも、ほぼ「平均」の範囲ということで安心しました。

 

実は、「平均」かどうかが私にとっては心配の種でした。話は遡って、50代半ばの時です。交通安全運動期間中、アリスガーデンで視力と運転適性の検査をして貰ったことがありました。自分自身では運動能力に自信があり、近眼ではあっても視力に問題がないと思っていましたので、運転適性の検査では、年齢より「若い」という判定になるものだと信じ込んでいました。

 

でも結果は、「年齢相応」。ショックでした。数日信じられないという思いで過ごしましたが、それ以上老化しないように、運動をすることとダイエットにも気を配る、という決意をしてそれ以後、続けてきた積りです。でも、前回の二の舞という可能性もありますので、ちょっと心配でした。でも、私の老化の速度は一日毎に「平均的」に老いている範囲に入る、結果になって一安心できたのです。

 

「実車指導」は街で良く見かけるこちらの車。中国自動車学校です。

 

20160921_21_45_28

 

クランクやSコースもありました。

  

S

 

講習内容は、知っていることもかなり多かったのですが、それでもこうしてまとめておさらいすることで、運転中の危険性や安全運転に役立つポイントを再確認することは大切だと思いました。指導員の皆さんも親切で、私たち高齢者にしっかり伝わるよう、飽きさせないよう、工夫を凝らして熱心に指導してくれました。一緒に講習を受けたのは8人でしたが、皆、「良かった」「役に立った」という思いで教習所を後にしました。でも、講習手数料の5,600円は、もう少し安くても良いのでは、という声もありました。

 

 

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2016年9月21日 (水)

#Sep26dontNukeUs 9月26日は何の日?

#Sep26dontNukeUs

926日は何の日?

 

国連が2013年に決めた「International Day for the Total Elimination of Nuclear Weapons (核兵器の全面廃止のための国際日)」です。国連の公式サイトもありますが、国内では、核兵器廃絶日本NGO連絡会では、926日に国連大学でイベントを開くそうです。事前登録が920日までですので、もう駄目かもしれませんが、関心のある方は、主催者まで問い合わせる価値はあると思います。

 

その他には、26日にニューヨークの国連本部で、総会議長のイニシャティブによるハイレベルの会合が開かれます。一般の傍聴も可能ですし、発言の機会もあるようです。

 

ジュネーブでは、27日、マハトマ・ガンジーの孫エラ・ガンジーさんを講師に招いての講演会も開かれるようです。

 

さらに、誰でも簡単に参加できる国際的イベントもあります。Unfold Zero という市民団体では、「Social media #Sep26dontNukeUs」というプロジェクトへの参加を呼び掛けています。

 

下の写真のように「Don’t Nuke ○○!」というメッセージを付けて、自分と家族や友人と一緒の写真を撮り、それをフェースブックやツイッターそしてブログなどのソーシャルメディアに投稿しよう、という呼び掛けです。その際、「#Sep26dontNukeUs」というマークを付けると、それを目印にして多くの人の目に触れますし、皆さんも若の参加者の写真を見ることもできます。世界との連帯感が生まれること確実ですので、試してみて下さい。

 

例えば、ツイッターの画面では、こんな具合です。

           

No_nukes_day

             

 

広島なら原爆ドームとか、原爆の子の像を背景に「Don’t Nuke the A-bomb Dome」とか「Don’t Nuke Sadako」といったサインと一緒に写真を撮ることも一案でしょう。

 

私のエントリーはこの二つ。

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Photo_2

 

この記事をお読み頂いたのも何かの縁です。できることから始めて見ましょう。

 

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2016年9月20日 (火)

9月のブルーベリー農園(東広島市豊栄町)

9月のブルーベリー農園(東広島市豊栄町)

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93日の土曜日。商品となるようなブルーベリーはもう終わったが、摘み取りそのものを楽しむことはできる。農園に社会福祉法人安芸の郷の障害福祉サービス事業所の森の工房みみずくから社会見学の研修で利用者と職員が来園。

 

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職員が誘導して一緒に摘み取り、食べる。

 

一口食べた後は、手の平に実をのせてあげるとどんどん食べて、いつの間にか口の中がブルーベリー色に染まる。

 

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そのあとでブルーベリージュースをみなさんにふるまう。

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とれたての実で作るブルーベリージュースがおいしい。農園では彼らにこのおいしさを体験してほしかったので、栽培の苦労をひと時忘れさせてくれた訪問がうれしい。

 

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ブルーベリーの木の周囲の雑草対策で防草シートを夏の間敷いているが、摘み取りも終わったので、くるくるまいて片づける。木が小さいところは雑草がシートの上にもはびこっていて根を引きはがしながらの作業となる。(917日)

 

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庭のジャーマンアイリスの間からツルボの花が背伸びして咲く。

 

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穂先が結構長いものもある。

 

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3人の友人が援農に来園。まばらに残っているブルーベリーの実を

 

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枝の整理を兼ねて根気よく摘み取って2時過ぎにお帰り。摘んだだけお持ち帰り頂いた。

 

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山のそばの畑の富有柿も色づく。

 

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一つ食べてみたがまだ甘味が足りない。

 

 

917日 

 

社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良

 

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2016年9月19日 (月)

改めて「戦争法廃止」を訴えます!

改めて「戦争法廃止」を訴えます!

 

安全保障法制(以下「戦争法」という)が、参議院本会議で強行採決によって成立してから今日(19日)、ちょうど1年目を迎えます。

 

戦争法成立以来、毎月19日に行ってきた広島中心部の2か所(福山前、本通り西・洋服の青山前)での街宣行動を、今日も午後2時から1時間実施します。「戦争をさせない千人委員会」は、本通り西を担当して、市民の皆さんに改めて、「戦争法の廃止」を訴えます。今日は、昨年来つづけてきた「19日行動」の最後の行動となりますので、出来るだけ多くの人たちに、それぞれの思いを訴えていただくことにしています。誰でもマイクを持つことができますので、一人でも多くの市民の皆さんが参加されるよう呼びかけます。

 

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今日の行動に先駆けて16日(19日が休日のため)には、被爆者や市民など165名を原告団とする「安全保障法制に基づく自衛隊派遣差止などを求める」訴えを広島地方裁判所に提出しました。原告は、広島で訴訟を提起した理由として次のように訴えています。少し長くなりますが引用します。

 

「本件原告らは、やむにやまれぬ気持ちで本件訴訟を提起しました。それは、被爆地広島は、一発の原爆により一瞬のうちに14万人を超える人々の命を奪われた歴史があり、戦争という武力の行使によって国際紛争は解決しないし、それにより大きな被害を受けるのは一般市民であることをよくよく承知しているからである。また、先の太平洋戦争では2000万人に上るアジアの人々が命を奪われ、310万人を超える日本人の命も失われている。戦争は人々にとって最大の災厄であり、再び同様な戦争を起こしてはならない。それが原爆被害者や戦争体験者の思いであり、また、歴史の教訓を引き継いだ戦後生まれの原告らの原爆のみならず戦争被害者に対する責務でもある。平和記念公園の慰霊碑の石碑に『安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから』と記載されている。この言葉こそ、当時の市民やその後の世代の決意を表しているものである。この決意と信念が、戦争を放棄し、戦力の保持を禁止し、交戦権を否定した憲法9条の制定に結びっつき、私たちの国のあるべき姿を定めたはずであった。」

 

そして「戦争法」の成立は、「戦争できる国」に変えるもので、「戦争法は、憲法9条の平和主義に違反し無効である」と訴えています。

 

現在の日本の裁判所の状況(同じ16日に出された福岡地裁沖縄支部の「辺野古訴訟」判決の不当性)を考えれば、司法に大きな期待を寄せることはできません。戦争を廃止に追い込むためには、様々な運動が必要です。裁判は、その手段の一つです。

 

何よりも大切なことは、これからも国民の「戦争法反対」の声をより大きくする粘り強い私たちの行動です。

 

「戦争法」が成立してちょうど1年。改めて一人ひとりが「戦争法とは何か」を考えなければなりません。憲法違反の「戦争法」を廃止させるのは、日本国憲法のもとで、戦争を体験せずに生きてきた私たちの責任だと思います。

 

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2016年9月18日 (日)

高校最後の体育祭

高校最後の体育祭

 

土曜日は、下の息子の高校最後の体育祭でした。気合を入れて練習や準備をしていましたので、楽しみにして出かけました。体育祭日和と言ったらよいくらいの完璧なお天気で、リレー、騎馬戦、綱引き等、体育祭定番の出し物、そして少し趣向を凝らした試み等、中学生から高校生までの演技を堪能しました。

 

中でも特に楽しめたのは6年生 (中高一貫校なので、高校3年生はこう呼ばれます) の仮装行列でした。でも私たちの時代の仮装行列は、本当に「行列」だったのですが、今は違います。ステージがあり、舞台の背景は手作りの、とは言えかなり凝った移動式の大道具でした。全部で8組が登場しましたが、テーマはおとぎ話あり、映画やテレビをモチーフにしたパロディーあり、ゴジラやお祭りまでとバラエティーに富んでいました。

 

共通していたのは、音楽と踊りです。そして何よりも「ライブ」ですので、つまらないテレビ番組など足元にも及ばない迫力、そしてエンターテインメント性に溢れていました。その様子を、この記事でお伝えしようと最初は考えていたのですが、高品質のPAシステムに乗ったセリフと音楽、切れの良い踊り、その源である若いエネルギーを言葉で紡ぐだけの能力がありません。プログラムを見たら、業者の撮影したDVDがあるようですので、興味のある方はお問い合わせ下さい。

 

もう一つ、昔と今と大きく変わったのは、Tシャツです。これも今の言葉ではTシャツではなく、スポーツウエアなのかもしれません。とにかく、個性の表現の仕方も大きく変わっているのですね。「何でも鑑定団」に出演したことを紹介 した「亀仙人」もこうしたトレンドの仕掛人の一人だと思いますが、カラフルでメッセージ性のあるTシャツも、体育祭の主役の一角を占めていました。

 

色は勿論ですし、贔屓のタレントやグループ、スポーツチームや選手等の名前、背番号等をテーマにしてプリントし、それに自分のアイデンティティーを加えたメッセージがユニークです。それにちょっぴりユーモアも加味した楽しいTシャツも、素晴らしい一日に花を添えてくれていました。

            

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色もメッセージも多様です。髪の毛も一日だけ「特例」だとか。


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こんなに素晴らしいパフォーマンスのできる若者たちの創る未来に「祝福あれ!」。

 

そして最後に、ちょっとセンチメンタルになった親子のツーショットです。

 

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コメント

自由な校風は昔から有名でしたが、ブログ拝見して自由さが想像以上でした!存分に楽しんで、終わったらパッと切り替えるんでしょうね。親子バックショット、素敵です。

私も体育祭に最初から最後まで見ていました。体育祭での感動を文章にして頂き感激です。写真やDVDと一緒にこのブログも大切にファイルさせて頂きます。

「読者」様

コメント有り難う御座いました。自由な校風を大切にしている学校は昔も今も輝いているように見えます。受験にも役立つのかもしれません。

「体育祭」様

「親離れ」する時期と一緒なのかもしませんが、お母さんたちにとっては、特に意味のある体育祭だったようです。記録を保存しておくことも大切にしたいと思います。

2016年9月17日 (土)

自転車修理

自転車修理

倉庫兼仕事場に置いてある自転車がパンクしました。空気が入りません。それに気付いたのは数か月前なのですが、近くに自転車屋がありません。大きな車を持っている人が訪ねてくれた時に、市内まで自転車を運んで自転車屋に持って行こうと考えていたのですが、なかなか機会がありませんでした。

 

ようやく思い付いたのが、前輪を外して、タイヤだけ修理に持って行くことです。こんな結論に行き着くのに数か月も掛かるというのは老化現象の顕著な表れです。

 

とにかく、ようやく9月になって、この自転車を買ったカナガキまで行って、修理を依頼しました。タイヤにヒビは入っているけれど、中までは通っていないし、チューブにも穴はない、結局虫でした、ということで修理代は600円くらい。(まさか、ブログの記事にするとは思わなかったので、領収書は行方不明)

 

さて、前輪を本体に取り付けようとしたら、別の問題が発生。タイヤを外したときは、空気が入っていなかったので問題なく外せたのに今度はパンパンに空気が入っているではありませんか。元に戻りません。そこでいったん空気を抜いて再度試みたのですが、問題はブレーキでした。

              

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こんな風に壊れていました。

 

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新品のブレーキシュー

 

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ブレーキシュー取り付け後。微調整が必要です。

 

外すときには、「エイ、ヤーッ」とばかり引っ張りましたので、気が付かなかったのですが、ブレーキには幅があります。ブレーキシューを外さなくてはタイヤは元に戻りません。当然、ブレーキシューを外そうとしたのですが、そこで、ブレーキシューが壊れていることを発見。食料品の買い出しついでにスーパーの隣の自転車屋で、ブレーキシューを約300円で購入。それにもWO型とHE型があり、また全天候用のブレーキシューもあることなど勉強になりました。

 

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修理後の自転車の雄姿

 

あとタイヤを元に戻して、ブレーキシューを交換して、目出度し目出度しです。修理をするのにちょっと汗もかきましたし、何か達成できると気持ちが良いですね。しかも、次に同じような問題が発生したとすると、コストも時間も半分以下で解決できる見通しです。

 

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2016年9月16日 (金)

2020オリンピックのボランティア   プロをただで使い外国人は排除という方針には問題あり

2020オリンピックのボランティア

プロをただで使い、外国人は排除という方針には問題あり

 

リオのオリンピックが終わりパラリンピックで盛り上がっていますが、2020年の東京オリンピックへの期待も大きくなってきました。ボランティアとして働きたいという人も多くいます。ではどう応募したら良いのか、東京都のサイトがありました。

                              

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 続いて応募期間についての情報です。

 

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東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会公式ウェブサイトの情報を転載しましたが、「都市ボランティア」は東京都の担当、「大会ボランティア」は組織委員会の担当のようです。マスコミでは、組織委員会が今年の74日に、期待しているボランティア像の素案を発表したと報じられているのですが、公式サイトでは、その日に会議があったこと、その場で報告・協議のあったことには触れていますが、その他の情報は見付かりませんでした。

 

と言うことで、朝日新聞電子版の記事から引用します。必要とされる条件は次の7つです。内容は他の個人サイト等と変わりません。

 

 コミュニケーション能力がある

 日本語に加え、外国語が話せる

 1日8時間、10日間以上できる

 採用面接や3段階の研修を受けられる

 20年4月1日時点で18歳以上

 競技の知識があるか、観戦経験がある

 ボランティア経験がある

 

以上の7点を備えた人材が、組織委が素案で大会運営ボランティアに望む要件だ。ユニホームは支給されるが、期間中は無償。交通費も出ない。宿泊や東京までの移動手段も自分で手配しないといけない。

 

社会人は勿論、大学生でも開催期間が何時になるのかにも依りますが、これだけの時間を割ける人がどのくらいいるのかが問題になりそうです。

 

この点について、721日の東京新聞に、的を射た投書が載りました。

  

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ネット上では、西山先生に賛同する意見が圧倒的に多数ですし、JOCのやり方は「ブラック企業」だとまで断定している人もいます。時間給にすれば1400円は貰えるくらいの条件だからという理由です。

 

私も西山先生のご意見には全面的に賛成です。しかし、ロンドンではほぼ同じような条件で7万人を募集したところ、24万人が応募したという実績がありますので、東京での募集人員8万人も、それほど無理なことなのではないかもしれません。

 

以上は、国内向けの話ですが、日本には多くの外国人が住んでいます。日本語に堪能の人も多く、オリンピックの意義を良く理解し、東京オリンピックが世界的レベルで成功するよう、ボランティアとして参加したいという希望を持っている人も多くいます。そんな一人からメールを貰いました。

 

仮にSさんと呼んでおきますが、世界企業の日本支社の幹部や外交官としての仕事も経験したバイリンガルどころか、トライリンガルの男性です。

 

自分は、ミュンヘンとバルセロナでオリンピックのボランティアをしたことがある。ミュンヘンではドイツ語と英語の通訳だった。ミュンヘンでのボランティアは27千人、バルセロナでは4万8千人だった。それも、国籍を問わず、世界中から集まっていた。

 

でも日本の組織委員会は、外国人のボランティアは必要ないようで、全員日本人のボランティアで大会を運営する積りのようだ。使ったとしても外国人は全員日本人の指揮下に入るようだ。自分たちのネットワークを使って、外国人ボランティアを集めたり組織したりすることはさせない、そのような窓口は作らない、ということらしい。勿体ない。

 

Sさんのフラストレーションを上手く表現するために、何を喩えにすればピッタリするのか良く分らないのですが、一例として日本に固有の神道についての研究者の中にも優れた外国人がいて、外国語で論文についてのやり取りさえしている時代です。もともと国際性の強いオリンピックでこそ、他国で経験済みの運営方法、ボランティアの活用法くらいは採用しても罰は当たらないでしょう。

 

 

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2016年9月15日 (木)

戦争と科学技術   オバマ演説と2000年平和宣言

戦争と科学技術

オバマ演説と2000年平和宣言

 

オバマ大統領の広島演説を読み解く試みに戻ります。

 

戦争と科学技術との関係は複雑です。科学技術は人間に力を与えますので、その力を戦争のために使おうと考える人が出てくるからです。その顕著なケースが原爆・核兵器であることは言うまでもありません。

 

ですからオバマ大統領の広島演説でもそのことに触れています。

 

しかし、この空に上がったキノコ雲の姿は、最も明確に人類が抱える矛盾を想起させます。思想、想像、言語、道具作りなど、人類が自然界から離れ、自然を従わせることができると示す能力は、同時に、比類のない破壊力も生み出したのです。

 

物質的な進歩や社会の革新が、どのくらいこうした真実を隠してしまっているでしょうか。私たちはどれだけ簡単に、暴力を崇高な理由によって正当化してしまっているでしょうか。すべての偉大な宗教は、愛や平和、公正さにいたる道を説いていますが、どの宗教も信仰の名のもとに人を殺す信者を抱えることを避けられません。

 

国は犠牲や協力によって人々が団結するという物語を語り、台頭して偉大な成果を生みました。その同じ物語は、自分とは違う他者を虐げたり、非人間的に扱ったりすることに使われてきました。

 

私たちは科学によって海を越えてコミュニケーションできますし、雲の上を飛ぶこともできます。病気の治療や宇宙の解明もできます。しかし、そうした発見が、効率的に人を殺す機械になり得るのです。

 

近年の戦争は私たちにこうした真実を伝えています。広島も同じ真実を伝えています。技術のみの発展だけでなく、同様に人間社会が進歩しなければ、我々を破滅させる可能性があります。原子を分裂させた科学の革命は私たちに道徳的な進歩も要求しています。

 

これこそ私たちが広島を訪れる理由です。

 

(マーカーを付けた部分は、科学技術とは少し趣が違いますので別扱いにしました。)

 

つまり、科学技術の進歩は、必然的に人間が道徳的進歩を遂げることも要請している。だから広島に来るのだ、という主張です。科学技術進歩と人類の道徳的進歩とを並行して実現するという形での問題定義です。そして最後には、その答も広島にあることを示唆しています。

 

その広島では科学技術をどう捉えているのか、2000年の平和宣言が示しています。全文は、こちら で御覧頂くことにして、以下、特に関連のある部分を引用します。

               

2000

             

 

コンピュータはもちろん鉛筆も、いや文字さえなかった太古から今日まで、20世紀が他のどの時代とも違うのは、人類の生存そのものを脅かす具体的な危険を科学技術の力によって創(つく)り出してしまったからです。その一つが核兵器であり、もう一つが地球環境の破壊であることは、言うまでもありません。そのどちらも私たち人類が自ら創(つく)り出した問題です。その解決も当然、私たち自身の手で行わなくてはなりません。

 

核兵器の廃絶を世界に向って呼び掛けてきた広島は、さらに、科学技術を真に「人間的目的」のために活用するモデル都市として新たな出発をしたいと思います。広島そのものが「人間的目的」の具現化であるような未来を、広島の存在そのものが「平和」であることの実質を示す21世紀を創(つく)りたいと考えています。それは人間の存在そのものを危機に陥れた科学技術と、人類との「和解」でもあります。

 

平和宣言では、「人間的目的」のために科学技術を使うこと、そして科学技術と人類の「和解」という形での解決を提示しています。

 どちらの言い方も重要ですが、私たち一人一人がこのメッセージを日常の世界でどう生かして行くのかも大切です。

 

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2016年9月14日 (水)

核を巡る「偽善」


核を巡る「偽善」

 

核廃絶のためのいろいろな活動をする中で、通常では考えられないほどの国際的な広がりを持つ素晴らしい人々に出会い、貴重な情報を教えて貰ったり具体的な「教育」を受けたりしてきました。

 

その一人ジョン・ハラン氏と一番最近会ったのは、国連の核不拡散再検討会議準備会議でした。安保理事会の会議室の傍聴席で会議の様子を聞いていたのですが、通訳の声が聞こえるはずのイヤホンシステムが上手く動きません。どうしようかと思っている内に隣に座っていた、頭がもじゃもじゃの男性がサッと手を伸ばして直してくれました。どこかで見た顔だなと思っていたら、それがジョン・ハラン氏でした。オーストラリアの平和活動家です。

 

彼からの最近のメールで、北朝鮮のミサイル実験についての大切な指摘がありますので、御紹介します。「工場長」さんの指摘 と重なる部分が多いのですが、合理的に考える人たちは動かしようのない事実に基づいて、これも動かしようのない論理的思考をしますので、似たような結論に到達しても不思議ではありません。以下、ジョンのメールの要約です。

 

95日に米国は、ミニットマンIIIというミサイルの実験をしました。北朝鮮とは違って、このミサイルが実際に機能していることは十分に証明されていますし、正確さでも無比の記録があります。そして、このミサイルが搭載でき、最終的には投下できる核弾頭は、メガトン級のもの複数個という凄い能力を持っています。

 

           

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20106月、米カリフォルニア(California)州のバンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)から発射される大陸間弾道ミサイル「ミニットマン3Minuteman III)」(2010616日撮影)。(c)AFP/Air Force/Joe Davila

 

 

米国はこのミニットマンIIIを年に3回くらいの頻度で実験しています。しかも米ロでは合わせて2000発近くの核弾頭を、一分以内に発射できる体制を取り続けています。

 

このミニットマンIIIの実験は、地元カリフォルニアのローカル・メディア以外ではほとんど取り上げられませんでした。

 

この実験に関しては、国際的に報道されることもなく、安保理事会の決議で注意を喚起することもありませんでした。ましてや経済制裁が加えられた形跡もありません。

 

全く同じ日に、北朝鮮が三発のミサイル実験をしました。その性能はミニットマンとは比べものにならないくらい劣っていますし、正確さで比べても実際に発射ができるかどうかさえも怪しいレベルのミサイルでした。さらに北朝鮮は、多く見積もっても10から15発の広島級の核弾頭を持っているに過ぎず、それも、ミサイルに積み込めるかどうかも分らないくらいの代物です。

 

にも拘わらず、北朝鮮の実験は国際的に注目され、安保理事会の決議という対応がなされ、経済その他の制裁もさらに強化されました。

 

しかし、今後の世界を破滅に導く可能性のあるのは米ロの核兵器です。カリフォルニア州のバンデンバーグ基地でのミサイル実験や、ロシアのTopol-Mという実験そしてオデッサでのアグニ実験が北朝鮮の実験と同じレベルの報道の対象になり、安保理事会での決議がなされ、制裁が加えられるようになるのはいつでしょうか。

 

 

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2016年9月13日 (火)

「平均的学習速度」も存在しません

「平均的学習速度」も存在しません

 

成長の過程での「平均的な経路」や「標準的な経路」は存在しないのですが、こうした「平均的経路」や「標準的な経路」があるという前提で物事を考え、教育システムを作ってきたのが人類の歴史です。今回は、その先に浮かび上がってくる大きな問題を取り上げます。ローズ氏も、この点に力を入れています。

 

それは、学習速度です。前回簡単に言及したエンジニアのキャリアの中で、大学ではいろいろな科目を勉強します。その中には、例えば微積分も入ってきます。私が教えていた頃のアメリカの大学では、一年掛かって微積分を教えていました。それが、「平均的経路」を前提にした「標準的」学習速度だったのです。

 

しかし、中には、この速度では微積分を十分に習得できない学生もいましたし、一年掛けなくてもきちんと学べる学生もいました。こうした多様性に対応するために、微積分のコースは、「fast(速い)と呼ばれるコース、「regular(普通)の速さのコース、そして「stretch(長くした)三つに分けることにしました。

 

regular(普通)は一年掛けるのですから、二学期掛けて教育します。「fast(速い)では、それを一学期で終えてしまいます。そして「stretch(長くした)では、三学期、つまり一年半掛けて同じ内容を教えます。試験を通れば、どのペースで勉強しても同じ単位が貰えます。

 

stretch(長くした)という名前を付けたのは、「slow(ゆっくりした)という名称にすると、もう一つの意味、つまり「頭の悪い」という意味に取られる可能性があり、そうではなく、時間を長くして同じ内容を学ぶことには何の問題もないというメッセージも伝えるためです。

 

実は、このことが、『The End of Average』で、ローズ氏が強調したいことの一つです。つまり、同じ内容の教科を学ぶに当って、それを習得するために必要な時間は個人によって大きく異なる、ということなのです。私たちはそれを経験的に理解して微積分のコースをデザインしたのですが、これを教育学的見地から実証したのが、シカゴ大学にいたベンジャミン・ブルーム教授です。1970年代後半から1980年代の初めにかけて、彼は次のような実験を手始めに私たちが物事を学ぶ速度には個人差があり、「早い」ことイコール、「より良い」ことではないという事実を確認しました。

 

実験では、学生たちが二つのグループに分けられ、最初のグループは同じ速度で通常の授業を受けます。二つ目のグループでは、学生は自分の好きなペースで同じ内容を学ぶのですが、そのペースを設定するに当って、「チューター」と呼ばれる助手が相談に乗っています。

 

最終結果は、習熟度を測る試験の結果で示されたのですが、通常の授業を受けた学生たちの内、試験で85点以上を取った学生は20パーセントしかいなかったのに対して、自分でペースを設定したグループでは、90パーセントが85点以上を取りました。

 

自分のペースで学ぶことの大切さは御理解頂けたと思いますし、それがことによると今年のカープの強さと結び付いているのかもしれないとも感じています。とは言え、明日から世界の学校教育をその方針で根底から変えようとしてもかなり難しいと思います。そこまで大きな変革を当面の目標にするのではなく、まず自分のペースで何かを学びたいと思っている人のためになるサービスをローズ氏は紹介しています。

 

それは、Kahn Academyと呼ばれるネット上の無料学習プログラムです。登録は簡単です。自分のメールアドレスを入れれば良いだけだからです。しかし、高校卒業くらいのレベルの様々な教科を選び、しっかり勉強することができるようになっています。

                

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 日本語のサイト もあります。

 

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 ユークリッド幾何学に呪縛されていた時代から、非ユークリッド幾何学の時代に移行することで、新しい素晴らしい世界が誕生したときと同じように、「平均主義」の呪縛から解放されることで、新しい世界が開けてきていることを実感している昨今です。

 

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2016年9月12日 (月)

「平均的経路」も存在しません


「平均的経路」も存在しません

 

これまで「平均的○○」で取り上げてきた対象「○○」は、静的なものでした。つまり、時間という次元は抜きに、と言うより、時間的には t = a と表現したら良いのだと思いますが、その時点での身体的特徴等を対象にしてきました。しかし、現実の世界を理解する上では、時間も考慮に入れて観察することがしばしば重要になります。典型的な例は、人間の「成長」や「教育」です。

 

「経路」とは、例えば赤ちゃんが生まれてから、自分の足で立ち上がり歩くようになるまでにどのような変化を遂げるのかという、その期間の「成長」のパターンを指す言葉です。極端に単純化すれば、腹ばいになって「這い這い」をするようになり、そして「立ち上がる」そして「歩く」という経過を「経路」と言います。

 

教育とその後の仕事での経過を「標準的」な思考を元に辿ると、エンジニアとしての仕事をする人の場合、義務教育が9年、高校で3年、大学で4年の教育を受け、その後就職。まずは、見習いのエンジニア、シニア・エンジニア、プロジェクト・マネージャー、ある部門の部長、そしてエンジニア部門の副社長、といったような「経路」になるでしょう。

 

さて赤ちゃんの成長に戻ると、二本足で立って、歩き始めるまでの段階には「標準的」なモデルのあることが数十年にわたって信じられていました。多くのデータの「平均」を取ることとで、何歳何カ月頃に、先ず腹ばいになることを覚え、その後這い這いをして、立ち上がり、歩くようになるという順序もそれまでに要する時間も、疑いのないほど「明らか」だと信じられていました。

 

 

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育児書を読んで、もう今の時期には這い這いをしていなくてはいけないのに、「うちの子は少し成長が遅いのだろうか」とか、あるいは「標準より早いから、うちの子は天才かも」といった心配をしたり、誇りに思ったりした経験は多くの方が持っているはずです。

 

しかし、近年、キャーリン・アドルフという学者が、這い這いをする前の段階から立ち上がって歩くまでの赤ちゃんを詳細に分析して、このような標準的なパターンには収まらない成長のケースがほとんどであることを発見しました。例えば、這い這いする前に立ち上がる子もいますし、ある段階から次の段階に移るのに要する時間もまちまちでした。彼女は28人の赤ちゃんを観察して、25種類の異なった「経路」のあることを発見しています。

 

その詳細を説明する以上に説得力のあるケースを紹介しておきましょう。2004年に、デービッド・トレーサーという人類学者が20年以上関わってきた、パプア・ニューギニーの先住部族のAu(アウ)について発見したことです。アウの赤ちゃんたちは、這い這いをしないのです。その代り、お尻を下にして座り、上半身は立てたままの姿勢で、お尻で移動するのです。その次の段階では二本足で立ち、歩くことになるという「経路」が報告されています。

 

結論は、成長の過程での「平均的な経路」や「標準的な経路」は存在しないということです。しかし、こうした「平均的経路」や「標準的な経路」があるという前提で物事を考え、教育システムを作ってきたのが人類の歴史です。実はもう一つ、この先に大きな問題のあることも分っているのです。ローズ氏の著書でも、この点に力が入っています。

 

最後に、『The End of Average』の日本語訳を出してくれる出版社があるか、相談を始めたいと思っています。

 

 

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我が家の長男も乳幼児健康診査で、しゃべるのが「標準より遅い」と指摘されていました。もともと「平均」や「標準」を気にしないので「大器晩成」くらいに考えていましたが、幼稚園の参観日では、こちらが恥ずかしくなるくらいよくしゃべっていました。

教育制度についていえば、誕生日が1日違うだけで1年違う学年に入ることにも無理があるように思いますが、特に日本について言えば、学校教育の範囲があまりに広く、無理な平均化や標準化が行われているように感じます。

それが国家にとって都合の良い時代もあったと思いますが、もうそういう時代ではない、とも思います。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。「工場長」家とは違って、最初の子が生まれた時の我が家は日本語と英語の複数の育児書を買い込んで、我が子の育ち具合と、「標準的」な成長との比較を一生懸命にしていました。

その中でも、一番「標準的」だと言われていたゲゼル先生の本に強く影響されました。

日本と比較すると、アメリカの教育制度は、勿論完璧ではありませんが、多様な子どもたちに合わせていこうという姿勢はハッキリしていました。

2016年9月11日 (日)

東京ドームでカープ優勝の一瞬に立ち会う


東京ドームでカープ優勝の一瞬に立ち会う

 

 

カープ優勝は「現実」として受け止めても良いのだと、夢から覚めて二日、今度は「奇跡」が起きました。

 

実は、昨910日に上京したのですが、たまたま友人に回ってきたチケットがあり、「せっかく広島から上京するのだから」と私のためにキープしておいてくれていました。二人で東京ドームに行き、彼は念願だった黒田投手のマウンドを見ることができ、二人でカープの優勝を味わうことができました。

 

 

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とは言え、席は三塁側、周りには巨人ファンも多かったのですが、もちろんカープファンはそれ以上。隣の席にはカープファンの親子連れ。そして球場に満ちていた熱い思い。25年ぶりのカープの優勝を目の当たりにして、どう言って良いのか分らない感激に浸っています。

 

言葉では表現できませんので、何枚も撮った写真、そしてビデオの一部をアップします。野球の試合の写真は、慣れないせいもありお粗末ではありますが。

 

 

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「奇跡」のように思えたのは、そもそも昨日、私が東京にいることになったのは、7月に早稲田大学で私も関係しているNPO法人の総会があった時に、T大学のS名誉教授が、「オバマ大統領の広島訪問の意味をもっと広く深く検証するイベントを開くべきだ」と主張して、そのための打ち合わせを910日に決めたからです。その時はカープのスケジュールは一切知らず、出席できるメンバーの都合に合わせて日にちは決めたのです。そして友人が手にしていたチケットがたまたま910日。やはり「奇跡」です。

 

もう一つ、印象的だったのは、カープファンのマナーの良さです。優勝が決まった瞬間には、恐らく「狂喜乱舞」になるかも知れないと思っていたのですが、感激の気持は全員で共有できましたし、涙にくれている人も多くいましたが、それでも胸にジーンとくるような「紳士的」な振る舞いでした。巨人ファンへの気遣いなのかもしませんし、ズムスタでの次のカープ戦で、100パーセントの思いを噴出させるためなのかもしれません。しかし、私にはとても嬉しいカープファンの言動でした。ほとんどは私より若い人たちでしたので、年寄り目線になったのかもしれません。でも、そんなカープファンがとても愛おしく思えました。そして誇りに思いました。

 

最後に、これが一番大事なのですが、カープ優勝おめでとう、カープありがとう、そしてバンザイ!!!

 

 

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2016年9月10日 (土)

核実験抗議の慰霊碑前座込み

核実験抗議の慰霊碑前座込み

 

昨日(9日)午後6時から30分間、平和公園慰霊碑前で、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が強行した核実験に抗議する緊急の座り込み行動が、連合広島や広島県原水禁、広島県被団協など12団体で構成する「核兵器廃絶広島平和連絡会議」の呼びかけで実施されました。緊急の呼びかけではありましたが、被爆者や市民、勤め帰りの労働組合員など85人が参加し、無言の座り込みで強い怒りと抗議の意思を示しました。

私も久しぶりに、73年から始まった慰霊碑前核実験抗議の時使用していた「核実験反対」と太文字で書かれたタスキを取り出し、パートナーとともに参加しました。

 

いつものように無言の30分間でしたが、参加者全員が慰霊碑に向って行る黙とうの前に、今回は特別に広島県被団協理事長の坪井直さんが立ち上がり「核実験強行は絶対に許されない。なぜ話し合いの輪から抜けて、勝手な行動をとるのか」と厳しい言葉で今回の核実験を批判するとともに「われわれは絶対あきらめない。ネバーギブアップ」と、核兵器廃絶への強い意思を表明されました。坪井さんの発言が当たり前のように参加者から受け止められたのは、一人ひとりの参加者の心に、今まで以上に強い怒りの思いがあったからだといえます。

 

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私が今回の核実験強行のニュースを知ったのは、午前10時20分ごろある新聞社による電話取材を受けたからです。「今北朝鮮が核実験を強行したようですがどう思われますか」との問いです。私は「どんな理由であれ、核実験の強行は絶対に許されません。断固抗議します。」と答えました。さらに二,三のやり取りがあった後、記者から「オバマ大統領の広島訪問があった後の実験ですが、そのことはどう思われますか」との問いかけがありました。実は、同じ内容の質問を座り込みのために訪れた慰霊碑前でも別の記者から受けました。

 

「オバマ大統領の広島訪問で、アメリカの核政策が変わろうとしていただけに残念です。核兵器廃絶を求める世界の人々とも連携し、何とかして北朝鮮の核政策を断念させなければなりません。同時に日本政府の『核抑止論』にたつ姿勢も変えなければ、北の非核化はなかなか実現できないのではないでしょうか。オバマ大統領が考えた『核先制不使用宣言』も日本政府などの働きかけによって危うくなっているのですから。日本政府が、核の傘から脱却し、真の意味で被爆国政府として、市民とともに『核実験禁止』や『核兵器廃絶』を訴えるようにならなければ、世界の核廃絶の動きをリードすることはできないはずです。」これが私の答えです。

 

もし、「先制不使用宣言」をはじめとするアメリカの核政策変更が現実のものとなれば、核をめぐる状況も新たな展開をもたらすことになるはずです。日本政府が行うべきは、むしろ積極的にオバマ大統領の核政策の変更を支持することのはずです。そうした姿勢こそが、北朝鮮の核政策を変更させる大きな力になるし、説得力を持つはずです。

 

力の対決だけで問題を解決することはできません。核実験抗議の座り込みは、核という「力」に対抗するための「非暴力」の平和行動です。「核なき世界」を実現させる力は、結局のところ、非暴力に徹した運動と対話によるしかありません。

 

 

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2016年9月 9日 (金)

カープ優勝

カープ優勝

 

ついに25年ぶりの優勝にあと一勝ですが、ずっと今日まで、キツネに抓まれたような感じで、カープがこれほど強くなったことが信じられませんでした。これは夢で、どこかで覚めてガッカリする、という感じで、期待しすぎるなよと自分に言い聞かせてきたシーズンだったような気がします。

 

それは、去年までのカープと比べて、なぜこんなに強くなれたのかという理由が全く分らなかったからです。それほどの知識もありませんし、解説してくれる人もいない、そしてマスコミでもその分析にはお目にかかりませんでした。それが、昨夜98日のNHK番組「クローズアップ現代」で氷解しました。

 

             

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 番組に出演していた25年前の優勝経験者、小早川毅彦さんの解説が的を射ていました。理由は二つあったようです。一つはバッティング・コーチ石井琢朗さんの方針がそれまでとは違ったものだったこと。それまでの指導方法は、コーチの提示する理想の打撃像がありそれに選手が近付こうとして頑張る、とまとめられるのに対して、今年は、選手一人一人の個性に応じた指導が行われるようになった。これが小早川さんの説明です。

 

つまり、「平均」を元にしての理想を追うのではなく、個人個人は違うという前提で、一人一人の個性を生かす指導方法に変わったのです。偶然かもしれませんが、これは正に『The End of Average』で著者のローズ氏が主張してきたことに他なりません。

 

二つ目は黒田投手そして新井選手の役割です。二人のベテラン選手が、若手に素晴らしいメッセージを送っていたことが、映像からも伝わりました。

 

新井選手については、自分の打撃スタイルを変えてまでも、まずは次につなぐことそして勝利につながる姿勢を徹底し、ある意味「理想像」を壊したことで、若手が一人一人の個性を生かして付いて行けるようになったという変化です。

 

そして、黒田投手については、去年はあまりにもかけ離れた存在で、若手が黒田投手と自分を重ねて学ぶというレベルまでには行っていなかったのが、今年は黒田投手自身、若手とのしっかりした絆を作ることに成功したのだそうです。引退を考えていた時に若手から「まだ一緒に野球がしたい」という声が上がり、それに応えて残留。アメリカで習得したインサイドを攻める投球方法、そしてメンタルの面でも、毎日毎日の自分のコンディションを直視して、それに合わせた対応ができるようなお手本を示すだけではなく、若手の一人ずつとのコミュニケーションができた、つまり、個性を生かした指導をしていたのです。

 

二人のベテランの経験や野球観、そして目の前で実行した努力することの尊さが、若手に上手く伝わったということなのですが、それも「平均」の否定、そして一人一人の個性の尊重、という流れで捉えることが可能です。

 

「クローズアップ現代」のお蔭で、私も皆さんに遅れはしましたが、明日からの試合を「現実」として捉えた上で、応援し楽しみたいと思います。

 

もう一つ大切だと思うのは、本来なら「違和感のある日本語」に入れてもおかしくない「神ってる」という表現には最初から全く違和感を持たなかったことです。これも今年のカープが「神ってる」ことの証拠の一つだと思います。

 

 

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久しぶりに「井上あさひ」アナウンサーを見ました。

カープの優勝の原動力は何と言っても、
新球場の建設でしょうね。
新球場ができたことで、観客が増え、資金に余裕ができ、黒田、新井を獲得でき、選手、監督にもそれなりの報酬が支払われ・・・・・
というような好循環ができるようになったのだと思います。
選手の個性を生かすというのも、一つ間違えれば、バラバラになり、崩壊しかねない手法です。
成功と失敗はその紙一重にあるのだと思います。
成功への道は、その大きな流れができたことではないでしょうか。

「気まぐれ辛口」様

コメント有り難う御座いました。井上あさひアナウンサー、デーモン閣下、小早川毅彦さんの三人とも、分り易い発言をしてくれました。とても勉強になりました。

「宇品灯台」様

コメント有り難う御座いました。良い結果が出るためにはいくつもの要素があることは当然ですが、今回は、「クローズアップ現代」の小早川さんの分析と説明がとても分り易かったことを報告しました。

「夢」が「現」になるほどの効果ですので、それなりの意味はあるだろうと思ったからです。

2016年9月 8日 (木)

広島市内の無料Wi-Fiサービス

広島市内の無料Wi-Fiサービス

 

これまで広島市内の何カ所かで経験して、しかも何度も同じことを繰り返させられてどうにかして欲しいと思っていたことなのですが、解決策が見付かりました。私の無知を曝け出すだけになるかも知れませんが、その報告です。同じ悩みをお持ちの方、恐らくは高齢者が多いと思いますが、に伝われば幸いです。

 

取り上げたいのは、「Free Wi-Fi Passport」というサービスです。外国人観光客のためのWi-Fiサービスで、このサービスを利用している外国からのお客さんたちには便利なのだと思います。(未確認情報ですので、この点も教えて頂けると幸いです)

 

これは、外国の携帯会社との契約のあるスマホだけを対象にしているので、通常の使い方をしている日本人には利用できないサービスです。それはそれで良いのですが、市内で買い物などをしているときにiPhoneQRコードとして登録してある会員証が必要になる時がかなりあるのです。

 

その会員証を出そうとしても、「接続ができません」という通知が出てしまい、しかも、無線LANにはつながっている、という表示が出てしまいます。設定ページを見ると次のような表示になっていて、「Free Wi-Fi Passport」を通して、インタへネット回線とつながっていることになっています。

               

Free_wifi_passport

           

 でも実際にはつながってはいません。つなぐためには、次のページに行って、パスワードを入れなくてはならないからです。

  

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このパスワードは電話でソフトバンクの特定の番号に出をして、必要な手続きをして貰えるものです。その際に、外国の携帯会社との情報等が必要になるようです。

 

でも、機械の方は、無線LANにつながっているという判断をして、3GまたはLTEでの接続は拒否しているようなのです。

 

対応策は、「設定」画面で「Wi-Fi」を選び、その中で「Wi-Fi」をオフにすれば良いのですが、便利さになれるとこんな小さなことも面倒臭くなります。「Wi-Fi」をオンにしておいても、勝手に「Free Wi-Fi Passport」につながらないようにできれば、それが一番良いのですが、その方法が分りました。

 

同じ画面の下の方にある「接続を確認」をオフにしておけば良いのだそうです。これはまだ確認していませんので、近い内に確認できたらまた御報告します。

 

これはこれで、一件落着なのですが、「工場長」さんも書かれているように広島市では、これまた外国人観光客のための無料Wi-Fiサービスを始めました。その方向性は良いと思います。しかも、こちらは市民も利用可能です。という点は評価できるのですが、二つほど改善して欲しいこともあります。

 

一つは、一回30分だけ利用できる。でも、何回でも利用可能。さらに、2週間たつと再登録が必要、という煩雑さを止めることはできないのかという点です。市民用の登録手続きをすればこれが可能だという方式でも良いと思いますが、もう少し便利にできるのではないでしょうか。

 

もう一つは、外国人向けのサービスとして、内容的には重なるサービスができてしまったのですから、もう一つのサービス「Free Wi-Fi Passport」と連携を図って、利用可能範囲を広げられないかというものです。

 

もう解決されていることなのかもしれませんが、そうだったら、どなたか教えて下さい。

 

 

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望まないWi-Fiに自動的に接続しない、ということですが、おそらく「接続を確認」の設定より、接続履歴の消去が必要に思えます。

接続履歴の削除はWi-Fiの設定画面に表示されるSSIDの一番右にあるiに丸印のアイコンをタップして削除しますが、再度確認して、他のことも含め改めて記事に書きたいと思います。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。iPhoneは、家族に勧められて、またLINEが便利だということで始めたのですが、便利な機能をほんの一部しか使えていないのが現状です。お恥ずかしい話ですが、今日、「コントロールセンター」という名前を初めて知ったくらいです。でも音声入力だけは、何故か便利に使っています。

今回の「報告」も、正確な理解も知識もないままに書いていますので、私と同じレベルにある「高齢者」用の記事として、「シニアのポケモン講座」シリーズに続くシニアのための第二弾としてお願いできれば幸いです。

2016年9月 7日 (水)

「平均的脳」も存在しません

「平均的脳」も存在しません

 

「平均的美人」の存在は、人の命には直接関わりがありませんが、脳の研究結果はかなりのかかわりがあって当然です。

 

2002年にカリフォルニア大学で神経生理学者のマイケル・ミラー博士が記憶についての実験をしました。被験者はたくさんの単語を見せられます。休憩後にまたたくさんの単語を見せられるのですが、その中に、休憩前に見た単語があった場合、ボタンを押すという簡単な実験です。

 

前に見た単語を発見した時の脳の動きをMRIでスキャンして、脳の「活動地図」を作るということが研究の目的でした。

 

スキャンした画像を元に、その「平均的」画像を作って、それがモデルになるというのが前提だったのですが、ミラー博士は、個別の被験者の画像と「平均的」画像がどのくらい一致するのかを調べようと考え、比較をしたのですが、余りにも大きな違いのあることに驚いたようです。

 

彼の被験者の脳の活動を示す画像です。

          

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一番左が「平均」で、その右に被験者の1から3までの脳の画像です。

 

実は、脳だけではなく医学のほとんどの分野で、このような「平均」の存在しないことは、研究者にとっては当たり前の知識なのだそうです。にもかかわらず、研究の際の「標準的な」存在として「平均」が使われ続け、さまざまな理論や治療法等が作られているという事実こそ、ローズ氏が指摘し問題ありと提起していることなのです。

 

できるだけ分り易く、ローズ氏の示しているデータや彼の主張のポイントをお伝えしている積りなのですが、やはりだんだん疲れてきました。最初の思い通りに、このまま彼の言いたいことを説明し続ければ、『The End of Average』を全部訳さなくてはならないような感じになってきました。それはどなたか、もっとエネルギーに満ちた方にお任せすることにしたいと思います。

 

大切なのは、私たちの多くが「平均」を当たり前の存在として受け入れているという事実に気付くことです。さらに、私たちの多くはそれを元に、その「平均」からどのくらい離れているのかという思考パターンに陥っているという事実です。そして自分もそれに毒されているのではないのか、と考えることなのではないでしょうか。

 

そうではなくて、まず個人がいる、そしてその個人の特異性を最大限生かすためには、どんな情報が必要なのかを考えその上での一般化をする、という逆の方向性のあることを視野に入れて物事を考える、という「パラダイムの転換」が起きていることにも注目しましょう。

 

この方向性を取り入れた結果、ビジネスでも、子育てでも、医療でも大きな成果が挙がっているというのが『The End of Average』の後半の内容なのですが、時間的余裕ができた時にまた御紹介できればと思っています。

 

最後に、これと関連して、本質的には同じことを指摘しているように見える「パラダイムの転換」に触れておきたいと思います。まず「国家」があって、そのためにこそ個人個人が存在するのだという思考から、それを逆にした考え方、つまりまず個人がいて、その個人のために国家が存在するという思考への転換です。

 

時代の大きな流れをつかむことで、未来がより鮮明に見えてくるような気がしています。

 

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コメント

医療における基準値、標準値、正常値も決して単純に考えられるものではなく、集団と個人は違いますし、個人も状態によって適正値は変化するものですが、一回の検査結果の一項目の数値に拘る人も多く、よく相談も受けます。

以前、ブログでも東京電力の示した珍しい「標準家庭」について書いたことがありますが、血圧やコレステロール値なども基準値を変えるだけで業界への影響は何百億円にもなりますから、こうしたことも「標準」に影響を与えるようです。

東京電力の標準家庭はDINKS(double income no kids)?
http://hiroshima.moe-nifty.com/blog/2012/05/dinksdouble-inc.html

後半は益々興味のあるところで次の機会を待ちたいと思いますが、その前にイライザ訳の『The End of Average』は望めないものでしょうか。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。

おっしゃるように、お金から解放され、さらに権力や名誉等からも解放されると、もっと良い合理的な世の中になるのだろうと思います。何だか仏教的になってきましたが--。

訳者はエネルギーのある若い人にお願いするとして、『The End of Average』の和訳を出版してくれるところがないか、知り合いに当ってみます。

2016年9月 6日 (火)

「平均的美人」は存在しません

「平均的美人」は存在しません

 

計算することで「平均」の値を得ることはできますが、その意味するところが分からないという問題提起をした積りなのですが、事態はもっと悪いようです。計算によって得られる「平均」についての理解も今一のようなのです。

 

2012年に日本数学会という数学者の専門団体が調査した結果がマスコミで報じられましたが、日本経済新聞の記事からの引用です。

 

「大学生4人に1人、「平均」の意味理解せず」という内容です。次に実際の問題をコピーしますが、皆さんにも考えて見て頂ければ幸いです。

              

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 正解は最後の行に貼り付けます。

 

さて本題に戻って、『The End of Average』が報告しているもう一つのケースは、1945年に「クリーブランド・プレイン・ディーラー」という新聞が主催したコンテストです。これは地元の健康博物館に据えられている理想的な女性像に一番近い体型を持つ女性が誰なのかを決めるコンテストで、一位の女性には100ドルの賞金が出されることになっていました。「理想的な女性像」は当時、婦人科医として最高権威者の一人だったロバート・ディッケンソン博士が、15,000人の女性のデータを元に造ったもので、「ノーマ」と呼ばれていました。医学の観点から作られたにしろ、「美」も含めて当時の「理想」を示していたと見られています。

  

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ノーマ

 応募した3,864人から、マーサ・スキッドモアという女性が一位になりましたが、彼女が提出した数値は、コンテストの対象になった9つの数値 (The End of Average』中にもそれが何かは記されていないのですが、身長、体重、バスト、ヒップ、ウエストといったものを含めた9つなのだろうと思います) にピッタリ合ってはいなかったのだそうです。審査員たちは事前に、最後はミリ単位の審査になるだろうと予測していたのですが、それとは大きく離れた結果だったということです。ある程度の誤差があることを許した上でそうなったことに、皆ショックを受けたようです。「理想的な女性」、と言うより正確には「平均的女性」は存在しないということです。

 

それで思い出したのは、かなり前の「ミス・ユニバース」か「ミス・ワールド」のコンテストについての報道です。私の記憶が正しければ、何年かにわたって、いわゆる「スリー・サイズ」の平均値ピッタリのコンテスタントはいなかったという報道でした。これも、ある程度の許容範囲があっての議論でした。つまり、「平均的美人」も存在しないということです。「理想的な女性」が存在しなくても、一人一人の人間にとっての「理想」はありますので、その判断基準を優先させれば問題はないのですが、「平均的脳」は、医学研究の基本的な存在としての役割を果していますので問題です。この続きは次回に。

 

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私は、女性に限らず平均的なものより個性的なものの方に魅力を感じます。

最近は想定外という言葉が都合よく使われていますが、想定することでデータ=事実を見誤ることも多く、極端な場合は想定されるデータしか見ていないことも良くあることです。

最近見た「Why you think you're right -- even if you're wrong」というトークで「事実を見誤るのは知識や能力の不足より、感情(emotional)や考え方(mindset)であり、好奇心が強く、新しいことを知る喜びで、意外なもの、予想に反するものに興味を持つ方が偏見や予断に惑わされずに事実を正確に見ることができる」とあり、都合よく納得しました。

次回も楽しみにしています。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。私もそう思いそう心掛けてきた積りです。でも、与えられた「mindset」から抜け出すことは大切ですが難しいですね。

真実を追求し続け、論理的思考に長けている、そして好奇心もあり新しいものの発見を何より喜びと感じる数学者でさえ、平行線の公理に捉われた結果、つまり「mindset」から抜け出せなくて、非ユークリッド幾何学を発見するのに2000年以上掛かっているのですから。

奇を衒った物言いがテレビで持て囃されるのは、その意味では健全なのかもしれません。上っ面の新しさではなく本質を見極める力も伴っているのだと素晴らしいのですが。

2016年9月 5日 (月)

「平均」って何ですか?

「平均」って何ですか?

 

皆さん「平均」は御存知ですよね。例えば、人口10人の国、A国があったとして、その内の二人の月収は同じで1,000万円、残りの8人の月収は、皆同じで10万円だとしましょう。計算すればすぐ分りますが、この国の平均月収は、208万円です。

 

もう一つの国、B国は、8人の月収は皆同じで20万円、残りの二人は月収0だとしましょう。B国の平均月収は、16万円です。

 

そこで質問です。「平均」の計算の仕方は小学校で習った通りなのですが、その意味は何なのでしょうか。

 

A国の208万円の意味は何でしょうか。この金額を貰っている人はいませんし、A国の「平均的」な市民の生活程度はこの辺だ、とも言えません。B国の場合は、「平均的」な市民の生活程度に近い数字ですが、それでも違和感がありますよね。

 

goo辞書の定義を見て見ると、「平均」には4つの意味があります。

大小・多少などの差が少なく、そろっていること。また、そうすること。ならすこと。「年間を通じて売り上げが―している」

いくつかの数や量の中間的な値を求めること。また、その数値。それらの和をその個数で割る相加平均をいうことが多いが、ほかに相乗平均・調和平均などがある。「―を上回る」「一日―乗降客数」「年―気温」

ほどよくつりあうこと。均衡。平衡。バランス。「―のとれたからだ」「―を保つ」

平定すること。統一すること。

 

「平均的」の方が分り易いかも知れません。

あるまとまりの中で、最もふつうであるさま。例外的でないさま。「―な日本人の生活パターン」

 

A国とB国の平均月収に戻って、「平均月収」は「最もふつうであるさま」には当てはまりませんし、「例外的でないさま」の方がまだ近い気もしますが、それでもありません。

 

「平均」の定義2の中にある「中間的な値」なら分るのですが、でもそれを指すためには別の術語があります。「中間値」です。こちらの意味で使うのなら「平均」を計算するまでもなく、全体の中で中間にある数値は分りますので、それを使えば良いだけの話です。そうなら「平均」という概念そのものがいらなくなります。

 

意味が分らないままに、人類は「平均」が一番「普通」で「典型的」あるいは「標準的」で、「平均値」を取り上げることで、その集団が共有する性質が簡単に分る値として長い間使ってきています。

 

それに対する反省が起きたのは1940年代、アメリカの空軍での話です。このエピソードはトッド・ローズ氏著の『The End of Average』の最初に出てきます。

                  

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簡単にまとめておくと、ジェット戦闘機が導入され始めた1940年代、高速のジェット機の事故が異常に高くなった。機体そのものの欠陥は見付からず、パイロットの熟達度等にも問題はなかった。残されたのはコックピットの設計だった。

 

コックピットは、1926年に、当時のパイロットの平均値を使って、シートの大きさや形、ペダルや操縦桿への距離、ウインド・シールド・ワイパーの高さ等が決められていた。それから20年経って、パイロットの体型が大きくなったのかもしれないと考えた空軍は、1950年にライト航空基地で、4063人のパイロットの身体的大きさを140項目について調べた。身長、体重から、手の長さ、脚の長さ、股下、目と目の間の距離、目と耳との間の距離等々である。

 

新たに計測された平均値でコックピットを設計する目的だったのだが、研究者の一人だったギルバート・ダニエルズの提案で、本当に平均値に近いパイロットがいるのかも検証することになった。身長、胸囲、手の長さ等、一番重要だと思われる10項目についての平均を取った。そして、平均から上下30パーセントに入るパイロットが何人いるのかを調べた。身長は5フィート9インチが平均だから、5フィート7インチから5フィート11インチの間を「平均範囲」と決めて、その範囲の身長を持つパイロットが何人いるのかを調べたのだ。その範囲に入るパイロットの中から、次の数値について決めた、「平均範囲」の中に入るパイロットは何人いるのか調べた。

 

こうして、4063人のうち何人が10項目全てについて「平均範囲」の中に入るのかを調べた。関係者のほとんどは、半分以上のパイロットが「平均範囲」に入るものだと信じて疑わなかった。しかし、実際の数値を照らし合わせた結果、「平均範囲」に入ったパイロットは「0」だった。

 

つまり「平均的パイロット」は存在しなかったのだ。この「発見」を元に空軍は、コックピットの設計をする際、「平均」に基づいた、動かないシートを作るのではなく、高さや前後の距離、大きさ等も変えられる設計にした。その結果、ジェット機の事故は劇的に減少した。

にもかかわらず、私たちは「平均」という概念に意味があると信じ続けているようです。その結果、信じられないことも起きているのですが、そのいくつかの例も『The End of Average』では紹介しています。次回御紹介しましょう。

 

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2016年9月 4日 (日)

制服 これも「昭和遺産」です

制服

これも「昭和遺産」です

 

自分で提案をしておいて、自分でハマってしまった「昭和遺産」ですが、やはり私たち世代の生きた時代を覚えていて欲しいという気持が、意識しないまでも強くあったのだと思います。それが「昭和遺産」という言葉をきっかけに表に出てきたのだとすると自分でも納得できるのですが、所詮、自己満足の域を出ないのかもしれません。

 

今回は「制服」です。まだ制服のある学校はたくさんありますので、厳密には「昭和遺産」とは言えないのかもしれませんが、私にとっては、とても残念な気持とともに覚えていて欲しいことの一つです。

 

中学時代に、どの高校に入るのかを決めるとき、いろいろな理由があって当たり前です。野球とかサッカーその他の部活を続けるため、そして全国大会に出る、といった大きな夢を実現したいと考える若者もいるでしょうし、進学のためという理由もあるでしょう。通学距離や家庭の事情等も大切です。

 

さて私の場合ですがとても単純で、制服に憧れて高校を決めました。

                

Photo

           

 制服のない中学に入った時からずっとそう思い続けていた夢が叶ったときの嬉しさは今でも鮮明です。入学後は、真面目だけが取り柄の高校生でしたが、唯一制服だけは誇りに思っていました。

 

ところが、それから20年も経たずして、この制服が廃止されてしまったのです。後輩たちがそう決めたのですから仕方がありません。でも、先輩たちの意見も一度は聞いて欲しかったという思いが今でも残っています。

 

 

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2016年9月 3日 (土)

NHKの「街頭録音」    これも「昭和遺産」です

NHKの「街頭録音」

これも「昭和遺産」です

 

提案をさせて頂いた「昭和遺産」ですが、公衆電話ボックスのような「物」あるいは建物といったハードではなくて、音楽や映画テレビ番組等のソフトや、コンテンツと言われるものも入れたら良いのではないかと思っています。

 

そこでラジオ番組ですが、戦後すぐ始まった人気番組と言えば、誰でもNHKの「のど自慢」を挙げると思います。それに「紅白」もありますね。ただし、両方ともテレビ時代になってもますます視聴率は上がり、最近の視聴率はともかく、今も続いている人気番組ですので、「昭和」と限定できるのかどうか慎重に考えなくてはならないと思います。

 

少し柔らかに、「昭和に始まった」、特に「戦後始まった」と限定するのも一つの手です。でもしばらくは、もう少し狭く、昭和にはあったけれども今はない、あるいは今は昔ほど数がなかったり、人気がなかったりというところに限定しておきましょう。

 

そこで思い出すのが、「街頭録音」です。アナウンサーが街頭に出て、街の声を録音してラジオで流す時間でした。1946年から1958年頃まで続いた番組です。今では、テレビの番組で街の声を録画放映するのは当たり前ですが、民間放送のなかった戦前・戦中、NHKは聴取者の声など眼中になく、取材も「大本営発表」が典型的な例ですが、お上の言い分をそのまま伝えていました。そのた時代が過ぎ、民主主義を定着させるための一手段として、市民の声を放送し始めたという点に焦点を当てると、「昭和遺産」として記憶しておく価値があるように思います。

              

Photo_2

               

 是非、NHKのアーカイブズを御覧頂きたいのですが、URLは次の通りです。

http://cgi2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009060073_00000

この録画を見て頂けると当時の様子が分ります。テーマを絞っての取材もありました。「闇に咲く花」のようなドキュメンタリーも作っていたことは、当時の雰囲気から考えると画期的なことのように思えます。

 

でも、「闇の咲く花」の一人の声が中心になっていますが、ちょっと蓮っ葉な感じはしますが、きちんとした日本語を喋っていますね。「街頭録音」の市民の言葉は言うまでもありません。昨今アナウンサーと称している人たちも顔負けかもしれません。

 

となると、近い内に「昭和遺産」の一つとして「美しい日本語」を取り上げなくてはならないような気になってきました。

 

 

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2016年9月 2日 (金)

マツコさん有難う


 

マツコさん有難う

 

 

良く旅行をしますので、目覚まし時計は必需品です。外国にも行きますから、現地時間に簡単に合わせられる時計でないと役に立ちません。こんな機能を全て備えた腕時計を愛用していたのですが、老眼の進行とともに、もっと大きな時計があると便利だなと思い始めていました。

 

そんなときに、記念品として、名前を思い出せなくて申し訳ないのですが、どこかの企業からとても便利な「時計/温度計/アラーム/タイマー」を貰いました。操作が簡単で、しかも温度計まで付いているのですから重宝しています。以来、数年間愛用していたのですが、ずっと心配だったのは、この時計が壊れたらどこで代りのものを買えば良いのかでした。

 

その永年の心配をマツコさんが解消してくれました。たまたま点けた番組「マツコの知らない世界 プチプラ雑貨の世界」で紹介してくれた、この時計がそのものずばりです。しかも値段は299円と、格安です。マツコさん、ありがとう。

             

Ikea

           

最後に一言言い訳です。ネットで調べたいとは思っていたのですが、このマルチ機能を持ったしかも操作が簡単な時計を何と呼べば良いのかが分りませんでした。「多機能(タイマー カレンダー 時間日付 C/°F°温度) デジタル 4面回転 目覚まし時計」と言うのらしいですが、そこまで思い付きませんよね。いざとなれば、ちゃんと調べてIKEAには行き着けたとは思いますが、偶然「分った!」という喜びをマツコさんに味あわせて貰えたことも感謝しています。


 

 

 

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2016年9月 1日 (木)

松山で「昭和遺産」発見


 

松山で「昭和遺産」発見

 

 

松山に来ています。中心にあるアーケード街、大街道で懐かしい物を見付けました。公衆電話です。

             

20160831_22_04_44

           

松山の特徴だろうと思えたのは、道の端ではなくかなり真ん中に近い場所にあったことです。松山で撮った写真であることは、通りの反対側の「一六タルト」のお店を見て下さい。

 

でも最近はあまり見ることのなくなった公衆電話は貴重です。「世界遺産」があり「日本遺産」までできましたので、この際、「昭和遺産」の登録制度も作れないものでしょうか。

 

とは言え、登録機関を設置したり、現物を保存したりするのは難しいかも知れません。取り敢えず、ネット上に私たちの思いを込めた写真をアップすることから始めたら、という提案です。

 

松山に行った「用事」ですが、大街道の少し離れたところにあったもう一つの電話ボックスの写真もアップします。背景にあるカラオケボックスが用事ではなかったことを言いたかっただけなのですが。

 

20160831_22_02_17

 

 

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コメント

私が他の人よりかなり遅れて、それでもやむを得ず携帯電話を持つようになったのも、公衆電話が少なくなったからでした。

松山は昭和(青春)の思い出の多い街です。学生の頃は村下孝蔵とロープウェイ街のライブ喫茶に行っていましたし、アパレル業界にいた頃は、中四国でナンバーワン、大街道だけでも何店舗もあったサツキ&メイ(同年代の女性なら広島ではサロンド・メイをご存知だと思います)や観光港の近くの三津浜商店街のブティックなどにも通っていました。

当時は陸路はなかったので、天候によっては帰れなくなっていましたが、それも今では良い思い出です。今、行くとすれば道後温泉でしょうか。

昭和遺産、いいアイデアだと思います。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。松山は、漱石や子規、また村下孝蔵に代表される、文学・音楽・芸術の街だということを改めて感じています。

LINE俳句を続けるためにも、俳句の勉強もしたいとは思っているのですが、感性が関わってくると勉強だけでは上手く行きませんね。

まずは、賛成して頂いた「昭和遺産」を見付けながら、感性も磨ければと思っています。

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