「19の日」行動を継続―「憲法の改悪」は許さない
「19の日」行動を継続―「憲法の改悪」は許さない
「ストップ戦争法!広島実行委員会」が昨年10月から毎月実施してきた「19の日」行動が、参議院選挙後初めてとなる昨日も午後5時半から6時半までの1時間、市内2か所で実施されました。
戦争をさせない千人委員会は、本通電停の「洋服の青山」前で、40人が参加し、街頭演説とビラ配布を実施しました。今回は、参加者数は前月までよりやや少なくなったものの千人委員会のメンバーだけでなく、「ママの会」のメンバーや「私が《アベ政治を許さない》理由(わけ)」という自作のビラを持参された(カベ・シン一)さんなど多様な顔ぶれでの行動となりました。
いわゆる「改憲勢力」が参議院でも三分の二を超えたと言われる参議院選挙後だけに、どんな反応があるかとの思いを持ちながらの一時間の行動でしたが、予想以上に反応は良かったように思います。準備したビラ500枚も6時半前にはすべて配布し終えるという状況でした。今回は、若い人が、ビラを積極的に受け取ってくれる姿が目についたのも印象的でした。
なかには、「署名をしたいのですが」と声をかけてくださる人もおられました。「署名は、一応先月で終了しました。全国では、6月末で1350万筆が集まり、広島でも29万7723人(7月10日現在:配布したビラには30万筆と記載)分の署名が集まりました」と報告し、今後の取り組みへのご協力をお願いしました。
同時刻で福屋横の八丁堀交差点で行われた「県9条ネット」と「秘密法廃止ネット」による行動には、36名が参加したと報告されています。
選挙戦では、まったく「改憲」問題に触れなかった安倍首相は、選挙後いち早く「秋の臨時国会からの憲法審査会での議論開始」を主張していますが、余りにも身勝手な論法と言わざるを得ません。選挙の結果を問う世論調査で「改憲議席が三分の二以上になったこと」を批判的に受け止めている人が半数近くに上っていることもある意味当然ともいえます。
様々な改憲テーマが論じられたとしても、安倍首相の改憲の目的が「憲法9条の改正」であることは明白です。まさにこれからが正念場です。今月の「19の日行動」でも、「決してあきらめてはならない」ということを改めて学ばされました。「核実験抗議の座りこみ行動」などに示された広島の粘り強い継続的な活動の経験を今こそ生かしていきたいものです。「継続は力」です。
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